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「博多もつ鍋 蟻月」セブン限定カップ麺「白のもつ鍋風ラーメン」が専門店レベルでヤバい!!

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サンヨー食品

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、2019年11月25日(月)新発売のカップ麺、サンヨー食品「蟻月 白のもつ鍋風ラーメン」の実食レビューです。

予約が取れない博多もつ鍋・もつ焼き専門店「蟻月」の看板鍋メニューをアレンジしたカップラーメンが大幅に進化!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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蟻月 白のもつ鍋風ラーメン

「博多もつ鍋 蟻月(ありづき)」とは、「もつ鍋」及び「もつ焼き」を名物とする飲食店で、創業は2013年12月。東京・恵比寿(えびす)に1号店をオープンし、2019年11月現在は東京に5店舗・大阪に2店舗・札幌に1店舗・福岡に1店舗構え、あまりの人気から “今もっとも予約が取れないモツ鍋屋” ともいわれています。

今回のカップ麺「蟻月 白のもつ鍋風ラーメン」は、サッポロ一番ことサンヨー食品株式会社及びセブン&アイグループの共同開発商品で、セブン&アイ限定のPB商品として企画されたもの。セブンプレミアムのマークはありませんが、コンビニのセブンイレブン及びイトーヨーカドー、ヨークベニマル、ヨークマート限定で、セブン&アイ系列の店でしか買えません。



芸能人御用達の店としても有名な「蟻月」では、モツはモツでも安全性の高い国産牛の小腸(マルチョウ)のみを使用し、他の臓物を混ぜないことでモツ本来の甘みを引き出しているのがポイント。また、鍋には「白のもつ鍋」「赤のもつ鍋」「銀のもつ鍋」「金のもつ鍋」「炎のもつ鍋」といった種類があり、それぞれ違った特徴を持っています。

蟻月の看板鍋「白のもつ鍋」は、ニンニクの効いた “白みそ仕立て” の鍋。「赤のもつ鍋」は、コクのある “九州しょうゆ仕立て” の鍋。店舗人気スタッフNo.1「銀のもつ鍋」は、旨しお味に黒胡椒を効かせた “塩・黒こしょう仕立て” の鍋。「金のもつ鍋」は、上品なスープで炊いた “昆布だし仕立て” の鍋で、蟻月のもつ鍋では唯一にんにく不使用なのも特徴。

▲「白のもつ鍋」開発秘話

そして「炎のもつ鍋」は、唐辛子の効いた “辛みそ仕立て” の辛いもつ鍋。以上、基本は5種類の中から選べるのですが、今回の新商品は「白のもつ鍋風ラーメン」となっているように、数種類ブレンドした九州の白味噌に出汁(だし)を加え、ごま油とニンニクのパンチが効いた看板メニュー「白のもつ鍋」がテーマ。

「蟻月」のカップ麺は、およそ10ヶ月前の2019年1月21日にも発売されていて、当時の担当も今回と同じサンヨー食品(太平食品工業)。さすがに国産牛の小腸は入っていませんでしたが、驚くことに具材の中にはガチのホルモン「味付豚腸」が放り込んである、なかなか初登場にしてショッキングな爪痕を残したカップラーメンでした。



「蟻月」のカップラーメン第1弾もセブン&アイ限定商品として開発されたもので、コンビニのセブンイレブン及び同系列のスーパーマーケット店舗(イトーヨーカドー、ヨークベニマル、ヨークマート)他、イトーヨーカドーのネット通販サイト・オムニ7でも販売。味付豚腸のインパクトもさることながら、専門店の味に勝るとも劣らないスープの完成度も特筆すべきレベルだったのを覚えています。

▲第1弾「サッポロ一番 蟻月 博多もつ鍋風ラーメン

さらに具材はキャベツを筆頭にゴボウやニラなんかも入っていて、結果的にオーライではあったものの、もうちょい麺にもこだわってほしかったかな——というのが唯一の引っ掛かったポイントでした。そして、前回も今回も同じ「白もつ鍋風」(濃厚にんにく白みそ仕立て)をテーマにしているのですが、サンヨー食品曰く今回の第2弾では “麺を改良した” とのこと。

開封

別添の小袋は「液体スープ」と「調味油」の合計2袋で、どちらも “最初から容器の中で粉末まみれ” になっています。そう、この粉末まみれになった小袋といえば、大阪府吹田市に本社を構えるエースコック株式会社の特権的な別添方法なんですけど、エースコックは1981年7月からサッポロ一番の子会社なので、あながち納得できなくもありません。



メーカー希望小売価格は税別218円、コンビニのセブンイレブンや公式ネット通販サイト・オムニ7で購入した場合の税込価格は、軽減税率8%(持ち帰り)で税込235円と前回から変わらない値段設定。かなり粉末スープの量が多いので、小袋を取り出す際に手が汚れてしまうのが難点ではあるものの——

キました、前回の「もつ鍋風ラーメン」と同じく “味付豚腸” が入っています。他、具材はキャベツ、ごぼう、味付ニラ、唐辛子と前回の構成を踏襲していて、お湯を入れる前のニンニク臭は程よく常識的ですが、意外とゴボウの香りが強いのも特徴的なポイント。ただ、前回よりもモツやゴボウの量が少ないように思います。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:蟻月 白のもつ鍋風ラーメン
販売者:サンヨー食品株式会社
製造所:太平食品工業株式会社 本社工場(A)群馬県前橋市朝倉町555-4
内容量:114g(めん70g)
商品コード:4901734038849(JANコード)
商品サイズ:φ112×118(mm)

発売日:2019年11月25日(月)
実食日:2019年11月28日(木)
発売地域:全国(セブン&アイ限定)
取得店舗:コンビニ(セブンイレブン)
商品購入価格:218円(税込)
希望小売価格:235円(税別)

麺の種類:油揚げ麺
スタイル:縦型ビッグ(大盛)
容器材質:紙
湯量目安:400ml
調理時間:熱湯3分
小袋構成:2袋(液体スープ・調味油)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、でん粉、食塩、ポークエキス)、スープ(みそ、糖類、香辛料、食塩、野菜エキス、牛脂、でん粉、ビーフエキス、乳等を主要原料とする食品、豚脂、ごま、ポークエキス、しょうゆ、たん白加水分解物、魚介エキス(魚介類)、昆布粉末、みりん、粉末香味油、酵母エキス、デキストリン、発酵調味料)、かやく(キャベツ、味付豚腸、ごぼう、味付ニラ、唐辛子)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、香料、炭酸カルシウム、酒精、かんすい、レシチン、クチナシ色素、微粒二酸化ケイ素、カラメル色素、酸化防止剤(ビタミンE、ローズマリー抽出物)、酸味料、ベニコウジ色素、(一部に小麦・乳成分・牛肉・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・魚介エキス(魚介類)を含む)

実食開始

麺は前回と同じ熱湯5分の油揚げ麺で、あまり見た感じ変わったようには思えませんが、前回の麺よりも弾力を強化しているとのこと。サンヨー食品のタテ型ビッグは麺の当たり外れが激しいため、やや不安な印象が無きにしも非ず——ちなみに調味油の小袋は前回と同じく紫色ですが、液体スープの小袋はピンクから水色に変わっていたので、中身も変わっているのかも。



販売者はサンヨー食品株式会社、製造所は太平食品工業株式会社の本社工場となっているのですが、太平食品工業・本社工場の住所(群馬県前橋市朝倉町555-4)は “すこし前までサンヨー食品の本社工場として記載されていた” 所在地。太平食品工業はサンヨー食品直属の製造部を意味しているので、単純にサッポロ一番の本社工場製造という認識で問題ありません。

別添の小袋「液体スープ」「調味油」は両方とも後入れなので、2つの小袋を取り出してから熱湯を注いだ後、5分待ってから2つの小袋を入れて混ぜ合わせてください。それでは、リニューアルポイントの麺を筆頭に前回との違いや共通点に注目しつつ、「めん」「スープ」「具材」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(114g)当たり

カロリー:467kcal
たん白質:10.1g
脂  質:16.1g
炭水化物:70.3g
食塩相当量:6.2g
(めん・かやく:2.1g)
   (スープ:4.1g)
カルシウム:239mg

参考値(調理直後に分別して分析)
熱量:467kcal(めん・かやく:327kcal)(スープ:140kcal)
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

圧倒的に進化‥!!
6.5

前回は丸刃でカットされた中太の油揚げ麺(フライ麺)が採用されていて、やや表面はザラつきのある口当たりと舌触りでしたが、リニューアル後の麺は喉越しがよく、表面にザラついた舌触りを覚えません。形状としては前回と同じ丸刃でカットされている楕円形の中太麺(やや太麺)なんですけど、縮れも弱くなり、なんといっても麺の密度が圧倒的に高くなっています。

前回は後半ふかふかとした頼りない食感に変わってしまっていたのに対し、今回の麺は10分程度なんのその。かなりアシ(伸び)とコシが強く、食べ始めのギュッと詰まった反発性の強い高密度な食感から徐々にモチモチ感がアップして、食べ終わる頃まで持続する耐久性の高さ。むしろ食感は後半のほうが自然なくらいで、さしづめイメージは「和ラー」の太麺といったところ。



それなりに油で揚げた麺特有の風味も主張してきますが、まったく不躾ではなく、むしろ濃厚にんにく白みそ仕立てのスープに油揚げ麺特有のコクがベストマッチ。今回のリニューアルポイントは麺と知りつつも、サンヨー食品のタテ型カップなので、言うほど変わっていないだろう——などというのが実食前の本音だったんですけど、なんのこれしき前回から星の数2.5〜3つ分ほどレベルアップです。

スープ

お店の味かよ‥‥
8.5

前回同様、液体スープの中には白味噌仕立ての味噌ダレが入っていて、しっかり白味噌のコクと適度な輪郭を打ち出しつつ、味は濃厚でも体感的な塩分濃度に攻撃性はありません。ただただ深く、濃厚の指標を履き違えていない穏やかな味噌の旨味が広がります。しかし、それと同時に生おろしニンニク特有のキレがガツンと効かせてあるため、香味野菜のパンチには攻撃性あり。

その穏やかで濃厚な白味噌のコクにニンニクのエッジが効いたスープに浮かぶ調味油は、おもに牛脂を中心とした動物油脂とガーリックオイルをブレンドしているような内容で、牛もつ鍋らしい牛脂のコク・甘み・こってり感を表現。そのうち甘みは糖類による演出もありますが、ビーフエキスと牛脂の重ね技で、牛の甘みと思えるのが魅力です。

さらにゴボウから根菜特有の旨味が広がって、具材の味付豚腸から滲み出るモツのコクと同時に癖のある風味も主張してくるのですが、モツの癖を適度に残しつつ、にんにくがネガティブな臭みを中和。それも液体スープの生おろしニンニクと調味油のガーリックオイルだけでなく、事前に小さな刻みニンニクも仕込んであるので、にんにくレベルは伊達じゃありません。

ごま油の香りは弱くなった反面、白味噌の濃厚は増したような印象で、しっかり牛もつ鍋の雰囲気もあり、3種のニンニクによる力強さが渾然一体となっている、まさに「鍋」ならではの魅力が詰まっているような味わい。これ、テキトーな市販の鍋スープよりも正直おいしいですよ。

具材

ちょっと量は減ったけどインパクトは充分
6.5

個性的な豚モツを筆頭に大量のキャベツ、香りの強いゴボウ、スタミナ感のあるニラ、唐辛子は飾り‥‥と、前回から具材の構成は変わっていませんが、明らかにニラの量は減っていたので、残念ながらニラの存在感はありません。また、キャベツは大量に入っていたけれど、味付豚腸やゴボウの量も3割ほど減っているような印象です。

しかし、液体スープを入れる前、熱湯5分直後は “正直ちょっと臭い” くらい個性を主張してくる味付豚腸は、さすがに今回も強烈な存在感。上品な国産豚モツではないですし、牛のマルチョウみたいにプルプルではないけれど、明らかに通常の肉具材ではなく臓物なので、雰囲気の演出には申し分ありません。

総評

★★★★★★★☆☆☆(★7+)

今年1月にリリースされた前回発売品と比較して、おおむねスープと具材の方向性は変わっていませんが、ちょっと白味噌のコクが強くなったような気がするのと、味付豚腸・ニラ・ごぼうの量が減っていたことに違いを感じました。でも、それ以上に麺が見違えるほどパワーアップしていたので、結果オーライどころか大満足。

こと濃厚もつ鍋風にんにく白みそ仕立てのスープに関しては、ほぼほぼ文句の付け所が見当たらない完成度の高さだったので、もつ・牛脂・にんにくさえ大丈夫なら、いますぐセブンイレブンにダッシュしてほしいくらい。ただ、熱湯5分では麺にパキッとした戻りムラが見られたので、1分ほど長めに待つことをオススメします。

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