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あり? なし? 日清の特盛どん兵衛「中華あんかけきつねうどん」は奇跡の出会いか、それとも‥‥

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日清食品

どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。

本日の一杯は、2024年10月28日(月)新発売、日清食品のカップ麺「日清のどん兵衛 特盛 中華あんかけきつねうどん」(285円+税)の実食レビューです。

中華あんかけ+きつねうどんのマリアージュ!? 鶏の旨みと際立つ海鮮のコク「どん兵衛」またもや特盛りサイズの創作きつねうどんを展開!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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日清のどん兵衛 特盛 中華あんかけきつねうどん

日清のどん兵衛(にっしんのどんべえ)とは、1976年(昭和51年)8月9日の発売以来、現在は即席カップめん市場の丼型うどん・そばカテゴリーにおいて売上No.1に君臨しているブランドで、いつもの定番商品は安心と信頼のフレーバーで数多くの固定ファンを獲得していますが、奇抜な変わり種にも積極的。

中華あんかけ+きつねうどん???

このページでレビューする「日清のどん兵衛 特盛 中華あんかけきつねうどん」は、鶏の旨みをベースに、オイスターソースやホタテのエキスなど、海鮮のコクを効かせた “中華あんかけつゆ„ を特徴とする特盛きつねうどんの新作‥‥きつねうどん!? というわけで、丸大豆100%使用の1枚お揚げをトッピングした斬新な新商品。

中華あんかけ+うどん=わかる、きつね+うどん=当たり前にわかる、中華あんかけ+きつねうどん=??? などと、おもわず疑問符が浮かび上がる組み合わせですが、これが初めての事ではありません。昨年2月20日に突如として現れた「日清のどん兵衛 特盛 ラーメンスープの!? きつねうどん」を皮切りに‥‥

昨年10月16日発売「日清のどん兵衛 特盛ラー油肉汁きつねうどん」、今年6月3日発売「日清の辛どん兵衛 特盛きつねうどん」と続いているため、その流れを汲む特盛りサイズの創作きつねうどん。個人的には漠然とポジティブな組み合わせに思えたんですけど、鶏の旨みと際立つ海鮮のコクに対し、ふっくら甘辛お揚げが違和感なくフィットしているのかどうか、そこが評価の分かれ目です。

開封

別添の小袋は1つ

今回のカップ麺に別添されている小袋は、熱湯5分後に使う「後入れ粉末スープ」1パックのみで、かやくは最初から容器の中に入っている状態。中華あんかけ=とろみ成分が粉末スープに含まれていることは明白なので、小袋を入れるタイミングはもちろん、粉末スープのダマにも気を付けたい商品。

おあげのサイズにも注目

かやくは丸大豆100%使用の1枚お揚げに、チンゲンサイとキクラゲの組み合わせで、ひとつ前の「辛どん兵衛」と同じく1枚お揚げのサイズは通年販売の「特盛きつねうどん」ほど大きくありません。ただ、あまりに大きいと混ぜるとき邪魔になりそうなので、このくらいが適切かも?

ちなみにメーカー希望小売価格は285円(税別)に設定されているため、通常の「特盛きつねうどん」271円+税よりも高めの値段。これについても「辛どん兵衛」と共通するポイントになるので、この企画は285円(税別)を前提に開発が進められてるのかもしれません。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:日清のどん兵衛 特盛 中華あんかけきつねうどん
製造者:日清食品株式会社
製造所:静岡工場(静岡県焼津市相川17-2)
内容量:127g(めん96g)
商品コード:4902105282441(JAN)
発売日:2024年10月28日(月)
実食日:2024年11月03日(日)
発売地域:全国
取得店舗:コンビニ(ローソン)
小売価格:285円(税別)
購入価格:307円(税込)
麺の種類:油揚げ麺
スタイル:大盛どんぶり型
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:510ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:1袋(後入れ粉末スープ)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、植物性たん白、こんぶエキス、大豆食物繊維、糖類)、かやく(味付油揚げ、チンゲン菜、きくらげ)、スープ(食塩、糖類、魚介調味料、オイスターソース、香味調味料、でん粉、クリーミングパウダー、粉末しょうゆ、チキン調味料、酵母エキス、香辛料、いか粉末)/ 加工でん粉、増粘剤(加工でん粉、増粘多糖類)、調味料(アミノ酸等)、炭酸Ca、リン酸塩(Na)、カラメル色素、香料、微粒二酸化ケイ素、pH調整剤、酸化防止剤(ビタミンE)、乳化剤、カロチノイド色素、甘味料(スクラロース、アセスルファムK)、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部にえび・小麦・乳成分・いか・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)

実食開始

西日本向けかな?

先月上旬、関東向けの商品に使っている油揚げ麺のみ配合を変更し、麺・つゆ・具材・七味ぜんぶ東西分けを実現させた「どん兵衛」ですが、今回の「中華あんかけきつねうどん」は全国共通の味。ただ、ニュースリリースの商品特徴が西日本向けと同じ “もっちりとしたつるみのあるうどん„ となっているため、それと同じ仕様である確率が高いです。

なんかもう違和感ないかもしれない(麻痺)

別添の小袋は後入れなので、それを取り出してから内側の線まで熱湯を注ぎ、フタをして待つこと5分。時間になったら「粉末スープ」を加え、よく混ぜ合わせたら出来上がり。さすが「中華あんかけ」というだけのことはあって、とろみ成分の効き目は強かったんですけど、それを最大限に引き出すために必要な時間が長い長い‥‥。

とりあえず1分くらい混ぜ続けたら大丈夫か? などと油断していたのですが、なんのなんの。混ぜれば混ぜるほど粘度が高くなるタイプだったので、1分30秒‥‥いや、2分以上ほど混ぜ続けた段階で “やっとこさ餡掛け„ みたいな。それとレギュラーサイズ用とはいえ1枚お揚げが混ぜる間に邪魔だったので、それを一時的に出しておくための別皿を用意、またはフタ裏に避難させたほうが効率よきです。

栄養成分表示:1食(127g)あたり
カロリー:580kcal
たん白質:11.3g
脂  質:24.6g
炭水化物:78.4g
食塩相当量:6.6g
(めん・かやく:2.9g)
   (スープ:3.7g)
ビタミンB1:0.23mg
ビタミンB2:0.26g
カルシウム:265mg
参考値(調理直後に分別した値)
熱量:580kcal(めん・かやく:517kcal)(スープ:63kcal)
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

いつもより柔らかくなるスピードが早い

4.0

東日本向け専用に改良された「もっちりとしたつるみがあり、コシの強さが楽しめるうどん」と、現在も西日本向けの商品に使われている「もっちりとしたつるみのあるうどん」の原材料名は完全に一致するため、それを基準に判断することはできないのですが、おそらく西日本向けの「きつねうどん」と同じスペック。

スープとの一体感は申し分ない

数年前に話題をさらった「10分どん兵衛」にも耐えられるほど、本来であれば耐久性の高い配合となっているのですが、熱湯5分+後入れ粉末スープを投入し、混ぜること2分以上。さらに高粘度=保温性が高い環境が相俟って、合計10分ほど経過した頃には「10分どん兵衛」よりも柔らかめの食感に。

また「めん96g」の特盛り仕様なので、ちょっと焦らないと最後らへんヤワヤワになってしまうのですが、とろみの強い中華あんかけスープとの相性は悪くありません。ただ、後半にかけてメリハリのなさが浮いてくるので、ラー油だったり、コショーだったり、酢だったり、なにか一つ鋭めのアクセントになる調味料を用意しておいたほうが安心かもです。

スープ

思ってたより浅かった

3.0

意外とダマにならなかったのは嬉しい誤算でしたけど、とろみの加減については先述のように “ひたすら混ぜないと完全には引き出せない„ ので、そこは玉に瑕。また旨みはホタテのエキスを中心に魚介の要素が強く、オイスターソースのアクセントやチキン由来のコクも感じるのですが、のっぺりとした印象も。

それなりに塩気は強いので、平坦な味ではないけれど、すこし輪郭がボヤけているというか、うまみとコクが比例していないというか、もうちょい食塩を控えてオイスターソースを強めても‥‥というのはイメージの問題ですかね。しかし、1枚お揚げの味付けを踏まえると、比較的にアッサリとした路線にも納得できる設計で——。

かやく

相性いいですよ

5.0

メインの油揚げは、西日本向けよりも濃口醤油と甘さを強めに効かせた東日本向けの味付けで、そこから滲み出てくる甘辛い味と、甘さ控えめの中華あんかけスープが渾然一体となり、ようやく完成するようなフレームワーク。

チンゲンサイはシャキシャキ、キクラゲはコリコリで、どちらも量が多く、どん兵衛の変わり種だから具材がショボい‥‥みたいなこともない、なかなかの満足が得られる内容でした。ちょっと油揚げのサイズは小さいけど、あんかけスープが腹に溜まるので、あまり気にならないと思います。

総評

4.0

後入れ粉末スープのコクに少し不満を感じたのと、一見すると場違いに思える1枚お揚げを受け入れられるかどうかもターニングポイントになりますが、中華あんかけスープ+きつねうどんの組み合わせは意外と悪くありません。

後半に使う味変アイテムの準備は好みの問題になりますが、とにかく “あんかけ状態に到達するまで混ぜ続ける„ 手順は必須といっても過言ではないので、調理の際は留意してください。【author・taka :a(大石敬之)】

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