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にんにくヤバめ!? やみつき屋「旨辛スタミナ中華」巷でエモいと話題の “町中華” を再現!!

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東洋水産

どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。

本日の一杯は、2022年8月15日(月)新発売、東洋水産のカップ麺「マルちゃん やみつき屋 旨辛スタミナ中華」の実食レビューです。

にんにくレベルMAX!? 味濃いめ、やみつきになる味がコンセプトのシリーズに “町中華” をイメージしたスタミナ系のカップラーメン新登場!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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やみつき屋 旨辛スタミナ中華

やみつき屋とは、マルちゃんこと東洋水産が展開している即席カップめんブランドで、現在を遡ること16年以上、2006年(平成18年)5月1日に発売された大判どんぶり型の「辛味噌ラーメン」が第1弾。当初は「スープ」と「具材」に “こだわり” を持たせたカップラーメンとして登場しましたが、現在は “味濃いめ” をキーワードに、やみつきになるラーメーンを展開しています。

やみつき屋=やみつきになるラーメンがコンセプト

今回の新商品「やみつき屋 旨辛スタミナ中華」は、SNSでも話題の “町中華” にスポットを当てたカップラーメンで、夏場に人気の「あっさり」と「辛い」に加えて「にんにく」でパンチを効かせたスタミナ系のメニューを提案。東洋水産の旨辛系は “基本的に辛くない” のですが、こと “にんにくの効かせ方については容赦ない” ため、そちらのインパクトには安心して期待できそうな展開。

あらためまして町中華(まちちゅうか)とは、昭和の時代から地元の方に愛され続けている、古き良き町の中華食堂を指す総称で、中華料理がメインの定食を提供する大衆食堂はもちろん、大衆居酒屋のようなスタイルの店も含みます。ほんの数年前までは、仕事帰りに一杯やってるオジサンたちの憩いの場だったり、サラリーマンの聖地だったり、そういった印象を抱いていた方も多かったでしょう。

しかし、Z世代をはじめとする若者の間でも “昭和レトロ” がブームになっている昨今。漠然とエモーショナル(emotional)な体験をしたときや、そういう気持ちになったときに発する “エモい” という単語が日常的に使われているように、その対象として「町中華」にスポットが当たることも珍しい話ではなく、ご年配の方から高校生まで、なんとも幅広い世代から注目を集めています。

漠然と中華っぽいパッケージ(なんかこう筋斗雲的な)

それは “ひとつのジャンル” として、すでに確固たる地位を築き上げているのですが、町中華といっても中華料理を専門で提供している店ばかりではありません。ラーメンやチャーハン、ギョーザなど、日本で独自の進化を遂げた日本式中華のほかに、カレーライスやオムライスといった洋食など、さまざまな客の要望にも柔軟に対応できるように、豊富なメニューを取り揃えている店が多いのも人気の秘訣。

たとえば直近だと「昔ながらのチャーハン味焼そば※1」(2022年8月8日発売品)に、マルちゃん自慢の “バリシャキもやし” を搭載した「でかまる もやし中華そば※2」など、過去に町中華をイメージしたカップ麺を展開している東洋水産ですが、おそらく「やみつき屋」からのリリースは今回が初めて。

実際に「スタミナラーメン」という名称のラーメンを提供している町中華の店は存在するのですが、東洋水産はモデルにした店を公表していないため、おそらく複数の店を食べ歩き、各店の特徴を取り入れながら、その中間的な味わいを狙ったのかもしれません。

このパターンのニンニクはマジで油断できない

途中で引き合いに出した「昔ながらのチャーハン味焼そば」は “結論からいうとチャーハン味ではなかった” のですが、昨年の「でかまる もやし中華そば」は雰囲気のある仕上がりで、このブログでは高評価を叩き出しました。さて、今回の「やみつき屋」は「でかまる」の町中華に続くことができるのか、お手並み拝見とまいりましょう。

※1 チャーハン味の焼そば!? マルちゃん「昔ながらの○○」史上初 “町中華” を再現した新作が攻めすぎていた件w
※2 マルちゃん【でかまる】話題の “町中華” を商品化!! どこか懐かしい「もやしそば」の味わいを再現

開封

天面が接着剤で剥がれてエモさが増したw

今回のカップ麺に別添されている小袋は、フタの上に貼り付けてある「特製油」1袋のみで、小袋を取り外した後の天面には「味濃い、やみつきになる味がコンセプトの “やみつき屋” シリーズ。香辛料のパンチを利かせた、旨辛い一杯をお楽しみください」と、商品の魅力についての訴求があります。

シンプルだけど物足りなさを感じない具材の構成

かやくに町中華といえばの “もやしは入っていません” が、定評のある味付豚肉を筆頭に、スタミナ感を高めてくれるニラ、シャキシャキとした食感の香味が強いタマネギ、フリーズドライのネギと物足りなさを感じないラインナップ。いずれの具材も使い回しですが、どれも基礎クオリティは低くありません。

メーカー希望小売価格は245円(税別)ということで、コンビニで購入した場合の税込価格は264円が相場になりますが、2022年8月現在の縦型ビッグにおける標準的な値段。販売店は “CVS・量販店・一般小売店 他” となっているため、スーパーやドラッグストアも営業の対象に入っています。ちなみにコンビニでは「ミニストップ」での取り扱いが積極的だったので、ご参考ください。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:マルちゃん やみつき屋 旨辛スタミナ中華
販売者:東洋水産株式会社
製造所:株式会社酒悦 房総工場
内容量:97g(めん80g)
商品コード:4901990372244(JAN)
発売日:2022年08月15日(月)
実食日:2022年08月18日(木)
発売地域:全国(CVS・量販店・一般小売店 他)
取得店舗:コンビニ(ミニストップ)
商品購入価格:264.60円(税込)
希望小売価格:245円(税別)
麺の種類:油揚げ麺
スタイル:縦型ビッグ
容器材質:プラ+紙
湯量目安:450ml
調理時間:熱湯4分
小袋構成:1袋(特製油)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、植物性たん白、卵白)、添付調味料(ポークエキス、香辛料、食塩、香味油脂、ラード、しょうゆ、牛脂、チキンエキス、たん白加水分解物、植物油、砂糖、野菜エキス、ポーク風味パウダー)、かやく(味付豚肉、たまねぎ、ねぎ、にら)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、炭酸カルシウム、カラメル色素、増粘多糖類、かんすい、レシチン、酸化防止剤(ビタミンE)、香辛料抽出物、クチナシ色素、パプリカ色素、香料、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・牛肉・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・りんご・ゼラチンを含む)

実食開始

マルちゃんの新世代系

麺は油で揚げたフライ麺で、湯戻し時間は熱湯5分。数年前の東洋水産が打ち出していた縦型ビッグの油揚げ麺といえば、当時の「本気盛」を筆頭に、麺の自己主張が強すぎると敬遠されることも多かったところ、近年は技術の進歩により、そういった懸念は控えめになりました。

めっちゃ香り強めなので注意

別添の小袋は後入れなので、お湯を内側の線まで注ぎ、フタの上で小袋を温めながら待つこと4分。時間になったら「特製油」を加え、よく混ぜ合わせたら完成です。フタを開けた瞬間に漂ってくるニンニクの香りに、具材のニラとタマネギの主張も然る事乍ら、調味油に含まれる胡麻油も強烈で、なかなかに攻撃的なファーストインプレッション。

ちなみに製造所は酒悦の房総工場(千葉県長生郡長南町美原台1-34)となっていますが、酒悦は東洋水産が1983年(昭和58年)7月から資本参加している連結子会社で、房総工場については “マルちゃんの工場” という認識で問題ありません。それでは、念のため唐辛子の辛さレベルにも注目しつつ「めん」「スープ」「具材」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(97g)あたり
カロリー:444kcal
たん白質:9.8g
脂  質:20.9g
炭水化物:54.2g
食塩相当量:6.7g
(めん・かやく:1.9g)
   (スープ:4.8g)
ビタミンB1:1.97mg
ビタミンB2:0.36mg
カルシウム:155mg
参考値(調理直後に分別した値)
熱量:444kcal(めん・かやく:351kcal)(スープ:93kcal)
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

油揚げ麺だけど洗練された印象を受ける

5.0

“小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、植物性たん白、卵白” という原材料名の構成は、本気盛(マジモリ)もとい新生「マジ盛」シリーズ第1弾「マジ盛 ど豚骨醤油※3」と完全に一致する内容で、体感的な印象も然り。ただ、それよりも薄めに切り出されているため、内側から弾けるように切れる感覚が印象的。

加水率は低め

ノンフライ麺のように洗練されているわけではないのですが、油揚げ麺特有のニオイは控えめで、近年のマルちゃんが誇る新世代系の仕上がり。町中華で提供されるタイプの中華麺かと聞かれたら、それとは異なるベクトルと答えますけど、後述するスープとの相性は良好で、クオリティは低くありません。

たとえば前述の「マジ盛」と比較した場合、ちょっと早めに柔らかくなってくるので、だらだら食べると魅力が半減してしまうのですが、ふつうに食べ進める分には大丈夫。フライングするのはオススメできないけれど、熱湯4分で食べごろだと感じたので、スープと馴染ませるため余分に待つなどの工夫は必要ありませんでした。

※3 今届けたい、本気(マジ)の一杯。本気盛の進化系「マジ盛」第1弾は “がっつりうまい” ど豚骨醤油!!

スープ

にんにくスゴいw

5.0

まずは「特製油」を加える前の味を確認してみたところ、この時点でガーリックパウダーの存在感は明白で、粗挽きブラックペッパーの清涼感も印象的。もちろん醤油も粉末なので、液体しょうゆ特有のコクやキレは楽しめないのですが、そこそこ塩気のアタックは強く、薄味の懸念は覚えません。でもって別添の「特製油」が想像以上に強烈で‥‥

TPOに配慮する必要あり

タレに該当する成分は入っていないため、味付けについては引き続きスナック的な方向性にありますが、ごま油の芳ばしい風味を筆頭に “ガーリックオイルの存在感も強く” 小袋を加えることで全体のニンニク感が飛躍的にブースト。やはり色のわりに唐辛子の辛さは控えめだったので、それについては若干の物足りなさを感じたものの、ニンニクは特有の辛味成分を感じるくらい、ほんと容赦ないですねw

ただ、ニンニクに感けただけのスープではありません。ごま油の芳ばしさも然る事乍ら、隠し味に牛脂を併用しているのもポイントで、豚脂(ラード)とは違う動物系のコクが面白く、強烈なインパクトを植え付けながらも大味ではなかったことに好感が抱けました。それに、ラーメン屋さんのラーメンとは違う、町中華ならではの荒削りな部分というか、そういう部分を表現されていたのもよかったです。

具材

精鋭揃い

5.0

味付豚肉は他のカップ麺にも使っている肉具材なので、新開発ではないけれど、風味・質感ともにリアル。醤油ベースの甘辛い味付けで、スープとの相性にも問題を感じません。フリーズドライのネギは目立ちませんが、香りの強いニラは全体のパンチを底上げしてくれる重要なアイテム。そして、細切りのタマネギですよ。

これは通年商品に格上げされた「MARUCHAN QTTA サワークリームオニオン味」にも入っているタマネギで、優しい甘味よりもフレッシュな香味とシャキシャキした食感が魅力。量的な満足度も高かったので、これといって文句の付け所は見当たらなかったです。

総評

5.0

麺は新世代系の油揚げ麺なので、そこにエモさはないけれど、食後のエチケットに責任なんぞ持てないレベルのニンニク感だったり、ちょっと入れすぎなんじゃない? くらいの胡麻油だったり、新進気鋭のラーメン専門店とは一線を画す、中華屋さんのスタミナラーメンを彷彿とさせるフレームワークに価値が見出せる一杯でした。

食事中やデートの前には食べられない、シチュエーションを選ぶカップラーメンではあるものの、それだけにインパクトは申し分ありません。生粋のニンニクフリークには物足りないかもしれないけれど、一般の市場に出回っているカップラーメンの基準で見ると “まぁまぁ強烈” なのでw スタミナを付けたい日に活用してみてください【author・taka :a(大石敬之)】

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