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わかめラーメン史上初 “焼き牡蠣の風味„ を効かせた「焼がきだし味噌」が個性的!!

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エースコック

どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。

本日の一杯は、2024年11月11日(月)新発売、エースコックのカップ麺「わかめラーメン 焼がきだし味噌」(236円+税)の実食レビューです。

牡蠣を焼いたような風味が広がる!? 個性的なスープに磯の香り豊かなわかめを組み合わせた “ちょっとした贅沢が楽しめる„ ブランド史上初の変わり種!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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わかめラーメン 焼がきだし味噌

わかめラーメンとは、1983年(昭和58年)6月の発売以来、エースコックが力を入れているロングセラーで、発売39周年を迎えた2年前に、感謝の気持ちを込めた記念商品を連発していたのも記憶に新しいところ。あらためて関連商品をカウントしてみた結果、リニューアルを除く新作は計14品。また発売40周年を迎えた昨年は、計8品の変わり種と5食パックの袋麺も展開しており‥‥

まさかの今年だけで14品目‥‥?

このページでレビューする「わかめラーメン 焼がきだし味噌」は、いつもの日常に、ちょっとした贅沢が楽しめる “焼がきの磯の香り豊かな濃厚味噌スープ„ で特別感を出した新作で、わかめごはんと3食パックの具入り袋麺も含めると、39周年(サンキューイヤー)で盛り上がりを見せた例の企画に匹敵する14品目の新商品。

さらに “焼ふぐの香ばしい風味が広がるこだわりの塩スープ„ を訴求した「わかめラーメン 焼ふぐだし塩」も同時に展開し、ラインナップの強化を図っているのですが、焼ふぐに関しては「こだわる大人の王様スープ 焼ふぐだしの淡麗塩そば」(2024年4月15日発売品)の件があったので、その「わかめラーメン」バージョンかな? みたいな。

「わかめラーメン 焼ふぐだし塩」のパッケージ

しかし、焼き牡蠣をコンセプトにした「わかめラーメン」はもちろん、カップラーメンの題材になること自体が珍しく、なんと “牡蠣パウダーを製品中に0.12%使用„ とのこと。これが業界的に多いのか少ないのかはさておき、同時発売品の「焼ふぐだし塩」は “ふぐパウダーを製品中に0.07%使用„ だったので、使用率だけ見ると牡蠣パウダーのほうが多めの値。

牡蠣パウダーを製品中に0.12%使用

牡蠣は英語に変換すると “oyster„ なので、オイスターエキスやオイスターソースを使った商品なら言うほど珍しくないよなー、と考えたら希少価値が薄れてしまうんですけど、焼き牡蠣ですよ焼き牡蠣。それでいえば過去にサンヨー食品が「サッポロ一番 オタフクお好みソース味焼そば 焼き牡蠣風味」を出しているのですが、エースコックの「わかめラーメン」としては初の試みです。

開封

3種の小袋を別添

今回のカップ麺に別添されている小袋は、先入れの「かやく」と「粉末スープ」に、後入れ「調味油」を組み合わせた計3パック構成で、エースコック曰く “チキンやポークをベースに香味野菜と焼がきだしの旨みが利いた味噌スープです。別添の調味油を加えることで、かきを焼いたような風味が広がる一杯に仕上げました„ とのこと。

「焼ふぐだし塩」と同じかな?

麺は油で揚げたフライ麺で、湯戻し時間は標準の3分。原材料名を比較すると、いつもの「わかめラーメン ごま・しょうゆ」に使われている麺とは別物なのですが、同時発売品の「焼ふぐだし塩」とは完全に一致する内容です。たぶん、実際に同じ麺を使っているのでしょう。

ちなみにメーカー希望小売価格は236円(税別)に設定されているため、定番の「ごま・しょうゆ」と同じ値段。スーパーマーケットやドラッグストアなど、コンビニ以外の店舗であれば、138円〜149円あたりが実売価格の相場になりそうです。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:わかめラーメン 焼がきだし味噌
製造者:エースコック株式会社
製造所:兵庫工場(兵庫県たつの市神岡町東觜崎308)
内容量:72g(めん60g)
商品コード:4901071405892(JAN)
発売日:2024年11月11日(月)
実食日:2024年11月15日(金)
発売地域:全国
小売価格:236円(税別)
麺の種類:油揚げ麺
スタイル:標準どんぶり型
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:420ml
調理時間:熱湯3分
小袋構成:3袋(粉末スープ・調味油・かやく)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、しょうゆ)、スープ(粉末みそ、食塩、砂糖、豚脂、植物油脂、オイスターソース、香辛料、おからパウダー、ポーク調味料、乳化油脂、チキン調味料、酵母エキス、牡蠣パウダー)、かやく(わかめ、ねぎ)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、炭酸Ca、カラメル色素、香料、かんすい、増粘剤(キサンタンガム)、カロチノイド色素、酸化防止剤(ビタミンE)、甘味料(カンゾウ)、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部にえび・小麦・乳成分・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)

実食開始

この時点で思い浮かぶのはサッポ○一番?

別添の小袋は「かやく」と「粉末スープ」も先入れで、早くも焼き牡蠣の芳ばしい香りが‥‥などのインパクトは皆無に等しく、むしろ「サッポロ一番 みそラーメン」を想起させる安心と信頼の香り。エースコックはサンヨー食品の子会社なので——という親子関係が影響しているわけではないと思いますけど、目隠しで粉末スープだけ嗅がされたらサンヨー食品? などと答えそうなくらいには似たベクトル。

わかめたっぷり

「調味油」は後入れなので、かやくと粉末スープを開けてから内側の線まで熱湯を注ぎ、フタの上で小袋を温めながら待つこと3分。時間になったら「調味油」を加え、よく混ぜ合わせたら出来上がり。やっぱり熱湯を注いだ直後に漂ってくるのも「サッポロ一番 みそラーメン」に通じる香りだったんですけど、同時に磯の香りは「わかめラーメン」のアイデンティティ。

また調味油を入れた途端、なるほど焼き牡蠣っぽい香りが強く漂ってきて、いつもとは別世界。しかし、その特徴的なフレーバーには香料が大きく影響している可能性もあるので、味覚に訴えかけてくる牡蠣の要素にも注目しつつ「めん」「スープ」「かやく」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(72g)あたり
カロリー:300kcal
たん白質:6.9g
脂  質:11.4g
炭水化物:44.1g
(糖  質:40.8g)
(食物繊維:3.3g)
食塩相当量:5.0g
(めん・かやく:1.5g)
   (スープ:3.5g)
ビタミンB1:0.22mg
ビタミンB2:0.42mg
カルシウム:260mg
参考値(調理直後に分別した値)
熱量:300kcal(めん・かやく:249kcal)(スープ:51kcal)
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

たぶん「焼ふぐだし塩」と同じだと思うけど‥‥

3.0

前述のように「小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、しょうゆ」というシンプルな原材料名の構成は、同時発売品の「焼ふぐだし塩」と完全に一致する内容で、食べ始めのコリッとした歯応えも共通するポイント。ただ、スープとの兼ね合いでしょうか‥‥

歯応えに関しては若干ながら「焼がきだし味噌」のほうが力強く、それ以上に違いを感じたのは耐久力の高さ。それなりに後半は柔らかくなってきますけど、そのスピードが「焼ふぐだし塩」よりも遅かったので、食べ始めの歯応えが比較的に長く楽しめるなと。

とはいえ質感が極端に違うわけではないため、先入れ粉末スープのpH(水素イオン指数)が原因、つまりアルカリ性の梘水(かんすい)に影響を及ぼしているのが理由かなと。まぁ単純に室温の違いかもねーっていう説もありますが、麺の弾力にスープのpHが影響することもあるんだよ、という現象については事実です。

スープ

なかなか個性的

4.0

まずは「調味油」を入れる前に味を確認してみたところ、粉末みそは白よりも赤を多く含んでいるようなテイストで、わかめから滲み出てくる磯の風味も影響していますが、やっぱり「サッポロ一番 みそラーメン」に通じる部分があるなと。

また焼き牡蠣の “焼き„ 部分も目立っていませんが、ホタテやアサリ、シジミなどの二枚貝とは一線を画す、牡蠣ならではの旨みを舌の脇に感じるような、そうでもないような‥‥(※イメージ補正)

しかし、別添の「調味油」を加えた途端、殻を炙ったような芳ばしさが顕著に目立ち始め、また生臭いとまでは言いませんけど、それっぽい風味も分かりやすくブースト。オイルに何を使っているのかは知りませんが、きちんと味覚に訴えかけてくる牡蠣の個性も強まったので、香料だけの演出ではない説得力を感じました。ちなみにオイスターソースも使っていますけど、中華風ではないです。

かやく

わかめの自信が凄まじい

4.0

わかめの量はブランドのアイデンティティを表現する上で充分と思えるボリュームで、そのクオリティは言わずもがな。あとは少量のネギを合わせているだけなので、同時発売品と揃えて卵具材(かきたま)を添えるなど、もうひとつアクセントが欲しい気持ちもありましたが、わかめと焼き牡蠣の風味に違和感を覚えることはなく、それどころか一種の相乗効果を感じられたのは収穫でした。

総評

4.0

どっちがオススメかと聞かれたら、私は「焼ふぐだし塩」から試してほしいと答えますけど、こちらの「焼がきだし味噌」も記憶に残る仕上がり。牡蠣も海の幸なので、わかめとも良好な関係を築いており、むしろ風味としては焼き牡蠣の個性が上回るなど、ブランドの芯を守りつつ、変わり種ならではの個性を両立させた良品でした。

ひとつのカップラーメンとしても珍しい組み合わせだったので、わかめと牡蠣の風味が苦手でなければ、試す価値ありだと思います。【author・taka :a(大石敬之)】

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