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謎肉の数は40個以上!? 年に1度のカップヌードル「謎肉祭」六代目 “肉盛りジューシィしょうゆ味” が今年も登場!!

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日清食品

どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。

本日の一杯は、2021年10月11日(月)新発売、日清食品のカップ麺「カップヌードル ビッグ 謎肉祭(六代目)」の実食レビューです。

謎肉ファンには堪らない “年に1度の祭典” カップヌードルの肉盛りジューシィしょうゆ味「謎肉祭」今年も開催!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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カップヌードル 謎肉祭 六代目

カップヌードル(CUPNOODLE)とは、1971年(昭和46年)9月18日に誕生した世界初のカップ麺で、東京都新宿区の伊勢丹百貨店を皮切りに、現在は世界100ヶ国で販売されている真のグローバルブランドに成長。世界累計販売数はブランド全体で500億食を突破、国内での売り上げも年間1000億円を記録するなど、インスタントラーメン業界屈指のロングセラーとして確固たる地位を築いています。

2021年の「謎肉祭」は “六代目”

今回の新商品「カップヌードル ビッグ 謎肉祭(なぞにくまつり)」は、謎肉(なぞにく)の愛称で親しまれている味付豚ミンチに特化した変わり種で、2016年(平成28年)9月12日に登場したカップヌードル発売45周年記念商品「カップヌードルビッグ 謎肉祭 肉盛りペッパーしょうゆ」が第1弾。以来、毎年恒例となっている人気企画で、今年の「謎肉祭」で “六代目” になりました。

いまさら聞けない「謎肉」とは、豚肉や大豆たん白などをミンチ状にし、フリーズドライ加工した味付豚ミンチの通称(旧名称はダイスミンチ)で、実は1971年(昭和46年)9月18日の「カップヌードル」発売当初から入っている最古参の具材。豚肉ベースの茶色い謎肉を基本としていますが、鶏肉ベースの “白い謎肉” や牛肉ベースの “牛謎肉” など、いくつかのバリエーションが存在します。

謎肉という個性的な名称は、インターネットの普及に伴い、2005年(平成17年)頃から広まったとされるネットスラングで、文字通り “なんの肉を使っているのか謎だった” ことから「謎肉」と呼ばれていたのですが、2017年(平成29年)9月18日‥‥そう、カップヌードルが発売46周年を迎えた日。それまで頑なに隠してきた “謎肉の正体は肉と大豆が主原料である” と、日清食品が初めて明言。

カップヌードル謎肉祭「初代〜三代目」パッケージ

動物資源と植物資源を合わせた謎肉は “来る世界の食料危機に対応した近未来のハイブリッドミート” と解説し、ネット上で大きく話題になったことは、まだ記憶に新しいところ。それを大量に搭載した初代「謎肉祭」の登場は、謎肉の正体が明かされる約1年前。けれども謎肉の人気は正体不明の頃から凄まじく、日清食品の販売計画を大幅に上回り、発売から3日後の9月15日に販売休止が発表されたほど。

続けて2017年9月18日に “白い謎肉” を搭載した「カップヌードル ビッグ 帰ってきた謎肉祭(なぞにくまつり)W 2種の謎肉ペッパーしょうゆ味」を、2018年9月17日には “白い謎肉” に “チリ謎肉” も加えた「カップヌードル ビッグ 三代目謎肉祭 3種の謎肉ペッパーしょうゆ味」を発売し、いずれも大量の謎肉をコンセプトにしつつ、変化を続けてきた謎肉祭。

その後、2019年9月16日に発売された四代目「カップヌードル ビッグ 謎肉祭 肉盛りペッパーしょうゆ味」では、基本となる豚肉ベースの謎肉だけを使い、テーマの原点回帰を図っていたのですが、通常の「カップヌードル ビッグ」対比 “10倍以上の謎肉” を搭載することで、当時のカップヌードル史上最大量の謎肉を実現。

カップヌードル謎肉祭「四代目〜六代目」パッケージ

2020年9月14日発売の「カップヌードル ビッグ 謎肉祭(五代目)」も豚肉ベースの謎肉だけを使っていたのですが、サブタイトルに “肉盛りジューシィしょうゆ味” を掲げ、肉の旨みをアップさせていました。2021年の「謎肉祭(六代目)」も五代目と同じ副題なので、中身も大きく変わっていないようですが、念のため今年も通常の「カップヌードル ビッグ」と比較しながらレビューします。

開封

「カップヌードル ビッグ」の具材

まずは2021年10月現在の「カップヌードル ビッグ」から具材を取り出してみたところ、謎肉の数は12個以上、それに匹敵する人気具材のエビは大小あわせて8尾以上、カップヌードルには欠かせないスクランブルエッグの量も多く、ネギの緑で彩りもバッチリ。写真の左下に集めた色の薄い肉具材はミンチポーク(味付豚肉)で、サイズは謎肉よりも小さいのですが、旨味の存在感は侮れません。

今年も「謎肉祭」は伊達じゃない

次に六代目となる「カップヌードル ビッグ 謎肉祭」から具材を取り出してみたところ、一見して明白に謎肉の数が多く、なかには欠片も混ざっているのですが、それを集めて1個分のサイズに換算しても合計45個くらい。エビやスクランブルエッグは入っていませんが、既存の通常商品と比較してミンチポークも増量されていて、オリジナルには入っていないレッドベルで彩りに配慮。

ちなみに謎肉の倍率は通常商品対比およそ4倍なのですが、2019年10月21日のリニューアル以降、レギュラーサイズの「カップヌードル」から “コロ・チャー” を廃止。続けて2020年1月13日のリニューアル以降、大盛りサイズの「カップヌードル ビッグ」からも “コロ・チャー” を廃止し、その分すべて謎肉に置き換えた(謎肉を増量した)ので、五代目の「謎肉祭」から通常商品との倍率が変わりました。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:カップヌードル ビッグ 謎肉祭
製造者:日清食品株式会社
製造所:S・関西工場(滋賀県栗東市下鈎21-1)
内容量:104g(めん80g)
商品コード:4902105263662(JAN)
発売日:2021年10月11日(月)
実食日:2021年10月12日(火)
発売地域:全国
取得店舗:コンビニ
商品購入価格:232円(税込)
希望小売価格:220円(税別)
麺の種類:油揚げ麺
スタイル:縦型ビッグ
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:410ml
調理時間:熱湯3分
小袋構成:別添なし

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、チキンエキス、ポークエキス、しょうゆ、ポーク調味料、たん白加水分解物、香辛料)、かやく(味付豚ミンチ、味付豚肉、ねぎ、赤ピーマン)、スープ(糖類、粉末しょうゆ、食塩、香辛料、たん白加水分解物、香味調味料、ポーク調味料、メンマパウダー)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、カラメル色素、炭酸Ca、かんすい、香料、増粘多糖類、カロチノイド色素、酸化防止剤(ビタミンE)、くん液、香辛料抽出物、ビタミンB2、ビタミンB1、酸味料、(一部に小麦・卵・乳成分・大豆・鶏肉・豚肉を含む)

実食開始

「カップヌードル ビッグ」安定の調理後

まずは「カップヌードル ビッグ」の調理後、あいかわらず具沢山なビジュアルで、なんともいえない特有の香りが食欲を刺激。特にエビとスクランブルエッグの香りが強く、これもオリジナルの「カップヌードル」を象徴する上で欠かせない要素。

「謎肉祭(六代目)」こっちも安定の仕上がり

次に「謎肉祭(六代目)」の調理後‥‥ええ、残念ながらエビとスクランブルエッグに由来する香りは漂ってこないものの、もはや詳しい説明など不要なくらい、これでもかと謎肉まみれに仕上がります。見た目はオリジナルと別物ですが、それだけに差別化は申し分ありません。

ちなみにカロリーや脂質、炭水化物など、2020年9月発売の「謎肉祭(五代目)」と栄養成分表示の数値を比較してみた結果、小数点第一位まで完全に一致。なんだったらJANコードも変わっていなかったのですが、念のため昨年との違いにも注目しつつ「めん」「スープ」「具材」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(104g)あたり
カロリー:487kcal
たん白質:14.3g
脂  質:22.6g
炭水化物:56.6g
食塩相当量:6.3g
(めん・かやく:2.8g)
   (スープ:3.5g)
ビタミンB1:0.24mg
ビタミンB2:0.42mg
カルシウム:148mg
参考値(調理直後に分別した値)
熱量:487kcal(めん・かやく:447kcal)(スープ:40kcal)
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。以下、各項目の評価と総評は「カップヌードル ビッグ 謎肉祭」の感想に基づきます。

めん

「カップヌードル ビッグ」の麺

通常商品と同じ油揚げ麺を使用

5.0

通常の「カップヌードル ビッグ」に使われている麺は、レギュラーサイズの「カップヌードル」と同じ約2mm幅の油揚げ麺で、もっともオーソドックスなタイプ。たとえば「カップヌードル シーフードヌードル ビッグ」や「カップヌードル カレー ビッグ」の麺重量は80gなのに対し、センターの「カップヌードル ビッグ」だけは85gと若干ながら多く、これが “王道” であることを象徴しているポイント。

「謎肉祭(六代目)」の麺

対する「謎肉祭(六代目)」は変わり種の例に漏れず、麺重量は80gになっているのですが、原材料名の構成はオリジナルの「カップヌードル」と変わりません。最近のカップヌードルといえば、新フレーバーの油揚げ麺において、しばしば原材料名の末尾に “ポーク調味料” の表示が見られるのに対し、そのような追記もなく、原材料名はオリジナルの油揚げ麺と完全に一致。

「謎肉祭」における原材料名の構成や麺重量は、昨年の「謎肉祭(五代目)」と比較しても共通で、体感的にも目立った違いはありません。ちなみにスープの味が濃いめの「カレー」や「チリトマトヌードル」「味噌」には約3mm幅の麺を合わせており、たった1mmの差でも口当たりは大きく違うので、意識しながら食べると面白いですよ。

スープ

「カップヌードル ビッグ」のスープ

昨年の五代目と変わらない

6.0

通常の「カップヌードル ビッグ」に使われているスープの構成は「糖類、粉末しょうゆ、食塩、香辛料、たん白加水分解物、香味調味料、ポーク調味料、メンマパウダー」とシンプルで、このブログでは “洋風しょうゆ味” と表現しているのですが、それはさておき味についての事細かな解説は必要ないでしょう。

ときどき無性に食べたくなる、即席カップめんの基礎を築いてきた不動の味わいで、専門店の中華そば(しょうゆラーメン)とは異なるベクトルにありますが、メンマパウダーの隠し味が効果的。さらに具材の海老に由来する旨味だったり、スクランブルエッグから滲み出る甘味だったり、そのバランスも緻密に計算することで、普遍的な美味しさを成立させています。

「謎肉祭(六代目)」のスープ

片や「謎肉祭(六代目)」に使われているスープの構成も「糖類、粉末しょうゆ、食塩、香辛料、たん白加水分解物、香味調味料、ポーク調味料、メンマパウダー」なので、オリジナルと完全に一致するのですが、軸は同じでも雰囲気は一変。海老の旨味やスクランブルエッグの甘味が省かれるだけで、こんなにもスープの表情が違うのか‥‥と。

しかし、オリジナルと比較して謎肉の数が圧倒的に多い分、そこから滲み出てくる肉の旨味も単純計算で4倍以上。かなりジャンクな味わいですが、きちんと「カップヌードル」の “洋風しょうゆ味” は尊重しつつ、いつものスープよりもワイルドで、これはこれと割り切れば、とても素晴らしいスープだと思います。

具材

「カップヌードル ビッグ」の具材

圧倒的謎肉

7.0

通常の「カップヌードル ビッグ」は、2020年1月13日のリニューアルより “コロ・チャー” が消え、謎肉が増量されたと前述しましたが、プーバランと呼ばれる品種のエビを筆頭に、スクランブルエッグ、ミンチポーク、ネギは据え置きで、まったく無駄のないラインナップ。

カップヌードルの具材は基本的に重量判定なので、個体差が生じることも珍しい話ではないのですが、具材のバランスが変わることによって生じるスープのニュアンスもカップヌードルの魅力。

「謎肉祭(六代目)」の具材

対する「謎肉祭(六代目)」の具材は、その名に恥じないほど謎肉に振り切った構成で、量・質ともに文句なし。心做しか謎肉のサイズが通常商品よりも大きいように感じるのですが、それについては喜ばしいポイント。なかには謎肉が苦手な方もいらっしゃいますけど、それに特化した年に1度の変わり種ですからね。

総評

6.0

2020年9月発売の「カップヌードル ビッグ 謎肉祭(五代目)」と比較して、栄養成分表示の数値やJANコードが変わっていなかったと前述したように、結論からいうと “まったくテコ入れなしの再販” という認識で問題ありません。そのため新鮮味は皆無に等しかったものの、あいかわらず謎肉のインパクトは凄まじく、謎肉ファンの期待を裏切らない完成度の高さ。

いつものバランス型ではないけれど、年に1度しか愉しめない商品なので、カップヌードルの謎肉に魅力を感じている方は、今年も買い溜め必至の一杯です【author・taka :a(大石敬之)】

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