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「スーパーカップ1.5倍 ペパペパペッパー コショウ塩そば」強胡椒!!爽快 “エンタメ系”

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エースコック

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、2019年6月24日(月)新発売のカップ麺、エースコック「スーパーカップ1.5倍 ペパペパペッパー コショウ塩そば」の実食レビューです。

胡椒(こしょう)を目一杯ふりかけたエンタメ系スーパーカップが新登場!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。お時間よろしければ、最後までお付き合いください。

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スーパーカップ1.5倍 ペパペパペッパー

もはやエンタメ系の商品名からして奇抜なタイトルなんですが、もちろん私が勝手に命名したわけではありません。「スーパーカップ1.5倍 ペパペパペッパー コショウ塩そば」というのが今回の正式な商品名で、とにかく “大量のコショウ” がテーマの新作カップラーメンです。とてもわかりやすい(笑)。

エースコックのニュースリリース(PDF)によると、 “インパクトMAXな見た目と驚きのウマさがやみつきになる新商品” で、 “大量の後がけペッパー入りスパイスで仕上げる刺激的な味わい” と商品の特徴的なポイントが紹介されていたのですが、「別添後がけペッパー入りスパイス付き」とパッケージでもアピールされています。



別添の後がけスパイス付きスーパーカップといえば、「スーパーカップ1.5倍 たっぷり野菜タンメン 超やみつきペッパー仕上げ」(最終リニューアル:2019年2月25日)という定番商品があり、そちらにはスパイスのプロ「S&B エスビー食品株式会社」が監修者として製品開発に携わっているのですが、今回それについての表示は見られません。

ちなみにS&Bはスパイス(Spice)&ハーブ(herB)の略称なんですけど、それはさておき「ペパペパペッパー」のパッケージには「後がけペッパー “入り” スパイス付き」ということで、ちょっと意味深な「入り」の文字。さらに調理後のイメージ写真にはワンタン3個、なかなか気合を感じます。

そのワンタンに関しては定番の「ワンタンメンどんぶり」などに入っている汎用のワンタンかと思われるのですが、2018年8月13日に発売された「野菜たっぷりワンタンメン タンメン味」という大盛バケツ型のカップ麺が登場した際、なんの前触れもなくワンタンの仕様が変更され、ずいぶんと皮の繋ぎ目が頑固になりました。

さらに2018年10月8日のリニューアルにより、定番の「ワンタンメンどんぶり タンメン味」のワンタン具材も統一。以来、皮が破れにくくなったことで時間が経っても中の餡(あん)が流出してしまう被害は少なくなった反面、5分以上、場合によっては10分以上スープに沈めて追加ケアしても硬い部分は硬いまま——



というわけで今回は熱湯4分と長めの設定ではあるものの、ワンタンの戻り具合に注意しなければいけませんが、パッケージの側面を見てビックリ‥‥そこには「富山ブラックラーメン」も真っ青(?)になりそうなほど大量の粗挽き胡椒が積み上げられ、 “辛い味わいにつき、小さなお子様や辛いものが苦手なお客様のご飲食はご注意ください” と激辛カップ麺ばりの警告文。

もちろんペパペパペッパーということでコショーのエンタメ性が本丸なんですけど、ほんとうに辛いものが苦手な人は注意しなければいけない刺激レベルに達しているのかどうかに注目です。ちなみに筆者は胡椒バカなので、可能な限り標準的な目線でレビューしたいと思い、この日のためにプライベートでは1週間、コショウの使用を封印していました(振り返ると地味に長い一週間だったw)。

開封

小袋の構成は先入れの「粉末スープ」と「かやく」、後入れの別添「スパイス」で合計3袋。かなり外装パッケージは衝撃的なデザインですし、商品名もペパペパペッパーとコミカルに攻めているのですが、思いのほかスパイスの小袋が小さいです。ただ、「わかめラーメン」に別添されているスパイスよりも多いのは明白。



麺は角刃でカットされた熱湯4分の太麺で、かつての「カドメン」ライクな見た目。ここ最近のスーパーカップといえば丸刃の麺が主流となっているため、ちょっと嬉しかったり。そして今回は “幸いなことに” 麺が傾いているのですが、もし写真のようになっていた場合、かやくを “麺の下に” あけるのもワンタンの戻りムラを減らすコツですね。

製造所はスーパーカップシリーズを担当している兵庫県加東市の「関西滝野工場」(W:製造所固有記号)、購入店舗はイオンリテールで、値段は198円+外税=税込213円。コンビニ大手4社(セブンイレブン、ファミリーマート、ローソン、ミニストップ)の中では「ローソン」で何度か見かけたのですが、メーカー希望小売価格は税別220円なので、コンビニ実売価格は税込232円になります。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:スーパーカップ1.5倍 ペパペパペッパー コショウ塩そば
製造者:エースコック株式会社
製造所:関西滝野工場(W)
内容量:105g(めん90g)
商品コード:4901071231873(JANコード)
商品サイズ:縦140mm×横140mm×高さ105mm

発売日:2019年06月24日(月)
実食日:2019年06月29日(土)
発売地域:全国(スーパー・コンビニ等)
取得店舗:スーパー(イオンリテール)
商品購入価格:213円(税込)
希望小売価格:220円(税別)

麺の種類:油揚げ麺(かんすい使用)
スタイル:大盛バケツ型
容器材質:プラ(PS)+胴巻き紙
湯量目安:500ml
調理時間:熱湯4分
小袋構成:3袋(粉末スープ・かやく・スパイス)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩)、スープ(食塩、チキン調味料、香辛料、砂糖、香味調味料、オニオンパウダー、たん白加水分解物、チキンパウダー、酵母エキス)、かやく(ワンタン、メンマ、ねぎ)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、増粘剤(加工でん粉、増粘多糖類)、炭酸カルシウム、かんすい、香料、重曹、カロチノイド色素、酸化防止剤(ビタミンE)、微粒二酸化ケイ素、ビタミンB2、ビタミンB1、香辛料抽出物、(一部に小麦・乳成分・大豆・鶏肉・豚肉・ごまを含む)
【本品に含まれるアレルギー物質】小麦・乳成分・大豆・鶏肉・豚肉・ごま(表示が義務付け及び推奨されているもの)

実食開始

けっきょく麺はレビューのために立て直したんですけどw 先入れの「かやく」に入っているのはワンタン、メンマ、ネギとシンプルな構成で、メンマのサイズは小さいですし、ネギも特別なものではありません。ただ、ちゃんと戻ればワンタンの食べ応えは嬉しいポイントなので、ゆっくりとワンタンめがけて熱湯を注ぎましょう。



——と、その前に忘れちゃいけない今回は粉末スープも先入れで、小袋には “スープに充分熱湯をかけてよく溶かしてください” とのアドバイスが記載されています。できるだけワンタンにも熱湯をダイレクトにかけたいところなので、 “かやくの上に粉末スープをあける” のが適切かもしれません。

さて、完成です。思いのほかスパイスが多かったw あと先入れ粉末スープにはトロミ成分が含まれていたので、スパイス投入前にしっかりとかき混ぜてから食べてください。それでは、ペパペパペッパーのインパクトに注目しつつ、「めん」「スープ」「具材」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(105g)当たり

熱  量:444kcal(カロリー)
たん白質:8.9g
脂  質:14.4g
炭水化物:69.6g
食塩相当量:6.9g
(めん・かやく:2.3g)
   (スープ:4.6g)
ビタミンB1:0.51mg
ビタミンB2:0.45mg
カルシウム:309mg

参考値(調理直後に分別した値)
熱量:444kcal(めん・かやく:407kcal)(スープ:37kcal)
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品パッケージに記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

カドメンとは違ったけれど‥‥
5.0

湯戻し前は「カドメン」を思わせる雰囲気で、実際に角刃でカットされているのですが、実は滑らかな口当たり。もっとこう、かなり攻撃的に張ってくるマッチョイズムな麺かと思いきや、どちらかというと優しさすら感じる口当たりです。しかし、噛んだ時の弾力は凄まじく、麺の内部に無駄な気泡を感じません。

箸で持ち上げた時の重量感も印象的で、むっちりとした密度感のある多加水麺に仕上がっています。「塩そば」という商品名だけ見ると、しなやかで細くて縮れのない繊細な低加水麺が出てきそうな雰囲気ですが(※あくまでイメージですけど)、それとは真反対。けれども無骨な印象はなく、有名店監修のカップラーメンにも問題なく使えそうな、とてもクオリティの高い太麺ですね。



それも熱湯4分と粉末スープを混ぜている間に適切な食べごろを迎えますが、時間が経つにつれて麺の重量感が増していくタイプだったので、後半かなり滑らかでモチモチ感の強い多加水麺に仕上がります。きっちり今回は麺量90gの大盛りですが、後半戦にも強かったので、耐久力の高さは大盛バケツ型という製品スタイル的にも高く評価できるポイントになりますし、ちょっと新世代系の油揚げ麺でした。

スープ

ナイスペパペパペッパー
5.0

別添のスパイスを入れる前のスープにも軽くコショウが効かせてありますが、どちらかというと香味野菜が強く、中でもオニオンの旨味が際立っているのがエースコックらしいポイント。イメージはタマネギをたっぷり使った「タンメン」仕立ての塩スープで、まったくインパクトはないけれど、ぜんぜん粉末スープだけでもイケちゃいます。

ただ、とろみのあるスープに油揚げ麺の風味が滲み出ていたので、ちょっと野暮ったいというか、オニオンの優しい旨味と同時に油揚げ麺臭が並行してくるため、味がピンボケしているような印象も——しかし、別添のスパイスを攪拌(かくはん)した途端、その表情は一変してイメージチェンジ。

スパイスはペッパーメインで思いのほかの量が多く、急にワイルドな面持ちになり、ブラックペッパーの鮮烈な清涼感とホワイトペッパーの芳醇な香りがイッキに広がります。それも、一辺倒と言っても過言ではないほどに——けれども “それこそが今回の主役” であり、実に絶妙な挽き加減から香り立ちが素晴らしいですね。

黒胡椒バカの見解から意見すると正直ぜんぜん物足りなかったんですけど、もし実際のラーメン店で同じ量の卓上コショウを使ったら店主のブラックリストに入りそうなw すくなくとも市販品として規格外の量であることは間違いありません。油揚げ麺臭でピンボケ気味だった部分も払拭され、しかしながら味が分からなくなるほど強烈ではない、とても適切な加減に思えました。

具材

やはりワンタンの繋ぎ目は硬かった‥
4.9

具材はワンタン3個にメンマが意外と多く、ネギは適量といったところ。やはりワンタンの皮(繋ぎ目部分)は戻りが悪かったので、今回ひとつだけ20分くらいスープの中に放置してみた結果、あっさりと餡を包んでいる部分は破け、しかしながら硬い部分は硬いまま。でもカップ麺の仕様上、どうしても致し方ないところがあるんですよね。

お湯を入れてしばらくすると麺がプカッと浮かんでくるので、ワンタン全体がスープに浸からない状況が発生してしまいます。ちなみに麺の下にワンタンを仕込んで何度か調理したこともあるのですが、硬いやつは最後まで硬いので、もう仕様と思って諦めるしかないかもしれません(片手鍋とかでワンタンだけ茹でたらなんとかなるかもしれませんが——)。

とはいえ戻りムラを除けばワンタン3個のボリュームは素直に嬉しく、何気に多かったメンマはコリコリとした歯触りで食感のインターバルに効果的。それにクオリティの高い麺とスパイスのインパクトを思えばワンタン3個はサービスで、特に不満はありませんでした。

総評

★★★★★☆☆☆☆☆(★5)

税別220円といえば「(コンビニ限定)超スーパーカップ1.5倍」と同じ価格帯なので、スーパーカップの中でも比較的に高めの値段設定ですが(通常商品:税別210円)、実際に内容としては「超スーパーカップ1.5倍」に匹敵する充実感でありながら、コンビニ限定ではないのがいいですね。鮮烈なコショウの清涼感も裏切りなく、それはパッケージに「エスビー食品監修」の文字があっても素直に頷けるほど(※胡椒が強すぎると苦手な方は少しずつ入れてください)。

それにトロミもコショウが底に溜まりにくくする効果を兼ねていると思えたのですが、どうしても実食中はコショウが底に溜まりがちなので、スパイスを入れてからは “大きく混ぜずに” 食べる、もしくは “常に混ぜながら” 食べるのが美味しく食べるポイント。スーパーカップの変わり種は大味に傾くことが多かったりするのですが、ちゃんと今回は値段とコンセプトに見合った内容ですね。

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