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関西屈指の大行列店【人類みな麺類】監修「めちゃうま貝だし醤油らーめん」カップ麺で “macro” 再現

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日清食品

どうも、taka :a です。

本日の一杯は、2021年3月30日(火)新発売、ローソン名店シリーズのカップ麺「人類みな麺類 めちゃうま貝だし醤油らーめん」の実食レビューです。

大阪行列No.1「人類みな麺類」の “一番人気” ついにコンビニ限定のカップラーメンとして商品化!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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日清食品×人類みな麺類 カップ麺で “macro” 再現

人類みな麺類(じんるいみなめんるい / Human beings everybody noodles)とは、2012年(平成24年)4月12日に創業した “関西屈指の醤油らーめん専門店” で、運営母体は松村貴大(まつむら たかひろ)氏が代表取締役を務めるUNCHI株式会社。ほかにも「くそオヤジ最後のひとふり」や「世界一暇なラーメン屋」「担担麺の掟を破る者」「ラーメン大戦争(THE RAMEN WAR)」など、個性的な店舗を展開しています。

火星初のラーメン店OPENを本気で目指すUNCHI

今回のカップ麺「人類みな麺類 めちゃうま貝だし醤油らーめん」は、人類みな麺類(UNCHI株式会社)と日清食品株式会社の共同開発商品で、人類みな麺類の人気No.1メニュー「らーめんmacro」をコンビニ専用のカップラーメンで再現したNISSIN×松村社長の自信作。コンビニの中でもローソンにしか売ってない販路限定商品で、人類みな麺類がカップ麺を監修するのは史上初の試み。

2012年(平成24年)4月12日、大阪府大阪市淀川区西中島で産声を上げた「人類みな麺類」は、オープン当初「らーめん原点」(文字通り「人類みな麺類」の原点となる醤油らーめん)のみを提供しており、長蛇の列をつくる今でこそ考えられない話ですが、オープン前のレセプションに呼ばれた客の反応は悪く、スタッフが不安を覚えるほど幸先の悪いスタートを切りました。

しかし、オープンから約1ヶ月後となる5月10日——。後のUNCHI株式会社代表取締役となる松村社長が突然「らーめんmicro」と「らーめんmacro」を提供すると言い放ち、メニューを3つ(原点・micro・macro)に増やしたところ、新メニューの「micro」と「macro」は口コミで評判が広がって、いまや平日に30人〜40人の待ちはザラ、年末年始には100人以上の行列を生み出す “大阪行列No.1” の人気店に成長。

カップ麺のモデルになった人気No.1は「macro」

創業当初から提供している「原点」は、松村社長と大学時代から付き合いのあるスタッフに “くそまずかった” と言わしめた出来の悪さだったので、何度も何度も味の調整を繰り返し、現在の甘みを活かした懐かしい味を確立。後発の「micro(ミクロ)」は、濃口醤油本来の旨味をはじめ、苦味や酸味、塩味の全部を許す、何事にも捕らわれない醤油濃いめのラーメンで、こちらも提供当時から味を変えているのですが‥‥

カップ麺のモデルになった「macro(マクロ)」は “創業当時から味をまったく変えていない” らしく、それが完成度の高さを物語っているポイント。前述の「原点」や「micro」とは違う、淡口(うすくち)醤油ベースのラーメンで、アサリやシジミの出汁(だし)を効かせた “魚「貝」系” の一杯。ちなみにmicro・macroという個性的な商品名の由来は、Mr.Childrenのアルバムに合わせて名付けたそうです。

そんな「人類みな麺類」を運営するUNCHI株式会社とローソンのタイアップは、2020年3月3日(火)発売のカップ麺「くそオヤジ最後のひとふり 旨味が自慢のあさりらーめん」を皮切りに、同年12月8日(火)ラーメン横丁(RAMEN YOKOCHO)から「人類みな麺類」の “らーめんmacro” を再現したホット麺「人類みな麺類監修 貝だし醤油らーめん」を発売しているのですが、後者の販売は近畿エリアのローソン店舗のみ。

撮影協力:ローソン

2021年3月9日(火)にもホット麺「人類みな麺類監修 かつお薫る醤油らーめん」と「人類みな麺類監修 とろとろチャーシューおにぎり」を近畿エリアのローソン店舗限定で発売していたのですが、今回のカップ麺「人類みな麺類監修 めちゃうま貝だし醤油」は全国のローソンが対象ということで、待ち望んでいたファンの方も多かったでしょう。

開封

フタ上の小袋(香味油)は事前に取り外す

今回のカップ麺に別添されている小袋は、フタの上に貼り付けてある「香味油」が1袋。香味油の正式名称は “人類がみな麺類になるための仕上げの人類専用香味油” といい、カップ麺の開発期間は約1年、そのうち小袋の名前を決めるために約3ヶ月も要したそうです。マジかw ちなみに “ひっくり返して” フタの上で温めてください——と、小袋に見慣れないアドバイスを記載しているため、そこも興味深いポイント。

“ラーメンの力で世界をかえる” はUNCHIのモットー

いざ開封すると複雑で芳醇な香りが漂い、食欲を刺激してくる実食前。麺は “全粒粉を練り込んだノンフライ麺” を搭載し、具材には「AFURI(アフリ)」のカップラーメンにも入っている炙りコロ・チャーを採用した本気モード。実店舗の「macro」には “極厚煮豚” をトッピングしているため、それを意識してカップ麺の肉具材にも力を入れた様子。

ちなみに「くそオヤジ最後のひとふり」のカップ麺はニュータッチことヤマダイが製造を担当していましたが、UNCHI株式会社の1号店「人類みな麺類」は即席めん業界の最大手企業・日清食品とタイアップ。ローソン標準価格は211円(税込228円)となっており、近畿エリアのローソンでは「人類みな麺類」監修のホット麺(レンジ麺)or おにぎりを一緒に購入すると、合計金額から50円引きになるキャンペーンを実施していました。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:人類みな麺類 めちゃうま貝だし醤油らーめん
製造者:日清食品株式会社
製造所:F・静岡工場(静岡県焼津市相川17-2)
内容量:95g(めん70g)
商品コード:4902105266595(JAN)
発売日:2021年03月30日(火)
実食日:2021年03月31日(水)
発売地域:全国
取得店舗:コンビニ(ローソン)
商品購入価格:228円(税込)
ローソン標準価格:211円(税別)
麺の種類:ノンフライ麺
スタイル:縦型ビッグ
容器材質:紙
湯量目安:430ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:1袋(小袋)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】めん(小麦粉(国内製造)、小麦全粒粉、食塩、植物性たん白、植物油脂、大豆食物繊維、サイリウム種皮、チキンエキス)、スープ(豚脂、食塩、糖類、粉末しょうゆ、でん粉、ポーク調味料、しょうゆ、魚介調味料、発酵調味料、香辛料)、かやく(味付豚肉、卵、ねぎ)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、香料、かんすい、炭酸Ca、カラメル色素、増粘多糖類(キサンタンガム)、乳化剤、カロチノイド色素、酸化防止剤(ビタミンE、ビタミンC)、甘味料(スクラロース、アセスルファムK)、ビタミンB2、ビタミンB1、酸味料、くん液、香辛料抽出物、(一部に小麦・卵・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉を含む)

実食開始

小袋の裏にはUNCHI公式サイトのQRコードをプリント

別添の小袋は後入れなので、お湯を注いでから待っている間に “ひっくり返して” みたところ、UNCHI株式会社が展開する店舗情報が見られる二次元コードを発見。またフタそのものが「人類みな麺類」の実店舗で使える(トッピングの煮玉子・ネギ・メンマいずれか1品無料になる)クーポン券になっており、しかも本製品による収益の半分はUNCHI株式会社が選ぶ社会貢献活動に寄付ということで、いろいろ賑やかな商品。

調理後の見た目は比較的にシンプルだけど

あとは熱湯を注いで5分後、フタの上にのせて温めておいた香味油を加えるのですが、その前にノンフライ麺をほぐしておくのがポイント。具材は四角い炙りコロチャー(味付豚肉)を筆頭に、ネギが斜め切りなのも嬉しいポイントで、スープの貝と香味油から漂う芳醇な動物系の香りが頼もしく、この時点で勝ち確の雰囲気。

ただ、熱湯5分しっかり待ってもノンフライ麺がほぐれにくかったので、スープとの一体感を高めるためにも指定の時間+3分ほど長めに待ったほうがいいかもしれません。それでは、関西屈指の行列店がゴーサインを出した臨場感に注目しつつ「めん」「スープ」「具材」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(95g)あたり
カロリー:353kcal
たん白質:9.0g
脂  質:7.7g
炭水化物:61.9g
食塩相当量:7.9g
(めん・かやく:2.4g)
   (スープ:5.5g)
ビタミンB1:0.39mg
ビタミンB2:0.54mg
カルシウム:149mg
参考値(調理直後に分別した値)
熱量:353kcal(めん・かやく:295kcal)(スープ:58kcal)
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

ちょっと戻りムラが気になるけど悪くない

5.0

実店舗の「らーめんmacro」に使用している麺は、加水率の高い自家製の中太ストレート麺で、全粒粉が練り込まれているのも特徴的なポイント。ちなみに「原点」や「micro」にも同じ自家製麺を使用しているらしく、しばしばスープとの兼ね合いで “原点には合わない” という意見も耳にしますが、おおむね「macro」のスープと合わせたときの評判は上々の高評価。

透明感が印象的

それを再現しているノンフライ麺にも全粒粉を練り込み、大豆食物繊維やチキンエキスを使っているのも日清食品らしいポイントなのですが、さらに “サイリウム種皮=プランタゴ・オバタ(オオバコ科オオバコ属)の種皮” を使っているのも見どころ。腸内環境を整えるダイエット食品に使われることの多いサイリウム種皮ですが、あまりカップ麺の原材料名で見かけることはありません。

とはいえ「これぞサイリウム種皮の効果だぁあああ!」みたいに分かりやすい主張はなく、ところどころに残る硬い部分も気になりますが、後者については2〜3分ほど追加でケアすれば解消可能。なかなか伸びることのない強靭なコシに、真っ白な小麦粉だけでは出せない芳ばしさ、そして喉を通り抜ける摩擦抵抗ゼロの滑らかさが魅力。油揚げ麺のようにクセのある風味は滲み出ないので、スープの邪魔をしないのもよかったです。

スープ

人類がみな麺類になるための仕上げの人類専用k(ry

5.0

全体の食塩相当量は7.9gと縦型ビッグにしては高く、スープ単体での食塩相当量も5.5gと強烈な数値を叩き出しているのですが、ほぼほぼ実際のテイストに攻撃性はありません。体感的には不思議と優しい味わいで、ひとくち含んだ瞬間から口いっぱいに広がる貝のアプローチが滋味深く、なんだったら粉末スープだけでも成立しそうな勢い。

香味油で大幅に満足感UP!!

そこに別添の小袋(人類がみな麺類になるための仕上げの人類専用香味油)を加えると、粉末スープだけでは出せないオイルのコクが重なって、焼豚の煮汁を彷彿とさせる旨味がグッとくる、それでいて貝が中心の繊細な味わい。タイトルの「貝だし」を明確にしつつ、淡口醤油の効かせ方も絶妙で、普段はカップ麺のスープを残すようにしているのですが、ついつい味を深追いしてしまい、うっかり飲み干してしまいました。

具材

炙りコロ・チャーは使い回し希望

5.0

かきたまは量が少ない上に混ぜると散り散りになってしまうので、そんなに目立つ具材ではないかと思いきや、ふと感じる玉子の優しい風味と口当たりがオアシス的。ネギも乾燥具材でありながら、大きめの斜め切りで安っぽさを感じさせないような工夫が見られ、なんといっても特筆すべきは表面に焼き目が見られる肉具材。

秀逸、超秀逸

これは2019年10月21日に実施されたリニューアル以前の「カップヌードル」(「BIG」では2020年1月13日のリニューアル以前)に入っていたコロ・チャーを炙ったものと思われ、もちろん実店舗の巨大な煮豚とはタイプが大幅に異なるものの、カップ麺に入っている肉具材の中ではレベルが高く、表面を炙ることで通常のコロ・チャーとは一線を画すハイレベルな肉具材に進化。

炙りの芳ばしさはもちろん、歯触りや弾力もリアルな肉具材に近付いて、全体の高級感を落とさない、むしろ高級感を高めることに寄与。もうひとつ「人類みな麺類」が “こだわり” としている極太メンマは入っていませんが、全粒粉入りのノンフライ麺に、貝の旨味が印象的なコク深いスープ、そして芳ばしい炙りコロ・チャーによって、物足りなさを感じることはありませんでした。

総評

5.0

まずノンフライ麺の戻りムラが気になったのと、もうすこし貝出汁が攻撃的でも‥‥という思いもありましたが、大阪行列No.1「人類みな麺類」の “macro” をモデルにしつつ、あえてカップラーメンとして美味しく食べられるように仕上げたようなイメージ。実際に「おいしい」か「まずい」かでいえば文句なしで美味しかったので、熱湯5分きちんと守るのはもちろん、ちょっと長めに待つのが美味しく食べるためのポイント。

ちなみに本文中ではフタ裏の上半分しか写しませんでしたが、その下半分にUNCHI社長の公式YouTubeチャンネル『松村貴大のラーメンチャンネル』にアクセスできるQRコードがあり、自宅で簡単に作れる「行列のできる煮卵の作り方」やカップ麺のオススメアレンジレシピなど、とっておきの情報が順次公開予定となっているので、そちらも併せてチェックしてみてください(author・taka :a)

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