どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。
本日の一杯は、2026年1月5日(月)に発売された日清食品の新作「カップヌードル 背脂豚骨醤油 ビッグ」の実食レビュー‥‥なのですが、パッケージに踊る “もやしカスタム推奨„ の文字。これ、単なる話題喚起が目的の提案ではありません。
公式のレシピ通りに「味付もやし」を作ってトッピングしてみた結果、そこにあったのはカップ麺の域を超えた “時短二郎„ の桃源郷——。たった50円の追加投資で「どのくらい化ける」のか、もやし1袋ぶち込んでも「天地返し」は可能なのか、アレンジに伴うメリットとデメリットについても詳しく解説します。よろしければ、最後までお付き合いください。
ガッツリ系カプヌ もやしカスタムver.
あらためまして「カップヌードル 背脂豚骨醤油 ビッグ」とは、このブランドにおける2026年の新作第1号を飾ったフレーバーで、パッケージのデザインと “こってり濃厚背脂ニンニク醤油味„ の訴求が物語っているように、いまだ勢いを落とさない「ラーメン二郎」にルーツを持つ二郎系・二郎インスパイア系を強く意識した変わり種。

フタを開けてみると、2021年(令和3年)2月1日にリリースされた「カップヌードル ガツン!とスタミナ醤油 ビッグ」の再販に近い内容だったので、個人的には懐かしくも思えたのですが、まったく調整なしの再販ではありません。
5年前の「ガツン!とスタミナ醤油」と比較して、あきらかにキャベツの量が減っていた‥‥その変化についてはグレードダウンといわざるを得ない項目になるけれど、強烈なまでにニンニクと醤油のキレを強調したスープの「骨太さ」で勝負する構成は、昨今の物価高騰においても “二郎らしさ„ を死守しようとする日清の意地を感じたポイント。
そして、最大の見どころといっても過言ではないのが「もやしカスタム推奨」のアピール。

二郎インスパイア系に必須のヤサイを顧客に準備させる、これは手軽さが売りの即席カップめん業界において “反則スレスレの丸投げ行為„ とも取れる内容で、なおかつカスタムに必須の「もやし」1袋を電子レンシでチンしてから「醤油(小さじ1)」と「塩こしょう(5振り)」を和えて味を調えろと。

本来であれば熱湯を注ぐだけで食べられる「完成品」でなければいけないカップラーメンなのに、その利便性を覆す “ユーザー参加型の未完成品„ を世に送り出すような所業から、SNS上でも「もやし足す前提なの?」「もやし茹でるモチベーションある人は袋麺作った方が美味しいのでは」「面倒くさww」などなど、いささかネガティブな投稿が見られた本商品。
とはいえアレンジなしでも成立しているのかどうか、それを確かめるために素のままでレビューしたところ、このブログでは及第点以上の評価を記録。つまり、裏を返せば “買って損をするような商品ではないが、手放しに絶賛できる内容でもなかった„ わけなんですけれども——。

はたして公式が推奨する「もやしカスタム」で満足感が跳ね上がるのか、そもそもカップヌードルの容器に「もやし」1袋ちゃんと収まるのか、ベースの味が濃いのに「醤油」と「塩こしょう」を追加しても大丈夫なのか、ぶっちゃけ麺めっちゃ伸びるんじゃね‥‥? などの不安もあるかと思いますので、それらの懸念についてはもちろん、パッケージに記載されている “コスパ抜群„ の実態にも注目しながら検証します。
アレンジに必要なもの

今回のアレンジに必要なのは「カップヌードル 背脂豚骨醤油 ビッグ」本体に、電子レンジで加熱した「もやし」1袋(今回は200g使用)と「醤油 小さじ1」「塩こしょう 5振り」を用意しなければいけないのですが、塩こしょう多すぎんか!? というのが最初に不安を感じたポイント。

醤油はキッコーマンの「こいくちしょうゆ」を、塩こしょうはダイショーの「味・塩こしょう」を使用したんですけど、味・塩こしょうの振出口(穴)けっこう大きいじゃないですか。試しにグラムを測ってみたところ5振りで4gだったので、パッケージの栄養成分表示を基に換算すると、食塩相当量は単純計算で2.692g。
キッコーマン「こいくちしょうゆ」小さじ1杯の食塩相当量は0.83gなので、もやしカスタムに必要な調味料の食塩相当量は合計3.5gほど。そこに「カップヌードル 背脂豚骨醤油 ビッグ」の食塩相当量を加算すると9.2gを超えるため、スープも余さず完食してしまった場合、厚生労働省が推奨している1日の塩分摂取目標(男性7.5g未満、女性6.5g未満)を軽々と踏み倒してしまいます。嗚呼、恐ろしや——。
製品詳細情報・購入価格等
| 製品名:カップヌードル 背脂豚骨醤油 ビッグ 製造者:日清食品株式会社 製造所:+A 関東工場(茨城県取手市清水667-1) 内容量:99g(めん80g) 商品コード:4902105289662(JAN) |
| 発売日:2026年01月05日(月) 実食日:2026年01月10日(土) 発売地域:全国 取得店舗:MEGAドン・キホーテ 小売価格:271円(税別) 購入価格:235円(税込) |
| 麺の種類:油揚げ麺 スタイル:縦型ビッグ 容器材質:紙 湯量目安:400ml 調理時間:熱湯3分 小袋構成:1袋(特製豚オイル) |
原材料名とアレルギー表示
| 【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、糖類、しょうゆ、チキンエキス、ポークエキス、香味調味料、ポーク調味料)、スープ(糖類、豚脂、粉末しょうゆ、ガーリック調味料、植物油脂、ポーク調味料、食塩、ポークパウダー、発酵調味料)、かやく(キャベツ、大豆たん白入り豚ミンチ加工品、背脂加工品)/ 加工でん粉、調味料(無機塩等)、グルタミン酸K、乳化剤、カラメル色素、香料、増粘多糖類、香辛料抽出物、炭酸Ca、かんすい、カロチノイド色素、アルギニン、酸化防止剤(ビタミンE)、炭酸Mg、ビタミンB2、くん液、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む) |
実食開始

さて、今回のアレンジについて日清食品のニュースリリースには「もやし1パックを電子レンジで加熱し、醤油と塩こしょうであえたものをトッピングすれば-・」と記載されているのですが、パッケージには「もやしの量は、お好みで入れてください」とあります。ただ、これまでの経験上もやし1パック(200g)なら縦型ビッグの容器に収まるので‥‥

はい、こんな感じ。念のためリムの広い大皿を容器の底に配置していますが、慎重にトッピングすれば1滴たりとも溢さずにアレンジすることは可能です。というわけで、先に触れたカップヌードルの容器に「もやし」1袋ちゃんと収まるのか問題についてはクリア。
2026年1月現在、もやし1袋の販売価格は50円前後だと思うので、それを追加することによるコストパフォーマンスの変化についてはもちろん、結果的に味は濃すぎないか、どう考えても伸びてしまう麺のイメージは悪くないか、そしてレンチン+味付けの手間を掛ける価値があるのかどうかなど、実際に食べてみた感想を交えながら解説します。
| 栄養成分表示:1食(99g)あたり |
| カロリー:467kcal たん白質:9.4g 脂 質:22.5g 炭水化物:56.7g 食塩相当量:5.7g (めん・かやく:2.6g) (スープ:3.1g) ビタミンB1:0.26mg ビタミンB2:0.29mg カルシウム:117mg |
| 参考値(調理直後に分別した値) 熱量:467kcal(めん・かやく:391kcal)(スープ:76kcal) |
| ※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。上記の栄養成分表示はアレンジ前の値です。 |
いきなり結論「筆者も『もやしカスタム』推奨」


絶対に入れたほうがいい!
もやし1袋をトッピングするとスープの位置はギリギリを攻めてきますが、前述のようにもやし1パック(200g)なら縦型ビッグの容器に収まるので、そっとトッピングするれば大丈夫。もちろん上記画像の状態からベジファースト(ベジタブルファースト)よろしくヤサイから食べ進めても問題ない——というか、血糖値スパイクの懸念と食べ過ぎ防止の観点から見るとヤサイからいくべきなんですけど‥‥

もやしを少しずつ奥に押し込み、手前から(容器の底から全体を引っくり返すイメージで)麺を押し出してやれば、いわゆる「天地返し」と呼ばれる二郎の作法(?)も実践可。

この工程は食べていて実に面白く、それっぽい雰囲気がイッキに加速するので、ぜひとも挑戦していただきたい。※こぼれそうで不安に感じた方はもやしを少し食べてから引っくり返すとよき。
——ええ、ただでさえ耐久性に乏しいカップヌードルの油揚げ麺。天地返しまで徹底した場合、麺はデロンデロンに伸びてしまいます。はい、ここからがヤサイの面目躍如。もやし特有のシャキシャキとした歯触りが食感の物足りなさを完全に払拭し、オリジナル以上の食べ応えと軽快なリズムを与えてくれるのは無論、もやしのシャキシャキ食感と頼りない麺の対比が意外とクセになる組み合わせ。

ちなみに現在を遡ること半世紀以上、エースコックの創業者(村岡慶二氏)が “めんの「つるつる感」ともやしの「シャキシャキ感」がおいしさを生み出す„ ことを発見し、2つの食感に着目した袋麺の「ワンタンメン」が生まれた——という逸話がありまして、そんなことを思い出しながら舌鼓を打っていたんですけど、さておき次の懸念は味の濃さ。
もやしの水分でスープが薄まることを懸念される方もいらっしゃるかもしれませんが、そもそもベースの味が極めてストロングなので、ある程度の水分が残っていても問題ありません。むしろ調味料(醤油・塩こしょう)が合流することで、味の濃さはオリジナルを凌駕する勢い(※ぶっちゃけスープを飲み干すのが厳しいレベル)
しかし、もやしと麺を豪快に食らっている間は程よくジャンクな濃さだったこと、加えてもやしの風味がスープにさらなる奥行きを生んでいた変化も大きなメリットの一つ、ひとつ味のデメリットを挙げるなら、別添「特製豚オイル」のニオイが弱くなってしまったこと。ただ、それ以上の魅力と食べ応えは体感できると思います。
まとめ
アレンジに慣れていない方にとっては面倒に思えるかもしれませんが、もやしを追加することによって得られる「カップ麺では不足しがちなヤサイを食らってる感」や「2つの食感による美味しさの相乗効果」さらに「もやしが重なることで生まれる味の奥行きと二郎インスパイア系の臨場感」など、レンチンもやしの準備+味付けの手間を補って余りあるメリットが見えたので、あとはその手間を許容できるかどうか。
またアレンジで得られる満足度のリターンも大きく、幸福度の変化は少なく見積もっても3倍以上に感じたので、コスパ抜群の訴求も伊達じゃない。たった50円の追加投資と少しの手間を加えるだけで、カップヌードルという枠組みの中で最大限に “二郎の臨場感„ を楽しむことができる。この圧倒的なブースト効果こそ、わざわざ公式が手間を強いた理由なのだと確信しました。【author・taka :a(大石敬之)】


コメント