どうも、taka :aです。
本日の一杯は、2018年9月17日(月)新発売のカップ麺、東洋水産「マルちゃん 本気盛(マジモリ) ピリ辛ねぎ味噌」の実食レビューです。
コンセプトは札幌系の辛味噌ラーメン
本気と書いて例の如く、「本気盛」と書いて “マジモリ” と読みます。
「本気盛」シリーズは、ボリュームのある “大盛” の麺と “濃い系” スープ、そして “がっつり” 具材が特徴となっている食べ応えを意識したタテ型ビッグカップのブランドなのですが、今回は札幌系の辛味噌ラーメンをコンセプトにしたとメーカーのニュースリリースに記載されていました。
札幌の味噌ラーメンといえば黄色い縮れた多加水麺に、たっぷりのラードを使用した力強い濃厚こってり味噌スープのイメージで、辛味噌ラーメンといえば札幌よりも仙台が先に思い浮かんだりするんですけど、札幌では辛味噌ラーメンも人気なんですね。
どうやら東洋水産お得意のフリーズドライ製法で仕上げた大切りのねぎが “がっつり” と入っているようなので、文字通りなのかどうか注目します。
ところで東洋水産のニュースリリース(PDF)はパーマリンクが「majimori_negikaramiso」となっていたのですが、製品名は「pirikaranegimiso」ですね。
なんか最近、そんなところまでチェックするようになってきたので、いよいよヤバいかもしれない。←
開封
別添の小袋は、フタの上に貼り付けられている「特製油」1袋で、このフリーズドライねぎブロックに目掛けて熱湯を注ぎます。この時点で肉具材は見当たりませんが‥ねぎ特化型?
販売者は東洋水産で、製造所は「酒悦 房総工場」となっているのですが、酒悦は東洋水産のグループ会社です。発売地域は全国ですが、販売ルートは「CVS(コンビニエンスストア)他」となっていたので、コンビニでしか入手できないかもしれません。
「他」ってなんだろう‥ドン・キホーテに流れるかも、みたいなことですかね。
以前は煙たがられていた油揚げ麺も最近は改善されてきましたが、スープとのバランスやネギのボリュームに注目しながらレビューします。
製品情報・購入価格
製品名:マルちゃん 本気盛(マジモリ) ピリ辛ねぎ味噌 販売者:東洋水産(株) 製造所:(株)酒悦 房総工場 内容量:103g(めん80g) 発売日:2018年9月17日(月) JANコード:4901990361361 希望小売価格:210円(税抜) 発売地域:全国(CVS 他) |
麺の種類:油揚げ麺 容器材質:紙+プラ 必要湯量:440ml 調理時間:熱湯5分 小袋構成:1袋(特製油) |
原材料名とアレルギー表示
【原材料名】 油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、植物性たん白、粉末野菜、チキンエキス、香辛料、卵白)、添付調味料(みそ、豚脂、香辛料、食塩、植物油、香味油脂、ポークエキス、砂糖、発酵調味料、粉末野菜、たん白加水分解物)、かやく(ねぎ、ゼラチン)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、増粘多糖類、炭酸カルシウム、かんすい、酸化防止剤(ビタミンE)、クチナシ色素、パプリカ色素、香料、香辛料抽出物、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む) |
【アレルギー表示】 小麦・卵・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチン |
実食開始
1食(103g)当たり
カロリー:469kcal |
※参考値(調理直後に分別して分析) 熱量:469kcal(めん・かやく:373kcal)(スープ:96kcal) |
ポークベースに香辛料を利かせた、コクのあるピリ辛味噌ラーメン。がっつり具材にはFD大切りねぎを使用。
(東洋水産「商品情報」「ニュースリリース」より引用)
めん
丸刃で切ったなめらかなで太めの麺。
(東洋水産「ニュースリリース」より引用)
ちょっとビックリ、これ今までの本気盛汎用麺とは完全に別物ですよ。
つるみのある表面は滑らかな口当たりで、しっとり優しいファーストインプレッションなのですが、噛んで驚き強烈な弾力。それもモッチリとかの次元じゃなくて、超むっちむち。
そんなに厚みのない平打ち麺なんですけど、かなりの勢いで抵抗してきます。しかしながら無骨に反撃してくるのではなく、いったん歯と歯の間で圧力を受け止め、ワンクッション置いてから元の形状に戻ろうとする高密度。
その弾力は熱湯5分でムラなく戻り、その後も力強さを維持します。まったく食感に変化がないわけではありませんが、ふかふかとした食感に落ちぶれることなく、最後まで高密度な弾力をキープしてくれていました。
むしろ後半は後半でスープとの一体感が増していきますし、今回は見た目のわりに大人しいスープだったんですけど、本気盛シリーズを通して懸念されがちな油揚げ麺特有のネガティブな風味も目立って気になりません。
タテ型ビッグの新商品は麺量70gもザラですが、ばっちり今回も80gキープです。
スープ
ポークの旨味をベースに、香辛料を利かせた、コクと辛味のある味噌味のスープ。辛味を利かせた別添特製油。
(東洋水産「ニュースリリース」より引用)
特製油はオレンジ色で、かなり多めに入っているのですが、刺激の強さは一般的に見てもピリ辛ないしピリ辛に毛も生えない程度だと思います。というわけで刺激の強さに期待するとズッコケることになりますが、豚脂の含有量が多く、動物系の厚みを確固たる存在に。
加えて胡麻油の芳ばしい風味も印象的で、豚脂で厚みを増したピリ辛ごまラー油はスープともネギとも相性抜群。ベースの味噌は白味噌寄りで柔らかく、とろみも相俟って実に優しいマイルドな味わいだったので、唐辛子の刺激や味噌のキレに期待すると肩透かしですが、とても親しみ易い味でした。
豆板醤やコチュジャンなどでアクセントをつけた辛味噌ではなく、白味噌仕立てのマイルドな味噌スープにピリ辛ごまラー油を添加するスタイルだったので、ガテン系の男らしいスープではありませんが、前述したように食べ応えのある麺との相性は問題なかったです。
かなり穏やかな顔立ちですが、ところどころに香辛料のアクセントが見られ、尖った味噌が苦手な方にとっては嬉しいスープになるでしょう。個人的には、とても抵抗なく楽しめました。
かやく
ねぎ。
(東洋水産「ニュースリリース」より引用)
いやもう製品説明が某アニメ映画のワンシーンを思い出してしまうような一言なんですけどw ねぎです。ただ、けっこうスゴいです。ご覧の通り大量に入っているのですが、さすが東洋水産のフリーズドライ製法ですね。
特に白い軸の部分は特有の甘味が強く、外側の表面は繊維質の残る歯触りで、中はトロッ‥ええ、ねぎが苦手な方は確実に回避必至の再現度です。生は大丈夫だけど加熱した白ねぎは‥という方も遠慮なく避けてください。
写真のように、ビッグサイズのツワモノがゴロゴロと入っています。
前述したように特製油との相性も抜群だったんですけど、ヤマダイの「元祖ねぎらーめん」よろしくピリ辛ごまラー油との組み合わせって鉄板ですよね。
総評
★★★★☆☆☆☆☆☆(4)
(標準は★3です)
肉具材は入っていませんし、かなりシンプルな構成ですが、ここまで潔く特化型の新商品も面白いですね。新型の超むっちり麺はクオリティが高く、優しいスープを阻害しない、シリーズの新たな一面が垣間見れました。
しかし、良くも悪くも本気盛というイメージで食べると男らしさに欠け、刺激のアクセントは弱く、スープも完全にマイルド路線だったので、かなり大人しく感じてしまうかもしれません。それに販路のメインルートはコンビニということで税込225円必至になりますし、それも踏まえて少し総評を調節しています。
ただ、シリーズのイメージを覆すほどの新型むっちり麺は印象に残ると思いますし、優しくてマイルドなスープは素直に好みだったので、主観的な満足度は「★5」でした。
私は札幌系の辛味噌ラーメンが掴めていないので、それに関するコメントができず申し訳ないのですが、もし白味噌仕立てのマイルドなスープにピリ辛ごまラー油を合わせたラーメンを提供している店があるのなら再現度は高いのかもしれません。
優しくてマイルドな味噌ラーメンが好きで、なおかつ食べ応えも欲しい、でもって進化した本気盛の麺が気になる、そう感じた方はコンビニのカップ麺コーナーをチェックしてみてください。
お客様相談室:0120-181-874
いや…パーマネントみたいな細かい所に気付くからこそ、
ブラザーだとおもうぜ。(((uдu*)ゥンゥン
超むっちむちの麺体験してみたいわぁ・・・でもこのカップ麺は、ちょっとネギがツワモノすぎる(苦手w)これから他のカップ麺にも使われるといいのになぁ(* ̄∇ ̄*)エヘヘ
「つるみ」っていう表現が新鮮☆なんかほんとツルツルしてる感じがする~~~^^
思ったより辛くなさそうなのと味噌感少なそうだけど、フリーズドライがすごい!
昔、白ネギ嫌いやってんけど、今はトロトロの白ネギ大好きやねん☆
これ、食べたいな~~~。麺量多いけどヘルシーに見える( ´艸`)