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「中華蕎麦とみ田 濃厚魚介豚骨つけめん」全国解禁!!とみ田の “冷凍つけ麺” がヤバい

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セブンプレミアム ゴールド

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、「中華蕎麦とみ田」初の冷凍つけ麺、「セブンプレミアム ゴールド 中華蕎麦とみ田 濃厚魚介豚骨つけめん」の実食レビューです。

千葉・松戸の名店「中華蕎麦とみ田」の “つけめん” を最上級ブランドで再現した初の冷凍食品ついに全国発売解禁!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、コスパも含めて総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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中華蕎麦とみ田 冷凍つけ麺

「セブンプレミアム ゴールド とみ田 つけめん」とは、千葉県松戸市の有名店「中華蕎麦 とみ田(ちゅうかそば とみた)」監修シリーズ初となる冷凍タイプの商品で、同店の看板メニュー「つけめん」をセブンプレミアムの最上級ブランドで忠実に再現したもの。発売当初は千葉県の一部店舗限定販売で、それ以外の地域では手に入りませんでした。

この商品については発売前からネット上でも話題になっており、人気店「中華蕎麦とみ田」初の冷凍麺というのも大きな理由の一つになるのですが、そもそも “セブン&アイの最上級ブランド「セブンプレミアム ゴールド」から冷凍食品が発売されること自体、今回が初めて” なんです。



商品開発にあたり、中華蕎麦とみ田の店主・富田治(とみた おさむ)氏の並並ならぬ “こだわり” が詰め込まれ、麺に使用する原材料から厳選。なんと実店舗でも使われてる中華蕎麦とみ田専用の小麦粉「心の味」を使用し、3種類の国産小麦粉と小麦ふすま(「ブラン」とも呼ばれる小麦の外皮部分)を独自の配合でブレンド。

やや冷凍つけめん用にアレンジしているようですが、お店と共通の原材料・同様の製法を用いて加工しているらしく、スープも豚骨や鶏ガラを炊き出した純度の高い動物系に鯖・煮干・宗田鰹節などを加えた濃厚魚介豚骨スープに仕上げ、風味を損なわないように希釈タイプではなく「ストレートタイプ」のスープというのも重要な店主のこだわり。

パッケージには「ゆで」と書いてありますが、ゆで調理を推奨しているのではありません。麺は茹で上げ直後に急速凍結したものを採用しているらしく、麺・スープともに解凍方法は電子レンジ調理という簡便性も実現。しかも、パッケージにも映っているように、豚バラ肉を使ったチャーシュー入りというのも魅力的なポイントです。

まず2019年7月9日に千葉県の一部店舗で先行発売、その1週間後となる7月16日に販売エリアを東京都(一部除く)に広げ、7月22日に東京一部・神奈川県・埼玉県、8月6日に栃木県・茨城県・群馬県と進展——やっとこさ今週8月第2週に全国発売解禁となったのですが、輸送の関係か2019年8月14日現在、まだ沖縄県では売ってないとのこと。



取扱店はコンビニのセブンイレブンだけでなく、全国のイトーヨーカドーとヨークマートも対象店舗で、実売価格は税込429円。これを高いと思うか安いと思うかは人それぞれの価値観に委ねられますが、同店監修のチルド商品「とみ田監修豚ラーメン」と「とみ田監修濃厚豚骨魚介冷し焼豚つけ麺」の実売価格は税込550円なので、最上級ブランドなのに比較して121円も安いのは魅力。

製造者はコンビニの鍋焼うどんやスーパーの “お水がいらない” シリーズなどを手がけている「株式会社キンレイ」で、もともと大阪ガス系列の「近畿冷熱」(1974年創設)が運営していたのですが、1991年に近畿冷熱から独立、現在は月桂冠株式会社のグループ企業です(本商品に記載されている住所 “京都府京都市伏見区南浜町247番地” は月桂冠の本社所在地と同じ)。

作り方

さて、電子レンジだけで調理可能なのが嬉しい今回の冷凍麺なんですけども、外装を外して「具付麺」と「スープ」を取り出し、それぞれ別々に調理しなければいけません。まず凍ったままの「具付麺」を透明の袋ごと耐熱皿にのせ、 “具材を上向きにして” 500Wの電子レンジなら約6分30秒、600Wの電子レンジなら約5粉30秒加熱(※「オート調理」「連続」は不可)。



その後、点線にそって袋を開封し、煮豚(焼豚ではない?)を袋から取り出して、調理後のスープにイン。そして面白いのが具付麺の入っている袋で、なんと “そのまま袋が「水切りザル」になる” らしく、上から流水を注いで麺を冷やすだけのザル要らずなのだとか‥‥家ならザルに移したほうが早い気もしますけど、今回はパッケージ裏面の調理方法に従って調理してみたいと思います。

「スープ」の調理方法は、袋を “開けずに、蒸気口のある麺を上にして” 耐熱皿にのせ、500Wの電子レンジなら約1分50秒、600Wの電子レンジなら約1粉30秒加熱(※「オート調理」「連続」は不可)。取り出す際は袋がしぼんだことを確認してから取り出し、 “必ず蒸気口が上になる状態で持ち上げて” 切り口から開封するとのこと。

スープの加熱時間が短いのと、調理方法の最後に「スープを小鉢に移し、取り出しておいた煮豚を入れてください」とあるので、1.「具付麺」を加熱、2. 麺を冷やしている間に「スープ」を加熱、というのが正しい順番かつ効率がよさそうですね。もし冷たかった場合、10秒ずつ様子を見ながら追加熱しましょう。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:セブンプレミアム ゴールド 中華蕎麦とみ田 濃厚魚介豚骨つけめん
製造者:株式会社キンレイ
製造所:+K 大阪工場(大阪府岸和田市岸之浦町)
内容量:420g(めん300g)
商品コード:4901437318071(JANコード)

実食日:2019年08月14日(水)
発売地域:全国(沖縄除く)
取得店舗:コンビニ(セブンイレブン)
商品購入価格:429円(税込)
店頭表示価格:398円(税別)

麺の種類:ゆで中華めん(かんすい使用)
スタイル:冷凍めん(RMK認定)
内袋構成:2袋(具付麺・スープ)

原材料名とアレルギー表示

原材料名【めん】小麦粉、焙煎小麦ふすま、脱脂小麦ふすま、食塩、脱脂小麦胚芽 / かんすい、着色料(クチナシ)【スープ】ポークエキス、さばぶしエキス、しょうゆたれ、チキンエキス、チキンオイル、砂糖、だし加工品、調味油脂、混合削りぶし(粉末)、醸造酢、そうだかつおぶし(粉末)、かぼす果汁、食塩、香辛料 / 調味料(アミノ酸等)、増粘剤(加工でん粉)、着色料(クチナシ、カカオ)、酸化防止剤(V.E)【具】煮豚 / ゲル化剤(加工でん粉、キサンタン)、トレハロース、着色料(カラメル)、調味料(アミノ酸等)、酸味料(一部に乳成分・小麦・さば・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)
本製品に含まれているアレルゲン:乳成分・小麦・さば・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチン(特定原材料及びそれに準ずるものを表示)※本品製造工場では、卵を含む製品を製造しています。

実食開始

「具付麺」の内袋には小さな穴が空けてあり、上部には “この線からハサミでお切りください” と点線があります。あとは写真のようにチャーシューを上に向けた状態で耐熱皿にのせ、ご家庭の電子レンジがパッケージの目安に記載のないワット数700Wなら4分40秒、800Wなら4分、900Wなら3分35秒、1000Wなら3分15秒を目安にしてください。



調理前に重さを計測してみたところ、「具付麺」は338g、「スープ」は109g、それぞれ内袋込みで合計447g(パッケージに表示されている内容量は1食入420g)だったので、だいたい比率は具付麺(3):スープ(1)。そして麺の量は300gとパッケージの裏面に表示されているため、それぞれの量は「麺」300g、「スープ」100g、「チャーシュー」20gといったところ。

「スープ」を温める際は、写真のように “白い帯の蒸気口” や “電子レンジでの加熱方法” が表示されている面を上にして加熱します(※裏面には何も書いてありません)。今回は1枚撮影しては即冷凍庫、1枚撮影しては即冷凍庫——みたいな感じで冷凍庫から出したり入れたりを繰り返していたので、念のため予備に購入していた冷凍つけ麺(撮影に使っていないもの)を調理しました。

麺を冷やす手間を要しますが(ちょっと楽しかったw)、開封から盛り付けまで合計10分くらいだったので、それほど時間はかかりません。それでは、同店監修のレンジ麺及びチルド麺と軽く比較しつつ、「めん」「スープ」「チャーシュー」の特徴を解説します。関連商品の詳しい感想は、「中華蕎麦とみ田監修豚ラーメン(豚骨醤油)」と「とみ田監修濃厚豚骨魚介冷し焼豚つけ麺」の記事をご参考ください。

栄養成分表示:1食(420g)当たり

カロリー:659kcal
たん白質:24.3g
脂  質:19.8g
炭水化物:95.8g
  (糖質:91.1g)
(食物繊維:4.7g)
食塩相当量:3.3g

※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品パッケージに記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

想像以上にコシが強くてビビるw

さすが冷食おそるべし‥‥最初の1食目は調理してから盛り付けた後、麺・スープ・チャーシューの撮影に手間取ったので、実際に食べ始めた頃には盛り付けてから15分以上経過。これは食べ終わってから作り直さないとな——と思いつつ食べ始めたところ、なんのこれしきビックリするほど力強いコシをキープ。とみ田監修のカップ麺はもちろん、チルド麺2品も足下に及びません。

小麦の配合や麺の太さも冷凍つけめん用に調整されているため、やや本店の麺よりも太めに切り出されており、茹で立ての麺を急速凍結することで密度感のあるコシと茹で上げた時の臨場感を実現。もっちりと加水率の高い弾力で反発してきたかと思いきや同時にブリンッ!! と弾ける躍動感も兼ね備え、小麦ふすま特有の芳ばしい風味が鼻を抜ける心地よさも冷凍麺ならではの再現度。



そして数時間後に撮影なしで2食目を食べてみたところ、みずみずしい小麦感や喉越しのよさが1食目よりもアップしていると感じたのですが、それもザルを使わず水道水でジャブジャブしただけ。その際、ぼけーっと水道水が落ちるのを待つのではなく、粗熱が取れたら片手で袋ごと底から支え、反対の手を袋の中に突っ込み、全体を大きく混ぜながら揉み洗いするのがオススメです。

スープ

なるほど “冷やしつけ麺” とは違う——

今年は2019年7月23日の発売から8月末日まで販売予定とされている夏の風物詩「とみ田監修濃厚豚骨魚介冷し焼豚つけ麺」(以下「冷やしつけ麺」)は、商品名が「濃厚 “豚骨魚介” 冷し——」となっているのに対し、今回の冷凍つけ麺は「濃厚 “魚介豚骨” つけめん」と魚介・豚骨の順序が入れ替わっています。

その並びに比例して「冷やしつけ麺」のスープは魚介よりも豚骨寄りの豚骨魚介、今回の冷凍麺「魚介豚骨つけ麺」は魚介寄りの魚介豚骨となっていて、どちらのスープにも鶏ガラがブレンドしてあるのですが、乳化感は鶏白湯ではなく豚骨のベクトル。さらに冷やしつけ麺のスープは絹のような舌触りだったのに対し、冷凍つけ麺のスープは粗く削った魚粉のザラつきでワイルド。

ゆずのアクセントは意識されていませんが、かぼす果汁に醸造酢の酸味を重ねることで柑橘系のアクセントを表現し、スープが熱い前半は酸味のアクセントに輪郭があって、それが冷めてくると豚骨の乳化感と重心の低い魚介が目立ってくる構図。それら素材のニュアンスが直感的に楽しめるのは、濃縮タイプの希釈スープではないストレートだからこその醍醐味。

温度の移り変わりによる味の変化も素直に心地よかったのですが、調理方法を頑なに守っても電子レンジ加熱後に漏れていたので、微量ではあるものの受け皿になる耐熱皿を用意したほうが安全です。それと実食2回とも電子レンジ加熱後に “しぼまなかった” のと小鉢に移しにくかったので、くれぐれも火傷(やけど)に気を付けてください(※ハサミで端を斜めに切るといいかも)。

具材

赤ワインの隠し味に注目

豚肉特有の臭みは控えめで、たとえばカップ麺のレトルト調理品よろしく缶詰らしさも気になりません。さすがに “セブンのジェネリック二郎” こと「中華蕎麦とみ田監修豚ラーメン(豚骨醤油)」の巨大なブタに匹敵するワイルドな食べ応えは得られませんが、使用している部位は豚のバラ肉なので、「冷やしつけ麺」のロース肉2枚(※実際は1.5枚)よりも食べ応えがあります。

原材料名上は「煮豚(にぶた)」となっていますが、その側面には焼き目と思われる模様が見られたので、分類上「焼豚(チャーシュー)」でも差し支えありません。赤身と脂身のバランスがよく、スープに浸す前に食べると隠し味の赤ワインが肉の旨味を引き立てている様子が感じられました。

まとめ

私はカップ麺のように冷凍つけ麺の相場を完璧に把握しているわけではありませんが、ひとつの冷凍食品として実にレベルが高く、これほどの味わいが “たったの税込429円で食べられるのか” と感激しました(主観的な満足度は★8)。とにかく実売価格に対して味のコストパフォーマンスが高く、ほぼ文句の付け所が見当たりません。

同店監修の「豚ラーメン」と「冷やしつけ麺」のクオリティ(特に後者のスープ)にも唸るものがありましたけど、さすが行列の絶えない店とセブン&アイが誇る最上級ブランド初の冷凍食品ですね。並並ならぬ気合を感じたと同時に、最上級の名に恥じない高コスパ商品だと感じました。賞味期限も製造から約1年と長期保存が可能ですし、常に何個か冷凍庫にストックしておきたいです。

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