どうも、taka :aです。
本日の一杯は、2018年1月22日(月)発売、セブンプレミアム「銘店紀行 中華蕎麦 とみ田」の実食レビューです。
明星食品が製造を担当している通年商品で、いつもセブン-イレブンで見かける「とみ田」のカップラーメンを食べてみました。
豚骨魚介の至高
これまで「地域の名店シリーズ」として、セブン-イレブンやイトーヨーカドーなどのセブン&アイ系列店で発売されていた「中華蕎麦とみ田」のカップ麺ですが、「地域の名店シリーズ」ではノンフライ麺・どんぶり型でした。しかし、昨年の暮れから「地域の名店シリーズ」は惜しくも廃盤‥新たにノンフライ麺・タテ型の「銘店紀行」が発足することになります。
▼販売地域:西日本(中京、北陸、関西、中国、四国、九州)
▼販売地域:北海道、東北、関東、甲信越、京都一部、兵庫一部、鳥取一部
他にも「だるま」(中京以西)、「六角屋」(静岡以東)、「もちもちの木」(東日本限定)などが地域限定で復活を果たし、この「とみ田」だけはセブン-イレブンをはじめ全国のセブン&アイ系列店にて発売されています。「とみ田」とコラボしたカップ麺といえば、最近だと「豚骨魚介まぜそば」が記憶に新しいですよね。
「中華蕎麦 とみ田」は、茨城県を起点としている “麺屋こうじグループ” から独立し、今では圧倒的な知名度を誇る千葉県・松戸市の有名店。カップ麺だけでなく、チルドや冷凍品のラーメン・つけ麺のコラボ商品も多いので、実店舗に行ったことはなくても屋号を知っている、という方も多数おられるでしょう。
引っ越し前のブログでは前任に当たる「地域の名店シリーズ」を食べて記事にしているのですが、つけ麺を食べているかのような力強い魚介の濃厚さに心打たれ、思わず★7を付けてしまいました。さて、ほぼ店頭では完全に「地域の名店シリーズ」から「銘店紀行」に移行が完了した現在、そのクオリティは前任に勝るとも劣らない仕上がりを継承しているのでしょうか。
開封
い、いきなりビックリです‥とりあえず別添の小袋は「特製オイル」が1袋なんですが、フタを開けたら麺が見えないほど入っていた具材のボリュームに圧倒されました。そう、セブンプレミアムの「銘店紀行」は、具材が多いこともコンセプトに掲げているタテ型ビッグサイズの大盛カップ麺シリーズなんです。
すごくないですか‥? 内容量は95g(めん65g)なので、タテ型ビッグのカップ麺としては麺の量が少なめになるのですが、「銘店紀行 龍上海」の麺は70g、「銘店紀行 新福菜館本店」の麺は65gだったので、クオリティとの差し引きか少なめに設定されているようですね。
いや、この圧倒的な具材とのコストバランスだろうか‥「地域の名店シリーズ」では希望小売価格が税別275円、「銘店紀行」になってからは当然のように価格は下がって税別198円となり、セブン-イレブンで定価購入しても税込213円のカップ麺です。その格差も踏まえた上で実際に食べてみた感想をもとに解説いたしますので、お時間よろしければ最後までお付き合いください。
製品詳細情報・購入価格等
製品名:セブンプレミアム 銘店紀行 中華蕎麦 とみ田 販売者:明星食品 内容量:95g(めん65g) 発売日:2018年1月22日(月) 発売地区:全国 取得店舗:セブン-イレブン 取得価格:213円(税込) 希望小売価格:198円(税別) JANコード:4902881480260 |
麺の種類:ノンフライ麺 容器材質:紙 必要湯量:400ml 調理時間:熱湯5分 小袋構成:1袋(特製オイル) |
原材料名とアレルギー表示
【原材料名】めん(小麦粉、植物油脂、食塩、植物性たん白、乳たん白、酵母エキス)、スープ(ポークエキス、デキストリン、食塩、たん白加水分解物、香味油、ラード、香味調味料、かつおエキス、酵母エキス、とろみ粉末、香辛料、糖類、かつおぶし粉末、しょうゆ)、かやく(チャーシュー、ねぎ、メンマ、ナルト)、加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、カラメル色素、トレハロース、増粘多糖類、かんすい、炭酸カルシウム、香料、リン酸塩(Na)、乳化剤、カロチノイド色素、微粒二酸化ケイ素、酸化防止剤(ビタミンE)、甘味料(スクラロース)、酸味料、ビタミンB2、ビタミンB1、香辛料抽出物、ベニコウジ色素、(原材料の一部に卵、乳成分、えび、ごま、さけ、さば、鶏肉、ゼラチンを含む) |
【アレルゲン情報】卵・乳成分・小麦・えび・ごま・さけ・さば・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチン(コンタミネーション:かに) |
実食開始
エネルギー:377kcal
たんぱく質:10.4g
脂質:10.3g
食塩相当量:2.9g
(めん・かやく:1.0g)
(スープ:1.9g)
ビタミンB1:0.28mg
ビタミンB2:0.36mg
カルシウム:124mg
(食塩相当量:7.4g)
全国各地の銘店ラーメンの味を再現した本格カップ麺を食べやすいタテ型カップにし、具材量も増やした「銘店紀行」シリーズを発売しました
(セブン-イレブン「商品のご案内」より引用)
めん
「三層・スチームノンフライ製法」を使用した極太麺を使用しました。
(セブン-イレブン「商品のご案内」より引用)
三層製法のノンフライ麺といえば日清食品の十八番でしたが、スチームノンフライ製法は明星食品独自の麺製法です。それに、最近では「ぶぶか」のカップ油そばをはじめ、油揚げ麺でも三層麺が起用されるようになり、もうすぐ発売予定の「明星 ふく流らーめん轍本店監修 濃厚煮干しまぜそば マゼニボジャンキー」にも極太バージョンの三層麺が採用される予定です。
どんぶり型に使用されている「スーパーノンフライ製法」から派生し、麺を高水分状態で高温蒸煮する工程を組み込むことで 「油揚げめん」と「スーパーノンフライめん」の中間的な麺線組織を作ることが可能となった麺製法。
文字通り「スチーム」を活用し、「高水分状態で高温蒸煮」するのですが、博多系のバリカタ麺から多加水麺まで幅広い麺種があります。
今回は文字通り油揚げ麺ではなくノンフライ麺で、形状は厚みのある平打ち麺。容器がタテ型なので、それを思えば極太麺を名乗るに相応しい存在感です。麺の加水率は高く、もっちりと密度の詰まった弾力が最大のセールスポイント。数値でいえば平均値よりも控えめな量ですが、粘り気のある密度の高い弾力から確かな食べ応えが得られました。
後半になると少し小麦の結束力が和らぎ、今度は歯切れが目立ってくるのですが、よほどノンビリと食べない限り最後まで麺の弾力が楽しめるでしょう。また、鼻を抜けてゆく小麦の香りも芳醇で、濃いめのスープに小麦の風味が映えています。かなりスープの味が濃いめに仕上がっていたのですが、それに張り合える存在感の持ち主ですね。
適度に縮れが施されていましたが、高い加水率によって少しスープを弾く嫌いが無きにしも非ずで、しかしながら濃いスープの中でも小麦の風味が感じられたのは、その適切な関係が功を奏していたのだと思いました。
スープ
千葉県・松戸にある名店「とみ田」の味わいを再現、豚骨と魚介を絶妙なバランスでブレンドした重厚な豚骨魚介スープが特長です。
(セブン-イレブン「商品のご案内」より引用)
豚骨ベースの魚介豚骨スープですが、単なる魚粉推しのスープではありません。もちろん粉末状の鰹節も含まれていますが、別添の特製オイルにも魚介が仕込まれており、複数の魚介を感じます。その指標としては、主にカツオがメインでした。しかし、複数の魚介とはいえ「地域の名店シリーズ」時代の魚介感とは少し様子が異なります。
「地域の名店シリーズ」では、4種の削り節(イワシ・アジ・サバ・カツオ)が使われており、後にも先にも強烈に魚粉が攻め込んでくるような力強さに感動を覚えたのですが、それと比較してしまうと魚粉のパワーも味の層も落ちていました。しかし、味の濃さでいえば濃い味好きも納得の濃度と言えるので、そこは期待していただいて大丈夫です。
味が濃い分、体感的な塩分濃度も高く、そのバランスとしては “豚骨 > 魚介 ≈ 醤油” だと感じたのですが、意外にも原材料の並びを見ると醤油の含有量が少ないですね。食塩や魚介要素の塩分などが作用して、そのように感じたのかもしれません。たん白加水分解による旨味の演出とスクラロースの甘味が少し気になりましたが、タテ型のカップ麺であることを考慮すれば大きく足を引っ張る項目にはならないと思います。
ちょっと私にはスープ単体だと味が濃すぎたのですが、カップラーメンと白ご飯がマストな方にとっては素直に朗報ですね。「地域の名店シリーズ」で光っていた柚子皮のアクセントが消えてしまったのは大きな痛手に思えましたが、タテ型の利便性と値段が下がったことで手に取りやすくなったことに対するトレードオフと思えば許容できるでしょう。とろみ粉末が含まれているので、溶け残りがないよう念入りにかき混ぜてください。たん白加水分解物+とろみ粉末の人工的なタッグが少しばかり野暮ったくも感じましたが、こちらもタテ型の利便性を思えば許容範囲内でした。
かやく
チャーシュー、メンマ、ナルト、ネギを使用しました。
(セブン-イレブン「商品のご案内」より引用)
調理前の段階から圧倒されましたが、いやいや素晴らしいボリュームです。チャーシューはチップ状のタイプが採用されていますが、よくあるタテ型カップ麺で遭遇するようなスカスカと頼りない食感のハムっぽい肉具材ではありません。すこぶるリアルな東洋水産の味付豚肉にこそ及びませんが、そこはかとなく肉らしさが得られ、むしろテキトーな丸型のチャーシューよりも質は高いです。これだけ量が多いので、もちろんスープで感じた豚の旨味に対しても大きく貢献してくれていたことでしょう。
メンマは厚みがあって、コリコリとした食感が小気味よく、ご覧の通り箸休めどころではない量から食べ応えがあります。ナルトが見た目に華を添え、大量のネギは大きめにカットされており、とにかく全体的に量が多く、いっさい文句の付け所が見当たりませんでした。
総評
★★★★★☆☆☆☆☆(5)
(標準は★3です)
さすがに「地域の名店シリーズ」と比較してしまったら値段を加味しても見劣りしてしまうところはありましたが、ハイクオリティな極太ノンフライ麺に白ご飯とベストマリアージュな濃厚スープ、そして大量の具材から得れれる満足感は高く、しかもセブン-イレブンで購入しても税込213円ですから、コストパフォーマンスにも優れたカップ麺です。
どんぶり型のハイエンドシリーズとして名を馳せた「地域の名店シリーズ」と比較して、麺の仕様やスープの濃度、柚子皮の有無など本格さでいえば見劣りしてしまうポイントが必然的にありましたが、きちんと「とみ田」らしいと思える濃厚な力強さは健在していたし、タテ型の利便性と取得価格の大幅な低下を思えば納得できるでしょう。
個人的には高くても徹底的に本格さを極めてくれていた「地域の名店シリーズ」が好きでしたが、タテ型になった「銘店紀行」も同じ土俵の猛者と対等に渡り合える‥いや、それ以上にコストパフォーマンスの高いブランドとして、今後の展開に期待できそうですね。
この具材の量はすごい!
お得感があるよね~。
メンマがコリコリしているのもいい!
スープに混ざってどこいった?みたいなのなら
入れなくていいから安くして思ってしまうのだ。
Re:はちこさん
すごいよね!ちょっとビビった‥よもやフタを開けた時に粉末スープよりも味付豚肉の香り?みたいな存在感がw
麺はノンフライ麺、スープは濃厚、でもって具材のボリューム‥かなりコスパが高かったよ!
複数の魚介・・・
何とも魅力的なフレーズじゃあないですか(*´ω`*)
なんか久しぶりに魚介に触れたような気がするわ( *´艸`)
Re:水の兄弟
そういえば最近ちょっと魚介系の紹介が少なかったかも?
「地域の名店シリーズ」からの移行だったけど、いまのところ好印象!
ただ、魚介マニアとしては少しばかり物足りなさを感じるかもしれない(苦笑)
は!今日見たらブログランキングのバナーがテキストだけに…!
まだ色々試行錯誤されてる最中とお見受けしました
今日は中華三昧の麻辣まぜそば(σ・∀・)σゲッツ!!してきました
やっぱり新商品コーナーが狭くなってかつ
商品の回転が悪いように感じます…
このメーカーのも見かけてない気がしますが
次回もういちどチェックしてみます
Re:あかつきさん
それがねぇ‥突然に人気ブログランキングのバナーが何をしても非表示になってしまったのでw とりあえずテキストモードに;
ちなみに今回のカップ麺はコンビニだとセブン-イレブン限定ね!
麻辣まぜそばは本当に秀作だった‥★ひとつプラスしてもいいかも‥?と、まだ悩んでいるくらいですw
極太のノンフライ麺もメンマ美味しそう…私はラーメンと白ご飯を一緒には食べないから味が濃いかなぁ…見かけたら試してみたくはある(*゚▽゚)ノ
Re:ビー玉
うん、ビー玉には間違いなく味が濃いと思うから横に‥豆腐?(これが思い付いた解決策の限界だったw)
ちなみにセブン-イレブンに行けばエンカウント率が実に高めなので、即見つかると思うよ(笑)
とみ田は覚えてるで!
印象良いわー☆
ほんまにかやくに驚き( ノ゜ロ゜)ノ
別添にしても良いくらいの量やん!
メンマになるとで昭和の香りやのに麺とスープは今どきの複雑さってある意味贅沢かもー(*´艸`)
Re:marimoちゃん
このブログで紹介した「とみ田」は汁なしだったね!
やっぱり「地域の名店シリーズ」からビハインドは否めなかったけど、タテ型の利便性を思えば納得できると思う^^
たしかにメンマとナルトって昭和チックな雰囲気だよね!カップヌードルに入ってる「メンマパウダー」も長く愛されている秘訣なのかもしれない‥
おまっとさんでした!仙台から帰って参りました。最初は内緒にしようと(ホームが仙台ということを)思ってましたが、思い切ってさらけだしちゃった!あわあわあわ・・・と、いうことでこのとみ田、以前間違えて買ってしまい家に帰ってから間違いに気付き、嫁に食われるぐらいなら
食べちゃえ!と・・・そしたらとってもうまくて怪我の功名!スープも麺もよかった!そうそう最初見たときは具で覆われていてなんじゃこりゃ?だんったんよねー
Re:pope
あいよ!って、ホームは仙台だったのか‥とりあえず牛タン送ってくれる?笑
ちょっと怪我の功名という単語の使い方が巧妙しすぎて嫉妬しちゃったけどw やっぱり具材は多かったよね!個体差じゃなくて安心したよ(笑)