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カップ麺研究家が選ぶ「年越しラーメン」にオススメの “絶対間違いない„ カップラーメン厳選5品!

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まとめ

どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。

長く伸ばし、細く切ることから “健康長寿・家運長命„ の祈願が込められ、他の麺類よりも切れやすいことから “今年1年の厄災を断ち切る„ ともいわれている「年越しそば」文化。

そのため1年の締め括りである12月31日(大晦日)に食べる地域が多く、香川県や群馬県、秋田県などでは「年越しうどん」の文化も根付いており、香川県においては元旦から1月15日までに食べる「年明けうどん」も有名ですが、SNSでは「年越しラーメン」に関する投稿が相次いでいる近年。

すでに贔屓の専門店に予約済みの方も多いかと存じますが、忙しくてそれどころじゃない皆様。今年は “年越しカップラーメン„ どうですか?

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プロが選ぶ年越しカップラーメン

あらためまして、年間1,000食のカップ麺を食べ続ける生活を始めて11年10ヶ月。通算(推定)1万3,000食以上、レビュー歴12年目に突入したカップ麺研究科 taka :a(たか)です。

ひとつ前のページで「カップ麺研究家が選ぶ『年越しそば』にオススメの “絶対間違いない„ カップそば5選!」を公開したところですが、年越しそばの代わりにラーメンを食べる「年越しラーメン」も注目されている近年。

画像は岐阜県高山市のご当地ラーメン

ご当地ラーメンの中でも古い歴史を誇る高山ラーメン(飛騨高山中華そば)発祥の地で、日本一大きな市としても知られる岐阜県高山市には “年を越した直後にラーメンを食べる文化が根付いている„ そうですが、ラーメン専門店の年末年始限定メニューも含め、ネットなどで注目され始めたのは10年ほど前からでしょうか——。

大手のニュースサイトでも年の瀬に向けた「年越しにオススメの和風カップめん」に関する特集が組まれ、この個人ブログでも前述の如く例に漏れず公開したわけなんですけれども、そういえば “年越しにオススメのカップラーメンに特化した記事って見たことない„ かも‥‥? というわけで、やっちゃいます!

ファミマル「NIBOSHIMANIA かけ濃厚煮干そば」(267円+税)

NIBOSHIMANIA(ニボシマニア)とは、2022年(令和4年)9月17日の開業以来、都内屈指のラーメン激戦区・大田区は西蒲田で絶大な人気を博している煮干そば専門店で、店主は煮干の名門「灰汁中華 丿貫(へちかん)」出身。その魅力を “あえての具なしのカップラーメン„ で表現した「かけ濃厚煮干そば」は、マルちゃんのブランドで知られる東洋水産とファミリーマートの共同開発商品で、煮干の打ち出し方が凄いのなんの。

ニボシの匂いが部屋中に立ち込める

エグみや苦味をゴリゴリに押し出した、いわゆる “セメント系„ のインパクトに期待していた場合、おそらく物足りなさを感じてしまうでしょう。しかし、醤油のキレや動物系の要素までも下支えに徹している、とにもかくにも煮干を全面に主張させたスープの臨場感は圧巻で、特有のシャープな旨み成分はもちろん、焼きアゴも配合しているのか独特の芳ばしさが印象的。

麺は東洋水産の独自技術「生麺ゆでてうまいまま製法」(特許5719064号)によるノンフライ麺なので、それに関しては「マルちゃん正麺(せいめん)カップ」のイメージが強く影響してくる項目になりますが、比較的に低めの加水率でニボいスープに違和感なくフィット。どんなに忙しくても濃いめの煮干を摂取しておかなければ年を越せない諸君、こいつがあれば安心です。

ファミマル「Lab Q かけ醤油らぁ麺」(267円+税)

そう、すべてはここから始まった——。というのも前項の「NIBOSHIMANIA」を含む “あえて具材を省いたカップラーメン„ を筆者は「かけ系」とカテゴライズしているのですが、ファミマルの「かけ系」第1弾を飾ったのが本商品。こちらも東洋水産との共同開発商品で、薬味さえも入ってない、ガチの麺とスープだけ。

ファミマルにおける「かけ系」の先駆け

2024年4月23日の発売以来、何度かリニューアルを繰り返しているのですが、筆者の評価は変わりません。こちらも「生麺ゆでてうまいまま製法」によるノンフライ麺を使用しているため、その質感を経験している方にとっては新鮮味のないチョイスに思えてしまうかもしれないけれど、注目すべきはスープの作り込み。

小袋構成は即席カップめん業界でも珍しい “液体スープ+液体スープ+特製油„ の組み合わせで、フレッシュな醤油感と魚介の太い旨み、そこに重なるリアルな鶏脂の風味など、すべての個性が高水準。りんご酢による上品な酸味のサポートも含め、じっくりと味わっていただきたい一杯です。

ファミマル「支那そばや監修 かけ醤油らぁ麺」(267円+税)

続けてオススメしたいのがファミマルの「かけ系」シリーズ最新作で、神奈川県横浜市戸塚区に本店を置くレジェンド「支那そばや」監修の一杯。こちらは明星食品との共同開発商品で、あとのせかやくの「千切りねぎ」が別添されているため正真正銘の麺とスープだけではないけれど、それに伴う味わいの変化で2度おいしいカップラーメン。

麺とスープを極めた至高の一杯

北海道産ホタテエキスと名古屋コーチンオイルを使用したスープの奥床しさも然る事乍ら、店舗の自家製麺に使用されているジェファー液(クロレラ熱水抽出液)に倣い、クロレラエキスを配合したノンフライ麺の “こだわり„ も個性的なポイント。

北海道産ホタテエキス使用・名古屋コーチンオイル使用・クロレラエキス配合など、いずれも2024年12月17日に発売された「支那そばや 佐野実の伝説の一杯 醤油らぁ麺」との共通点になりますが、具材を省いたことによる雑味のなさに加え、ノンフライ麺の質感も向上し、ファミリーマート通常価格は下がっている、前項の「Lab Q かけ醤油らぁ麺」に勝るとも劣らない秀作でした。冗談抜きで、ファミマの「かけ系」マジでヤバい。

東洋水産「推しの一杯 NAKAMURA かけそば塩」(278円+税)

そんなファミマルの「かけ系」を支え続けている東洋水産より、同社のNB(ナショナルブランド)「推しの一杯」としてリリースされた本商品は、腕を高く引き上げて振り下ろす独特の湯切りスタイル “天空落とし„ で一世を風靡した「中村屋」の創業者・中村栄利(Shigetoshi “Jack” Nakamura)監修による一杯。

洪水の如く押し寄せてくるNAKAMURAのUMAMI

こちらも例に漏れず「生麺ゆでてうまいまま製法」によるノンフライ麺を使用しているため、そこは新鮮味の得られない部分になりますが、どの商品も掘り下げてみると微妙に質感が異なるところは面白いポイント。そして、最大の見どころといっても過言ではないスープは “とにかく「うまみ」の勢い„ が凄まじく、そのインパクトは一般的なカップラーメンと比較して体感1.3倍ほど。

ほんとにビックリするほどグルタミン酸系の主張が強かったんですけどw 食塩による鋭めのキレが旨みを統率。さらに「Lab Q かけ醤油らぁ麺」に匹敵する鶏脂の存在感も見どころで、粉末スープに含まれるガーリックチップや生姜のアクセントで最後まで飽きさせない、ファミマルの「かけ系」に混ざっていても違和感がないほど完成度の高い一杯でした。

東洋水産「麺づくり 鶏だし塩」(236円+税)

最後にオススメしたいのは、マルちゃんが通年販売している定番商品「麺づくり 鶏だし塩」で、俳優の佐藤二朗さんや料理研究家のリュウジさんにも勧めたところ、筆者が予想していた以上に大絶賛された一杯。このブログに残っているレビューは5年前に遡るため、パッケージの画像は急遽公式から引っ張りましたけど、味の方向性は何年も変わっていません。

飲み〆にもピッタリな一杯

塩ラーメンといえば “あっさり„ としたイメージをお持ちの方も多いかと存じますが、こちらのスープは “スパイスを強めに効かせた„ 力強い味わいが特徴で、塩ラーメン=あっさりの常識を軽々と覆してくれた商品。またタイトルにも「鶏だし」の文字が入っているように、その旨みについても申し分なく、スーパーマーケットやドラッグストアなどで安く販売されている手軽さも魅力。

飲み会が多い年末年始、その〆にも最高のパフォーマンスで応えてくれるので、1年の締め括りに食べる年越しラーメンとしてはもちろん、それはさておき何個かストックしておいても損はない、そう断言できる名作です。いやもう本当に、もっと注目されてもいいと思うんですけどね‥‥。

まとめ

麺とスープに特化した商品でいえば、ローソンの「スープ激うま!」シリーズも外せないですし、個人的に推しまくっているサンポー食品の「焼豚ラーメン」など、他にもオススメしたい商品は山ほどありますが、なにかと飲み食いする機会が増える年末年始。そんなときでも食べやすいカップラーメンで、なおかつ年末でも手に入る名作に絞ってピックアップしました。

筆者の周りには「そばアレルギーだから毎年『日清のどん兵衛 きつねうどん』か『赤いきつねうどん」食ってるよ」という方も何人かいらっしゃるのですが、選択肢の一つとしてカップラーメンもありなんじゃないかと。また今回は「年越しラーメン」をコンセプトに紹介しましたが、前述のように飲み〆にもピッタリな商品ばかりなので、年明け用のストックを選ぶ判断材料としてもご活用いただけますと幸いです。【author・taka :a(大石敬之)】

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