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ローソン韓国有名店コラボ第2弾は「香港飯店0410」監修 “辛ちゃんぽん” をカップ麺で再現!!

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日清食品

どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。

本日の一杯は、2023年6月6日(火)新発売、日清食品のカップ麺「香港飯店0410監修 辛ちゃんぽん」の実食レビューです。

韓国の料理王が即席カップめん業界に降臨!? 韓国料理界のカリスマ “ペク・ジョンウォン氏” が手掛ける韓国チャンポン専門店の味わいをカップラーメンに!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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香港飯店0410監修 辛ちゃんぽん

香港飯店0410(ほんこんはんてん0410 – 홍콩반점0410)とは、韓国を代表する料理研究家であり、大手外食企業「THE BORN(ザ・ボーン – 더본 )」の代表を務め “韓国で最も多くのチェーン店を持つ実業家” としての地位を確立した、ペク・ジョンウォン(백종원 – 白種元)その人が経営する「韓国ちゃんぽん専門店」で、韓国に250店舗、日本にも6店舗を展開しています。

撮影協力:ローソン店舗

今回の新商品「香港飯店0410監修 辛ちゃんぽん」は、ローソンストア100を除くローソン店舗にしか売ってない、販売ルート限定・数量限定のカップラーメンで、2023年4月4日発売の「ネネチキン監修 スノーウィングチキン味焼そば」に続く “韓国有名店コラボカップ麺” 第2弾。製造者は即席めん最大手の日清食品で、香港飯店0410を代表する「ちゃんぽん」の味わいが再現されました。

日本における「ちゃんぽん」といえば、1899年(明治32年)創業の四海樓(しかいろう)を発祥とする長崎ちゃんぽんが有名で、他にも佐賀の井手ちゃんぽん、愛媛の八幡浜ちゃんぽん、滋賀の近江ちゃんぽんなど、即席カップめんの題材にもなった、いわゆる “ご当地ちゃんぽん” が全国に点在しています。しかし、韓国におけるチャンポン(짬뽕)は別物。

その呼び名は日本の「ちゃんぽん」が語源(日本統治時代の名残)とされているのですが、韓国産の唐辛子で赤く染まったスープを特徴とし、殻付きのムール貝(홍합 – ホンハプ)がマストで入るなど、異国の地で独自の進化を遂げた麺料理。ただ、最近のカップ麺を例に挙げると「日清のどん兵衛 韓国風旨辛海鮮チャンポン味うどん」のモデルにもなっているため、段々と身近な存在になってきました。

「香港飯店0410」代表 ペク・ジョンウォン氏

もちろん韓国のチャンポンといっても様々で、お店や家庭ごとに異なる特徴を備えているのですが、ローソンのカップ麺になった「香港飯店0410」店舗のメニューには “豚肉と海鮮、野菜たっぷりの韓国風チャンポン。強火で炒めて具材の旨みを引き出して、ピリ辛の味わい深いスープに仕上げました。” という紹介文を記載。

ほかにもチャンポンスープにライスと少量の麺が入った「ちゃんぽんバプ(짬뽕밥)」だったり、青唐辛子の旨みを加えた激辛メニューの「コチュチャンポン(고추짬뽕 – 青唐辛子チャンポン)」だったり、さらには「焼きちゃんぽん(볶음짬뽕)」など、いくつかのバリエーションを展開しているのですが、日本の店舗で提供されるチャンポンにマストの殻付きムール貝は入っていません。

ちなみに「香港飯店0410監修 辛ちゃんぽん」とあわせて麺抜きのカップスープ「香港飯店0410監修 辛ちゃんぽん 豆腐スープ」(販売者は日清食品、製造所は東日本明星)を並べて陳列しているローソン店舗も多かったのですが、カップラーメンは “肉野菜炒め風味の” 旨辛スープ、カップスープは “豚と海鮮だしの” 旨辛スープが特徴となっているため、異なる個性を備えているのがポイント。

それにしてもペクさん敏腕すぎるだろ‥‥

ダイエット中だから炭水化物(めん)は避けたい‥‥という事情があれば、問答無用でカゴに放り込むべきは「香港飯店0410監修 辛ちゃんぽん 豆腐スープ」になりますけど、私は “即席カップめん” の新商品を専門的にレビューしているため、このページでは「香港飯店0410監修 辛ちゃんぽん」を掘り下げます。

ちなみに余談なんですけど、店舗の屋号「香港飯店0410」に入っている数字 “0410” が気になって調べてみた結果、特に深い意味はないらしく、以前に代表が使っていた携帯電話番号の下4桁が由来とのこと。いいな、この発想。

開封

辛さレベルは「2」

今回のカップ麺に別添されている小袋は、野菜の風味引き立つ「特製香味油」1袋のみで、食べる直前に加える後入れ仕様。容器側面には “小さなお子様や、辛みが苦手な方の飲食には十分ご注意ください。” との注意書きを表示していますが、その横にある「辛さレベル」は5段階基準で真ん中より下の「2」となっているため、よほど辛い食べ物が苦手でなければ構える必要はないでしょう。

ちゃんぽんらしく具沢山

かやくは、キャベツ・味付豚ミンチ・きくらげ・いか・ねぎ・赤唐辛子の組み合わせで、ほぼイカ(「カップヌードル シーフードヌードル」に入っている魚肉練り製品)ではなく、ちゃんと本物のイカを使ってくれているのが嬉しいポイント。

ローソン標準価格は239円(税別)に設定されているため、通年販売されているローソン名店シリーズの「えびそば一幻 濃厚えびみそ」や「無鉄砲 濃厚ド豚骨」などと同じ値段(レビュー時に記載した販売価格は当時のまま)。ちなみに2023年6月13日〜26日までの期間中、ローソンで即席麺を2個同時に購入すると100円引になるキャンペーンを実施していますが、その対象商品に「香港飯店0410」は含まれていません。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:香港飯店0410監修 辛ちゃんぽん
製造者:日清食品株式会社
製造所:静岡工場(静岡県焼津市相川17-2)
内容量:100g(めん80g)
商品コード:4902105281581(JAN)
発売日:2023年06月06日(火)
実食日:2023年06月17日(土)
発売地域:全国
取得店舗:コンビニ(ローソン)
小売価格:239円(税別)
購入価格:258円(税込)
麺の種類:油揚げ麺
スタイル:縦型ビッグ
容器材質:紙
湯量目安:410ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:1袋(特製香味油)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、植物性たん白、卵粉、香辛料)、スープ(豚脂、糖類、はくさい調味料、粉末みそ、クリーミングパウダー、チキン調味料、食塩、香辛料、オニオンパウダー、植物油脂、香味調味料、魚醤、たん白加水分解物、いか粉末、酵母エキス、ポーク調味料)、かやく(キャベツ、味付豚ミンチ、きくらげ、いか、ねぎ、赤唐辛子)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、カラメル色素、増粘剤(グァーガム)、かんすい、炭酸Ca、香料、カロチノイド色素、乳化剤、酸味料、酸化防止剤(ビタミンE)、香辛料抽出物、甘味料(スクラロース、アセスルファムK)、炭酸Mg、ビタミンB2、ビタミンB1、くん液、(一部に小麦・乳成分・いか・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)

実食開始

調理前の見た目はスナック的

麺は油で揚げたフライ麺で、湯戻し時間は熱湯5分。なんというか漠然とセブンプレミアムの「蒙古タンメン中本 辛旨味噌」と同じ油揚げ麺を想像していたのですが、それよりも幅が狭く、縮れも強め。現在の日清食品であれば、縦型カップにノンフライ麺を搭載することも可能ではあるものの、カップちゃんぽんに油揚げ麺の組み合わせは相性がいいので、あえての採用なのかもしれません。

けっこうイイ感じ

別添の小袋は後入れなので、フタを半分まで開けたら内側の線まで熱湯を注ぎ、フタの上で「特製香味油」を温めながら待つこと5分。時間になったらフタを開け、温めておいた「特製香味油」を投入し、よく混ぜ合わせたら完成です。調理後の見た目は「蒙古タンメン中本」に負けず劣らずの攻撃的な色合いで、ちゃんぽんらしく多めの具材も嬉しいファーストインプレッション。

しかし、辛そうな見た目でありながら、香りは本能的に汗腺が反応するようなヤバいタイプではなく、それよりも肉や野菜、海鮮などが優勢で、心地好く食欲を刺激してくれる調理直後。はたして味覚に対してのアプローチも香りを裏切らない仕上がりなのか、念のため辛味の強さにも注目しつつ「めん」「スープ」「かやく」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(100g)あたり
カロリー:433kcal
たん白質:9.8g
脂  質:14.8g
炭水化物:65.2g
食塩相当量:6.8g
(めん・かやく:2.5g)
   (スープ:4.3g)
ビタミンB1:0.21mg
ビタミンB2:0.30mg
カルシウム:139mg
参考値(調理直後に分別した値)
熱量:433kcal(めん・かやく:372kcal)(スープ:61kcal)
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

カップラーメンらしさがプラスに作用

5.0

日清食品のカップラーメンに使われる油揚げ麺といえば、もちろん「カップヌードル」のように清々しほどカップラーメンらしいタイプもありますけど、有名店が監修した商品に使われるのは洗練されたタイプが多く、揚げ油に由来するニオイも基本的に控えめ。

調理後に1分ほど休ませるのがオススメ

けれども今回の油揚げ麺は、あえてジャンクな路線を狙っているようなイメージで、それが後述するスープにピタッとハマッていたのが勝因。食べ始めは部分的に、ちょこっと戻りムラがあったので、やや不自然に思える箇所もありましたけど、それが気になるのも最初だけ。しばらく経てばモチモチとした弾力が特徴的な、ちゃんぽんらしい食感が楽しめます。

表面は滑らかな質感で、なおかつ丸刃で切り出されているため口当たりがよく、しかしながら適度な縮れと下味が功を奏し、スープとの一体感や掴みも悪くありません。揚げ油に由来する特有の風味とコクに関しても “カップちゃんぽんとしての魅力を底上げするように働いていた” ので、いい取り合わせだと感じました。

スープ

カップ麺としてウマい

5.0

まずは「特製香味油」を入れずに味を確認してみたところ、この時点でピリ辛ないし辛い食べ物が苦手な方にとっては中辛、あるいは極端に苦手だと辛口認定されそうな辛さレベルには達していたのですが、それと同時に韓国産の唐辛子を彷彿とさせる甘さと芳ばしさも明確で、イカ粉末や魚醤など、余韻として残る魚介の旨みも印象的。

肉の風味については具材の味付豚ミンチから滲み出ている部分も強く、粉末みそのコクで味覚に頼りない印象を与えない、なかなかストロングなスープに仕上がっています。しかし、これで終わりではありません。

香味油を入れた後も辛さは大して変わらないが‥‥

別添の「特製香味油」を加えると、お肉系のジャンクなスナック菓子に通じるシーズニング感と豚脂のコク、さらに白菜の風味がプラスされ、より立体感のある味わいに。本格的 or スナック的と聞かれたら、迷わずスナック的と答えますけど、まったくネガティブではありません。むしろスープがスナック的な路線だからこそ、油揚げ麺が違和感なくハマッていたので、素直にポジティブでした。

かやく

過不足のないラインナップ

5.0

キャベツは他の製品でも頻繁に見かける野菜具材ですが、個体差か狙ってなのか厚みのある部分が多く、みずみずしい食感と野菜の甘みが満腹中枢を刺激。味付豚ミンチは「カップヌードル」で定番の謎肉(なぞにく)で、比較的に小さめなタイプではあるものの、ジャンクな味わいが全体の背徳感をブーストしてくれるアイテム。

細切りのキクラゲはコリコリとした歯触りで、こちらも食感のアクセントに嬉しく、イカは量こそ多いとはいえないけれど、スープのイカ粉末と相俟って魚介感の底上げに寄与しており、ネギが熱風乾燥ではなく凍結乾燥だったのも好印象でした。

総評

5.0

お店の味や質感を忠実に、あるいは本格的に再現した商品ではなく、むしろカップラーメンらしいデフォルメが目立つ一杯になりますが、セブンプレミアムの「蒙古タンメン中本 辛旨味噌」よろしくデフォルメをマイナスに思わせない仕上がりは見事。めちゃくちゃコスパに優れているわけではないけれど、これで239円(税込258円)なら上等ですよ。

ちなみに5月はリリースされませんでしたが、今後は月1で韓国の有名店に監修を仰いだローソン限定のカップ麺が発売される予定なので、早ければ7月4日(火)に第3弾が登場するハズ。どんな有名店とコラボするのか、どのメーカーが製造を担当しているのか、引き続き注目です【author・taka :a(大石敬之)】

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