どうも、taka :aです。
本日の一杯は、2018年9月24日(月)新発売のカップ麺、日清食品「カップヌードル インド風バターチキンカリー」の実食レビューです。
インド発祥の濃厚でクリーミーなバターチキンカリー(チキンバターマサラ)をカップヌードル流にアレンジした「エスニックシリーズ」の新作が登場しました。
カップヌードル流バターチキンカリー
「カップヌードル エスニックシリーズ」は、アジア圏を中心に様々な国の代表的な料理をカップヌードル流にアレンジして落とし込んだ評判の高いシリーズで、現行のラインナップは「トムヤムクンヌードル」「シンガポール風ラクサ」「ブラックペッパークラブ」の3品。
本場現地のトレンドを取り入れた味わいは、エスニック料理好きの若い女性を中心に人気を博して累計販売食数は “1億食” を突破し、No.1エスニックカップ麺* になりました。
* 出典:インテージ SRIデータ カップ麺 2017年4月~2018年7月(全業態)
日本のカップヌードルに最後の「S」は付いていませんが、海外では “noodle” だと “麺1本” を意味してしまうので、複数形の「S」を付ける必要があります。エスニックシリーズは現地の本格的なテイストを意識しているため、国内製造でもパッケージのスペルは海外仕様なんですよね。
バターチキンカレーは日本でもブームになりましたが、2016年7月に発売されたMUJI(無印良品)初のカップ麺「カップラーメン バターチキンカレー味」も話題になりました。ちょっと遅咲きな気もしますけど、おそらくカップヌードルでは初めてだと思うので、エスニックシリーズならではの本格さに期待しながらの開封です。
開封
フタの上には「バターフレーバーオイル」が別添されているのですが、小袋の外装は “サフラン” 色。パッケージがインドの国旗(サフラン・白・緑の3色が主調)をモチーフにデザインされているように、小袋のデザインも合わせてあります。ただ‥
〜調理方法〜
1. フタの上のバターフレーバーオイルの袋を取る
(中略)
3. バターフレーバーオイルをフタの上で温める
ちょっとむず痒いw
フタを開けると香辛料のスパイス感と同時に強めの甘い香りが重なって、日本のカレーとは違うエスニックな雰囲気。ただ、カップヌードル的には具材の少なさが否めません。
“カレー” と “カリー” の発音差が気になるところではあるものの、なんとなく “カレー” は日本、 “カリー” だと現地っぽいですよね。漠然としたイメージですがw
製品情報・購入価格
製品名:カップヌードル インド風バターチキンカリー 製造者:日清食品 内容量:85g(めん60g) 発売日:2018年9月24日(月) JANコード:4902105246801 希望小売価格:180円(税別) 発売地域:全国(全チャネル販売) |
麺の種類:油揚げ麺 容器材質:紙 必要湯量:310ml 調理時間:熱湯3分 小袋構成:1袋(バターフレーバーオイル) |
原材料名とアレルギー表示
【原材料名】 油揚げめん(小麦粉、植物油脂、食塩、糖類、しょうゆ、チキンエキス、ポークエキス、たん白加水分解物、ポーク調味料)、スープ(豚脂、糖類、小麦粉、でん粉、植物油脂、乳等を主要原料とする食品、玉ねぎ、クリーミングパウダー、香味調味料、フルーツペースト、ポーク調味料、トマトパウダー、香辛料、酵母エキス、ピーナッツバター、バターオイル)、かやく(味付鶏肉、赤ピーマン、ねぎ)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、乳化剤、香料、酸味料、炭酸Ca、カロチノイド色素、増粘多糖類、かんすい、酸化防止剤(ビタミンE)、甘味料(スクラロース、アセスルファムK)、カラメル色素、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・乳成分・落花生・大豆・鶏肉・豚肉・りんごを含む) |
【アレルギー表示】 小麦・乳成分・落花生・豚肉・鶏肉・大豆・りんご |
実食開始
1食(85g)当たり
カロリー:417kcal |
※参考値(調理直後に分別して分析) 熱量:417kcal(めん・かやく:329kcal)(スープ:88kcal) |
たっぷりのバター風味にトマトのさわやかな酸味を加え、カルダモン、クローブ等の7種のスパイスを使用し本格的な味わいに仕上げました。
(日清食品「ニュースリリース」「製品情報」より引用)
スープ・別添
スープ:バターが香るトマトベースのクリーミーな濃厚カレースープ。カルダモン、クローブなど7種のスパイスを使用しました。
別添:バターの風味をきかせたオイル。
(日清食品「ニュースリリース」より引用)
もともとバターチキンカレーというのは、「タンドリーチキン」(ヨーグルトと香辛料に漬け込んだ鶏肉を焼いたもの)を作る際に余ったソースを利用し、トマトやバターなどを加えて作ったのが始まりとされているので、刺激が弱くマイルドなのも特徴なんですけど、それに振り切ってます。
7種のスパイスを使用したと製品説明には書かれていますが、バターチキンカレーでは定番のカルダモンやクローブの名前が率先して上がっているように、残りの5種も刺激の強いスパイスではなく主に香り付けを施す香辛料を厳選しているのでしょう。かなり糖類の甘さが強いので、そこがターニングポイントになりますが、ある意味ここまでマイルドなカレー味は初めてかもしれません。
別添のバターフレーバーオイルはオレンジ色で、直接舐めるとオイルも甘い。しかし、ほのかなバターの風味と刺激を抑えたスパイスが香る独特の味わいはエスニックな世界観が垣間見れ、後味はトマトの酸味が引き締めてくれる、甘さを乗り越えるとクセになる味わいでした。
あ、それから‥
カップヌードルのカレー味に匹敵する‥いや、それ以上の超高粘度スープだったので、意識的に飲まなくても麺を食べているだけで自然と一緒に無くなります。また、既存のカレー味と同じく小さな玉ねぎが仕込んであったんですけど、シャリッとした歯触りがアクセントに効果的でした。
めん
コシとつるみのある、カップヌードルのオリジナル麺。
(日清食品「ニュースリリース」より引用)
通常のカップヌードルよりも約1mm幅が広く、途中まで原材料は「カップヌードル カレー」と同じですが、「三代目謎肉祭」にも含まれていた “ポーク調味料” が末端に追加されていました。試験的に成分を調整しているのか何かしらの制度が変わって別に表記されているのかは分かりませんが、近々もしかすると本家の麺もマイナーチェンジされるのかもしれません。(※ただの妄想です)
とりあえず、体感的には “いつもの麺(ちょっと太めの「カップヌードル カレー」仕様)” です。スープがド濃厚だったので、しっかりかき混ぜましょう。一応、少しサイズは太めですが、完全に飲まれてました。なので、わざと3分後に混ぜてから2分ちょっと放置し、超高粘度スープを運ぶ媒体として活用するのも一つの手です。
かやく
鶏肉、赤ピーマン、ネギ。
(日清食品「ニュースリリース」より引用)
あまりネギは必要性を感じなかったのですが、彩りに関しては貢献してくれていますね。鶏肉は定評のある炭焼チキンではなく、 “白い謎肉” に変更される前の「チリトマトヌードル」に入っていたチキンダイスと同じです。さすがにカップ麺の限界を感じますが、なんとかチキンの体は保っていました。
意外と嬉しかったのが赤ピーマンの存在で、甘いスープの中にホロ苦いアクセントが絶妙でした。もし赤ピーマンが無かったら、★ひとつ落としていたかもしれない勢いです。
総評
★★★★★☆☆☆☆☆(5)
(標準は★3です)
リーフ状のカスリメティなんかが入っていると本格さ倍増だったんですけど、そこまで望んじゃダメですかね。あまり “本場の—” という雰囲気ではなく、だいぶ大幅に “カップヌードル流” のテイストに思えたのですが、もしかしたら本場現地で流行っている2018年トレンドの味は “甘いバターチキンカリー” のかもしれませんし、とりあえずエスニックの特徴は捉えているのではないでしょうか。
とりあえずメチャ甘いので、そこだけ注意が必要です。たぶん、ダメな人はダメ。でも、ハマる人は徹底的にハマる味なんじゃないかと思います。もし準備が可能な方は、リーフ状の「カスリメティ」(フェヌグリーク)をトッピングしてみてください。私は最初ちょっと甘さに面喰らってしまったのですが、いま食べ終わって記事を書きながら “また食べたいなぁ‥” なんて思っています。
お客様窓口:0120-923-301
じゃ…じゃあ、僕はレリーで。(`・ω・´)シャキーン