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明星食品「明星 大砲ラーメン 昔ラーメン」

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明星食品

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、「大砲ラーメン」のカップ麺、明星食品「明星 大砲ラーメン 昔ラーメン」の実食レビューです。

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大砲ラーメンのカップ麺

2018年9月24日(月)に同社が製造する「明星 大砲ラーメン とんこつまぜそば」という初の汁なしカップ麺がリリースされたのですが‥

明星食品「明星 大砲ラーメン とんこつまぜそば」
明星食品「明星 大砲ラーメン とんこつまぜそば」をレビューしました。お店のまかないメニューをカップ麺で再現! 汁なし豚骨に黒マー油+ラー油、あとのせかやくの賑やかなアクセントが個性的なまぜそばの感想です。2018/09/24新発売

この「昔ラーメン」は2006年8月に発売され、2009年4月にリニューアルし、その後も通年商品として販売が続けられています。あまりコンビニでは見ないかもしれませんが、「イオン」「ミニストップ」「マックスバリュ」では頻繁に見かけるので、もしかしたらイオングループと何か関連があるのかもしれません。

「大砲ラーメン」は、昭和28年の創業以来、一度も釜を空にすることのない “呼び戻し” という技法が守り継がれてきたスープが特徴となっている久留米の有名店で、このカップ麺は実店舗でも提供されている「昔ラーメン」の再現商品です。

カップ麺の昔ラーメンは、TBSの「ジョブチューン ~アノ職業のヒミツぶっちゃけます!」で特集されていた企画、「ラーメン評論家10人が選んだ本当に美味しい有名店コラボカップ麺」にもランクインしたことがありました。

パッケージには大砲ラーメンの「呼び戻しスープ」「たまご麺」「カリカリ背脂」を再現したと書かれているのですが、このカップ麺を食べるのは今回が初めてではありません。しかし、新商品の「とんこつまぜそば」と一緒に入荷して取り扱っている店舗があったことと、ブログを移転してからは記事にしていないので、あらためて向き合うことにしました。

開封

小袋の構成は、「液体スープ」「粉末スープ」「かやく」「あとのせかやく(カリカリ背脂)」の4袋。粉末スープ・かやくは “先入れ” で、液体スープ・あとのせかやく(カリカリ背脂)は “後入れ” です。

フタの裏には大砲ラーメンの支店が掲載されているのですが、2016年3月の情報でした。(2018/09/25現在)

私は実際のラーメンを知らないため、その違いや再現度について語ることはできませんが、純粋にカップ麺としての総合力を評価するかたちでレビューします。

製品情報・購入価格

製品名:明星 大砲ラーメン 昔ラーメン
製造者:明星食品
内容量:128g(めん65g)
発売日:2009年4月
JANコード:4902881412742
希望小売価格:265円(税抜)

発売地域:全国(全チャネル販売)
購入価格:246円(税込)
取得店舗:イオン

麺の種類:ノンフライ麺
容器材質:プラ(PS)
必要湯量:410ml
調理時間:熱湯4分
小袋構成:4袋(かやく / 粉末スープ / 液体スープ / あとのせかやく)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】
めん(小麦粉、でん粉、植物油脂、食塩、卵粉、植物性たん白、しょうゆ)、スープ(ポークオイル、豚・鶏エキス、香味調味料、香味油、糖類、しょうゆ、食塩、香辛料、でん粉、乳等を主要原料とする食品、ごま、たん白加水分解物、酵母エキス、アサリエキス、とろみ粉末、粉末油脂、植物油脂)、かやく(揚げ豚背脂、チャーシュー、ねぎ、メンマ)、加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、酒精、香料、かんすい、炭酸カルシウム、乳化剤、ソルビット、増粘剤(キサンタンガム)、卵殻カルシウム、クチナシ色素、リン酸塩(Na)、カラメル色素、酸化防止剤(ビタミンE、ローズマリー抽出物)、ビタミンB2、ビタミンB1、(原材料の一部にえび、いか、さけ、さば、ゼラチンを含む)
【アレルギー表示】
小麦・卵・乳成分・えび・豚肉・鶏肉・いか・さけ・さば・大豆・ごま・ゼラチン
※本品製造設備では、かにを含む製品を製造しています。

実食開始

1食(128g)当たり

カロリー:577kcal
たん白質:11.8g
脂  質:32.1g
炭水化物:60.1g
ナトリウム:3.2g
(めん・かやく:0.8g)
(スープ:1.4g)
ビタミンB1:0.17mg
ビタミンB2:0.21mg
カルシウム:293mg

※参考値(調理直後に分別して分析)
熱量:577kcal(めん・かやく:312kcal)(スープ:265kcal)
食塩相当量:8.1g(めん・かやく:2.0g)(スープ:6.1g)

香ばしく揚げた「カリカリ背脂」と「元祖呼び戻しスープ」、こってりとんこつ味で人気の「昔ラーメン」を再現しました。スープと相性のよい食感のたまご麺を組み合わせた進化した味わいです。

(明星食品「ニュースリリース」「製品情報」より引用)

めん

小麦感の強いノンフライ麺

麺製法は “スーパーノンフライ製法” ですが、とんこつラーメン用に同社が製造している熱湯60秒の “バリカタ麺” ではありません。やや黄味がかった熱湯4分で仕上がるコシの強い中細ストレート麺で、パッケージには “大砲ラーメンの「たまご麺」を再現した” と書かれいていますが、実際にも卵粉が練り込まれています。

お店の公式ホームページを見ると本物の「昔ラーメン」には白くて加水率の低いストレート麺が使用されていたのですが、たまご麺を使った「しょうゆ柳麺(りゅうめん)」というラーメンも以前にあったようですね。その麺は縮れた太い平打ちの多加水麺だったようですが‥とりあえず今回の麺はスープとの相性に問題はありません、まったく。

たまご麺らしいプリプリとした歯切れと滑らかな口当たりは単純に完成度が高くて、インパクトの強いスープを相手に物怖じすることなくハッキリと小麦の香りを放ってきます。細身の麺でもスープに埋没することはなかったし、それでいてスープのインパクトを阻害せずに運んでくれる、ほぼ完璧な相性でした。

スープ

容赦ないポークオイルの猛攻

ノンフライ麺を使用したカップ麺なのに脂質は32.1gと油揚げ麺を使ったカップ麺の平均的な値よりも高く、スープだけで265kcalという驚異の数値を叩き出しているのですが、表面に浮かぶ分厚いポークオイルの油膜を目の当たりにすれば納得できるでしょう。

原材料には鶏エキスや乳等を主要原料とする食品も採用されており、 “呼び戻し” という単語から連想されるような豚骨臭は控えめですが、獣臭は力強く、どこかピーナッツバターのコクを彷彿とさせる芳香が漂います。

その奥で光るアサリの滋味には明星食品のワザが見られ、とろみ粉末によるトロミも確固たる動物系の厚みで不自然な印象は覚えません。欲を言えば “呼び戻し” を体感できる荒っぽい無骨な豚骨臭も感じたかったところではあるものの、最近の生っちょろい豚骨スープとは次元が違う、通年商品なのに期間限定商品ばりのインパクトが感じられるスープでした。

かやく

カリカリ背脂が秀逸すぎる‥

具材は丸いチャーシューとメンマ、ちょっと色が地味なネギと豚の背脂を揚げたカリカリ背脂なんですけど、カリカリ背脂の何が秀逸って‥ずっとカリカリなんですよ、びっくりするくらい。試しに3個くらいスープに沈めたまま放置してみたのですが、10分くらい経ってもカリカリ、20分たってもカリカリ、なんと大きな揚げ背脂は 30分経過してもカリカリなんです。

揚げ背脂特有の芳ばしい風味とカリカリ食感、さらにスープを吸い込むことで食感を維持しながらジューシーさが増してゆく、あいかわらず少量ながらも存在感の大きな具材でした。チャーシューとネギは可も無く不可も無しですが、メンマは少し特徴があるんですよね。

というのも、今は廃盤になってしまった「セブンプレミアム 地域の名店シリーズ」にも使われていたメンマと同じで、お湯で戻す前からフニャン‥としているんです。あまり乾燥状態のメンマを触ることはないかもしれませんが、試しに触ってみてください。柔らかいですw 湯戻し後は食感も風味も大人しめですが、歯触りはナチュラルでした。

総評

★★★★★★☆☆☆☆(6)
(標準は★3です)

いやぁ‥久しぶりに食べましたけど、これ通年商品で大丈夫なんですかね?価格設定は高めですし、再現度については少し怪しい部分もありそうですが、最近の通年商品では “まず得られない” インパクトと個性の持ち主であることは間違いありません。

最終リニューアルが2009年4月なので、かつての牙を剥き出したような豚骨臭を実装していただきたい‥というのが希望的不満になるのですが、数量・期間限定だからこそ通用する新商品に匹敵するスープのインパクトに秀逸な揚げ豚背脂、さらにクオリティの高いノンフライ麺でカップ麺としての総合力が高く、こってり好きも満足できる、でも油揚げ麺で野暮ったい “こってり” ではない絶妙な立ち位置でした。

メーカーの公式ホームーページに掲載されている製品情報には、「スープと相性のよい食感のたまご麺を組み合わせた進化した味わいです」と書かれているので、もしかしたら実際のラーメンを再現しつつも一部はカップ麺のオリジナルなのかもしれませんね。今回は再現度を評価できませんしたが、オススメのカップラーメンです。

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