どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。
本日の一杯は、2025年12月27日(土)新発売、セブンイレブンのカップ麺「明星 チャルメラ ちいかわラーメン豚骨醤油味」(298円+税)の実食レビューです。
ちいかわとハチワレが果敢に挑んだ “話題のラーメン屋さん„ 二郎インスパイア店「郎」のラーメンを即席カップめん化!?
実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。
ちいかわラーメン 豚骨醤油味
ちいかわとは、作者であるナガノ氏のX(旧Twitter)アカウントに「こういう風になって暮らしたい」という願望と共に投稿されたイラスト[初出:2017年(平成29年)5月1日]に端を発するWEBマンガ『なんか小さくてかわいいやつ』の主人公及び同アニメ作品のタイトルで、ちいかわたちが繰り広げる “楽しくて・切なくて・ちょっとハードな日々„ を描いた物語は瞬く間に社会現象を誘発。

ちいかわたちの愛らしいイメージとは裏腹に、現実的でシビアな描写も珍しくない唯一無二の世界観と、濃厚すぎるキャラクターたちの性格が入り乱れるシュールさのギャップが多くのユーザーにブッ刺さり、数え切れないほどの関連商品が展開されているのですが、その中で唯一の即席カップめんを担当しているのが明星食品です。
2020年(令和2年)6月9日に投稿された作品の中で、ちいかわに「チャリメラ、食べるぅ?」と話しかけたハチワレの “言い間違え„ を切っ掛けに、明星食品との深い絆が生まれ、翌年(令和3年)4月19日発売の袋めん「明星 チャルメラ もやしが超絶うまい まぜそば ニンニクしょうゆ味 5食パック」のパッケージにて『ちいかわ』との初コラボを実現。
その後、チャルメラのテレビCM『チャリメラ篇』(2022年9月7日 O.A.)にて本田翼さんと共演し、2023年(令和5年)1月末に出荷された「チャルメラ×ちいかわ」コラボパッケージでは発売56年(当時)の歴史を誇るロングセラー「明星 チャルメラ しょうゆラーメン」のブランド名を「チャリメラ」に変更するなど、異例の展開を見せた『ちいかわ』たち。

2024年(令和6年)3月25日には満を持しての即席カップめん「明星 チャルメラ ちいかわラーメン しょうゆ味」が発売され、瞬く間に全国で売り切れ続出からの転売騒動に発展したものの、2026年(令和8年)1月現在も明星食品が販売を継続。1,000商品の中で3つ生き残れば御の字とされる即席めん業界において、こんなにも軽々と定番商品の座を勝ち取るなど、末恐ろしいにも程がある——。
そんな『ちいかわ』と明星食品による即席カップめん第2弾に該当するのが今回の「明星 チャルメラ ちいかわラーメン豚骨醤油味」で、ミニカップの「明星 チャルメラ ちいかわラーメン しょうゆ味」はNB(ナショナルブランド)商品に位置付けられているのですが、今回の新商品は『セブンイレブン×ちいかわ 年末年始キャンペーン!コラボ商品』用に開発された留型(とめがた)のカップラーメン。
商品名の豚骨醤油味から察するに、モデルは『ちいかわ』の作中に “話題のラーメン屋さん„ として現れ、コラボカフェ「ちいかわラーメン 豚」などでも実際に提供さている「郎(ろう)」のラーメンでしょうか。オリジナルの「郎」が特定の店舗では入店のハードルが高いと噂さることも多い「ラーメン二郎」を意識していることは言うまでもなく、それを模した心温まるストーリーも『ちいかわ』の作中に収められているのですが——

パッケージに掲載されている上記のカット、これってハチワレが “味噌ラーメンの湧きどころ„ にキューブ状のバターを入れて「あーもうッ…ほんとバターってッ‥‥!!」と感動しているシーンの切り抜きですよね? だとすれば「ちいかわラーメン 味噌バター味」じゃないと成立しない画像のチョイスだと思うんですけど、このカオスさも『ちいかわ』らしいポイント‥‥ってコト!?
開封

いやでも明らかに「郎」がモデルだろ——などと思いつつ、さておき今回のカップ麺に小袋は別添されていないため、二郎系といえばのアブラやニンニクを充填した小袋が別添されていないのは寂しいポイントになりますが、フタを剥がして熱湯を注ぐだけの手軽さとゴミが減るのはメリット。そういえばミニカップのフタ裏には『ちいかわ』のキャラクターがデザインされてるんですけど、手元にある商品のフタ裏は無地でした。

かやくはキャベツ、チャーシュー、揚げ玉、魚肉練り製品の組み合わせで、上記の画像では埋もれてしまっているのですが、パッケージのイメージ画像に写っている “ちいかわナルト„ が魚肉練り製品に該当します。——で、実食前に触れておかなければいけないのがセブン-イレブン店舗での販売価格。
2026年1月現在、縦型ビッグのメーカー希望小売価格は271円(税別)を事実上の標準としているメーカーが多く、それをコンビニで購入した場合の税込価格は1食あたり292.68円になるのですが、今回の新作「ちいかわラーメン豚骨醤油味」の販売価格は298円(税込321.84円)に設定されています。コラボ商品ならではの致し方なさもあるのでしょうけれど、縦型ビッグのカップラーメンとしては高級品。
製品詳細情報・購入価格等
| 製品名:明星 チャルメラ ちいかわラーメン豚骨醤油味 販売者:明星食品株式会社 製造所:+R 東日本明星株式会社 埼玉工場(埼玉県比企郡嵐山町川島2360) 内容量:99g(めん75g) 商品コード:4902881484923(JAN) |
| 発売日:2025年12月27日(土) 実食日:2026年01月02日(金) 発売地域:全国 取得店舗:コンビニ(セブン-イレブン) 小売価格:298円(税別) 購入価格:321円(税込) |
| 麺の種類:油揚げ麺 スタイル:縦型ビッグ 容器材質:紙 湯量目安:370ml 調理時間:熱湯5分 小袋構成:別添なし |
原材料名とアレルギー表示
| 【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、植物性たん白、ポークエキス、香辛料(ガーリック)、たん白加水分解物)、かやく(キャベツ、チャーシュー、揚げ玉、魚肉練り製品)、スープ(ポークエキス、食塩、香辛料(ガーリック、ジンジャー)、たん白加水分解物、デキストリン、しょうゆ、クリーミングパウダー、糖類、ホタテエキス、香味調味料)/ 加工デンプン、調味料(アミノ酸等)、カラメル色素、炭酸カルシウム、増粘多糖類、かんすい、香料、乳化剤、酸味料、酸化防止剤(ビタミンE)、カロチノイド色素、炭酸マグネシウム、甘味料(スクラロース)、ビタミンB1、イカスミ色素、ビタミンB1、香辛料抽出物、ベニコウジ色素、(一部に卵・乳成分・小麦・えび・いか・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)※本品製造設備では、そば・かに・落花生を含む製品を生産しています。 |
実食開始

麺は油で揚げたフライ麺で、湯戻し時間は長めの5分。ポークエキスや香辛料(ガーリック)で下味を施しているため、スープとの親和性は高そうです。とはいえ値段的に明星食品が得意としているワシワシとしたノンライ麺を使ってほしかった気持ちもありますけど、今回は商品名にも入っているように「チャルメラ」ブランドのカップラーメンですから、そっちのイメージ的にはフライ麺ですよね。

前述のように小袋は別添されていないため、フタを半分まで剥がしてから内側の線まで熱湯を注ぎ、フタをして待つこと5分。ちいかわナルトは2枚しか入っていませんでしたが、調べてみたところ運が悪かった様子。ちなみにフタの開封口に “カップの底までよくかき混ぜてください„ との注意書きがあったので、お召し上がりの際は留意してください。
さて、味噌バター味ラーメン的な要素は皆無に等しく、チャルメラらしさも控えめどころか微塵も感じられない調理直後。そもそも完全にカップラーメン限定のフレーバーなのか‥‥? などと気になることが多い商品なのですが、引き続き「チャルメラ」らしさや『ちいかわ』コラボならではの要素、加えてコスパ的な部分にも注目しつつ「めん」「スープ」「かやく」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。
| 栄養成分表示:1食(99g)あたり |
| カロリー:445kcal たん白質:8.9g 脂 質:16.2g 炭水化物:66.0g 食塩相当量:5.6g (めん・かやく:2.5g) (スープ:3.1g) ビタミンB1:0.30mg ビタミンB2:0.36mg カルシウム:163mg |
| 参考値(調理直後に分別した値) 熱量:445kcal(めん・かやく:398kcal)(スープ:47kcal) |
| ※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。 |
めん


チャルメラよりも一平ちゃんのイメージ
「チャルメラ」ブランドの製品に使われている油揚げ麺とノンフライ麺には、一部の商品を除いて「ホテエキス」が練り込まれているのに対し、今回の原材料名にはホタテのホの字も見当たらず、太めに切り出されたサイズも含め、チャルメラらしいアイデンティティは伝わってきません。むしろ口当たりとか食感とか、思いっきり「BIGだぜ!一平ちゃん」なんだよな‥‥

というわけで、念のため原材料名を比較してみたところ、2025年3月10日に発売された「明星 BIGだぜ!一平ちゃん 豚キムチラーメン」と完全に一致。もしかすると微調整している可能性もありますが、やや表面にぬめりを伴う口当たりだったり、歯を包み込みながらも押し返してくる粘りの強い弾力だったり、いずれも「BIGだぜ!一平ちゃん」に共通する特徴なので、お世辞にも「チャルメラ」らしい質感とはいえません。
また二郎インスパイア系といえばのワシワシとした食感も皆無に等しい仕上がりですが、コラボ系の縦型ビッグ製品における麺重量は平均70gなのに対し、それよりも5g増のボリュームかつ食べ終わりまでキープされるモチモチとした弾力で食べ応えはバッチリ。二郎インスパイアらしさや「チャルメラ」らしさを意識しなければ‥‥というのもアレなんですけど、後述するスープとの相性は悪くありませんでした。
スープ


乳化感の強い豚骨感とニンニクで食わせるスープ
スープには隠し味的にホタテエキスを使用しているため、ここが唯一の「チャルメラ」らしい要素になるけれど、そのアイデンティティが霧散する勢いでポークエキスとニンニクが主張してくるフレームワーク。また味わいの表現は「豚骨醤油味」となっているけれど、醤油は香り付け+αくらいのバランスで、大幅に豚骨寄り。しかも乳化感が強く、きちんと骨っぽさが伝わってくるポークエキスを使用しているため、なかなかに硬派。
ざっくり要約するなら “豚骨メインのカップラーメンらしい二郎インスパイア系„ のテイストなので、コロナ禍で隆盛を極めて以降、いまさら珍しくもない味付けになりますが、これを年末年始の『ちいかわ』コラボに落とし込む意図は面白く、コラボ抜きで評価しても基礎クオリティは低くありません。ただ、いろいろ踏まえた上で「BIGだぜ!一平ちゃん」のラインナップにありそうだよね、という印象は否めませんが‥‥
かやく


ちいかわナルトかわいい
前述の販売価格を思うと手放しに賞賛できないところはありますけど、たっぷりのキャベツと揚げ玉のインパクトは素晴らしく、特に揚げ玉は特有の芳ばしさと油脂感がジャンクさの底上げに貢献。チャーシューも昨今の即席カップめん業界に横行している大豆たん白加工品ではない、ちゃんと本物の豚肉を主原料とした具材なので、それについても好印象。
ちいかわの顔をデザインした魚肉練り製品は、ミニカップの「明星 チャルメラ ちいかわラーメン しょうゆ味」と共通の具材なので、せっかくならハチワレナルトを新たに開発してほしかった気持ちもあるけれど、ちいかわナルトのおかげで『ちいかわ』コラボならではの特別感は備わっていました。
総評
正直なところ「BIGだぜ!一平ちゃん」の開発チームがNBを前提に本気を出せば、ちいかわナルトを省いてキャベツの量を半分くらいに減らし、麺とスープは据え置いたまま、1食あたり236円(税別)の希望小売価格を実現できると思います。ただ、コラボの都合上「チャルメラ」のブランドで出さなければ成立しない大人の事情もあったのでしょう。
ぶっちゃけコスパ的にオススメかと聞かれたら、ほかにも選択肢はあると答えます。ただ、ちいかわコラボにコストパフォーマンスを求めること自体、お門違いな気もするし‥‥ってことで、今回の総評は及第点としました。それにしても、なぜ味噌ラーメンの泉にキューブバターを加えた後のシーンをパッケージに採用したのか——。
ここに『ちいかわ』ならではの深い理由が隠されているのか、それとも続編の示唆なのか、今後の展開にも注目です。【author・taka :a(大石敬之)】


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