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「カップスター あさりだし塩らーめん」今限定 “乃木坂ップスター” あさり具材入り!

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サンヨー食品

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、2019年7月1日(月)新発売のカップ麺、サンヨー食品「サッポロ一番 カップスター あさりだし塩らーめん」の実食レビューです。

今限定パッケージ「乃木坂ップスター」から “わかめ” と “あさり” が入った新作「あさりだし塩らーめん」が登場!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。お時間よろしければ、最後までお付き合いください。

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カップスター あさりだし塩らーめん

サッポロ一番「カップスター(CupStar)」が初めて発売されたのは、いまから遡ること44年以上も前の1975年(昭和50年)1月18日。以来、ずっと販売され続けているロングセラーブランドですが、サッポロ一番こと「サンヨー食品」が1973年(昭和48年)に初めて開発したプロトタイプのカップラーメン「サッポロ一番スナック」が前身と言われています。

現在は人気アイドルグループ「乃木坂46」が広告塔に就任、コンセプトも「JAPANスタンダード」に刷新されているのですが、おそらく今回の「あさりだし塩らーめん」は2019年1月15日に発売された誕生44周年限定フレーバー「カップスター じゃがバター風塩ラーメン」の続編的な立ち位置で、今限定「乃木坂ップスター」パッケージからリリースされました。



期間限定パッケージに写っているのは、乃木坂46メンバーの生田絵梨花さん、齋藤飛鳥さん、白石麻衣さんの3名で、サンヨー食品の公式ウェブサイトでは “あさりだしの奥深いうまみをきかせたコクのある塩味ラーメンです” と製品の特徴を紹介。容器にプリントされているイメージ写真には本物のアサリも写っているので、「だし」だけでなく具材としても本物のアサリが入っているようです。

ただ、公式Twitterアカウント(乃木坂46×カップスター・和ラー)がカップ麺の発売日に新商品の存在を公にした際、「なんでスーパーにないの!?」「(カップスターも和ラーも)売ってるの見たことがない」「カップスター自体どこにも置いてない」「都内では売らないのでしょうか」「田舎だから売ってないです‥‥」などのリプライ(返信)が寄せられていました。

私の住まいは1家に1台もとい “1人に1台” 車がないと生活できないレベルの田舎なんですけど(兵庫県)、ちょっと大きめのローカルスーパーまで買い物に行った時、安売りの日に通路の真ん中で展開されている税込105円のコーナーに紛れて新作カップスターが陳列されていました。特に「新商品」とか「新発売」とは書いてなかったので、案外こういうコーナーに紛れているかもしれません。

(※特売日以外は倉庫に引っ込んでいるパターンもあるので、とりあえず店員さんに聞いてみたら実は倉庫にありました、なんてことも——)

もちろん田舎だから売ってない、都内には売ってない、地方だから——などということはなく、取扱店は全国のスーパーマーケットやドラッグストア、ディスカウントストアなども対象です。ただ、北近畿のコンビニ大手4社(セブンイレブン、ファミリーマート、ローソン、ミニストップ)では一度も見かけなかったので、どちらかというとスーパー向けの商品になるかもしれません。



サンヨー食品の「あさりだし塩らーめん」といえば、セブンイレブン限定商品として今年も再販されている縦型コンビニPBカップ麺「セブンプレミアム わかめたくさんあさりだし塩ラーメン」(2018年8月28日発売 / 2019年4月22日再販)という素晴らしい商品があるので、思わず期待が高まるところ。

それについても「売ってない」「どこで買えますか?」などの問い合わせを何度か頂いたのですが、こればかりは営業と各販売店の仕入れ担当者次第。なので私個人の力だけではどうすることもできませんが、今回の「カップスター あさりだし塩らーめん」は「イオンリテール」と「イトーヨーカドー」での取り扱いが意欲的で、中には “カップ麺を3つ買ったら乃木坂46限定デザインの下敷きが貰える” 店舗もありました。

開封

私の購入価格は税込105円だったと書きましたが、その値段と売り方も雑——といったら響きが悪いですけけどw お買い得だったので、アサリの量も高が知れているだろうと期待していなかったんですけど、何気に多くて嬉しいサプライズ。アサリもワカメも乾燥して縮んだ状態ではあるものの、レギュラーサイズの縦型カップ麺にしては多いですね。



また「オムニ7」(イトーヨーカドーのネット通販サイト)も販売店の一つで、2019年07月01日00:00~2019年07月10日23:59までの間は “本体価格10%OFFのキャンペーン中” となっていました。配送料・手数料は別途かかりますけど、税込149円(値引き期間中は税込133円)で「バラ売り」しているので、近所に売ってない・ケース買い(箱買い)はイヤ‥‥という場合には、ネット通販サイトを利用するのも手。

それから容器底面に記載されている製造所固有記号(賞味期限下の左端)が「Z」となっているのですが、これはサンヨー食品の自社工場(太平食品工業)ではなく、「株式会社カナヤ食品」の「千葉旭工場」(協力工場)を意味しています。

カナヤ食品はサンヨー食品の主力ブランド「サッポロ一番 みそラーメン」や「サッポロ一番 塩らーめんミニどんぶり」、エースコック* の「飲み干す一杯 担担麺」「まる旨 小海老天そば」なども製造している昭和35年創業の老舗メーカーで、インスタントラーメン業界でも屈指の多品種製造型最新鋭工場なんですよ(*エースコックもサンヨー食品グループ)。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:サッポロ一番 カップスター あさりだし塩らーめん
販売者:サンヨー食品株式会社
製造所:株式会社カナヤ食品 千葉旭工場(Z)
内容量:62g(めん50g)
商品コード:4901734036982(JANコード)
商品サイズ:φ100×110(mm)

発売日:2019年07月01日(月)
実食日:2019年07月05日(金)
発売地域:全国(全チャネル販売)
取得店舗:スーパー(フレッシュバザール)
商品購入価格:105円(税込)
希望小売価格:193円(税別)

麺の種類:油揚げ麺(かんすい使用)
スタイル:縦型レギュラー・標準サイズ
容器材質:紙
湯量目安:330ml
調理時間:熱湯3分
小袋構成:-(無し)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、野菜エキス、しょうゆ)、スープ(食塩、糖類、アサリエキス、でん粉、ポークエキス、香辛料、酵母エキス、植物油脂、野菜エキス、チキンエキス、しょうゆ、魚醤(魚介類))、かやく(あさり、わかめ、ピーマン)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、炭酸カルシウム、クチナシ色素、香料、かんすい、微粒二酸化ケイ素、レシチン、酸化防止剤(ビタミンE、ローズマリー抽出物)、カラメル色素、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・魚醤(魚介類)を含む)
【本品に含まれるアレルギー物質】小麦・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉(特定原材料及びそれに準ずるものを表示)※本製品で使用しているわかめは、えび・かにが混ざる漁法で採取しています。本製品のスープ、かやくで使用しているあさりなどの二枚貝には、かにが共生しています。魚醤を使用していますので、魚介類が含まれています。

実食開始

麺は何の変哲も無さそうな油揚げ麺で、けっこう食感も軽そうな雰囲気。ちなみに現行ラインナップの中にも「カップスター しお」という塩味のカップスターも存在するのですが、実は私の地域でも定番のカップスターはぜんぜん見かけないので(「しょうゆ」と「とんこつ」だけ稀に並ぶ)、やはり地域性が激しいブランドなのかもしれません。



別添の小袋は入っていないため、 “左右にフリフリ” して具材を広げてから熱湯を注ぎ、3分後よくかき混ぜて完成です。いやいや、思っていた以上に具材が充実していますね。わかめを一面に広げたら麺は完全に隠せますし、あさりの量にも寂しさはなく、意外と多かった赤ピーマン。でもリアルな調理直後は——

こんな感じだったりするんですけどw それでもアサリを筆頭に寂しくないですね。とりあえず乃木坂46ファンの方はジャケ買い必至かと思いますが、ちゃんと中身(味)が伴っていなければいけません。というわけで、あさりの出汁(だし)にも注目しつつ、「めん」「スープ」「具材」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(62g)当たり

熱  量:259kcal(カロリー)
たん白質:6.2g
脂  質:8.6g
炭水化物:39.1g
食塩相当量:4.5g
(めん・かやく:1.2g)
   (スープ:3.3g)
ビタミンB1:0.33mg
ビタミンB2:0.58mg
カルシウム:224mg

参考値(調理直後に分別して分析)
熱量:259kcal(めん・かやく:213kcal)(スープ:46kcal)
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品パッケージに記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

平々凡々だけど悪くない
4.0

サイズは細めの平打ち麺で、ラーメンというよりもヌードルという響きが似合うスナック的な風味と食感。わりと食べ始めは適度に歯ごたえがあったので、オープン価格の廉価版ほど頼りない麺ではありませんが、高級感は皆無に等しく、食感の持続時間も長くありません。けれども歯切れのいい食感は心地よく、食べやすさに寄与していますし、そもそも「カップスター」に高級感を求めてはいけません。

セブンプレミアムの「わかめたくさんあさりだし塩ラーメン」にはハイスペックな「和ラー」の次世代系フライ麺が使用されていましたが、今回は調理前の印象通り、なんの変哲もない油揚げ麺です。ただ、カップラーメンでしか味わえないスナック感を楽しむには “まさに” 誂え向きですし、ちょっとスープに干渉する油揚げ麺臭が気になったりもしたけれど、それもブランドのイメージを思えば許容範囲内かと思います。



麺の原材料は “小麦粉、植物油脂、食塩、野菜エキス、しょうゆ” となっているのですが、定番の「カップスター しお」は “小麦粉、植物油脂、食塩、糖類、チキンエキス、香辛料” となっているため、そこからの使い回しではありません。そんなにクオリティの高い麺ではないですし、麺の量も50gと少ないけれど、軽めにサクッとカップ麺を食べたい気分の時には嬉しいタイプですね。

スープ

きちんとアサリ、キュッと塩気
4.9

スープはアサリだけにアッサリと‥‥すみません。でも、実際にあっさりとしたテイストで、具材のアサリから滲み出る旨味やワカメによる磯の香りが強く作用しています。また、きちんとスープ自体にもアサリエキスが仕込んであって、その含有量も多く、ほんのり魚醤のアクセントがアサリの旨味を引き立ててくれる名脇役。

商品名がカタカナの「塩ラーメン」ではなく、ひらがなで「塩らーめん」となっていますが、セロリの風味や切り胡麻のアクセントも意識されていないため、定番の人気ブランド「サッポロ一番 塩らーめん」のスープとは味のベクトルが異なります(よく見ると「塩」のフォントも微妙に違う)。ただ、けっこう塩気はキリッと強めに効いてますね。

そんな後味のキレもあり、ちゃんと「塩らーめん」してますが、どうしても麺から滲み出てくる油揚げ麺の風味でアサリがボヤけてしまうのが玉に瑕。とはいえ実売価格を思えば贅沢は言えませんし、ちゃんとアサリが主軸だったのは素直に好印象でした。とろみ成分が含まれているわけではないのですが、容器の底(特に周りの溝)に発生しやすい粉末スープの溶け残りに注意してください。

具材

素晴らしい!
5.5

セブンプレミアムの「わかめたくさんあさりだし塩ラーメン」ほどワカメたくさんではありませんし、エースコックの「わかめラーメン」ほど肉厚ではありませんが、けっこう風味は強く、いい意味でスープに影響を及ぼしてくれる頼もしい存在。何気に赤ピーマンの量が多かったのもポイントで、独特の甘みが今回のスープと絶妙にマッチしていました。いいですね、飾りじゃない赤ピーマン。

ほとんどのアサリは半分くらいに千切れていましたが、オープン価格の値付けに近い100円前後でも販売可能なカップ麺としては上出来以上のボリュームで、中には原型をギリギリとどめている個体もあり(箸で持ち上げたら崩れましたけどw)、ちゃんと貝柱まで丸ごと復活。やや食感は乾物リボーンのそれですが、風味は申し分ありませんし、わかめと同じく出汁(だし)の素としても機能していました。

一つだけジャリッとしましたが(パッケージ側面の調理方法に “本製品で使用しているあさりは、まれに砂を含んでいる場合があります” と記載)、ある意味それもリアル。

総評

★★★★☆☆☆☆☆☆(★4)

麺は中庸的な油揚げ麺ですし、そこから滲み出る風味がスープをマスクする嫌いを感じたりもしたのですが、きちんとアサリが軸になっていたこと、それから具材のアサリとワカメは値段以上の内容で、思いのほか高い満足感が得られました。問題は販売店の少なさなんですけど、最終手段として販売期間内にネット通販を使えば確実に入手することは可能です。

(フタ裏には堀未央奈さんのサイン)

もちろん乃木坂46のファンの方は除きますが、ネットで取り寄せてまで買う価値があるかどうかと聞かれたら(単純に味だけで評価したら)微妙なラインかもしれません。ふつうに美味しいか感動レベルかでいえば前者に寄りますし、食べておかないと人生損するほどではないものの、スーパーやドラッグストア、ドンキホーテなどのディスカウントストアで税込105円だった場合、けっこう侮れない一杯です。

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