どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。
本日の一杯は、2021年9月6日(月)新発売、エースコックのカップ麺「EDGE×わかめラーメン ごまごまごま・しょうゆ ごま4倍」及び「EDGE×わかめラーメン ごまごまごま・しお ごま4倍」の実食レビューです。
長年の相棒まさかの裏切り!? わかめラーメンの準主役「ごま」とEDGE(エッジ)が結託 “ごま4倍” で主役の座を狙う!!
実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。
EDGE×わかめラーメン ごま4倍
わかめラーメンとは、エースコックを代表する “わかめが主役” のブランドで、1983年(昭和58年)6月に生まれた待望のヒット商品。その約1年前となる1982年(昭和57年)当時のマーケティング部が「業績を牽引する力強いヒット商品をつくる」という命題に取り組むべく「食品の安全・健康」と「内容の充実・質的向上」を指針とし、ヘルシーな路線の「わかめラーメン」を開発しました。
すでに発売35周年を超えたロングセラーの「わかめラーメン」より、近年「EDGE×わかめラーメン ごま・しょうゆ わかめ3.5倍」や「わかめラー まさかの麺なし ごま・しょうゆ(わかめ4.5倍)」など、わかめに特化した商品が意欲的にリリースされているのですが、今度は長年 “わかめとタッグを組んできた” 準主役の「ごま」が「EDGE」と結託し、わかめを凌駕するほどの「ごま4倍」を実現。
EDGE(エッジ)とは、既存の常識を覆す「驚き&やりすぎ」をテーマに開発されたインパクト重視のブランドで、2014年(平成26年)1月13日発売の「EDGE 鬼マヨ焼そば(カップ焼そばにマヨネーズ入れすぎた件)」が第1弾。いまやエースコックきってのイロモノとして確固たる地位を築いているのですが、その対極にあるブランドといっても過言ではない「わかめラーメン」とも積極的にコラボ。
2018年(平成30年)6月11日に発売された「EDGE×わかめラーメン ごま・しょうゆ 35周年なのでわかめ3.5倍」及び「同 ごま・みそ 35周年なのでわかめ3.5倍」を皮切りに、2019年(令和元年)6月17日発売の「帰ってきたわかめ3.5倍」や2020年(令和2年)6月22日発売の「また帰ってきたわかめ3.5倍」など、定期的に “わかめ3.5倍” のスポット商品を展開。
さらに直近だと2021年(令和3年)5月30日に「EDGE×わかめラーメン ごま・しょうゆ また×2帰ってきたわかめ3.5倍」を発売しており、それ以外にも「EDGE×わかめラー油蕎麦(そば)わかめ3.5倍」や「EDGE×わかめラーメン コムタン味 わかめ3.5倍」など、麺や味のバリエーションを広げ、すっかり味を占めたエースコック。
さらにセブンイレブン(7-11)の語呂合わせで「わかめラーメン 麺大盛りでわかめ7倍&コーン11倍」という意味不明な爆盛りバージョンもリリースするなど、実は「わかめラーメン」単独でも無茶な商品を展開しているのですが、いつもスポットが当てられるのは “わかめ” ばかり‥‥。そう、わかめラーメンといえば「わかめ」に続く準主役「ごま」の存在も忘れてはいけません。
「わかめラーメン」の正式な商品名が「ごま・しょうゆ」や「ごま・みそ」となっているように、健康的な食材の代表格として、発売当初から「わかめラーメン」を支え続けてきた直火焙煎タイプのゴマ。そこにスポットを当てた今回の新商品「EDGE×わかめラーメン ごまごまごま・しょうゆ ごま4倍」は、文字通り “ごまを4倍に増量した” 変わり種で「ごま足りてました?」と主役を挑発。
さらに「EDGE×わかめラーメン ごまごまごま・しお ごま4倍」という味違いの相方も参戦ということで、しお味のスープは「EDGE×わかめラーメン」シリーズ初の試み。エースコックのニュースリリースには “わかめを凌駕するほどのごまを加えたインパクトMAXな一杯” と記載されていたので、お手並み拝見と参りましょう。
開封
「EDGE×わかめラーメン ごまごまごま・しょうゆ ごま4倍」に別添されている小袋は、先入れの「かやく」に、後入れの「液体スープ」と「ふりかけ」の合計3袋。かやくの小袋には大量の煎り胡麻(いりごま)が入っているのですが、ふりかけの小袋には擂り胡麻(すりごま)をブレンドしているらしく、まさかの二段構え。
「EDGE×わかめラーメン ごまごまごま・しお ごま4倍」にも3種類の小袋が別添されているのですが、こちらの添付調味料は後入れの液体スープではなく “先入れ” の「粉末スープ」なので、調理の際は小袋を入れる順番に注意。ただ、先入れの「かやく」と後入れの「ふりかけ」は小袋のデザインからして完全に一致するため、中身も同じ内容と見て間違いないでしょう。
ちなみに正式な発売日は2021年9月6日(月)なのですが、新商品に強い量販店では宵積みしている場合も珍しい話ではなく、もちろん月曜日から全国のスーパーやドラッグストア、ディスカウントストアなど、さらに火曜日からはコンビニでも販売を開始。2021年9月4日現在、ちょっとフライングのレビューになりますが、味の感想や評価など、一足早く参考にしていただければ幸いです。
製品詳細情報・購入価格等
EDGE×わかめラーメン ごま・しょうゆ ごま4倍 | EDGE×わかめラーメン ごま・しお 4倍 | |
製造者 | エースコック | エースコック |
製造所 | 兵庫工場 | 兵庫工場 |
内容量 | 97g(めん60g) | 80g(めん60g) |
JAN | 4901071216665 | 4901071216672 |
発売日 | 2021年9月6日(月) | 2021年9月6日(月) |
発売地域 | 全国 | 全国 |
小売価格 | 193円(税別) | 193円(税別) |
麺の種類 | 油揚げ麺 | 油揚げ麺 |
スタイル | 標準どんぶり型 | 標準どんぶり型 |
容器材質 | プラ(PS) | プラ(PS) |
湯量目安 | 420ml | 420ml |
調理時間 | 熱湯3分 | 熱湯3分 |
小袋構成 | 3袋 | 3袋 |
原材料名とアレルギー表示
【EDGE×わかめラーメン ごまごまごま・しょうゆ ごま4倍】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、しょうゆ)、スープ(しょうゆ、ごま、砂糖、植物油脂、食塩、たん白加水分解物、発酵調味料、魚介エキス、香辛料、カツオ調味料、酵母エキス、難消化性デキストリン)、かやく(ごま、わかめ)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、酒精、炭酸Ca、カラメル色素、かんすい、香料、カロチノイド色素、酸化防止剤(ビタミンE)、酸味料、香辛料抽出物、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉を含む) |
【EDGE×わかめラーメン ごまごまごま・しお ごま4倍】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、しょうゆ)、かやく(ごま、わかめ)、スープ(ごま、食塩、ポークエキス、香辛料、チキン調味料、粉末しょうゆ、チキンエキス、カツオブシパウダー、砂糖、難消化性デキストリン、オニオンパウダー、酵母エキス、植物油脂)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、炭酸Ca、かんすい、微粒二酸化ケイ素、カロチノイド色素、酸化防止剤(ビタミンE)、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉を含む) |
実食開始
【EDGE×わかめラーメン ごまごまごま・しょうゆ ごま4倍】栄養成分表示:カロリー 389kcal(めん・かやく 347kcal / スープ 42kcal)、たんぱく質 10.1g、脂質 19.3g、炭水化物 45.6g(糖質 42.0g / 食物繊維 3.6g)、食塩相当量 5.7g(めん・かやく 1.8g / スープ 3.9g)、ビタミンB1 0.27mg、ビタミンB2 0.37mg、カルシウム 386mg |
「EDGE×わかめラーメン ごまごまごま・しょうゆ ごま4倍」にメンマやコーンは入っていませんが、いつものように「わかめ」の量は申し分なく、さらに「ごま」も大量で、ふりかけの煎り胡麻&擂り胡麻が容赦無くワカメを追撃。磯の香りも豊かに伝わってくるものの、それに匹敵する勢いで胡麻の香りも強めに漂ってきます。
【EDGE×わかめラーメン ごまごまごま・しお ごま4倍】栄養成分表示:カロリー 362kcal(めん・かやく 340kcal / スープ 22kcal)、たんぱく質 9.5g、脂質 17.2g、炭水化物 44.3g(糖質 40.4g / 食物繊維 3.9g)、食塩相当量 5.4g(めん・かやく 1.8g / スープ 3.6g)、ビタミンB1 0.27mg、ビタミンB2 0.35mg、カルシウム 363mg |
片や「EDGE×わかめラーメン ごまごまごま・しお ごま4倍」も具材・ふりかけの構成は同じなのですが、先入れの粉末スープを別添した塩味なので、まったく香りの雰囲気は別物。調理直後の “わかめラーメンらしさ” は控えめなファーストインプレッションではあるものの、それだけに同時発売品としての差別化については申し分ありません。
ちなみに “わかめ3.5倍” のときは「スーパーカップ1.5倍」と同じ大盛りバケツ型の容器を使用していましたが、今回の “ごま4倍” では通常の「わかめラーメン」と同じ容器を使っているので、女性の方も手に取りやすいかもしれません。それでは、引き続きゴマの威力とワカメの兼ね合いにも注目しつつ「めん」「スープ」「かやく・ふりかけ」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。 |
めん
まったく同じかと思いきや形状と加水率が違う
「EDGE×わかめラーメン ごまごまごま・しょうゆ ごま4倍」に使われている油揚げ麺は、おそらく既存の「わかめラーメン ごま・しょうゆ」と共通で、原材料名の構成も完全に一致。丸刃で切り出された口当たりのいい平打ち麺で、ゆるやかな縮れと適度な味付けでスープとの一体感も高く、わかめのヘルシーな印象とは対極にある油揚げ麺の風味とコクがカップラーメンらしい背徳感を表現。
片や「EDGE×わかめラーメン ごまごまごま・しお ごま4倍」の油揚げ麺も原材料名の並びは同じで、エースコックのニュースリリースに記載されている “適度に味付けをした、滑らかでコシのある歯切れの良いめんです” という文面も完全に一致するのですが、形状は丸断面で「ごま・しょうゆ」よりも厚みがあり、やや加水率を下げているような軽さを感じます。
偶然の個体差とは思えない違いだったので、基本的な原材料は同じでも切刃や加水率を変更するなど、スープに合わせて麺を調整している様子。麺とスープのマッチングは「ごまごまごま・しょうゆ」のほうが圧倒的に上だったので、それも体感的な差を感じる要因になっていたように思いました。
スープ
圧倒的に「ごま・しょうゆ」のほうが美味しい
「EDGE×わかめラーメン ごまごまごま・しょうゆ ごま4倍」の液体スープは、いつもの「わかめラーメン ごま・しょうゆ」に酷似した内容で、有機丸大豆醤油を使用しているのも共通のポイント。原材料名ではニボシペーストとオイスターエキスは省かれているのですが、それらを合わせて “魚介エキス” と表記している可能性も高く、そのベースだけ見ると大きな違いは感じません。
しかし、定番の後がけスパイスが別添されていないことに加え、具材のメンマやコーンから滲み出てくる風味もなく、オリジナルには入っていない擂り胡麻のアクセントを明確に感じるなど、液体スープに対する飾り付けが違うので、いつもの安心感を踏襲しながらも違った雰囲気が楽しめます。
片や2021年8月現在の「わかめラーメン」に「ごま・しお」の通年商品は存在しないため、オリジナリティでいえば「EDGE×わかめラーメン ごまごまごま・しお ごま4倍」に軍配なのですが、わかめとの相性は「ごま・しょうゆ」の液体スープに分があるような印象。
しかし、カツオブシパウダーのアクセントを強めに感じる塩味のスープなので、磯の風味と相性が悪いわけではなく、あくまで「ごま・しょうゆ」と比較すればの話。可能であればオイル感のあるタンメン系の液体スープを合わせてほしかった思いもありますが、粉末スープならではの軽さは擂り胡麻の風味と相性がよく、変わり種らしい個性が感じられました。
かやく・ふりかけ
どちらも共通のラインナップ
かやく・ふりかけの内容は「EDGE×わかめラーメン ごまごまごま・しょうゆ ごま4倍」及び「同 ごまごまごま・しお ごま4倍」ともに共通で、わかめの量と品質は通常の「わかめラーメン」と変わらないのですが、ごま4倍のインパクトは凄まじく、体感的に磯の風味よりも煎り胡麻の芳ばしさと擂り胡麻のコクが強いと思ったくらい。
メンマとコーンは入っていませんが、それを補って余るほど胡麻のインパクトが強く、ちゃんと磯の風味豊かな「わかめラーメン」なんだけど強烈にゴマ。いつもは準主役として「わかめ」を立てることに徹している「ごま」ですが、ほぼ主役といっても過言ではないくらい、その存在感を遺憾無く発揮していました。
総評
ごま・しょうゆ
ごま・しお
やはり慣れ親しみのある「ごま・しょうゆ」のほうが美味しいと感じたので、どっちがオススメかと聞かれたら「EDGE×わかめラーメン ごまごまごま・しょうゆ ごま4倍」と答えますが、どちらもゴマの威力は凄まじく、なるほど “わかめを凌駕するほどの-・” というエースコックの謳い文句も誇張ではありません。
正直なところ「EDGE×わかめラーメン ごまごまごま・しお ごま4倍」に感動はなかったのですが、いつもの味とは違う個性派なので、選択肢の一つに加えてみるのもアリだと思います。さて、次はメンマやコーンを増量してくるのか、それとも「まさかの麺なし ごまごまごま・しょうゆ ごま4倍」みたいな二番煎じを展開してくるのか、引き続き今後の動きに注目です【author・taka :a(大石敬之)】