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殿堂入り「石田一龍」監修カップ麺、定番化により原点回帰。サンポー食品の真骨頂を凝縮した “ライブ感„ に刮目!

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サンポー食品

どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。

本日の一杯は、2026年1月19日(月)新発売、サンポー食品のカップ麺「石田一龍監修 濃厚豚骨ラーメン」(271円+税)の実食レビューです。

北九州ラーメン王座選手権で前代未聞の殿堂入りを果たした名店「石田一龍」のカップラーメンついに定番化!? あえてのフライめん回帰が見せたサンポー食品の真価——。部屋の残り香まで濃厚な “これぞ真骨頂と呼べる一杯„ を徹底解説!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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石田一龍監修 濃厚豚骨ラーメン

石田一龍(いしだいちりゅう)とは、新森龍二(しんもり りゅうじ)店主の実父である先代が開業した「久留米ラーメン 一龍」にルーツを持ち、2008年(平成20年)から営業を続けている福岡県北九州の人気店。石田一龍の屋号は、本店所在地(福岡県北九州市小倉南区下石田)と先代の「一龍」に由来します。

北九州ラーメン王座選手権「殿堂入り」

このページでレビューする「石田一龍監修 濃厚豚骨ラーメン」のパッケージでも訴求されているように、2017年(平成29年)3月18日〜19日に開催された『北九州ラーメン王座選手権2017』で優勝を飾るや否や『北九州ラーメン王座選手権 2019・2023』でも優勝を勝ち取り、前代未聞の “殿堂入り„ を果たすなど、その実力は折り紙付き。

現在は福岡の「本店」を中心に、直系店舗「飯塚店」「門司店」「若松高須店」「中間市」「福岡博多店」「田川店」「鹿児島吉野店」「山口宇部店」「和歌山パームシティ店」を展開しつつ、グループ店「おがた家(小倉魚町店)」「まこと家(戸畑店)」、海外店舗「台湾桃園店」、さらに新業態「つけ麺専門店 新龍(しんりゅう)」などの計19店舗(※)を運営し、その勢力を拡大し続けています。※店舗数は店主のInstagramより

そんな「石田一龍」本店 “完全監修„ のもと、同店の味わいをカップラーメンで再現した「石田一龍監修 濃厚豚骨ラーメン」は、佐賀県三養基郡基山町に本社を構えるサンポー食品との共同開発商品で、2023年(令和5年)1月23日に発売された焼豚ラーメン×名店コラボ第8弾「焼豚ラーメン×石田一龍」から数えて4度目となるコラボレーション。

前回・前々回は寿がきや食品も携わっていた

公式のニュースリリースは発表されていませんが、2024年3月18日発売品(JAN:4901773102044)及び2025年3月17日発売品(JAN:4901773102341)は “油で揚げないノンフライ麺„ を搭載した大判どんぶり型のカップラーメンで、サンポー食品の工場には熱風乾燥の麺を製造する設備が整っていないことから、麺の製造は寿がきや食品の関東工場(旧:加ト吉水産フーズ部群馬工場)に委託。

サンポー食品の営業曰く、大判どんぶり型のカップラーメンも数量限定のNB(ナショナルブランド)商品として開発・販売していたようですが、ほぼ九州内で完売してしまったため、それ以外の地域に流通することはなく販売を終了。筆者も今回のレビューにあたり、あらためてコラボ歴を振り返るまで、その存在さえも把握していませんでした。

しかし、これから掘り下げる2026年(令和8年)1月発売品は、麺の製造から一貫してサンポー食品が手掛けたNB商品で、公式のニュースリリースも発表済み。容器の形状は3年前と同じ大盛りバケツ型、麺も油で揚げたフライ麺に回帰しているため、本格さにおいて分があるノンフライ麺を使用したバージョンではないけれど、フライ麺+とんこつスープの組み合わせこそサンポー食品の強みが最大限に発揮されるスタイル。

コラボ第4弾は原点回帰

最大の見どころは “複数の原料を組み合わせた、豚骨本来のコクと旨みの強いスープ„ ということで、期待値の上昇が否めない展開なんですけれども、とんこつ系のカップラーメンは数え切れないほどある現在。それらとの差別化はもちろん、3年前にレビューしたコラボ第1弾「焼豚ラーメン×石田一龍」との違いにも注目しながらレビューします。

開封

3種の小袋を別添

今回のカップ麺に別添されている小袋は、先入れ「かやく」と「粉末スープ」に、後入れ「調味油」の組み合わせで、あいかわらず他社の基準を大幅に上回る粉末スープの大きさも然る事乍ら、たっぷりの調味油も嬉しいポイント。コラボ第1弾に使われていた “ハート型の焼豚„ は入っていませんが、それについては「焼豚ラーメン」のブランドから外れていることが理由です。

安心と信頼のサンポー品質

麺はラードを配合した油で揚げたフライ麺で、湯戻し時間は標準の3分。この時点で揚げ油のラードに由来する香りが漂ってくるのは、サンポー食品の他製品にも通じる普遍的な魅力になります。つまり、本格さでいえばノンフライ麺を使用していた前回・前々回のコラボ商品に劣るわけなんですけれども、先述のようにフライ麺+粉末スープ+調味油の組み合わせこそがサンポー食品の真骨頂といっても過言ではありません。

ちなみにメーカー希望小売価格は271円(税別)なので、現在販売中のビッグカップ(焼豚ラーメン×丸幸ラーメン、井手ちゃんぽん、ラーメン天外天、火の国分龍)シリーズと同じ値段。公式ウェブサイトに掲載されている商品ラインナップの枠が「期間限定」じゃなかったことから、念のため関係者に問い合わせてみたところ、コラボ第4弾は “定番商品の位置付け„ との回答でした。すごい、大出世。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:石田一龍監修 濃厚豚骨ラーメン
製造者:サンポー食品株式会社
製造所:佐賀県三養基郡基山町大字長野230
内容量:118g(めん85g)
商品コード:4901773102938(JAN)
発売日:2026年1月19日(月)
実食日:2026年1月25日(日)
発売地域:全国
小売価格:271円(税別)
麺の種類:油揚げ麺
スタイル:大盛バケツ型
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:480ml
調理時間:熱湯3分
小袋構成:3袋(粉末スープ・調味油・かやく)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、ラード、食塩、植物たん白)、スープ(ポークエキス、豚脂、しょうゆ、香辛料、食塩、糖類、粉末油脂、ポテトパウダー、たん白加水分解物、ホエイパウダー、ねぎ、酵母エキス、植物油脂)、かやく(焼豚、きくらげ、ねぎ)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、炭酸カルシウム、pH調整剤、セルロース、増粘剤(キサンタン)、かんすい、クチナシ色素、酸化防止剤(ビタミンE)、カラメル色素、乳化剤、香辛料抽出物、酸味料、香料、(一部に小麦・卵・乳成分・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)※本品は、えびを使用した設備で製造しています。

実食開始

マジで粉末スープの量が多い

別添の小袋は「かやく」と「粉末スープ」も先入れなのですが、ここで作り方のポイント。前述のようにサンポー食品の粉末スープは他社の基準を大幅に上回る量なので、それを確実に溶かすために「かやく」をあけてから「粉末スープ」を入れるよう留意してください。同社のカップラーメンは、ほぼ例外なく同じ手順を推奨しています。

こ、この香りは‥‥!!

あとは粉末スープを溶かしながら熱湯を注ぎ、フタの上で「調味油」を温めながら待つこと3分。時間になったら「調味油」を加え、よく混ぜ合わせたら出来上がり——なのですが、豚脂の香ばしさが突き抜けてくる様が「究極の一杯」(サンポー食品と筆者が共同開発したカップラーメン)に酷似していてビックリ。これは個人的な感想ですけど、たぶんマロー系のオイル(豚の骨髄から抽出した食用油脂)使ってますよねコレ。

筆者は実店舗の味を知らないため、残念ながら再現度については評価できませんが、引き続き「石田一龍」監修ならではのステータスやコラボ第1弾「焼豚ラーメン×石田一龍」との違いにも注目しつつ「めん」「スープ」「かやく」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(118g)あたり
カロリー:580kcal
たん白質:13.6g
脂  質:30.0g
炭水化物:63.8g
食塩相当量:5.6g
(めん・かやく:2.0g)
   (スープ:3.6g)
カルシウム:287mg
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

ラードを揚げ油に使用した歯切れの良い中細めん(熱湯3分)

出典:https://www.sanpofoods.co.jp/news/archives/1509/

おそらく3年前から変わってない

5.0

サンポー食品のカップラーメンに使われる油揚げ麺の湯戻し時間は、大きく分けて熱湯60秒・90秒・2分・3分・5分のパターンが存在し、それぞれ切刃番手(30mm幅の麺帯から切り出される本数を表すJIS規格)は60秒・90秒・2分=切刃26番、3分=切刃22番、5分=切刃16番(ちゃんぽん)、切刃10番(うどん)となっています。

こりっとした歯応えが心地好い

今回のカップラーメンに使われているのは、切刃22番(溝巾 約1.4mm)の油揚げ麺なので、湯戻し時間と切刃番手は標準どんぶり型の「焼豚ラーメン 九州とんこつ味」と同じです。ただ、大盛り用の油揚げ麺は時間の経過に伴う質感の変化に対応するために、蒸す・揚げるなどの条件が通常サイズ用とは違うため、実は耐久性が異なります。とはいえ業界きっての油揚げ麺らしい油揚げ麺ですから、再現度は論じるまでもありません。

しかし、食べ始めのコリコリとした歯応えが心地好く、揚げ油に由来するラードの芳ばしさや適度な縮れも含め、後述するスープとの相性は悪くないどころか違和感なくフィット。調理前の麺重量は85gなので「スーパーカップ1.5倍」(エースコック)や「でかまる」(東洋水産)をはじめとする大盛りバケツ型の基準値(めん90g)よりも控えめではあるものの、量に関して体感的な不満を覚えることはないでしょう。

スープ

豚骨本来のコクと旨みの強いクリーミーで濃厚な豚骨スープ

出典:https://www.sanpofoods.co.jp/news/archives/1509/

めちゃくちゃ進化してた

6.5

口に含んだ瞬間、ぽってりとクリーミーなコクから入り、骨の旨みをギュッと濃縮したような旨みが広がった後、ふわっと骨の髄を思わせる部分が顔を出し、余韻には骨の甘さが残る——。この魅力は継承されていましたが、従来品よりも骨っぽい表情が豊かになり、それをポテトパウダーのザラつきが自然と押し上げている、インスタント的でありながらも本格さを兼ね備えた設計で、骨の出汁(だし)感も印象に残ったポイント。

しかし、最大の見どころは「調味油」の臨場感。3年前と比較して明確な増量が体感できる、そのオイリーなインパクトも然る事乍ら、やはり前述のマローオイルを彷彿とさせる豚脂の芳ばしさが顕著。これが全体の骨髄感を押し上げ、お店に入った瞬間の臨場感までも表現してくれる、そこに強烈なブラッシュを感じました。

絶対に体験してほしい‥‥

とろみは強めに設定されているため、そのテクスチャーが人工的な印象を加速させる側面を持っていますけど、濃厚さの指標を履き違えていないコクの出し方とポテトパウダーのザラつきも功を奏し、まったくネガティブではありませんでした。それにしても、このインパクトで定番商品とは——恐るべし。

かやく

焼豚、きくらげ、ねぎ

出典:https://www.sanpofoods.co.jp/news/archives/1509/

きくらげナイス

3.0

丸い焼豚は甘めの味付けで、いやにプリッとした歯触りだったり、成型肉特有の風見だったり、ある種の貫禄さえ感じる旧世代チックな品質。驚異的なスピードで進化を遂げている令和の時代に平成初期の肉具材を放り込まれているような、捉え方によってはエモい感覚が味わえるタイプでもあるけれど、ノスタルジックな油揚げ麺とはベクトルが異なるチープさが否めません。

ねぎもFD(フリーズドライ:凍結乾燥)と比較してランニングコストが低いAD(エアドライ:熱風乾燥)なので、特有の繊維質と風味が安っぽく、それは前述の「粉末スープ」に仕込まれていた分も然り。やや全体に対して青い香りが強すぎると感じたので、これを使うなら「かやく」だけで充分だったんじゃないかと。その反面、コリコリとしたキクラゲの食感とスープの相性は申し分なく、それに救われるようなラインナップでした。

ちなみに “店舗と同じ具材の組み合わせ„ とのことだったので、旧世代チックな肉具材を省いたり、または「焼豚ラーメン」ブランド専用の焼豚(ハート型)に切り替えたり、あるいは背脂加工品やメンマを追加したり、そういった変更は難しいと思いますが、ねぎをFD加工に変えるだけでも大きく化けると思います。

総評

5.5

というわけで、コラボ第1弾から大きく変わっていた「石田一龍」監修のカップラーメン。かやくの構成には改善点が見えたものの、スープの進化は目覚ましく、なかでも「調味油」のライブ感は体験の価値あり。パッケージに記載されている “余韻がのこる濃厚な味わい„ は味覚だけに留まらず、部屋の残り香にも強く影響するほど。その香りが「究極の一杯」に酷似していたので、個人的には懐かしくもありました。

さておき再現度の高さについては言及できないけれど、調味油の特別感には目を見張るものがあったので、ぜひとも体感していただきたい一杯。他社の新作と比較して販売店は限られますが、販売エリアは全国区。また数量・期間限定ではない、通年的に販売される定番商品の位置付けなので、もし見かけたら試してみてください。喫食の際は、深呼吸を忘れずに。【author・taka :a(大石敬之)】

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