どうも、taka :aです。
本日の一杯は、2018年9月24日(月)新発売のカップ麺、東洋水産「MARUCHAN QTTA(クッタ) TOMATO(トマト) CREAM(クリーム)」の実食レビューです。
第5の定番QTTA解禁
「MARUCHAN QTTA(クッタ)」は、しっかりとした食べごたえがあり、食べた人に「はぁ〜、くった〜」 と、ホッと一息ついて前向きな気持ちになってもらいたい、そんな願いが込められたタテ型カップ麺シリーズです。このシリーズは、今まで味を表すタイトルを “期間限定の変わり種だと日本語で表記” し、 “通年商品だとローマ字で表記” する、という棲み分けが図られてきました。そして‥
メーカーのニュースリリースにもハッキリ “第5の定番フレーバー” として紹介されていたので、既存の「SHO-YUラーメン」「SEAFOODラーメン」「TONKOTSUラーメン」「CURRYラーメン」4品に続く定番QTTAのニューフェイスということになります。
パッケージの背景はトマトクリームを彷彿とさせるピンク色が基調となっていて、いつも通りQTTAの「Q」がザ・ローリング・ストーンズのロゴマークみたいに舌を出したデザインになっているのですが、さりげないトマトの型抜きに遊び心を感じますよね。
通常、カップ麺のプラ容器はPS(ポリスチレン樹脂)が一般的なのですが、QTTAの容器は独特で、PP(ポリプロピレン樹脂)という硬い材質が使われており、これがまた持ちやすいサイズなんですよね。しかも他のタテ型カップ麺よりも熱湯を注いでから容器を通して手に伝わってくる熱伝導率が悪いため、それも持ちやすさに対して大きく貢献しています。
2018年9月25日(火)10:00〜2019年1月31日(木)17:00まで、「QTTAら、貯まる!LINEポイントキャンペーン」が開催されているので、興味のある方はカップの側面に貼り付けてあるキャンペーン告知シール内のQRコードを読み取って応募してみてください。1個でも必ず2ポイントもらえますし、5個分のポイントを貯めてから応募すると50ポイントもらえるそうです。
LINEでスタンプなんかを購入される方は、容器の側面に貼り付けられているキャンペーン告知シールを見逃さないように気を付けてくださいね。それでは、開封して中をチェックしてみましょう。
開封
あいかわらず粉末スープの量が多く、フタの裏にまで大量に張り付いているため、勢い余って開封するとバックパウダーに見舞われる恐れがあります。くれぐれも用心して、そぉ〜‥っと開けてください。別添の小袋は付属していないため、熱湯を注いで3分待ったら完成です。
この時点から早くもトマトとチーズの香りが漂ってきて、食欲をそそられます。すでにチーズ加工品が見えているため、定番トマト系カップ麺の代表格である、日清食品「カップヌードル チリトマトヌードル」との差別化は明白に図られていますね。それでは、QTTA流トマトクリームの個性に注目しつつ、全体のバランスも意識しながらレビューします。
製品情報・購入価格
製品名:MARUCHAN QTTA TOMATO CREAM 販売者:東洋水産 製造所:東洋水産 関西工場 内容量:83g(めん66g) 発売日:2018年9月24日(月) JANコード:4901990361378 希望小売価格:180円(税抜) 発売地域:全国(CVS / 量販店 / 一般小売店 他) |
麺の種類:油揚げ麺 容器材質:プラ(PP) 必要湯量:280ml 調理時間:熱湯3分 小袋構成:- |
原材料名とアレルギー表示
【原材料名】 油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、精製ラード、でん粉、食塩、植物性たん白、たん白加水分解物、チキンエキス、発酵調味料、しょうゆ、卵白)、添付調味料(粉末野菜、乳等を主要原料とする食品、砂糖、豚脂、食塩、チキンエキス、香辛料、たん白加水分解物、植物油、パセリ)、かやく(味付挽肉、チーズ加工品、たまねぎ、トマト加工品)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、増粘多糖類、炭酸カルシウム、かんすい、酸化防止剤(ビタミンE、ローズマリー抽出物)、クチナシ色素、カラメル色素、パプリカ色素、酸味料、ベニコウジ色素、香料、ビタミンB2、ビタミンB1、香辛料抽出物、(一部にえび・小麦・卵・乳成分・いか・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む) |
【アレルギー表示】 えび・小麦・卵・乳成分・いか・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチン |
実食開始
1食(83g)当たり
カロリー:357kcal |
※参考値(調理直後に分別して分析) 熱量:357kcal(めん・かやく:303kcal)(スープ:54kcal) |
香ばしい風味がする麺に、トマトの酸味と濃厚なクリーム味をあわせたコクのあるトマトクリーム味のスープ。
(東洋水産「商品情報」より引用)
めん
「つやもち製法」による、なめらかで弾力のあるスープとの絡みの良い麺。ラードを使用した油で揚げ、香ばしい風味をつけました。
(東洋水産「ニュースリリース」より引用)
おそらくQTTAシリーズ共通の油揚げ麺で、日清食品のカップヌードルよりも食感が強く耐久性もあり、 “ヌードルではない” ことをアピールしているように思います。しかしながら “ラーメン” と言えるほど洗練された麺でもなく、むしろラードの芳ばしさが強いので、けっこうジャンクなんですよね。その存在感からトマトクリームという題材に合うのかどうか、そこが最も大きな懸念だったんですけど‥
ええ、結果的に問題ありませんでした。それはスープに仕込まれていた歯車となる素材や具材のサポートもありきですが、QTTAらしい食べ応えを踏襲しつつ、全体のバランスにも大きな難はありません。しかし、ひとつだけ気を付けていただきたいのが “待ち時間” です。
メーカーの指定時間は熱湯3分となっているのですが、ちょっと3分じゃ厳しいんですよね。おそらくQTTAを何度か調理されている方は経験済みかと思いますけど、だいたい熱湯4分くらいが食べ頃でしょうか。特に今回は粉末スープの量が多かったので、「とりあえず3分経ったらフタを開ける」>「軽く混ぜて麺の上下を引っ繰り返す」>「もう1分くらい余分に待つ」>「食べる前に底から念入りに混ぜる」のが適切かと思います。
スープ
チキンの旨味をベースに、トマトのさわやかな酸味と、乳のコク・まろやかさを加えた、濃厚なトマトクリームスープ。
(東洋水産「ニュースリリース」より引用)
トマトとクリームのバランスはクリーム側に傾き、トマトの酸味は軽く、比率としては大幅に乳成分系のコクが優勢です。とろみも施されていましたが、最初は思っていたよりも軽いんだなぁ‥という印象でした。しかし、具材のチーズダイスが溶けてスープの一部と化すことでコクと粘性が飛躍的に増し、ポタージュ系のドロッとした高粘度スープに仕上がります。
おそらく原材料の粉末野菜にトマトも要約されていると思うのですが、これまでの流れから主な野菜はポテトが中心で、続いて乳等を主要原料とする食品が記載されているように、まったりとしたクリーミーなスープです。トマトの酸味や清涼感に期待していると肩透かしを喰うことになりますが、クリーム感に期待して手に取った場合、高い満足感が得られるでしょう。
クリームベースのトマト風味という今回のようなフレーバーは他社の定番品にもないので、新鮮味を感じました。また、地味にガーリックのアクセントも強かったんですけど、そのジャンクなアクセントがあったからこそQTTAの汎用油揚げ麺とも相性が悪くなかったんですよね。とはいえパセリのアクセントでスナック的カップ麺まっしぐら! みたいなことにはなっていない、ありそうでなかったスープです。
かやく
チーズダイス、トマトダイス、たまねぎ、味付挽肉。
(東洋水産「ニュースリリース」より引用)
スープの項目で先に触れましたが、チーズダイスは事前に放り出して後入れにでもしない限り、写真のように原型をとどめることはありません。フタを開けた時には視認できても、しっかり混ぜたらスープの一部になると思います。ただ、それで正解。チーズダイスによって乳等を主要原料とする食品では出せないチーズのコクが付与されるので、スープの濃度が一気に上がります。
最近の日清食品は変わり種だと “チーズ加工品” ではなく「チェダーチーズ風キューブ」という “キューブ状に成形したチーズ風味の油脂加工品” を代打に仕込んでくることが多々あって、そのギミック的な風味に疑問を覚えたこともあったのですが、QTTAに使われているのは “チーズ加工品” なので、きちんとチーズのコクがスープにガツンと付与されるんですよね。
トマトダイスもスープの一部みたいなものでしたが、スープ自体のトマトが弱かったので、それを埋没させずに繫ぎ止める楔として活躍。しかし、玉ねぎと味付挽肉の存在感は絶大ですよ。玉ねぎは今までの代わり種QTTAで活躍してきたシャッキシャキの玉ねぎで、ちょっと口臭が気になるくらい入ってますw スープのガーリックだけでなく、具材の玉ねぎによる香味とフレッシュな食感も手伝っていたからこそジャンクな油揚げ麺でも通用したんだと思います。
挽肉もサイズが大きく、肉感があって食べ応え抜群。これは比較的にジャンクな肉具材ですが、カップヌードルの謎肉ほどではなく、それでいてスープのガーリックが繋ぎになっているため、その存在が浮くこともありませんでした。
総評
★★★★★★☆☆☆☆(6)
(標準は★3です)
私は最初からトマトよりもクリームに期待して手に取って味を思い描いていたことと、そもそも主観的な好みでQTTAシリーズに対する評価が甘いんじゃないかという指摘があれば無条件で認めますが、定番カップ麺の中でも期間限定の変わり種でも類を見ないスープは個性的で、なおかつ汎用の麺も飼い慣らし、加えて充実した具材の内容と文句の付け所が見当たりませんでした。
たしかに、もうちょっとトマトが強くても‥という思いも少なからずあったんですけど、クリーム+チーズのコクが主役でトマト風味のスープなんだと割り切って食べたら、けっこう手応えあると思うんですよね。思いのほかガーリックのアクセントが強かったことと、具材にも大量の玉ねぎが入っているため、場合によってはTPOをわきまえなければいけませんが‥w
とりあえず、これまでに有りそうで無かった個性的かつシリーズの強みとノウハウが活かされた良品であることは間違いありません。しかも、数量・期間限定ではなく新たな定番フレーバーですからね。トマトの存在感に期待していると物足りないかもしれませんが、濃厚でマイルドなクリーム系のカップ麺が食べたい気分の時には欲求を満たしてくれると思いますし、もちろんQTTAシリーズが好きな方には手放しでオススメしたいカップ麺です。
なかなか、面白そうな感じですね、トマトの、酸味具合が、気になる所です、甘めだと、言うことで酸味は少ないのかな、ちょっと、面白そうな一杯ですね!
QTTAシリーズはほぼ食べてるはず!
なんか相性がいいんだよね♪
で、トマトクリームよ。気分的にはトマトに期待しちゃうけど「クリーム」って付いている限りは許せると思う( ´艸`)
玉ねぎシャキシャキもいいね~~~。
いや、これはお昼の食べてもピンクで可愛いし、絶対買うよ☆
”クッタ”は外さないだろうな…と思ったら案の定。( ゚д゚)ウム
買いですよ。ええ、買いです。(`・ω・´)シャキーン
おととい、これ買おうか迷って別の買ったんだけど・・・評価高かった~( ꉺ∀ꉺ )
QTTAはわたしの中で、なんとな~く評価が低い。。。
なぜだか自分でもわからないんだけどね(;´Д`)
ためしてみよう♪
今は何処の店にも、トマトクリーム味がありませんけど、販売中止なんですか
Re:中田浩二さま
2020年9月14日に復活した「QTTA トマトクリーム味」ですが、当時 “秋冬限定フレーバー” としての期間限定発売だったので、すでに製造を終了しています。しかし、QTTAの中でも人気フレーバーなので、今年も9月頃に復活するかもしれません(※現段階、あくまでも推測ですが)