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見せてもらおうか、Cycle.me(サイクルミー)のカップ麺「うまみ鶏白湯ヌードル」の性能とやらを

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日清食品

どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。

本日の一杯は、2024年7月9日(火)セブンイレブン限定発売、日清食品のカップ麺「サイクルミー うまみ鶏白湯 / Cycle.me ヌードル|うまみ鶏白湯」(298円+税)の実食レビューです。

時間で選ぶ、おいしい栄養。時間栄養学(Chrono-nutrition)に基づいたウェルビーイング(Well-being)ブランド「Cycle.me」にカップラーメン初登場!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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Cycle.me ヌードル|うまみ鶏白湯

Cycle.me(サイクルミー)とは、時間栄養学(体内時計を研究する時間生物学「Chronobiology」と、栄養学「Nutrition」がオーバラップする部分)に基づき、三井物産系列の .me(ドットミー)が展開しているウェルビーイングブランド(Well-being brand:身体的・精神的・社会的・経済的に満たされた状態を目指すブランド)で “時間で選ぶ、おいしい栄養„ がコンセプト。

Cycle.me 初のカップ麺(なんかのパーツっぽい)

今回の新商品「サイクルミー うまみ鶏白湯」は、果汁系プロテインドリンクやGABA入り作業用クッキー・ミルク用スパイスミックス、スープ春雨、調整豆乳スナック、ゼリー、プロテインクランチチョコなど、多種多様な商品を展開している「Cycle.me」史上初のカップラーメンで、セブン-イレブン限定商品「7-Eleven Limited」に位置付けられた日清食品との共同開発商品です。——で、それ何時? 7時? 19時?

「Cycle.me」の商品パッケージには、それぞれの推奨喫食時間を示す時計が例外なくデザインされていて、パターンは「7時(Morning)」「15時(Daytime)」「22時(Night)」の計3種。つまり、今回のパッケージに印刷されている時計は午前7時なので、朝ラー推奨のカップラーメン? 私のようにカップまで平らげる勢いのヘッヴィなユーザーであれば、朝っぱらに縦型ビッグなんぞも余裕ですけど‥‥

For your usual lunch?

時計の反対側に目をやると “いつものお昼に、ちゃっかりタンパク質を。クセになるうまさの濃厚鶏白湯ヌードル„ ってランチ用なんかいww などと、実食前から若干の疲労感を抱えている現在。そんな気分もwell(よい)being(状態)に変えてくれるのか、お手並み拝見と参りましょう。

開封

まずはフタ上の小袋を引っ剥がす

今回のカップ麺に別添されている小袋は、フタの上に貼り付けられた「鶏油風味オイル」1パックのみで、鶏油 “風味„ という表現が気になるところではございますが、鶏油ならではの芳ばしい風味に期待したいところ。かやくは鶏つくね+ねぎとシンプルすぎるほどにシンプルですが、ゴロゴロと入っている大きめの鶏つくねが好印象。——で、それとは別に原材料名の「モリンガ種子エキス末」が興味深い部分。

モリンガ種子エキス末入りのカップ麺とか前代未聞

これを見て「サロンパス風味のタブレット」(久光ウエルネス)が脳裏を掠めたんですけど、それはさておきモリンガとは、90種類以上の栄養素が含まれていることから奇跡の木(ミラクルツリー)とも呼ばれている「モリンガ(ワサビノキ)」の種子で、世界的に注目を集めているスーパーフード。その効能は、えっと‥‥たぶん大谷翔平選手くらい凄まじいです。

ただ、妊娠中の方、あるいは妊娠を希望されている方、また授乳中の方や体質に敏感な方におかれましても “モリンガの摂取には注意が必要„ とされ、それは今回の「サイクルミー うまみ鶏白湯」も例に漏れず。パッケージには、妊婦さんに必要とされるタンパク質(Protein)が16gも配合されていることを示す訴求が見られますが、モリンガの摂取に懸念がある方は喫食を控えてください。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:サイクルミー うまみ鶏白湯
製造者:日清食品株式会社
製造所:静岡工場(静岡県焼津市相川17-2)
内容量:95g(めん70g)
商品コード:4902105282083(JAN)
発売日:2024年07月09日(火)
実食日:2024年07月19日(金)
発売地域:全国
取得店舗:コンビニ(セブン-イレブン)
小売価格:298円(税別)
購入価格:321.84円(税込)
麺の種類:ノンフライ麺
スタイル:縦型ビッグ
容器材質:紙
湯量目安:420ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:1袋(鶏油風味オイル)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】めん(小麦粉(国内製造)、植物性たん白、たん白加水分解物、食塩、チキンエキス、植物油脂、デキストリン、大豆食物繊維、卵粉、香辛料、モリンガ種子エキス末)、スープ(豚脂、食塩、でん粉、チキン調味油、小麦粉、乳等を主要原料とする食品、コラーゲンペプチド、チキン調味料、乳化油脂、糖類)、かやく(鶏つくね、ねぎ)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、香料、かんすい、増粘多糖類、炭酸Ca、環状オリゴ糖、カロチノイド色素、酸化防止剤(ビタミンE)、カラメル色素、酸味料、乳化剤、フラボノイド色素、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)※モリンガエキスが含まれていますので、妊娠中または妊婦を希望する方は喫食をお控えください。体質や体調に合わない場合は、喫食をおやめください。

実食開始

ノンフライ麺の見た目は日清食品らしからぬ雰囲気

麺は高温の揚げ油に通さず、熱風で乾燥させたノンフライ麺で、けっこう細めに切り出されているのですが、湯戻し時間は5分と長め。さらに、チキンエキスや大豆食物繊維を配合するなど、日清食品のノンフライ麺らしいと思える要素は備わっているのですが、前述のモリンガ種子エキス末が練り込まれているのはココ。またパッと見の雰囲気も含め、マニア的には違和感が否めないファーストインプレッション。

あれ? この香り、どこかで‥‥

別添の「鶏油風味オイル」は後入れなので、それを引っ剥がしてから内側の線まで熱湯を注ぎ、フタの上で小袋を温めながら待つこと5分。けっきょくフタの上で温めるのに、なぜ事前に小袋を取らないといけないのか。これって実は安全の観点から見たアドバイスで、熱湯を注いでいる間に小袋の重みでフタが閉まらないように、つまり火傷を予防するための安全策なんです(どやぁ)。

ぶっちゃけブログ用に撮影しないときは小袋を貼り付けたまま調理しt(殴打)さて、調理後の雰囲気は “ふつうのカップラーメン„ なんですけど、セブン-イレブンでの販売価格は298円(税込321.84円)。モリンガエキスやプロテインの効能は即座に実感できないと思うので、おいしさとコスパ的な部分に注目しつつ「めん」「スープ」「かやく」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(95g)あたり
カロリー:377kcal
たん白質:16.0g
脂  質:9.9g
炭水化物:55.9g
食塩相当量:5.9g
(めん・かやく:2.6g)
   (スープ:3.3g)
ビタミンB1:1.13mg
ビタミンB2:0.31mg
カルシウム:163mg
参考値(調理直後に分別した値)
熱量:377kcal(めん・かやく:296kcal)(スープ:81kcal)
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

個人的には嫌いじゃない

3.5

日清食品の縦型ビッグに使われるノンフライ麺といえば、ほぼ例外なく加水率が高めに設定され、持続力のある強靭なコシも然る事乍ら、ビミョ〜ンと伸縮するグルテンが強めのアシも特徴的。しかしながら今回のノンフライ麺は、そのイメージを覆すほど加水率が低く、食べ始めから柔らかめの食感。

とはいえフライングすると不具合ありそう

なんかこう、ノンフライ麺なのに油揚げ麺っぽい組織も備わっているというか、黙って出されたら明星食品のノンフライ麺と答えるかもしれない。というのはマニアックなコメントになりますけど、モリンガ種子エキス末の影響か、ちょっとボソボソした食感で、けっこう麺単体の味も強く、戻りムラも気になりません。

そのため最初は面白いと感じたのですが、だいぶ伸びるまでのスピードが早く、後述するスープの粘度が即席のポタージュくらい高かったので、手放しにベストマッチな取り合わせとはいえません。これはこれと割り切れば、ノンフライ麺なのにインスタント的というギャップが楽しいけれど、値段を踏まえるとチープな印象が残りました。

スープ

味のベース「篝」ですよね?

5.0

世間的にカップラーメンといえばジャンク、みたいなイメージが根付いていますが、あらためて原材料名を確認すると「コラーゲンペプチド」が意識高い系のオーラを放っている今回の鶏白湯。しかしながら機能系食品のネックとして挙げられる栄養素の苦味だったり、味の薄っぺらさだったり、そういった違和感は皆無に等しいテイストで、まったりと乳化させた洋風の鶏ポタージュ系。

けっこう多めのトロミ成分で粘度を高めているため、野菜や鶏などの素材を原型が無くなるまで煮込んだような、そういうナチュラルなテクスチャーではないけれど、鶏白湯の方向性がポタージュ系であることが勝因。ぽってりクリーミーな口当たりと、クセを抑えながらもミルキーな鶏の旨み、そして甘みも印象的に思えたのですが、あくまで糖類はサポートに徹しているところも “こだわり„ を感じた部分。

ここで「篝」っぽさブースト

そこに加える別添の「鶏油風味オイル」は、純粋な鶏油(ちーゆ)よりも香りが強く、使用量の比率でいうと豚脂に負けているのですが、強めの芳ばしさで鶏白湯らしさを後押し。また香辛料を使用せず、ポタージュっぽさに振り切るなど、かなり上品でミルキーな味わいに仕上がっていたのですが、これ間違いなく「篝(かがり)」監修のスープをモデルにしていますよね。

2022年1月24日に発売された「メディア大絶賛の名店style 篝 鶏白湯Soba」を最後に、カップラーメンのリリースは止まっていますが、味の系統でいうと同じベクトルを歩んでいたので、ちょっと懐かしい気持ちになりました。ここで来るとは予想もしてなかったけどw

かやく

いいですねー、しんぷる is べすと

5.0

鶏つくねはフワフワの食感で、スープよりも鶏の個性が強く、比較的に獣っぽい味わいなのですが、あくまでも比較的に。スープが香辛料さえも使わない洋風の鶏白湯だったので、そこに適度なワイルドさをプラスしてくれます。あと、量が多くて大きめなのもイイですね。片やネギは少量ですが、FD(フリーズドライ)製法だったので、本格さを高めることに貢献していました。

総評

4.0

1食あたり298円(税込321.84円)のカップラーメンで、なおかつセブン-イレブン店舗限定であることを加味すると、もうちょいノンフライ麺の食感にも力を入れてほしかった‥‥というのが星ひとつマイナスした理由。しかし、最終的な印象は、けっして悪いものではありません。

これはこれと割り切れば、すこしフライ麺っぽい質感が面白いノンフライ麺に、篝の鶏ポタージュスープを彷彿とさせる洋風の鶏白湯。さらに具材の鶏つくねも満足度が高く、パッケージのデザイン性だけに感けていない、きちんと内容にも個性が感じられる良品でした。荒々しさこそないけれど、それだけにオシャレな鶏白湯に仕上がっていたので、オフィスでも食べやすいと思います。【author・taka :a(大石敬之)】

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