記事内に広告が含まれています

ついに「カップヌードル ビッグ」も謎肉増量!!リニューアル前後の違いを徹底比較レビュー

スポンサーリンク
日清食品

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、2020年1月13日(月)リニューアル新発売のカップ麺、日清食品「カップヌードル ビッグ」の実食・新旧比較レビューです。

ついにカップヌードルBIGもコロチャーに代わり謎肉増量!!

リニューアル前後の違いに注目しつつ、実際に食べ比べてみた感想と経験に基づき、何が変わったのか解説します。よろしければ、最後までお付き合いください。

スポンサーリンク

カップヌードル ビッグ 謎肉増量

1971年(昭和46年)9月18日、東京・新宿の伊勢丹百貨店を皮切りに、世界初のカップラーメンとして初デビューを飾ったカップヌードル(CUPNOODLE)の発売から約19年と3ヶ月後——1991年(平成3年)1月25日に大盛り版「カップヌードル ビッグ / カレービッグ / シーフードビッグ」を発売、2005年2月7日に「チリトマトビッグ」が現れ、現在のBIG4が出揃います。

すでにレギュラーサイズは変更済み

以来、何度かリニューアルを繰り返しながら通年商品として継続的に販売され、2019年10月21日にレギュラーサイズの「カップヌードル」が4年半ぶりにリニューアル。2009年4月20日に新具材として導入された “コロ・チャー”(※正式名称では間に中黒を記載)が役目を終えて姿を消し、すべてのコロチャーが人気具材の謎肉(なぞにく)に置き換えられました。

それと同じ変化が「カップヌードル ビッグ」にも起きた今回、なぜか公式発表の発売日1週間前からシレッと一部の「ローソン」で販売されていたのですが、正しくは2020年1月13日(月)以降順次切り替え開始。完全に切り替わって落ち着くまでの間、パッケージに表示されている “謎肉増量” のデザインがリニューアル前後の目印になります。

コロチャーが初めて導入された2009年4月20日 “新・うまい! カップヌードル” をコンセプトにレギュラーサイズのカップヌードルから謎肉が消え、当時かなりの批判を浴びた日清食品。しばらくカップヌードルBIGには謎肉が現存していたのですが、その約1年後となる2010年4月12日に「カップヌードル ビッグ」からも謎肉が消え、同じくコロチャーが導入されました。

つまり原点回帰?

さらに「カップヌードル カレー ビッグ」には豚バラ肉の代わりに “カレー専用コロ・チャー”(コロチャーをカレー煮込み風に味付けした肉具材)が採用され、「カップヌードル シーフードヌードル ビッグ」にはイタヤガイの “貝柱” を追加。再び大きな変化が起きたのは5年後の2015年4月下旬、このタイミングからファン待望の謎肉が復活します。

「カップヌードル ビッグ」にはコロチャーを残しつつ謎肉が追加され、「カップヌードル カレー ビッグ」は専用のコロチャーを廃止して謎肉を増量、「シーフードヌードル ビッグ」は貝柱を廃止してイカの胴部分を追加(あとカニカマ増量)。今回のリニューアルでカレーとシーフードに大きな動きはなかったのですが、5年周期の流れで2020年4月に変化があるかもしれません。

さて、話を戻しましょう。カップヌードルは基本的に複数の工場で製造しているので、同じ商品でも製造所が違っていた、というケースも珍しくありません。まさに今回の比較対象として購入した「カップヌードル ビッグ」両商品の裏面を見比べてみると一目瞭然、どちらも同じ日に同じコンビニで購入したのですが、リニューアル前後の製造所が異なります。

同じ滋賀県内にある別工場

リニューアル前のカップヌードルBIGは日清食品の滋賀工場(O)製造、リニューアル後は関西工場(S)製造となっていて、もう一つ興味深いのが賞味期限。この表示は製造日から6ヶ月後の日付に設定されているので、2019年12月10日まではコロチャー入りを製造、同年12月17日にはコロチャーを廃止していたことが分かりました。※工場名横のローマ字は製造所固有記号

開封

海老がメインのリニューアル前

さて、まずはリニューアル前の開封写真。今回は一見して明白にエビの量が多く、大小あわせて10尾と太っ腹。とはいえカップヌードルの具材は基本的に「総重量判定」となっているため、いちいちエビの数まで数えていません。場合によっては5尾〜10尾と倍近い差が生じることもあるけれど、日清食品曰く具材すべて合わせた重量は基本的に同じだそうです(ほんまかいな‥‥)。

謎肉増量

したがってエビが多い時は謎肉が少なかったり、エビと謎肉が少なくてスクランブルエッグが異様に多かったりと様々なパターンがあるのですが、手元にあるリニューアル後の商品は平均的なバランスで、エビの数は6尾。たしかに謎肉の数は明らかに増えていて、リニューアル前後の肉具材を数えてみた結果——

リニューアル前の謎肉は約3個、コロチャーは約7.5個、味付豚肉は特大サイズ2個分。リニューアル後の謎肉は約13.5個、味付豚肉は中サイズ1個分といったところ。具材のバランスは前述の理由によって差が生じるため、必ずしも今回と同じ数にはなりませんが、リニューアル前の謎肉は平均3個と記録しています。

リニューアル前 / リニューアル後

製品詳細情報・購入価格等

製品名:カップヌードル ビッグ
製造者:日清食品株式会社
製造所:関西工場(S)滋賀県栗東市下鈎21-1
内容量:101(めん85g)
商品コード:4902105003374(JAN)
発売日:2020年01月13日(月)
実食日:2020年01月13日(月)
発売地域:全国(全チャネル)
取得店舗:コンビニ(ローソン)
商品購入価格:232円(税込)
希望小売価格:220円(税別)
麺の種類:油揚げ麺
スタイル:縦型ビッグ
容器材質:紙
湯量目安:410ml
調理時間:熱湯3分
小袋構成:-(別添なし)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、チキンエキス、ポークエキス、しょうゆ、ポーク調味料、たん白加水分解物、香辛料)、かやく(味付豚ミンチ、味付卵、味付えび、味付豚肉、ねぎ)、スープ(糖類、粉末しょうゆ、食塩、香辛料、たん白加水分解物、香味調味料、ポーク調味料、メンマパウダー)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、炭酸Ca、かんすい、カラメル色素、増粘多糖類、カロチノイド色素、酸化防止剤(ビタミンE)、乳化剤、香辛料抽出物、香料、くん液、ビタミンB2、ビタミンB1、酸味料、(一部にえび・小麦・卵・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉を含む)

実食開始

コロチャー入りの旧商品

リニューアル前のメーカー希望小売価格は税別220円、コンビニで購入した場合の税込価格は232円。対するリニューアル後の商品も同じ販売条件で、必要なお湯の目安量や湯戻し時間も変わっていませんが、内容量は100g(めん85g)から101g(めん85g)に増え、栄養成分表示の数値にも微妙な変化が生じています。

【栄養成分表示】カロリー:439kcal(めん・かやく:410kcal、スープ:29kcal)、たんぱく質:13.0g、脂質:16.6g、炭水化物:59.5g、食塩相当量:6.4g(めん・かやく:3.0g、スープ:3.4g)、ビタミンB1:0.27mg、ビタミンB2:0.29mg、カルシウム139mg(※リニューアル前)
コロチャーが消えた新商品

栄養成分表示の違いは再計測による誤差の範囲内ですが、謎肉増量後の「カップヌードル ビッグ」にコロチャーは入っていないため、10年ほど前の姿を彷彿とさせる構図。ちなみにレギュラーサイズの新旧比較レビューを記事にした際、謎肉が増えたこと意外は特に変わった様子もなく、具材の兼ね合いでスープの味にニュアンスが生じていた程度でした。

なお、リニューアル後のフタ上には製品情報ではなく調理後のイメージ写真が印刷されているのですが、おそらく2015年4月下旬のリニューアル時と同じく期間限定のパッケージだと思うので、落ち着いたら元に戻るかもしれません。それでは、引き続きリ新旧商品の変化に注目しながら「めん」「スープ」「具材」の特徴と違いを解説します。

栄養成分表示:1食(101g)あたり
カロリー:457kcal
たん白質:12.7g
脂  質:18.4g
炭水化物:60.2g
食塩相当量:6.4g
(めん・かやく:3.0g)
   (スープ:3.4g)
ビタミンB1:0.22mg
ビタミンB2:0.35mg
カルシウム:142mg
参考値(調理直後に分別した値)
熱量:457kcal(めん・かやく:423kcal)(スープ:34kcal)
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

慣れ親しんだリニューアル前の麺

おそらく麺は変わってない

旧商品の原材料名は「小麦粉、植物油脂、食塩、チキンエキス、ポークエキス、しょうゆ、たん白加水分解物、香辛料」となっているのに対し、リニューアル後は「小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、チキンエキス、ポークエキス、しょうゆ、ポーク調味料、たん白加水分解物、香辛料」と微妙に変わっているのですが、サイズも食感も風味も大差ありません。

リニューアル後(見分けがつかない)

原材料名では小麦粉の横に “国内製造” の表示があることに加え、新たに “ポーク調味料” も追記されているのですが、とりあえず小麦粉の主な原産国は新旧ともにオーストラリア、日本、アメリカ、カナダの4産地。加工食品の「国内製造」は “最終加工地が日本” であることを示しているだけに過ぎないので、国産小麦100%ではありません。

次に「ポーク調味料」について、おそらく旧表示では「ポークエキス」に要約していた成分を記載しなければいけなくなったから、というのが理由。これは2020年3月31日に経過措置期間(猶予期間)が終了する新食品表示への対応なので、今回の「カップヌードル ビッグ」に限った話ではないですし、麺の違いについては新旧これといった違いはありませんでした。

スープ

慣れ親しんだリニューアル前のスープ

おそらくスープも変わってない

リニューアル前の原材料名は「糖類、粉末しょうゆ、食塩、香辛料、たん白加水分解物、香味調味料、ポークエキス、メンマパウダー」となっていて、リニューアル後は「糖類、粉末しょうゆ、食塩、香辛料、たん白加水分解物、香味調味料、ポーク調味料、メンマパウダー」とポークエキスがポーク調味料に変わっているのですが、おそらく「めん」と同じ理由。

これについてはレギュラーサイズ版のリニューアルと共通の変化で、実は食品添加物の並び(原材料名でスラッシュ「/」以降の表示)以外はレギュラー・ビッグともに “まったく同じ表示” となっています。もし新旧の粉末スープに違いがあったとしても、体感的には分からないような微調整なので、スープ自体は変わっていないという認識で問題ありません。

やはり麺と同じく見分けが‥‥

とはいえ具材の違いによる味のニュアンスは見逃せないポイントで、たとえば今回の場合「海老」の数と「謎肉」の数、並びに「コロチャー」の有無が大きな差となっているのですが、実は “味付豚肉の大きさと量” も重要なポイント。あらためて食べ比べてみると味付豚肉が及ぼす味の影響力が強く、今回はリニューアル前のほうがワイルドに感じました。

念のため全部の具材(一部のネギを除く)を容器の中から取り出し、麺と粉末スープだけの状態でも調理してみたところ、体感的に目立った違いはなかったので、引き続き “いつもの味” が楽しめます。メンマパウダーの素朴な隠し味がいいですよね、まさにバイプレイヤー。

具材

サヨウナラ、コロ・チャー

エビの標準量が減ったかも‥‥?

旧商品の原材料名は「味付えび、味付豚肉、味付卵、味付豚ミンチ、ねぎ」となっているのに対し、リニューアル後の具材は「味付豚ミンチ、味付卵、味付えび、味付豚肉、ねぎ」と資材は同じでも並びが違います。これは “使用した原材料を重量順(重い原材料から手前)に表示するのが原則” という加工食品業界のルールがあるので、それに従ったもの。

ナゾニク、ゾウリョウ、PerfectBody!

豚肉の旨味が特徴の本格的な角切りチャーシューとして登場した “コロ・チャー” は、原材料名で「味付豚肉」に要約されていたので、それが省かれたことにより表示順序も後退。謎肉は原材料名で「味付豚ミンチ」となっているため、それが手前に移動しています。ただ、ちょっと気になるのが「味付えび」の下がり具合。

海老はリニューアル前から4尾、5尾の日もありましたが、2020年1月以降の表示では味付卵(スクランブルエッグ)よりも使用量が少ない位置に記載されているため、もしかすると謎肉増量分の調整で今後はエビの数が平均的に少ない、もしくは今までよりも小さいサイズのエビで数を補ってくるかもしれません。

まとめ

エビの数については引き続き要検証ではあるものの、目立った違いといえばコロチャーの廃止と謎肉の増量くらいだったので、それ以外の変更があったとしても体感的には気にならない程度のマイナーチェンジ。コロチャーファンの方にとっては悲報になってしまいますが、いわば1周まわって本来の姿に戻ったような変遷となっています。

すでに特盛サイズのカップヌードルKING(キング)は製造終了、リフィル(詰め替え用)はコロチャー不使用なので、とうとう「カップヌードル」からは完全に撤退してしまったコロチャーですが、今後は「AFURI」のカップラーメンや「日清焼そばU.F.O.」の変わり種にも使われている “炙りコロチャーチャーシュー” としての活躍に期待しましょう。

タイトルとURLをコピーしました