「明星 大砲ラーメン 赤とんこつ」進化系の味!?「呼び戻しレッド」をカップ麺で再現

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明星食品

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、2019年6月10日(月)新発売のカップ麺、明星食品「明星 大砲ラーメン 赤とんこつ」の実食レビューです。

深いコクと辛さで仕上げる大砲特製スパイシーバリ旨ラーメン「呼び戻しレッド」をカップ麺で再現!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。お時間よろしければ、最後までお付き合いください。

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大砲ラーメン 赤とんこつ 2019

「大砲ラーメン(たいほうラーメン)」とは、豚骨発祥の地・久留米に本店を構える1953年(昭和28年)創業の老舗ラーメン店で、創業者・香月昇氏が久留米市明治通りに始めた一軒の屋台から始まります。創業当時のラーメンは並・60円、2019年現在の値段に換算すると1杯あたり300円〜400円くらいでしょうか。

今回の新商品「明星 大砲ラーメン 赤とんこつ」は、博多の玄関口・JR博多駅すぐそばで2016年4月28日にオープンした「久留米 大砲ラーメン KITTE博多店」より、開業1周年記念として生まれた限定メニュー「呼び戻しレッド」を再現したもの。以前、まったく同じ商品名のカップラーメンを明星食品がリリースしていたのですが、リニューアルしての再販となりました。



「呼び戻しレッド(YOBIMODOSHI RED)」の特徴は、伝統の呼び戻しスープを軸に辛味を加えたオリジナルスープ、トッピングはメンマの代わりにタケノコ、チャーシューではなく角煮風の豚軟骨、さらに家系ラーメンよろしくホウレン草と個性的な具材を取り揃え、麺も定番メニューに使われるストレート麺ではなく縮れ麺。

当初は「大砲ラーメン KITTE博多店」の開業1周年祭限定メニューとして、14日間(2017年4月24日~5月7日)のみ期間限定で提供されていたのですが、現在は系列店の中でも特に若者が多く集まる「大砲ラーメン KITTE博多店」と「大砲ラーメン 天神今泉店」のレギュラーメニューになっているようです。

相撲の決まり手にもある「呼び戻し(仏壇返し)」ですが、ラーメン業界での「呼び戻し」は九州・久留米で定番となっているスープの取り方を表しています。その日のうちに使い切る「取り切りスープ」の対極にある伝統的な継ぎ足し式で、ただ前日のスープに新しいスープを継ぎ足すのではなく、長年にわたり受け継がれてきた “スープのタネを守り続ける” ということ――

昭和28年の創業当時から一度も釜を空にすることなく、頑なに守り継がれてきた「呼び戻しスープ」が大砲ラーメン最大の魅力となっているのですが、「呼び戻し」の名付け親は大砲ラーメンの二代目店主・香月均史さん。父である先代から受け継いだスープを半世紀以上、継ぎ足し継ぎ足し煮込み続け、創業当時のスープが今も生き続けています。



「大砲ラーメン」の本店(長門石店)は『ミシュランガイド福岡・佐賀2014』のビブグルマンにも選出され、現在は12店舗ある系列店すべて九州にしかないのですが、実際の「呼び戻しレッド」は女性の方でも食べやすくてマイルドなスープとの感想もあり、カップ麺のパッケージに表示されている「辛さレベル」も5段階中「2」と控えめな値。

前回の「明星 大砲ラーメン 赤とんこつ」は2017年9月25日に発売されていたのですが、いい意味でカップ麺らしく、ちょっと本格さに欠ける仕上がりでした。けれども当時は荒々しいスープを想像していたので、「呼び戻しレッド」の特徴を踏まえつつ、前回との違いも比較しながら中身をチェックしてきましょう。

開封

別添の小袋はフタの上に貼り付けられている「調味油」が1袋、色もデザインも前回の2017年発売品と変わりません。ただし、カップ麺の希望小売価格は当時の税別205円から220円と15円もの値上がりを見せ、以前はコンビニで購入しても税込216円だったのに対し、現在はコンビニだと税込232円と実売価格は16円もアップしています。



カップ麺の値上げに関しては、業界全体の方針で決まった価格改定の影響なので、こればっかりは受け入れるしかないのですが、ちょっとびっくり今回の粉末スープ「臭い」ですw 芳醇な豚骨の香り——とかではなく、なんというかストレートに表現するとファーストインプレッションは “生臭い” に近いインパクト。

とんこつスープはニオイの強いタイプが好きなので、個人的に今回の「臭い」は “褒め言葉” なんですけど、この時点でダメな方はダメかもしれません。ただし、この香りが調理後も続くとは限りませんし、お店の「呼び戻しレッド」と比較して具材の再現度も高いとは言えませんが、調理前から具沢山で頼もしいですね。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:明星 大砲ラーメン 赤とんこつ
販売者:明星食品株式会社
製造所:東日本明星株式会社 埼玉工場(R)
内容量:102g(めん75g)
商品コード:4902881435642(JANコード)
商品サイズ:縦109mm×横109mm×高さ119mm

発売日:2019年06月10日(月)
実食日:2019年06月14日(金)
発売地域:全国(全チャネル販売)
取得店舗:コンビニ(ファミリーマート)
商品購入価格:232円(税込)
希望小売価格:220円(税別)

麺の種類:油揚げ麺(かんすい使用)
スタイル:縦型ビッグ・大盛サイズ
容器材質:紙
湯量目安:350ml
調理時間:熱湯4分
小袋構成:1袋(調味油)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉、植物油脂、食塩、しょうゆ)、スープ(豚・鶏エキス、豚脂、でん粉、糖類、小麦粉、たん白加水分解物、香味油、食塩、香辛料、しょうゆ、香味調味料)、かやく(豚・鶏味付肉、卵、ごま、ねぎ)/ 加工デンプン、調味料(アミノ酸等)、炭酸カルシウム、増粘多糖類、かんすい、カラメル色素、乳化剤、カロチノイド色素、香料、酸化防止剤(ビタミンE)、ビタミンB2、ビタミンB1、香辛料抽出物、(一部に卵・乳成分・小麦・えび・牛肉・ごま・さけ・さば・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)
【アレルゲン情報】小麦・卵・乳成分・えび・豚肉・鶏肉・牛肉・さけ・さば・大豆・ごま・ゼラチン(食品衛生法で義務付けられた特定原材料7品目と表示が推奨されている20品目の合計27品目について掲載)※コンタミネーション:本品製造設備では、そば・かに・落花生を含む製品を生産しています。

実食開始

麺は断面の丸い油揚げ麺で、湯戻し時間は熱湯4分。明星食品×有名店監修カップ麺ということで漠然とスチームノンフライ製法のノンフライ麺を想像していたのですが、そういえば前回も丸刃でカットされた硬めの細い油揚げ麺でした。けれども前回の湯戻し時間は熱湯3分、いきなり大きな違いが生じています。



調味油は後入れなので、フタの上から取り外したら熱湯を内側の線まで注ぎ、4分経ったら調味油を投入、とろみ成分が含まれているため容器の底から念入りにかき混ぜてください。かなり粉末スープの量は多めに入っていましたが、すんなりと底まで熱湯が浸透してくれたので、注湯の際はストレスフリーでした。

さて、ラインナップの再現度は低いものの麺が見えないくらい具材が大量な調理直後、やや香りは注湯前と比較して穏やかになりましたが、見た目は前回と大差ありません(いや、ちょっと具材は増えたかも?)。それでは、ご当店らしい本格感や前回との違いに注目しつつ、「めん」「スープ」「具材」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(102g)当たり

熱  量:474kcal(カロリー)
たん白質:10.9g
脂  質:20.6g
炭水化物:61.3g
食塩相当量:4.8g
(めん・かやく:2.0g)
   (スープ:2.8g)
ビタミンB1:0.34mg
ビタミンB2:0.39mg
カルシウム:133mg

参考値(調理直後に分別した値)
熱量:474kcal(めん・かやく:382kcal)(スープ:92kcal)
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品パッケージに記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

麺自体のクオリティは高い
3.5

フライングなしで熱湯4分きっちり待機、調味油を入れて念入りに混ぜ続け、実質お湯を注いでから合計5分くらい経過した頃に食べ始めることになりますが、ちょうど適切なタイミング。麺の表面は適度に歯を包み込むタイプの弾力で、その内部はギュッと詰まっているような、1本の麺に段階的な層を感じます。

明星食品のニュースリリースでは特にアピールされていませんが、ここ最近の汁なしカップ麺に採用されている新開発の極太麺(油揚げ麺)やセブンプレミアムのコンビニ縦型PBカップ麺に使用されているノンフライ麺が「三層麺」にリニューアルされているので、もしかすると今回も同様の製麺技術が応用されているのかもしれません。



博多とんこつラーメンを基準にすると中太麺になりますが、それも博多より濃厚な久留米(くるめ)の特徴ですし、お店のラーメンを意識して縮れも施されていました。けれども今回のスープに対して麺勝ちしているような嫌いがあったので、もうワンサイズダウンさせたほうがよかったかも——とはいえ麺自体の基礎クオリティは高いですし、スープとのバランスについてはスープサイドの塩分調整に原因があります。

スープ

旨味のピンボケが気になる
3.5

調理前は “生臭い” とすら感じた粉末スープでしたが、調理後そこまで強烈に主張してくることはありません。また豚骨特有の粉っぽさも控えめではあるものの、しっかりと骨から旨味を抽出し、なおかつ旨味と旨味を丁寧に繋ぎ合わせ、それらが一体になるよう計算されているような作り込みを感じます。ただ、その指揮を取らなければいけないタレの統率能力が低いのが勿体無い。

別添の後入れ調味油は動物性の豚脂と植物性の香味油をミックスしているような内容で、まったりとしたスープをカプサイシンのピリッ、としたアクセントで引き締めようとしているフレームワークではあるものの、「辛さレベル2」では追い付きません。実際に辛さレベルはピリ辛の中でもピリ辛で、タレの弱さを思うとプラス1.5は欲しいところ。

またラー油テイストのオイルだけでなく、黒マー油(焦がしニンニク油)系のオイルをブレンドしているのも「大砲ラーメン 赤とんこつ」の特徴で、その個性は今回も受け継がれています。ただ、その量は高が知れているため、気付いた時に面白いアクセントではあるものの、基本は乳化の海に溺れているような状態。

ニンニクは直火釜で炒めているようですが、味覚に対して及ぼすニンニクの影響力は完全に裏方で、塩気の弱さから糖類の人工的な甘さが目立ちます。麺を食べている時は特に味がボンヤリとピンボケ気味で、若者が多く集まる店舗限定メニューとは思えない穏やかなテイストでした。

かやく

単純にカップ麺としては星5
3

実店舗の「呼び戻しレッド」にはタケノコ、ほうれん草、角煮風の軟骨がトッピングされていると先に触れましたが、カップ麺「赤とんこつ」の具材は豚・鶏味付肉、卵、ごま、ねぎとなっていて、いずれもカップ麺らしいジャンクでインスタント感の強い具材ばかり。それぞれ単純に美味しい具材ではあるものの——

ひき肉そぼろ系の豚・鶏味付肉はスパイシーな味付けで、サイズはランダム。けっこう大きめの個体もゴロゴロと入っていますし、だいぶ量が多いことに加えてスープの味が穏やかなので、挽肉のジャンクな旨味が際立っています。ただ、かなりインスタント感が強いこと、さらにスープを飲んでいる時にも頻繁に飛び込んでくるため、ガタッと全体の本格感が落ちることは否めません。

お店の「呼び戻しレッド」に入っているネギは白葱ですが、カップ麺の「赤とんこつ」に入っているのは緑の部分が主体の斜め切り。実店舗には味付け半熟煮玉子というトッピングもありますが、カップ麺では甘い味付けのスクランブルエッグ。特に挽肉とスクランブルエッグはジャンクで単純に美味しいですし、ゴマの芳ばしいアクセントも好印象ではあるものの、再現度は低いです。

総評

★★★☆☆☆☆☆☆☆(★3)

もちろんまずいわけではないですし、ボリューム感のある具材にクオリティの高い麺と各パーツの出来は満足感の高い内容となっているのですが、「呼び戻しレッド」の個性や旨味がピンボケしているような印象は否めません。特にスープの旨味がボヤけているのが残念で、これは前回も感じていたネックになるのですがリベンジならず、まったりし過ぎているように感じました。

もともと私はキレのあるスープが得意ではないため、あまり塩気についてポジティブではないのですが、せっかく豚骨の香りが個性的だったので、もうちょっとタレに統率力が欲しかったです。けれども旨味は膨よかなので、にんにく or 辛子高菜ちょい足しアレンジしたらヤバいかもしれません。特に辛子高菜は実食中に何度も脳裏を過ぎったんですけど、ザーサイも合いそうですね。

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