カルディオリジナル「海老だし塩ラーメン」エビがすごいカップ麺の実力は‥

KALDI(カルディオリジナル)

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、キャメル珈琲(以下、カルディ)のオリジナルカップ麺、「カルディオリジナル 海老だし塩ラーメン」の実食レビューです。

カルディコーヒーファーム限定商品で、おそらく期間限定ではなく通年商品として取り扱われているカップラーメンだと思います。公式ホームページでは「海老がすごい!」とアピールされ、ネット上では絶賛の声もあがっているのですが、そんなにスゴいヤツのか確かめてみました。

“ほんとに海老がすごい?どこのメーカーが作ってるの?株式会社カナヤ食品とは‥” 実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、その疑問を解消します。お時間よろしければ、最後までお付き合いください。

カルディのカップ麺 海老だし塩ラーメン

「海老がすごい!」というわりに攻撃性のないポップで淡い色使いのパッケージなんですけど、けっこうアチコチに海老が飛び回っているので、なんとなくジーッと見ていたら軽く海老の威圧感を覚えました。だって無表情なんだもの‥(ニマッと笑われても怖いけどw)

それに、何が怖いって有頭海老と無頭海老が一緒に描かれている混沌とした状況で、しかも互いに箸を支え合って麺リフトしてるんですよ。テコの原理?なんというシュールな状況‥と、それはさておき実食日は2018年11月3日の夜で、現在の外気温は一桁の兵庫県は某ど田舎。どちらかというとパッケージのデザインは夏っぽく、海の家とか沖縄に合いそうなデザインですね。

製造メーカーはサンヨー食品(サッポロ一番)で、カルディの公式ホームページやパッケージの側面最下部にも「この商品は株式会社キャメル珈琲とサンヨー食品株式会社の共同開発商品です」と明記されています。

私の家から最寄りのカルディ店舗まで高速道路を乗り継がないと日帰りが厳しい距離にあるため、そうそう気軽に行けません。というわけで、大阪在住の特派員(おっちょこ)が発見し、前回記事の「広島式 汁なし担担麺」と一緒に送ってくれました。なんか前にも送ったと言われたんですけど、今回が初めての実食になります。どこに消えたのだろう‥

開封

おぉw いきなり海老(の、香りが)すごいですよ。えっと、あれです‥「えびせん」の香り。中腸腺(肝膵臓:いわゆる「えびみそ」)とか海老の身を彷彿とさせる香りとはベクトルが違っていて、ほぼ全体が海老殻を彷彿とさせる甲殻類特有の芳ばしさに特化しているようなタイプ。ただ、ちょっと不満もありました。

パッケージには海老が3尾も(いや、3尾しか?)写ってるんですけど、実際には2尾しか入っていませんでした。けっこう海老のサイズは大きめに見えますし、もしかすると個体差かもしれませんが、全体量としてもスープに特化して具材が手薄になっているような印象を受けます。容器はタテ型レギュラーサイズ、同社の「サッポロ一番 カップスター」などと同じ型ですが、タテ型レギュラーサイズの平均的な麺量である60gよりも少ない50gなので、ちょっと少なめですね。

製造所は、千葉県旭市鎌数にある昭和35年創業の老舗インスタントラーメン工場「カナヤ食品」となっています。あまり聞き覚えのないメーカーになるかもしれませんが、サンヨー食品の売れ筋No.1「サッポロ一番 みそラーメン」や「サッポロ一番 塩ラーメン ミニ どんぶり」、またエースコックの「飲み干す一杯 担担麺」や「まる旨 小海老天そば」などを製造している即席麺業界に欠かせない会社です。

製品情報・購入価格

製品名:海老だし塩ラーメン
販売者:キャメル珈琲
製造所:カナヤ食品
内容量:64g(めん50g)
発売日:-
JANコード:4901734032670
販売価格:182円(税込)

発売地域:カルディ店舗・オンラインショップ限定
購入価格:182円(ビー玉)
取得店舗:カルディ店舗

麺の種類:油揚げ麺
容器材質:紙
必要湯量:330ml
調理時間:熱湯3分
小袋構成:-

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】
油揚げめん(小麦粉、植物油脂、食塩、野菜エキス、しょうゆ)、スープ(食塩、糖類、えび粉末、チキンエキス、デキストリン、えびエキス、香辛料、酵母エキス)、かやく(キャベツ、味付えび、味付卵)、加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、炭酸カルシウム、増粘剤(キサンタン)、クチナシ色素、かんすい、香料、レシチン、微粒二酸化ケイ素、パプリカ色素、酸化防止剤(ビタミンE)、ビタミンB2、カロチン色素、ビタミンB1、(原材料の一部にえび、小麦、卵、乳成分、ごま、大豆、鶏肉を含む)
【アレルギー表示】
えび・小麦・卵・乳成分・ごま・大豆・鶏肉

実食開始

とろみ成分が粉末スープに仕込まれていたので、フタを開けたら念入りにかき混ぜてください。で、お湯を注ぐ前は少量ながらも海老が大きく見えたんですけど‥なぜか3分後には小さくなりましたw 乾燥具材が膨張することはあっても縮小(?)するのは珍しいですよね。でも、えびせんっぽい香りはバッチリ。

カルディの公式オンラインショップにも「海老だし塩ラーメン」の評判・口コミが投稿されているのですが、「とにかく美味しかった!」と絶賛されているコメントから、「まぁ普通に美味しい」「セールで売ってたら買うかなぁ‥」と、けっこうな振り幅がありました。通常、この手のカップ麺はスーパーだと税込105円〜130円なので、定価購入(税込182円)必至のカルディ専売品ということも考慮して評価します。

1食(64g)当たり

カロリー:266kcal
たん白質:6.7g
脂  質:8.9g
炭水化物:39.7g
食塩相当量:4.6g
(めん・かやく:1.5g)
(スープ:3.1g)
ビタミンB1:0.58mg
ビタミンB2:0.58mg
カルシウム:183mg

※参考値(調理直後に分別して分析)
熱量:266kcal(めん・かやく:216kcal)(スープ:50kcal)

めん

そこまでチープじゃない

角刃でカットされた平打ち麺ですが、口当たりはよく、適度に縮れが施されている油揚げ麺です。一見するとヌードル系の頼りない印象に思えたんですけど、カップスターよりも弾力があって、意外と時間の経過による食感の変化も緩やか。けっして本格的ではないけれど、「ヌードル」ではなく「ラーメン」のニュアンスを意識しています。

特筆するほどハイクオリティな麺ではありませんが、サンヨー食品(太平食品工業)が手掛ける油揚げ麺製品は廉価版クラスの頼りない食感に仕上がっていることも珍しくないため、最後まで適度な弾力をキープしていたことにカナヤ食品のプライドみたいなものを感じました。

麺自体に野菜エキスや醤油などで味付けが施され、油揚げ麺特有のニオイも穏やか。カップ麺らしくスナック的でありながら、酸化臭のようにネガティヴな風味ではありません。さすがにダラダラと食べていたら後半は頼りない食感になってしまいますが、麺量50gでも特別に少ないとは思いませんでしたし、スープとの一体感も高かったです。

スープ

たしかに海老だけど‥

開封時や調理後の撮影時に感じた芳ばしさそのままに、きちんと海老が主張してきます。ほんのりと奥に海老の身を思わせる、まったりとした旨味(えびエキス)を感じたのですが、基本は「えび粉末」の芳ばしさが貴重となっていて、それこそ例に挙げた「えびせん」の芳ばしさをイメージしていただければ海老のベクトルに大幅なギャップは生じません。

動物系の旨味はチキンがメインとなっているのですが、鶏がらスープや鶏白湯っぽい感じではなく、あくまで粉末のチキンエキス系。まず海老殼を彷彿とさせる芳ばしさを第一に、シンプルながらも海老に特化したスープで、カップ麺に有り勝ちな攻撃性は控えめです。それだけにヘビーユーザーにとっては物足りない味になるかもしれませんが、普段はカップ麺を食べ慣れていない女性の方でも食べやすいテイストと言えるでしょう。ただ、ひとつ不自然で残念な点もありました。そう、とろみ‥

おかげでスープと麺の一体感は高かったんですけど、海老の芳ばしくてシャープな旨味を粘性率がマスキングしており、全体がボヤけてしまっているような野暮ったい印象が否めません。容器の底に溜まりがちだったブラックペッパーは軽いアクセントに過ぎず、ガーリックも下支え。せっかく海老の芳ばしさが個性的だったので、粘性率を落としてライトに仕上げたほうが綺麗に纏まるように思います。

かやく

具材の海老はスゴくない

キャベツ、スクランブルエッグ(たまご)、海老というパッケージ通りの構成で、海老は1尾少なかったけど、キャベツはザクザクとした食感から歯応えがあり、どこぞの専属農家と契約してんのか?ってくらい甘かったです。スープが穏やかだったので、野菜の甘味が目立っていたのかもしれません。

同じくスクランブルエッグも甘くて優しい具材なので、ふんわりと穏やかなスープに馴染みます。熱湯を注ぐ前は大きく見えた海老は、なぜか熱湯を注いで3分後にサイズダウン(?)しちゃったんですけど、けっこう風味は強く、飛び込んできた時の存在感は大きなものでした。

しかし、お世辞にも多いとは言えないので、もし平均3尾だったとしても寂しさを覚えるかもしれません。キャベツとスクランブルエッグと製品スタイル(タテ型レギュラーサイズ)に免じて貧弱とは言いませんが、具沢山ではなかったです。

総評

★★★☆☆☆☆☆☆☆(3)
(標準は★3です)

主に「えび」の指標は甲殻類特有の芳ばしさがメインだったので、かなり分かりやすかった反面、海老の身が持つ柔らかくて膨よかな旨味や肝膵臓(えびみそ)の滋味深い味を思い描いていると肩透かしを食うことになります。まぁ和食の印象はないポップなパッケージなので、海老のベクトルについては問題ないと思うのですが、とろみが蛇足的に思えてなりませんでした。

もしテーマが海老糝薯(えびしんじょ)なら餡掛けのイメージとリンクして粘性率の高さも不自然ではないのですが、今回はチキンベースでも鶏白湯系の濃厚テイストではありませんし、このトロミはどこから‥?という根拠のない口当たりが引っ掛かってしまったので、手放しに高評価は付けられなかったです。

ただ、格別に驚くほどではないものの海老殼っぽい芳ばしさについては打ち出せていたし、テイスト的にレモングラスやライム果汁なんかが抜群に合いそうだったので、ちょっとボヤけてるかなぁ‥と感じた方は柑橘系の果汁(レモンやライムなど)を少し足してアレンジしてみてください。さらにパクチーなんかをトッピングすると、エスニックに楽しめると思います。