どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。
本日の一杯は、2026年2月3日(火)新発売、ファミリーマートのカップ麺「元祖スタミナ満点らーめん すず鬼 背徳ニンニク醤油」(267円+税)の実食レビューです。
これ、軽率に買わないでください。アリラン×二郎×竹岡式が融合した無慈悲な中毒性と限界突破のインパクトを見せつけた「すず鬼」最新作をカップ麺研究家が徹底解説!
実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。
元祖スタ満点 すず鬼 背徳ニンニク醤油
元祖スタミナ満点らーめん すず鬼(き)とは、2017年(平成29年)11月19日の創業以来、東京都三鷹市下連雀3丁目・味の散歩道で絶大な支持を集めている「鶏こく中華 すず喜(き)」のセカンドブランドで、2019年(令和元年)11月18日より二毛作店として夜限定の「すず鬼」を開店。昼営業の「すず喜」では、濁りのあるスープに鶏と魚介の旨みを閉じ込めた「中華そば」を提供しているのに対し、夜の顔は豹変——。

千葉県長生郡「八平の食堂 本店」発祥の「アリランラーメン」をベースに、直系二郎から独自の進化を遂げたインスパイア系の代表格「ラーメン富士丸」のエッセンスを加え、千葉県富津市「梅の家」を元祖とする「竹岡式ラーメン」に欠かせない「宮醤油」で攻撃性を高めた「スタミナ満点ソバ(スタ満ソバ)」は、凶暴なまでの中毒性と新ジャンルの開拓で瞬く間に話題となり、ラーメン業界に多大な衝撃を与えました。
このページでレビューする「元祖スタミナ満点らーめん すず鬼 背徳ニンニク醤油」は、東京・三鷹の行列店「すず鬼」が打ち立てた金字塔「スタ満ソバ」の味わいを再現したカップラーメンで、商品開発にはファミリーマートと明星食品が共同で取り組み、アリラン×二郎系×竹岡式の魅力を巧妙に掛け合わせた鬼才・鈴木信介(すずき しんすけ)店主自ら監修した一杯。

パッケージのコスプレからも伝わってくるように、いつも元気でユーモアあふれる鈴木店主。しかしながら一切の妥協を許さない「すず鬼」監修による即席カップめんが初めて発売されたのは、現在を遡ること5年以上、2020年(令和2年)10月26日。記念すべき第1弾「明星 スタミナ満点らーめんすず鬼監修 スタ満ソバ」は大判どんぶり型のカップラーメンで、当初は明星食品のNB(ナショナルブランド)商品でした。

その後、2023年(令和5年)2月7日発売の「元祖スタミナ満点らーめん すず鬼」から縦型ビッグの容器に切り替わり、このタイミングでファミリーマートのPB(プライベートブランド)に移籍。以降、同店監修の即席カップめんは例外なくファミリーマートの専売品で、縦型ビッグのカップラーメンを中心に、湯切りタイプの「スタミナ醤油まぜそば」なども展開しているのですが‥‥

直近だと昨年9月30日、ファミリーマートが企画した『月見背徳メシ』の一環として開発された「元祖スタミナ満点らーめん すず鬼監修 背徳ニンニク醤油 今だけタマゴ入り」の発売が記憶に新しく、このブログでは “シリーズ過去最高点„ を叩き出しました。
今回の「元祖スタミナ満点らーめん すず鬼 背徳ニンニク醤油」は、これまでに何度もリリースされている「すず鬼」監修のオーソドックスなスタイルなので “今だけタマゴ入り„ のようなステータスは備わっていません。しかし、2025年1月発売品比「ニンニク感アップでもっとやみつき!」ということで、そこがリニューアルポイント‥‥っていうか、これまでもニンニクは特筆して強かったんですよ。逆に大丈夫なのか‥‥?

ちなみに「すず鬼」監修シリーズ初となるノンフライワンタン入りのカップスープ「スタミナ満点ワンタンスープ」と、ファミリーマートの冷凍食品カテゴリにて売上1位を叩き出した冷凍麺「スタ満まぜそば」に次ぐ冷凍飯「スタ満メシ」も同時発売となっているのですが、このブログではカップラーメンの「背徳ニンニク醤油」を徹底的に掘り下げます。それにしても、節分の当日に発売とは粋ですな。
開封

今回のカップ麺に別添されている小袋は、後入れの「調味油」1パックのみで、この構成は2025年1月発売品から変わっていません。ただ、よく見ると小袋のデザインが変わっています。なかには例外もありますけど、リニューアルで小袋の外装が変わっている場合、内容にも変更点がある可能性が高いため、ここにもニンニク感アップの秘密が隠されているのやも。

かやくは「味付豚肉」「ニラ」「背脂加工品」の組み合わせで、これも2025年1月発売品との共通点になりますが、念のため原材料名を比較してみたところ “ニラと背脂加工品の並びが逆転„ しています。つまり、従来よりもニラの量を増やしている、または背脂加工品の量が減っていることを意味しているため、ここも変更点のひとつ。
ちなみにファミリーマート通常価格は267円(税込288円)に設定されているため、NBの縦型ビッグ製品における相場(メーカー希望小売価格:271円 / コンビニで購入した場合の税込価格は292円)を下回る値段。ブランドがファミマルなので、この価格に設定できるのはPBならではの強みといえるでしょう。
製品詳細情報・購入価格等
| 製品名:ファミマル 元祖スタミナ満点らーめん すず鬼 背徳ニンニク醤油 販売者:明星食品株式会社 製造所:東日本明星株式会社 埼玉工場(埼玉県比企郡嵐山町川島2360) 内容量:101g(めん70g) 商品コード:4902881487665(JAN) |
| 発売日:2026年2月3日(火) 実食日:2026年2月3日(火) 発売地域:全国 小売価格:267円(税別) |
| 麺の種類:ノンフライ麺 スタイル:縦型ビッグ 容器材質:紙 湯量目安:380ml 調理時間:熱湯5分 小袋構成:1袋(調味油) |
原材料名とアレルギー表示
| 【原材料名】めん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、しょうゆ、たん白加水分解物、植物性たん白、酵母エキス、香辛料(ガーリック))、スープ(豚脂、香辛料(ガーリック、ジンジャー、赤唐辛子、ペッパー)、しょうゆ、でん粉、食塩、たん白加水分解物、ポーク調味料、糖類、ポークエキス、大豆加工品、油脂加工品、香味調味料)、かやく(味付豚肉、ニラ、背脂加工品)/ 加工デンプン、調味料(アミノ酸等)、カラメル色素、炭酸カルシウム、かんすい、香料、増粘多糖類、乳化剤、カロチノイド色素、酸味料、酸化防止剤(ビタミンE)、香辛料抽出物、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に卵・乳成分・小麦・えび・牛肉・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)※本品製造設備では、かに・落花生を含む製品を生産しています。 |
実食開始

めんは油で揚げずに乾燥させたノンフライ麺で、湯戻し時間は長めの5分。調理前の佇まいと原材料名の並び[小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、しょうゆ、たん白加水分解物、植物性たん白、酵母エキス、香辛料(ガーリック)]から察するに、直近の新作「今だけタマゴ入り」と同じ “ワシワシ麺„ を採用している可能大。

別添の小袋は後入れなので、それを取り外してから内側の線まで熱湯を注ぎ、フタの上で小袋を温めながら待つこと5分。なぜ、後からフタの上で温める小袋を事前に取らなければいけないのか——。その理由は、火傷を予防するため。フタの開封口を指で挟みながら、小袋を取らずに熱湯を注いだ場合、途中で小袋がフタを押し戻す危険性があります。つまり、熱湯の跳ね返りで火傷を負う危険性があるので、面倒でも必ず留意してください。
さて、もとよりニンニクの主張に遠慮がない「すず鬼」監修シリーズですから、今回も例に漏れずなんですけれども、こんなにニンニク強かったっけww という驚きは筆者の中で恒例となっているリアクション。しかも、さらに “ニンニク感アップ„ を訴求している本商品。そのインパクトについてはもちろん、引き続き従来品との違いに注目しつつ「めん」「スープ」「かやく」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。
| 栄養成分表示:1食(101g)あたり |
| カロリー:409kcal たん白質:10.3g 脂 質:13.1g 炭水化物:63.9g (糖 質:61.1g) (食物繊維:2.8g) 食塩相当量:7.0g (めん・かやく:2.7g) (スープ:4.3g) ビタミンB1:0.32mg ビタミンB2:0.38mg カルシウム:115mg |
| 参考値(調理直後に分別した値) 熱量:409kcal(めん・かやく:324kcal)(スープ:85kcal) |
| ※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。 |
めん


おそらく「今だけタマゴ入り」と共通のノンフライ麺
実店舗の「スタ満ソバ」に使われているのは、数々の二郎インスパイア店で愛用されている日清製粉の強力粉・オーション(灰分0.52±0.04%の2等粉)で打った極太麺なので、現時点それを縦型ビッグで再現するのは不可能といわざるを得ません。しかし、上記の画像(左側ちょい下)に写っている断面を見ると分かるように、外層と内層の組織が異なるのが特徴で、これは「麺神」の “生めん風3層極太製法„ にルーツを感じるポイント。

内層の組織は密度感が高く、乾燥の際に発生する気泡を可能な限り外に押し出しているような、しっかりとした噛み応えが楽しめて、なおかつ加水率は控えめのイメージ。対して外装の組織は比較的に加水率が高く、もっちりと歯を包み込んでくるような弾力を備えているのですが、しっかり噛み込むと内側からブチンと弾き返してくる反骨精神が個性の表現と食べ応えアップに寄与。
また製品の仕様上、大判どんぶり型のカップラーメンよりも制約が多い縦型ビッグなので、それを思うと充分に納得できる仕上がり。以上の特徴から「今だけタマゴ入り」と同じノンフライ麺だと思うのですが、スープとの兼ね合いか小麦の風味は比較的に控えめに感じます。ただ、後述するスープのインパクトに負けない存在感を放っていることは確実。熱湯5分+30秒ほどで “ワシワシ感„ が楽しめるので、長めに待つ必要はありません。
スープ


無慈悲にもほどがある‥‥
味の方向性は従来品と比較して大きく変わっておらず、最初から容器の中に入っている粉末スープは唯一無二のジャンクさを誇り、びっくりするほど濃いめのテイスト。なおかつガーリックパウダーの効き目も強烈で、ほんのちょっと来る唐辛子のアクセントがスタミナ感を押し上げている、バリバリ武闘派の面持ちなのですが‥‥

別添の「調味油」を加えた途端、豚脂に由来する動物系のコクも然る事乍ら、粉末とはベクトルが違う刻みニンニクを彷彿とさせる辛味が加わって、さらに攻撃的な味わいに。ガーリックオイル系のエッジは過去作にも備わっていましたが、その刺激を従来品よりも顕著に感じたので、そこに「ニンニク感アップ」の核を感じた次第。ただ、それだけではありません。
2024年1月発売品(2世代前)まで別添されていた「液体スープ」とは違うため、液体しょうゆ特有のフレッシュさは鳴りを潜めてしまったけれど、前回発売品と比較して “とろみが明確に弱くなり、しょうゆが少し強くなった„ ところも変化を覚えたポイント。その効果も相俟って、よりニンニクのシャープさがダイレクトに伝わってくるように感じました。
かやく


ちょっと背脂の量が少なくなった
2024年1月発売品で追加された赤ピーマンと、それ以前に入っていた玉ねぎも省かれていますが、味付豚肉・背脂加工品・ニラは先代(2025年1月発売品)の具材と同じラインナップ。やはり背脂加工品の量が少し減ったように思えたので、それが実食前に触れた原材料名の並びに反映されていたのかなと。
昨年の「今だけタマゴ入り」と「すず鬼」の相性が衝撃的すぎたこともあり、経験者としてはインパクトに欠ける印象が無きにしも非ずではあったものの、ジャンクな味付豚肉とアグレッシブなスープの相性は申し分なく、ニラのスタミナ感についても然り。あと、たまに飛び込んでくる背脂加工品のプニっと柔らかい舌触りと甘みも見逃せないアクセントのひとつ。

実店舗で提供されている「スタ満ソバ」のインパクトは画像の通りなので、お世辞にも忠実に再現した内容とはいえません。ただ、本商品の魅力はアリラン×二郎×竹岡式を融合させたスープの個性とノンフライのワシワシ麺。それらを集中して味わえば、引き立て役に徹している具材のポジションにも納得できると思います。
総評
言うまでもなく即席カップめんの型に合わせてデフォルメされていますが、ワシワシとしたノンフライ麺に、アリラン由来のピリッとしたスタミナ感。さらに二郎由来のニンニクと竹岡式由来の濃口しょうゆダレが渾然一体に攻めてくる様は、まさに「すず鬼」ならではの世界観。即席カップめんというカテゴリーにおいて、これほどまでに凶暴な仕上がりは他に類を見ません。
それも内蔵が悲鳴を上げるほど濃いめの味わいなので、個人的な好みでいえば “ちょっと厳しい部類に入る„ テイストなのですが、このアグレッシブさこそ「すず鬼」監修の真骨頂。そして、このときだけは諸々の懸念を顧みずに、最後の一滴まで貪りたくなる——。とてつもない魔性を秘めた、きわめて中毒性の高い一杯。それがアップデートされるたびに「やっぱりすげぇな‥‥」と溜め息が出ちゃうので、今年は総評を改めました。

せっかくなので、カップスープの感想も少し。こちらは「粉末スープ(先入れ)」と「液体スープ(後入れ)」の組み合わせで、なるほど「すず鬼」監修らしい世界観が伝わってくるテイストではあるんですけど、前述したカップラーメンのスープとは別物。

液体しょうゆ特有のフレッシュなキレと、それを押し上げてから余韻にも長く残る醸造酢の酸味も印象的。とろみがカップラーメンよりも強いのは、パッケージにライスをぶっこめ!! とあるように、お米との一体感に配慮したのでしょう。——で、こっちの攻撃力も異様に高いw

ニンニクのインパクトも然る事乍ら、しょうゆのエッジもラーメン級。もはやカップ入りスープ業界における “最恐の一杯„ と断言できるレベルだったので、ちょっと汁物が欲しくて〜♪ などと軽率に購入してしまった場合、確実に度肝を抜かれるでしょう。ただ、前述の醸造酢に由来する酸味だったり、それとは違うトマトの風味だったり、闇雲に力任せな設計ではありません。
具材はノンフライの「ワンタン(6個)」をメインに「豚・味付鶏肉」「玉ねぎ」「たまご」「ニラ」の組み合わせから、カップラーメンよりもバリエーションに富んだラインナップ。カロリーは1食(29g)あたり101kcal、脂質は3.1g、糖質は13.5gと小腹にピッタリな数値に見えますけど、食塩相当量は2.9gとカップスープの常識を覆す濃さ。おかげで脳が米を強く求めてくると思うので、ご利用は計画的に。
ちなみにカップラーメン・カップスープどちらも数量限定のスポット商品なので、そろそろカップラーメンについては通年販売してほしい気持ちもありますが、この攻撃性は数量限定だからこそ成立しているのやも。というわけで、気になっている方は早めの確保をオススメします。繰り返しになりますが、くれぐれもご利用は計画的に。【author・taka :a(大石敬之)】


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