どうも、taka :aです。
本日の一杯は、2018年10月1日(月)新発売のカップ麺、セブンプレミアム「蔦 味噌Soba 味噌の陣」の実食レビューです。
幻のメニューがカップ麺で限定復刻!
今回の新商品は、東洋水産(マルちゃん)とセブン&アイグループの共同開発商品で、「Japanese Soba Noodles 蔦」店主監修のもと “幻のメニュー” が再現されました。店主・大西祐貴氏のブログでは「セブンイレブンさん限定で」と紹介されており、私もセブンイレブンの店頭で購入したのですが‥
イトーヨーカドーのネットスーパー「オムニ7」でも販売されていて、店頭受け取り対象店舗には「セブンイレブン」と「イトーヨーカドー」が指定されています。それについてメーカーに問い合わせてみたところ、お店によっては仕入れの関係で売ってない店舗もあるようですが、販売エリアは全国、コンビニならセブンイレブン限定、コンビニ以外の店舗ではイトーヨーカドーと関連しているセブン&アイグループの系列店であれば購入可能とのことでした。
「蔦」の「味噌Soba(味噌そば)」は、2013年11月26日に刊行された講談社発行「業界最高権威 TRY認定 第14回ラーメン大賞 2013-14」の「名店部門みそ」にて堂々の1位に輝き、あまりに出るので提供を “やめてしまった” 幻のメニュー。その当時に開発された「味噌Soba」は、2018年10月現在、海外店舗でのみ食べられるメニューだそうで、日本の「蔦」で提供されている現在の味噌Sobaとまったく異なるそうです。
カップ麺を製造する話は今年の1月から進んでいたようですが、 “販売期間は受注数だけで終わり” という数量限定品。セブンイレブンでも定番の顔ぶれとなった「セブンプレミアム 蔦 醤油Soba」と同じく、洗練された白基調のデザインがスタイリッシュでカッコイイ。
「Japanese Soba Noodles 蔦」は、泣く子も黙る “世界で初めてミシュランの星を獲得したラーメン屋さん” で、海外からの評価も高く、その圧倒的な知名度とセブンプレミアムで販売されているカップ麺の存在から、ラーメン通ではない一般の方でも聞き覚えのある名前かと思います。カップ麺の「醤油Soba」は “黒トリュフ香る別添オイルつき” ですが、「味噌Soba」は “ポルチーニ香る別添オイルつき” とパッケージでアピールされていますね。
開封
別添はフタの上に貼り付けられている「特製油」1袋で、粉末スープの量が多いです。「本気盛」シリーズと同じ容器で、なおかつ粉末スープの量が多い‥このような場合、構造上の理由から熱湯が容器の底に到達するまでのスピードが遅いので、ゆっくりと慎重に注がなければいけません。
販売者は東洋水産、製造所は “酒悦 房総工場” となっていますが、酒悦は東洋水産のグループ会社です。海外の味と日本の味の違いを比べるのも面白いと思う、そのくらい東洋水産の作った味噌Sobaは再現度が高かった‥と、店主も自らのブログで絶賛していたので、私も気合を入れてレビューさせていただきます。
製品情報・購入価格
製品名:蔦 味噌Soba 味噌の陣 販売者:東洋水産 製造所:酒悦 房総工場 内容量:102g(めん70g) 発売日:2018年10月1日(月) JANコード:4901990361699 希望小売価格:198円(税抜) 発売地域:全国(セブン-イレブン・イトーヨーカドー) |
麺の種類:油揚げ麺 容器材質:紙+プラ 必要湯量:460ml 調理時間:熱湯3分 小袋構成:1袋(特製油) |
原材料名とアレルギー表示
【原材料名】 油揚げめん〔小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、しょうゆ、卵白〕、添付調味料(みそ、チキンエキス、植物油、鶏脂、食塩、バター加工品、砂糖、魚介エキス、すりごま、香辛料、こんぶエキス、発酵調味料)、かやく(味付豚肉、コーン、たまねぎ、ねぎ)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、炭酸カルシウム、かんすい、カラメル色素、増粘多糖類、酸化防止剤(ビタミンE)、クチナシ色素、香料、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む) |
【アレルギー表示】 卵・乳成分・小麦・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチン |
実食開始
1食(102g)当たり
カロリー:473kcal |
※参考値(調理直後に分別して分析) エネルギー:473kcal(めん・かやく:350kcal)(スープ:123kcal) |
めん
「醤油Soba」を再現したカップ麺はノンフライ麺・どんぶり型ですが、「味噌Soba」では製品スタイルが一変してタテ型ビッグとなり、麺は熱湯3分の油揚げ麺を採用。で、まさにカップは「本気盛」の容器なんですけど、侮るなかれ‥まったくタイプは異なります。まるで「カップヌードル」のような見た目ですが、なんのなんのめちゃくちゃコシが強い。細身の平打ち麺で、そんなに厚みもありませんが、かなり密度が高くて驚きました。
「マルちゃん正麺」の技術を応用しているような、しなやかで上品な質感でスープとの一体感も高く、パッケージでは軽く縮れていますが、ほぼ縮れのないストレート麺で、さらに油揚げ麺特有のニオイも気になりません。
これまで東洋水産の製造する有名店再現モノのタテ型ビッグ製品は、 “いかに店が東洋水産の麺に合わせるか” というような雰囲気だったのに対し、今回は完全に特注だと感じました。ノンフライ麺に見紛うほどではないものの、これまで東洋水産が再現してきた本気盛スタイルのコラボカップ麺とは雲泥の差と言っても過言ではない、このクオリティは初めてです。
スープ
パッケージの側面に「豆味噌」の文字があるように、徳島の豆味噌を彷彿とさせる辛口の味噌が軸にあるため味は濃く、それなりに角が立っています。しかし、まったく大味ではありません。なんといっても別添の特製油に含まれていたポルチーニの香りが強く、土台は鶏清湯(濁りのない鶏だしスープ)をベースにしたシャープな方向性にあるのですが、それが豆味噌のシャープな印象と重なって、なおかつその上を滑るようにポルチーニの香りがフィットします。
もしベースが縦に流れる鶏清湯ではなく横広がりの豚骨や鶏白湯だったら(それはそれで美味しそうだけど)、今回のようにスッ‥とストレートに、それでいて芳醇に香るポルチーニの個性は得られなかったでしょう。ほんのりと魚介や昆布の下支えもあり、それも味を深めることに寄与していました。
バター加工品が原材料に含まれますが、味噌バター系ほど強くありません。しかし、確かなバターのコクと香りが漂っていて、それは主張し過ぎることなく適切に存在している、シンプルなようで実に複雑な味わいなんですけど、実際のラーメンを食べたことがない私でも味の個性がハッキリと掴めました。本物のラーメンでも出会ったことのないタイプだったし、カップ麺でも今までになかった味わいです。
かやく
ネギは大きめにカットされていたものの、量は少なく存在感はイマイチです。反面、小さいのにシャッキシャキの玉ねぎは存在感が絶大で、豆味噌ベースのシャープなスープにフレッシュな食感と香味がベストマッチ。意識しなくても口の中に入ってくるので、その都度に食感と香味が効果的なアクセントとして製品価値を高めます。
逆にコーンは甘さで勝負しており、ほんのりバターの香る味噌スープとの相性は言わずもがな。さらに赤味噌寄りのシャープな味の中でコーンの甘味が対比を描くように映えていて、玉ねぎとは違った気分転換になる箸休めにも嬉しい具材。
味付豚肉は定評のあるリアル系の豚肉で、今回は脂身が少ない赤身メインの豚肉だったんですけど、本格的なスープの邪魔をせず、それでいてスープには存在しなかった豚の厚みが得られました。「本気盛」ほどのボリュームではありませんし、今回のスープにはメンマも合いそうでしたが、麺とスープの出来を思えば充分なラインナップです。
総評
★★★★★★☆☆☆☆(6+)
(標準は★3です)
単純に本格さでいえばノンフライ麺を使用している「醤油Soba」に劣りますが、ポルチーニが香る個性的なスープは瞬間的に味の個性を記憶に深く刻み込んでくるほどの個性派で、なおかつ違和感まったくなかったんですよね。ポルチーニ茸の香りを起用したカップ麺は以前にもありましたが、おそらく味噌と掛け合わせた製品は今回が初めてだと思いますし、ここまで強烈なのも珍しいです。
また、これまでのパターンを完全に覆してくれた油揚げ麺らしからぬ‥というか、東洋水産のタテ型ビッグらしからぬハイクオリティな麺もポイントが高く、油揚げ麺特有のニオイが気にならなかったからこそ香りモノのポルチーニも生き生きとしていたんですよね。しかもセブンイレブンで定価購入しても税込213円ですから、かなりコストパフォーマンスにも優れた一杯と言えるでしょう。
セブンイレブンの店頭にあったポップの右下に、小さく「18年10月15日」と書かれていたのですが、2週間後に何か起こるのでしょうか‥これについても東洋水産に訪ねてみたのですが、そこまでは把握していないとのことでした。(ちなみにコンビニの店員さんにも聞いてみたんですけど、「さぁ、なんでですかね?」と聞き返されましたw)※2018年10月6日追記:右下の日付はPOPを下げる日付だそうです。
とりあえず数量限定品につき無くなり次第終了なので、ファンの方は “また幻の味噌Sobaになる前に” 最寄りのセブンイレブン、またはイトーヨーカドーにてチェックしてみてください。まさに唯一無二の仕上がりで、ひとつのカップ麺としての総合力も高く、しっかりと記憶に残った一杯でした。
無類のポルチーニ好きです!!家には乾燥ポルチーニを常備してるよ(๑•̀.•́ฅ✧ いまだに高級品のイメージがあるけど、手軽にポルチーニを感じられるのは嬉しいなぁ♪味噌とは合わせてことがないので、これは楽しみ٩( ᐛ )و 美味しかったら家の味噌汁にも入れちゃうかw
Re:ビー玉
でもポルチーニの指標は香料にも寄っていたから、そこだけ期待値を調整しておいてね^^;
たしかにポルチーニは高級なイメージがあるけど、トリュフ塩しかり最近では手軽に一般家庭にも普及するようになったよね。味噌汁にポルチーニが合うかどうかは好みによる振り幅が大きそうだけどw でも意外にアリかも? ポルチーニ・アオサ・アサリを具材にしたら違和感ないかも!
確かに柄がスタイリッシュ。( ゚д゚)ウム
探しに行くべ、セブンやな。
Re:風の兄弟
セブンです! イトーヨーカドーにも売ってるけど、セブンで買っても惜しくない╭( ・ㅂ・)و グッ !
ボソボソ…
右下の日付はPOPを下げる日付なので
メーカーさんは関係ないのじゃ…( ´ノД`)コッソリ(笑)
(店員が知らないのが不思議だけど
新人さんとかだったのかな( ˘ω˘ ))
それにしても美味しそう♪でも、セブンはなかなか行かないな~(;´Д`)
Re:スヤスヤちゃん
‥‥!! なるほど、そういうカラクリだったのか‥ありがとうスッキリした!
本文に追記するね^^