「一平ちゃん大盛 焦がしにんにく仕上げ カレーうどん」追い飯推奨! らしいので、やってみた。

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明星食品

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、2018年12月3日(月)新発売のカップ麺、明星食品「明星 一平ちゃん大盛 焦がしにんにく仕上げ カレーうどん」の実食レビューです。

冬の定番カレーうどん!「一平ちゃん」が人気の和風メニューを和風商品のハイシーズンに向けて焦がしにんにく仕上げにアレンジしました。

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。お時間よろしければ、最後までお付き合いください。

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一平ちゃん大盛 焦がしにんにく仕上げ カレーうどん

「一平ちゃん」の変わり種といえば「夜店の焼そば」シリーズが新作の開発に意欲的ですが、「大盛カレーうどん」は冬向けの定番商品としても定期的にリリースされています。今年の冬は「焦がしにんにく仕上げ」かー、おいしそうだなー、などと思っていたら2017年の冬も同じテーマで、しかも移転前のブログでレビューしていました‥(※思い出しました)



まったく同じ製品タイトルになるのですが、パッケージの向かって左側にいる豚さんの黄金ニンニクが大量に増えています。前は大きな金色のニンニク1個だったんですけど、今年は7個‥いや、よく見ると8個かな? ものすごいバランス感覚ですよね、これ持ち上げるって。名前はわからないけど、すごいぞ豚さん。

でも比較してカロリーが少し増えていたりするので、パッケージのみ変更の再販売というわけではないようです。ニンニクの数が増えている=パワーも増している、みたいな感じですかね。(なんと我ながら捻りのない発想か‥)

フタ上の右下には小さな “雪だるま” が描かれているのですが、これも冬の一平ちゃんカレーうどんで特徴的なキャラクターで、昨年同様「追い飯推奨」と雪だるまがアドバイスしてくれています。でも、今年は小さい字で書いてある「ウマッ!」が可愛くてツボ(笑)

「追い飯」(おいめし)とは、麺を食べ終えた後の残ったスープ(タレ)に白ご飯を投入して食べるシメの一杯に該当するのですが、私は台湾まぜそば発祥の店「麺屋はなび」のメニュー(無料)にあることで知りました。たぶん、数年前の台湾まぜそばブームに乗って全国的な単語になったのでしょう。



今回のカップ麺が発売される2週間前の11月19日(月)「一平ちゃん夜店の焼そば」シリーズから「大盛 焦がしにんにくたまり醤油味」というカップ焼そばが発売されていたんですけど、冬は焦がしの需要が高まるのでしょうか? いや、シーズン問わず人気なのかな。私は年中 “焦がし” に目がないんですけどw

とりあえず “追い飯推奨” とのことなので、そこまで試してみましょう。とはいえ麺を食べないと追い飯できないので、順番に解説しながらレビューしますね。まずは、開封して内容物をチェックです。

開封

別添の小袋は、「粉末スープ」「調味油」「あとのせかやく」の3袋構成で、これについては2017年発売品と同じです。粉末スープは “青” 、調味油は “赤” 、あとのせかやくは “緑” と小袋の配色も一緒なんですけど、あとのせかやくの小袋は透明になって、中身がチェックできるようになりました。



麺は油揚げ麺、具材の刻み揚げは最初から中に投入されているスタイルなので、これについても昨年と変更ありません。ただ、麺の幅が少し狭くなって、気持ち厚みが増したような気もします。昨年はペラッペラで厚みがない分ふかふかしなかったんですけど、もちもち感も皆無だったので、その違いにも注目ですね。

ちなみに購入価格は近畿のローカルスーパーで税込170円だったんですけど、前回更新の記事でレビューしている「凄麺 冬の塩らーめん」(希望小売価格は税別230円)と同じ売値でした。でも、なぜか東洋水産の「マルちゃん あつあつ豚汁うどん でか盛」は税込181円だったという‥いつも値段設定が読めないスーパーです。

製品情報・購入価格

製品名:明星 一平ちゃん大盛 焦がしにんにく仕上げ カレーうどん
販売者:明星食品
製造所:埼玉工場(製造所固有記号 “R” )
内容量:116g(めん90g)
発売日:2018年12月3日(月)
実食日:2018年12月3日(月)
JANコード:4902881402675
希望小売価格:205円(税抜)

発売地域:全国(全チャネル販売)
購入価格:170円(税込)
取得店舗:スーパー(ミニフレッシュ)

麺の種類:油揚げ麺
スタイル:大判どんぶり型
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:440ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:3袋(粉末スープ・調味油・あとのせかやく)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】
油揚げめん(小麦粉、植物油脂、食塩、植物性たん白)、スープ(糖類、食塩、カレー調味料、カレー粉、香味調味料、豚・鶏エキス、乳等を主要原料とする食品、香辛料、ビーフオイル、でん粉、酵母エキス、豚脂、たん白加水分解物、酵母粉末、しょうゆ、発酵調味料、香味油、植物油脂)、かやく(味付油揚げ、フライドガーリック、香辛料、ねぎ)/ 加工デンプン、調味料(アミノ酸等)、リン酸塩(Na)、カラメル色素、増粘多糖類、炭酸カルシウム、トレハロース、乳化剤、香料、微粒二酸化ケイ素、酸化防止剤(ビタミンE)、酸味料、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に卵・乳成分・小麦・えび・牛肉・ごま・さけ・さば・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)
【アレルギー表示】
小麦・卵・乳成分・えび・豚肉・鶏肉・牛肉・さけ・さば・大豆・ごま・ゼラチン
※本品製造施設では、そば・かにを含む製品を生産しています。

実食開始

あとのせかやく・調味油は食べる直前に入れる仕様となっているのですが、「粉末スープ」は “お湯を注ぐ前に” 入れてください。かなり量が多いので、可能な限り直接お湯を粉末スープに当てるように狙い、ゆっくりと注ぎましょう。で、この時点の香りなんですけど‥なんか、東洋水産(マルちゃん)の「黒い豚カレー」っぽいかもしれない(笑)



カレーっぽい香りもハッキリとしているのですが、スパイス重視の香りではなく、ポークベースの重厚感に数種類の香辛料で風味付けを施しているような雰囲気です。 “追い飯推奨” なので、かなり味付けは濃いのかもしれません。

特に指示されているわけではないのですが、お湯を入れてから5分間、待っている間に調味油はフタの上で温めました。調味油は黒マー油系かと思いきや色は薄く、ザラザラとした粒も入っていたのですが、焦がしは主に粉末スープが担っているようです。とろみ成分が粉末スープに仕込まれていたので、しっかりと混ぜてください。(推奨まぜ時間:40秒以上)

それでは、実際に食べてみましょう。「めん」「スープ」「かやく・あとのせかやく」の順に解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

1食(116g)当たり

カロリー:509kcal
たん白質:9.0g
脂  質:21.4g
炭水化物:70.0g
食塩相当量:7.2g
(めん・かやく:2.6g)
(スープ:4.6g)
ビタミンB1:0.30mg
ビタミンB2:0.30mg
カルシウム:137mg

※参考値(調理直後に分別して分析)
熱量:509kcal(めん・かやく:460kcal)(スープ:49kcal)

めん

表面がしなやかでスープのりがよく、ふっくらとした食感で食べ応えがあるうどんです。

(出典:明星食品「ニュースリリース」)

やっぱり食感は頼りなかった

きちんと5分待ってからフタを開け、しっかりと混ぜる前に食感をチェックしてみたところ、部分的にサクサクしています。で、しっかり混ぜてから調味油を投入し、再び撮影の前にチェックしてみたら “ふっくら” なるほど、みたいな。

ただ、フタを開けてから7分前後で早くも頼りなかったので、のんびり食べないほうが賢明です。たしかに “ふっくら” といえば聞こえはいいのですが、あんまり弾力はありませんし、もうちょっと厚みが欲しいところ‥スープとの一体感は高かったんですけど、弾力を求めていると物足りないでしょう。



これがレギュラーサイズだったら印象は変わってくるかもしれませんが、大盛り90gで耐久性のない麺は改良の余地ありだと感じました。ヤワ麺でも大丈夫だよ、だったら問題ありませんし、私自身これはこれでと割り切ったら楽しめたのですが、もうちょっと粘り気が欲しいですね。

スープ

ポークをベースにガーリックと唐辛子を効かせ、調味油にはカレーオイルペースト、焦がしにんにく (マー油) とビーフのオイルを加え味に厚みを持たせました。カレーのスパイスを効かせた濃厚でとろりとしたカレースープです。

(出典:明星食品「ニュースリリース」)

辛さはピリ辛でオイルの香味がポイント

別添の調味油(カレーオイルペースト)を加える前の状態は、穏やかでオーソドックスなカレー味で、しかしながら味としては濃い目。しっかり “カレー味” なんですけど、いろんな香辛料を複雑に配合して‥というよりも “カレー粉” の一言に要約できる分かりやすいオーソドックスなカレー味で、カツオやイリコなどの和風だしは意識していません。

粉末スープのみだと刺激は強くありませんが、カレーオイルペーストを加えるとピリッと辛く、それでもピリ辛の範疇を超えることはないものの、ビーフのオイルが他のカレー味にはない個性を付与。そのまま舐めると、なんか‥不思議な味だったんですけどw ちょっと不透明な味というか、単体で美味しいオイルではありませんでした。

しかし、ベースの粉末スープに重なることで独特の風味がアクセントになっていて、ちょっと海老油っぽいベクトルの芳ばしさも。実はスープ自体のガーリックは常識の範囲内だったのですが、そこそこ焦がしは効いていたし、ガーリックに関しては “あとのせかやく” が起爆剤になります。

かやく・あとのせかやく

カレーうどんと相性がよい、きざみ揚げ入りです。

(出典:明星食品「ニュースリリース」)

ほんのり甘い味付け

刻み揚げの味付けは醤油が控えめで、ほんのりと甘く、穏やかに和風。ふっくらジューシーな食感と柔らかい風味が箸休めに効果的ではあったんですけど、スープの方向性が完全に動物系だったので、具材としては油揚げよりも豚肉とか‥あ、玉ねぎとか入れてほしいですね、玉ねぎ。

ガツンとした味わいをプラスするフライドガーリックと、風味を豊かにする七味唐辛子とネギ、輪切り唐辛子の組み合わせです。

(出典:明星食品「ニュースリリース」)

いっきにインパクトが加速!

辛さはスープのみだとピリ辛の範疇を超えない刺激と書きましたが、あとのせかやくの七味唐辛子が多めに入っていて、まだ辛口とは言えないものの、七味唐辛子や輪切り唐辛子が固まっている部分がダイレクトに飛び込んでくると中辛くらいにはなると思います。あと、何気に胡麻のアクセントがいい仕事してました。

そして、フライドガーリック‥これはもう当たり前に “ニンニクそのもの” なので、噛んだら口臭注意報。せっかく後のせですが、しっかりふやけてからのほうがニンニクの威力が高くなるので、中盤以降に食べる、もしくは後述する “追い飯のために残しておく” のがオススメです。

総評

★★★★☆☆☆☆☆☆(★4)

常識的とはいえ確かに効いていた焦がし風味に若干の海老油っぽい芳ばしさ、 “追い飯推奨” にも納得できる濃い味に、フライドガーリックのダイレクトかつ芳ばしいニンニク感と七味唐辛子によるインパクトなど、和風だしで伸ばしたカレーうどんとは違う動物タイプのカレー味は食べ応えがありました。

しかし、うどん(油揚げ麺)もうちょっと頑張ってほしかったかなぁ‥もちろん、これはこれでチープさが本物では味わえない魅力ではあるんですけど、スープが濃い味なので、ふっくらよりも “もっちり” が合うように感じました。で、ちゃんと追い飯用にスープを残しておきましたよ‥

“「追い飯」とは、麺を食べ終わった後のスープに白飯を入れて食べる禁断の味である‥。” 追い飯推奨に激しく納得w これ、うどんよりも飯のほうが合います。ジャストミート。なんだったら麺を放り出して最初から白ご飯で調理したいくらい(あとで困るけど‥w)。たとえば焦がし風味、麺より飯のほうがハッキリと伝わってきます。

しかも白ご飯とバッチリなのに、一般的な市販のカレールゥや日清食品の「カレーメシ」など、いわゆるカレーライスとはベクトルが別物で、なるほどコレは “カップ麺のスープに追い飯しないと味わえない味” ですね。ただ、麺は大盛り‥不安な方はシェア要員を確保し、麺を手伝ってもらって追い飯を試してみてください。【追い飯(★5)】

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