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【評価】魚藍亭(ぎょらんてい)監修「よこすか海軍カレー焼そば」最大の問題は‥‥

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エースコック

どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。

本日の一杯は、2024年5月13日(月)新発売、エースコックのカップ麺「魚藍亭(ぎょらんてい)監修 よこすか海軍カレー焼そば」(236円+税)の実食レビューです。

カレーの街よこすか推進委員会による認定第1号店「魚藍亭」監修 “よこすか海軍カレー„ の魅力が楽しめるカップ焼きそば再登場!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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魚藍亭監修 よこすか海軍カレー焼そば

魚藍亭(ぎょらんてい)とは、1984年(昭和59年)創業の活魚料理店をルーツに持つ「カレーの街よこすか認定第1号店」で-・という概要と、エースコック×魚藍亭監修シリーズの歴史については「魚藍亭監修 よこすか海軍カレーラーメン」(2024年5月13日発売品)のレビューで触れているため、サクッと本題に入ります。

「よこすか海軍カレー焼そば」2代目のパッケージ

今回の新商品「魚藍亭監修 よこすか海軍カレー焼そば」は、魚藍亭監修のもと、海軍割烹術参考書に記された “カレイライス„ のレシピをアレンジしたカップ焼きそばで、前述のカップラーメンは今年で7代目に突入しましたが、こちらの「よこすか海軍カレー焼そば」は昨年(令和5年)5月15日発売品に続く2代目。

パッケージには新たに「カレーの街よこすか25周年」のロゴを配置していますが、それ以外のデザインは前回発売品に忠実で、調理後のイメージ画像さえも使い回し‥‥? ニュースリリースにもリニューアルポイントなどが記載されていないことから、もしかすると——なんですけど、このブログで前回発売品はレビューしていないため、新鮮な気持ちで向き合ってみます。

開封

かやくの小袋は茶色から紫色に変わった

今回のカップ麺に別添されている小袋は、先入れの「かやく」に、後入れ「麺ほぐし香味油」と「仕上げシーズニング」の合計3パック。このブログで前回発売品はレビューしていないと触れたばかりですが、個人的な記録としては残しておりまして、それと比較すると「かやく」のカラーリングが変わっています。

ラーメンとは異なる見た目

麺は油で揚げたフライ麺で、この時点から強めに漂ってくるエースコック特有の油揚げ麺臭も然る事乍ら、先に言及しておきたいのが調理前の麺重量について。即席カップめん業界における汁なし商品の麺重量は、90gをレギュラーサイズの基準とし、120〜30gだと大盛りに分類されるのですが、本商品の内容量は1食あたり68g(めん60g)と事実上の標準を下回る値。

それでいてメーカー希望小売価格は236円(税別)なので、これについてはレギュラーサイズのカップ麺における事実上の標準ど真ん中なんですけど、いきなりコストパフォーマンスに関しての不穏な空気が否めません。小腹が空いたときにサクッと楽しめる、というのはメリットの一つになり得ますが、実売価格を踏まえると手放しに評価できないところ。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:魚藍亭監修 よこすか海軍カレー焼そば
製造者:エースコック株式会社
製造所:東京工場(埼玉県川越市大字今福461-1)
内容量:68g(めん60g)
商品コード:4901071403591(JAN)
発売日:2024年05月13日(月)
実食日:2024年05月15日(水)
発売地域:全国
小売価格:236円(税別)
麺の種類:油揚げ麺
スタイル:標準どんぶり型
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:420ml
調理時間:熱湯3分
小袋構成:3袋(仕上げシーズニング・麺ほぐし香味油・かやく)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、しょうゆ)、添付調味料(植物油脂、豚脂、食塩、カレー粉、香味調味料、砂糖、ポーク調味料、乳等を主要原料とする食品、オニオンパウダー、乳化油脂、オニオンエキス、ビーフ調味料、胡椒)、かやく(ポテト、味付鶏肉そぼろ、玉ねぎ、人参)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、炭酸Ca、香料、かんすい、甘味料(カンゾウ、スクラロース、アセスルファムK)、カロチノイド色素、酸化防止剤(ビタミンE、ビタミンC)、酸味料、微粒二酸化ケイ素、カラメル色素、ビタミンB2、香辛料抽出物、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・オレンジ・牛肉・ごま・大豆・鶏肉・豚肉を含む)

実食開始

「よこすか海軍カレーラーメン」と同じラインナップ

別添の小袋は「かやく」のみ先入れで、ほくほくとしたポテト、程良く味付けした鶏肉そぼろ、風味の良い玉ねぎ、彩りの良い人参の組み合わせは、同時発売品の「よこすか海軍カレーラーメン」と完全に一致する内容です。ただ、細かいことを指摘すると、こちらのほうがラーメンよりも玉ねぎ多め、ニンジン少なめに配合を変えている様子。

香りが個人的にストライクすぎるw

かやくを入れたら内側の線まで熱湯を注ぎ、フタの上で「麺ほぐし香味油」を温めながら待つこと3分。時間になったら湯切り口を作り、麺の戻し湯を捨て「麺ほぐし香味油」を全体に馴染ませてから「仕上げシーズニング」を満遍なく振りかけ、再度よく混ぜ合わせたら出来上がり。

きちんとカレーらしい香りを漂わせていますが、だいぶマイルドで優しい雰囲気。さらに深みも感じるので、それについては素直に好印象だったんですけど、前述のように麺重量の問題がありますから、引き続きコスパ的な部分にも注目しつつ「めん」「香味油・シーズニング」「かやく」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(68g)あたり
カロリー:316kcal
たん白質:5.9g
脂  質:13.1g
炭水化物:43.5g
食塩相当量:2.8g
ビタミンB1:0.33mg
ビタミンB2:0.34mg
カルシウム:249mg
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

ちょっとダマになりがち

同時発売の「よこすか海軍カレーラーメン」には、コリッとした歯応えが特徴的な油揚げ麺(熱湯4分)を合わせていたのに対し、こちらはプリッとした質感が特徴的な中細麺で、比較的にソフトなタイプ。つまり、きちんと汁なし用にチューニングしているため、使い回しではないのですが‥‥

ダマになりがちなのと量が少ない

仕上げシーズニングとの関係か、調理後はモタッとダマになる感じ。麺ほぐし香味油ちゃんと仕事しろよw ってほど大きなダマが多発するわけではないけれど、食感はソフトなのにテクスチャーは重いというか、もうちょいバラッとした質感のほうがスパイス感を邪魔しないんじゃないのかなと思ったり思わなかったり。

また他社の商品を引き合いに出すと、レギュラーサイズの「カップヌードル」(めん65g)よりも麺重量が少ない上に、戻し湯で作るカレースープを別添! みたいなアイディアも備わっていないため、普段から汁なしカップ麺を頻繁に購入されている方は、これ1食だと物足りないハズ。逆に少食の方にとっては嬉しいボリュームになるかと思いますが、希望小売価格を思うと割高な印象が否めません。

香味油・シーズニング

めっちゃいいw

湯切りしてから最初に加える「麺ほぐし香味油」には、ほんのりカレーの風味が施されているため、単なる潤滑油ではありません。もちろん麺ほぐし効果も担っているのですが、前述のように「仕上げシーズニング」投入後はモタつくので、この倍量は‥‥いや、オイルの量を増やせば解決するような問題じゃないか。

ラーメンとは方向性が違う‥‥?

続けて「仕上げシーズニング」を加えた途端、やさしいカレーのコクが広がって、味だけでいえば★5即決したいレベルで私の好みだったんですけどw 同じく「魚藍亭」監修による「よこすか海軍カレーラーメン」で印象的だった華やかなスパイス感は鳴りを顰めている状態。

ビーフやオニオンの旨みだったり、家庭的な雰囲気だったり、共通する項目は備わっていたのと、エースコックといえば「CoCo壱番屋」監修シリーズのカレー味とも異なるベクトルを歩んでいるのですが、はたして “どっちが「魚藍亭」の味に近いのか„ みたいな。どうなんでしょうねw それはさておき味付けのレベルは高かったので、なおさら麺の少なさが気になりました(もっと食べたかった)。

かやく

タマネギいいぞー(その一方でポテトは‥‥)

構成についてはもちろん、使っている資材も「よこすか海軍カレーラーメン」と同じだったので、詳しい説明は省きますが、なかでも目立っていたのが玉ねぎのアクセント。シャキシャキした食感も然る事乍ら、特有の香味もハッキリと伝わってくるアイテムで、やさしいカレー味と相性抜群。

ほかにも人参のコリコリとした食感や、ほんのり生姜風味の鶏肉そぼろも前述のシーズニングと好相性だったんですけど、思い返せば思い返すほどポテトの存在感は弱かったですw

総評

2.5

ひとつ前のページで取り上げた7代目「よこすか海軍カレーラーメン」には、新たに “後がけスパイス„ を採用し、従来品と比較して特別感を持たせていたのですが、こちらの「よこすか海軍カレー焼そば」については昨年と同じ内容で、あらためて栄養成分表示の値を比較してみたところ、前回発売品から微塵も動いていません。

単純に味だけで、なおかつ個人的な嗜好のバイアスも踏まえて評価するのであれば、とりあえず「★4」は堅い一杯だったんですけど、及第点を付けられなかった理由はコスパ的な問題。2、3ヶ月後には税込100円以下のワゴンに放り込まれている可能性も高いので、そうなれば話も変わってきますけど、次回作への期待も込めて。【author・taka :a(大石敬之)】

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