どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。
本日の一杯は、2023年6月5日(月)新発売、エースコックのカップ麺「スーパーカップ1.5倍×YOASOBI 電光石火のにんにく香るビリッとやみつき旨辛醤油ラーメン」の実食レビューです。
今まで食べたラーメンの中で一番ウマい!? YOASOBIよるYOASOBIのためのカップラーメン “Ayaseさん監修” はガッツリ系!!
辛い? 辛くない? 実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。
スーパーカップ1.5倍×YOASOBI 電光石火のにんにく香るビリッとやみつき旨辛醤油ラーメン
スーパーカップとは、1988年(昭和63年)7月25日の発売以来-・というのは「スーパーカップ1.5倍×YOASOBI 電光石火のごま香るホッと幸せ塩とんこつラーメン」のレビュー(ひとつ前のページ)でも触れたので、ブランドの概要については省きますが、2023年7月25日に迎える発売35周年を目前に、エースコックの並々ならぬ気合を感じている今日この頃。
このページでレビューする「スーパーカップ1.5倍×YOASOBI 電光石火のにんにく香るビリッとやみつき旨辛醤油ラーメン」は、YOASOBIのコンポーザーを務めるAyaseさん監修のカップラーメンで、同時発売品(ikuraさん監修)の「電光石火のごま香るホッと幸せ塩とんこつラーメン」は “あっさり” した路線だったのに対し、こちらは “がっつり系” の辛いテイストがコンセプト。
もともと辛いラーメンが好きだというAyaseさん、けれども市販の辛いカップ麺はキムチ系が多いと感じていたことから、開発段階でキムチじゃない味の辛いカップ麺が食べたいと希望。それを受けたエースコックがサンプルの開発に取り組み、試食会で提案したのが「電光石火のにんにく香るビリッとやみつき旨辛醤油ラーメン」の原型で、このコラボ専用に “ニンニク唐辛子ふりかけ” を新規に開発。
それを食べたAyaseさんは、しっかりと味の魅力を伝えながらも試食後に辛さを1デシ2デシ、人を選ばない程度に1段階ほど上げられないかと追加オーダー。さらに同席していたikuraさんの「ニラ良いんじゃない?」「香りもまた変わるよ?」というアイディアも取り入れ、今回の「電光石火のにんにく香るビリッとやみつき旨辛醤油ラーメン」が完成しました。
——という開発秘話についてはエースコックがYouTubeで公開済みなので、詳しくは上記の動画をご覧くださいなんですけれども、その中でも特に印象的だったのが「今まで食ったラーメンの中で一番ウマいです(中略)こういうのがカップめんで食べたかった」と絶賛するAyaseさんのコメント。さらに「にんにくエグいっす」とのことなので、その威力も気になる部分。
ちなみにTwitterをはじめとするSMS上では「何軒もハシゴしたけど売ってない‥‥!!」「どこに売ってる!?」「どこで買える!?」「販売店は!?」などと騒がれていましたが、全国のスーパーやドラッグストアを中心に、コンビニも取扱店の対象になっている様子。ただ、地域差もあるかとは思いますけど、コンビニでは見かけなかったので、スーパーやドラッグストアを探したほうが確実かもしれません。
またオンラインストアでの購入を検討されている方は、エースコックの通販サイト「デリこぶた」にて「スーパーカップ1.5倍×YOASOBI 電光石火のごま香るホッと幸せ塩とんこつラーメン」及び「同 電光石火のにんにく香るビリッとやみつき旨辛醤油ラーメン」を購入すると “オリジナルクリアファイル” が貰えるキャンペーンを実施しているため、そちらを検討してみるのもいいでしょう。
ただ、公式の通販サイトを経由して貰えるオリジナルクリアファイルは “1ケース=2,880円(税込3,110円)につき1枚” 単位なので、そこだけ注意してください。それでは、本題のレビューに取り掛かります。
開封
今回のカップ麺に別添されている小袋は、先入れの「かやく」に、後入れ「液体スープ」と「ふりかけ」の計3種。フタ裏にはAyaseさんの直筆サイン入りメッセージが印刷されているため、ファンの方は慎重に開封してください(フタ裏のデザインは全2種)。
麺は油で揚げたフライ麺で、同時発売品の「電光石火のごま香るホッと幸せ塩とんこつラーメン」には加水率が低めの中細麺を合わせていましたが、それよりも太めの形状です。この時点でエースコックの揚げ油に由来する特有のニオイが漂ってくるため、それが苦手な方は気になるかもしれません。でも、がっつり系のスープと相性いいんですよね、この風味。
ちなみに前述した「デリこぶた」のキャンペーンとは別に、対象商品(※)を購入したレシートを撮影して応募するタイプのキャンペーン(LINE経由)も並行しているため、それについての詳細はフタ上のQRコードを読み込む、あるいは下記の特設サイトをご覧ください。
YOASOBIプロデュース コラボ商品発売記念プレゼントキャンペーン
期間:2023年6月5日(月)~ 2023年8月31日(木)
※スーパーカップ1.5倍×YOASOBI 電光石火のごま香るホッと幸せ塩とんこつラーメン、スーパーカップ1.5倍×YOASOBI 電光石火のにんにく香るビリッとやみつき旨辛醤油ラーメン、スーパーカップ1.5倍 しょうゆラーメン、スーパーカップ1.5倍 みそラーメン、スーパーカップ1.5倍 とんこつラーメン、スーパーカップ1.5倍 新・豚キムチラーメン、スーパーカップ1.5倍 新・野菜タンメン、スーパーカップ1.5倍 新・いか天ふりかけ焼そば、スーパーカップ1.5倍 ブタキムラーメン(コンビニ限定)
製品詳細情報・購入価格等
製品名:スーパーカップ1.5倍×YOASOBI Ayase監修 電光石火のにんにく香るビリッとやみつき旨辛醤油ラーメン 製造者:エースコック株式会社 製造所:関西滝野工場(兵庫県加東市河高1816−175) 内容量:120g(めん90g) 商品コード:4901071401252(JAN) |
発売日:2023年06月05日(月) 実食日:2023年06月10日(土) 発売地域:全国 取得店舗:スーパー 小売価格:240円(税別) 購入価格:149円(税込) |
麺の種類:油揚げ麺 スタイル:大盛りバケツ型 容器材質:プラ(PS) 湯量目安:500ml 調理時間:熱湯3分 小袋構成:3袋(液体スープ・かやく・ふりかけ) |
原材料名とアレルギー表示
【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、しょうゆ)、スープ(豚脂、ガーリックペースト、ポーク調味料、しょうゆ、食塩、砂糖、チキンエキス、発酵調味料、植物油脂、魚介エキス、ポークエキス、しょうゆ加工品、酵母エキス)、ふりかけ(唐辛子、ぶどう糖、ガーリックパウダー)、かやく(大豆加工品、卵、ねぎ、ニラ)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、酒精、炭酸Ca、カラメル色素、かんすい、カロチノイド色素、酸化防止剤(ビタミンE)、香料、香辛料抽出物、酸味料、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉を含む) |
実食開始
別添の小袋は「かやく」のみ先入れで、小さな粒状の具材は大豆加工品。卵とネギは「電光石火のごま香るホッと幸せ塩とんこつラーメン」と共通ですが、こちらには全体のスタミナ感を強めてくれるニラを搭載しています。ikuraさん、ナイスアシスト。ただ、ちょっと‥‥いや、けっこう少なめですね。
かやく以外の小袋は後入れなので、お湯を内側の線まで注ぎ、フタの上で「液体スープ」の小袋を温めながら待つこと3分。時間になったら「液体スープ」と「ふりかけ」を入れ、よく混ぜ合わせて-・と、容器側面の作り方には記載されているのですが、容器の側面には “辛い味わいにつき、小さなお子様や辛いものが苦手なお客様のご飲食はご注意ください。” という警告文の記載あり。
詳しくは後述しますけど、ふりかけの原材料は “唐辛子、ぶどう糖、ガーリックパウダー” となっているため、辛い食べ物が苦手な方は投入する量を調節したほうがいいかもしれません。というわけで、実際の辛さレベルとガッツリ系ならではのスタミナ感に注目しつつ「めん」「スープ」「かやく」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。
栄養成分表示:1食(120g)あたり |
カロリー:474kcal たん白質:11.2g 脂 質:17.8g 炭水化物:67.3g 食塩相当量:6.4g (めん・かやく:2.1g) (スープ:4.3g) ビタミンB1:0.46mg ビタミンB2:0.58mg カルシウム:329mg |
参考値(調理直後に分別した値) 熱量:474kcal(めん・かやく:393kcal)(スープ:81kcal) |
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。 |
めん
近年のスーパーカップはハイレベル
ikuraさん監修の「電光石火のごま香るホッと幸せ塩とんこつラーメン」には、いい意味でスーパーカップらしからぬ軽さと歯切れの良さを特徴とする加水率の低い中細麺を合わせていたのに対し、こちらはスーパーカップのイメージを地で行くタイプの力強い中太麺で、しかしながら縮れの弱い形状が示しているように、安っぽい仕上がりではありません。
調理前の麺重量は「スーパーカップ1.5倍」の基準となる90gを守りつつ、表面は口当たりのいい滑らかな麺質で、しかしながら噛むと反発性の強い弾力が印象的。それも中心部と表層に分かれているような、2つの層を感じる弾力で、表層は比較的にソフトな質感で歯を受け入れてくれるのですが、その内側から力強く跳ね返してくる芯を感じます。
エースコックの揚げ油に由来する特有のニオイは「電光石火のごま香るホッと幸せ塩とんこつラーメン」よりも強めに感じますが、全体のジャンクな雰囲気を底上げする点において効果的。耐久性に優れていることも大盛りサイズにおいて評価できるポイントで、時間の経過に伴う食感の劣化は遅く、むしろスープに馴染んでくる後半が本番に思えました。
スープ
しょうゆ控えめ、辛さは強め
Ayaseさんは開発の裏側にて「にんにくエグいっす」と仰っていましたが、昨今のニンニク激推しカップ麺のスープを思うと‥‥いや、まぁまぁエグいっすねw コロナ禍でニンニクに関するメーターがバグりつつある今日この頃ではあるものの、ガーリックパウダーとは違う、生おろしニンニクの攻撃性を感じる尖ったテイストで、商品名の “にんにく香る” は申し分ありません(香るどころじゃない)。
そんなニンニクのアタックも然る事乍ら、ベースを支える豚ガラと鶏ガラの清湯(ちんたん)も丁寧で、発酵調味料(豆板醤)が由来と思われる独特のコクも印象に残ったポイント。魚介エキスも使用していますが、それについては下支えに過ぎません。ちなみに液体スープ単体の辣味(唐辛子の辛さ)は控えめで、それよりもガーリックペーストの刺激が目立っていました。
しかし、別添の「ふりかけ」を加えると一変。内訳は粒子の細かいパウダー状の赤唐辛子を主成分に、ぶどう糖もブレンドしているようですが、ほとんど甘さは気になりません。また品種の関係か舌を鋭く突き刺してくるような、瞬発力のある辛さではなかったので、ちょっと油断させてくる、その踏み込みが罠。気が付いたらジワジと汗ばんでくるタイプで、しばらくジリジリと口の中に停滞します。
激辛クラスの非常識な辛さではないけれど、ふつうに辛口ないし苦手な方にとっては大辛と認定されそうなレベルには到達しているため、不安な方は要注意。ただ、前述のようにガーリックパウダーも入っているため、全体のジャンクさを際立たせてくれる、その配合が絶妙でした。
※ふりかけは底に沈みがちなので、均一に辛さを楽しみたい方は定期的に混ぜながら食べる。反対にジワジワと追い上げてくるような辛さや終盤の追い込みを楽しみたい方は、あえて底に辛さを溜めておくのもアリだと思います。
かやく
ニラとタマゴに振り切ったほうがよかったかも?
ネギは熱風乾燥なので、ジャキジャキと不自然に強い歯触りが気になるところではあるものの、極端に多いわけではないですし、大豆加工品も同社のスポンジみたいな食感の肉そぼろと比較してマシなアイテム。ふわふわしたタマゴは刺激的なスープと対比を描くように漂っているため、そのギャップがホッとできるオアシスになっていたのですが、もっとニラを強く推したほうがよかったんじゃないかなと。
「電光石火のごま香るホッと幸せ塩とんこつラーメン」は煎り胡麻のインパクトがスゴかったので、それと比べてしまったことは認めますが、ネギや大豆加工品を省き、ニラとタマゴに振り切ったほうがよかったかもしれません。
総評
というわけで、かやくの内容に少し不満を抱いてしまったのですが、クオリティの高い中太麺と刺激的なスープの満足度は高く、唐辛子の刺激とニンニクの攻撃性については思い切りを感じる仕上がり。人を選ぶタイプの商品ではあるものの、それだけに世間がスーパーカップに抱いていあるであろうイメージとの親和性は高く、ギリギリのラインまで辛さを上げたAyaseさんの判断も印象に残りました。
私がレビューに使用した商品のフタ裏は、2個とも「a little happiness in your days(あなたの日々に、小さな幸せを)」だったので、もうひとつのメッセージ(このラーメンは とってもおいしいので 食べるだけで 良いことが起こります)は見られなかったのですが、それはさておきYOASOBIを知らない方にも手に取っていただきたい、こだわりの詰まった良品でした【author・taka :a(大石敬之)】