どうも、taka :aです。
本日の一杯は、2018年10月1日(月)新発売のカップ麺、明星食品「明星 中華三昧タテ型ビッグ 赤坂榮林 酸辣湯麺」の実食レビューです。
酸辣湯麺の発祥「赤坂榮林」監修
「明星 中華三昧 赤坂榮林」は、高級袋めんの先駆けとして1981年に誕生した明星食品の「中華三昧」と「酸辣湯麺」発祥の店として赤坂と軽井沢の地で愛されている老舗中国料理店「赤坂榮林(エイリン)」がタイアップした本格中華シリーズで、袋めん・タテ型カップ(レギュラーサイズ)・カップスープが通年商品として展開されています。
そして今回、2018年9月17日(月)にリニューアルした「明星 中華三昧タテ型 赤坂榮林 酸辣湯麺」の具材を増強したタテ型ビッグサイズの新作カップ麺がリリースされました。ところで「酸辣湯麺」の読み方は、 “サンラータンメン” もしくは “スーラータンメン” ですが、私は昔から後者のスーラータンメン、私の周りではサンラータンメンが多かったりするんですけど‥
酸辣湯麺発祥の店「赤坂榮林」では “スーラータンメン” と読み、麺好きな料理長が “まかない” として創作した料理をメニューに取り入れたのが始まりと言われています。私はレギュラーサイズの酸辣湯麺が好きなので、その信頼と実績から安心しきっている実食前の現在。けっこう通年商品は酸味が強かったと記憶しているのですが、9月17日以降発売のレギュラーサイズは試していないので、味の記憶はアップデート前です。
パッケージでは「ふわふわかきたま三昧」という魅力的なワードで具材がアピールされていることと、明星 中華三昧タテ型 重慶飯店 麻婆麺を機にシリーズのノンフライ麺がリニューアルされたので、かきたまのボリュームとノンフライ麺にも注目ですね。
開封
別添の小袋はフタの上に貼り付けられている後入れの「液体スープ」1袋で、フタを開けると‥
えっと、なんかこう、たまごパァ〜‥みたいな黄色い歓声を期待していたんですけど、かきたま少なくないですか?w とはいえパッケージの撮影中に麺がゴロンゴロン動いていたので、さぞかし麺の下では賑やかに “かきたま三昧” しているのだと思います。たぶん、きっと、めいびぃ‥
とりあえず大きな椎茸とチンゲン菜には期待できそうですし、元祖酸辣湯麺の赤坂榮林と中華三昧のタイアップですから、酸味や辣味の強さ、とろみ、ノンフライ麺の仕上がり、かきたま三昧なるか否かに注目しながらレビューします。よし、とりあえず具材のサルベージがんばろう。
製品情報・購入価格
製品名:明星 中華三昧タテ型ビッグ 赤坂榮林 酸辣湯麺 製造者:明星食品 内容量:93g(めん65g) 発売日:2018年10月1日(月) JANコード:4902881435444 希望小売価格:205円(税抜) 発売地域:全国(全チャネル販売) |
麺の種類:ノンフライ麺 容器材質:紙 必要湯量:400ml 調理時間:熱湯4分 小袋構成:1袋(液体スープ) |
原材料名とアレルギー表示
【原材料名】 めん(小麦粉、植物油脂、食塩、植物性たん白、卵粉、乳たん白)、スープ(デキストリン、食塩、たん白加水分解物、植物油脂、糖類、香味調味料、とろみ粉末(でん粉、デキストリン、植物油脂)、醸造酢、しょうゆ、豚脂、香辛料、貝エキス、黒酢)、かやく(チンゲン菜、卵、味付しいたけ)/ 加工デンプン、調味料(アミノ酸等)、増粘剤(加工デンプン、増粘多糖類)、トレハロース、酸味料、炭酸カルシウム、微粒二酸化ケイ素、かんすい、カラメル色素、ソルビット、グリセリン、乳化剤、卵殻カルシウム、カロチノイド色素、香辛料抽出物、酸化防止剤(ビタミンE)、香料、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に卵・乳成分・小麦・えび・牛肉・ごま・さけ・さば・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む) |
【アレルギー表示】 小麦・卵・乳成分・えび・豚肉・鶏肉・牛肉・さけ・さば・大豆・ごま・ゼラチン |
実食開始
容赦なく緑w 全面に黄色、そこにチンゲン菜の緑が映えて‥みたいな光景とは反転し、たまごがチンゲン菜畑に混ざっているような比率です。でも、チンゲン菜が多いのは嬉しいですよね。
1食(93g)当たり
カロリー:354kcal |
※参考値(調理直後に分別して分析) 熱量:354kcal(めん・かやく:291kcal)(スープ:63kcal) |
めん
麺の中心がしっかりとしながらも、しなやかでつるみのあるノンフライ麺です。
(明星食品「ニュースリリース」より引用)
リニューアル前の原材料は「小麦粉、植物油脂、食塩、卵粉、オニオンエキス」でしたが、9月中旬のリニューアルより配合が「小麦粉、植物油脂、食塩、植物性たん白、卵粉、乳たん白」に変わり、コシの強さが増しました。この原材料はレギュラーサイズの「重慶飯店 麻婆麺」と同じなんですけど、こちらはタテ型ビッグで熱湯の量が多いからなのか、それとも酸辣湯麺に合わせて製造工程が微妙に違うのか、わりと早い段階から柔らかくなります。
しかし、硬派な酸辣湯に合わせる麺はコシの強い太麺よりも少し柔らかめでスープとの馴染みを意識している淑やかな中細麺が合うので(と、思っているので)、一体感を重視してスープに寄り添う姿勢にあった麺の存在感は適切だと感じました。
丸刃でカットされているので、優しい口当たりがスープを引き立てますし、本格的なスープを侵食しない程度に香る小麦の風味も心地よく、ノンフライ麺だからこそ油揚げ麺のような雑味を醸すこともありません。麺の量はタテ型ビッグとしては少ない65gですが、レギュラーサイズの麺量が一律47gなので、シリーズ的には約1.4倍のビッグです。
スープ
鶏の旨味をベースにアサリ、ホタテの旨味を加えたしょうゆスープに酸味と辛さを合わせた酸辣スープです。香酢とごま油のコクと香りでお店の特徴を再現しました。
(明星食品「ニュースリリース」より引用)
レギュラーサイズのスープ(リニューアル前)と比較して酸味を控えめに感じたのですが、今回の新商品発売に合わせてカップスープの「明星 中華三昧 赤坂榮林 酸辣湯春雨」が冬向け仕様にリニューアルされたので(酸味を抑えて粘度を強化)、カップ麺も季節に合わせてヤスリをかけたのかもしれません。しかし、きちんと酸味のメリハリは存在しています。
事前の粉末スープにも酸味は仕込まれていたのですが、別添の液体スープに酢が仕込まれており、尖らずも明白な酸味のアクセント。きわめて辣味はピリ辛の枠を出ませんが、引き立て役に徹しながらも複雑味を醸します。たん白加水分解物で鶏を演出していたことが少し気になったのですが、具材の椎茸から滲み出る旨味や隠し味の貝エキスによる滋味、ほんのり胡麻油の香りによって調理感が漂い、マイルドながらも本格的な味わいでした。
とろみは自然で、強くもなく弱くもありません。ほどよく麺に絡んでくれる、とてもナチュラルな効かせ方です。とろみ粉末が含まれているので、フタを開けたら液体スープを入れる前に底から念入りに混ぜてください。面倒かもしれませんが、最低でも1分は混ぜたほうが安全です。
かやく
たっぷりのかきたま、チンゲン菜、シイタケを組み合わせました。
(明星食品「ニュースリリース」より引用)
調理直後の写真で比率は伝わったかと思いますが、実際かきたま三昧ではなくチンゲン菜が主役です。かきたまも多めに入っていたんですけど、混ぜたら散り散りになってしまうので、ほぼスープの一部でした。反面、チンゲン菜はサイズが大きくて歯応えもバッチリ、かなりの存在感です。
先の項目でも触れたように椎茸の旨味はスープの味にも寄与していたし、酸辣湯には欠かせない具材ですよね。あんまり量は多くありませんでしたが、サイズは大きかったです。とりあえず酸辣湯に必須の項目は押さえてあり、かきたまよりもチンゲン菜に具材の増強を感じました。
総評
★★★★★☆☆☆☆☆(5)
(標準は★3です)
せっかくのタテ型ビッグだったので、もっとインパクト重視の酸味や辣味を強めに感じたかったのですが(※筆者は酸辣バカです)、バランス型の優等生な酸辣湯麺として上出来の★5でも差し支えないと判断しました。「かきたま三昧」については疑問ですけどねw
本文中でも触れましたが、今回の新商品発売に合わせてカップスープの「明星 中華三昧 赤坂榮林 酸辣湯春雨」がマイルドな冬向け仕様にリニューアルされたように、おそらく季節に合わせて酸味や辣味を抑えているのでしょう。それだけにレギュラーサイズのような酸味のインパクトに期待すると肩透かしですが、中華三昧らしく本格的で総合力の高いカップ麺でした。同じ日にリニューアルした通年商品の「明星 中華三昧 赤坂榮林 酸辣湯春雨」もレビューしたので、スープ春雨にも興味を持たれた方は、ご参考ください。
たまごじゃなくてチンゲン菜三昧やったんやね!チンゲン菜畑はみたいことないけどこんな感じなの(゚∇゚ ; )?中華三昧のカップ麺は大阪北部では本当に売ってるところが少なくて・・家から離れたイオンで唯一発見できたんだけど、旧パッケージやってんなぁ・・私は酸味が強い方が好きだから旧パッケージがまだ売ってたら買い占めに行こうかな(^▽^;)
そっか、寒くなったら酸味欲求が減るのか~。
酸味バカは年中食べたい^^寒くなったらより辛いのも食べたい(笑)
はい、バカ舌ですみません(´;ω;`)
かき玉がお花畑~~~の不発弾に爆笑してしまった。確かにチンゲン菜でもウェルカムなのに想像してしまっただけに残念^^;
これは見た目だけでも美味しそうなもんや~。( ゚д゚)ウム