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初月出荷実績歴代NO.1復活!? スーパーカップ「北海道 コーン塩バター味」従来品との違いとは

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エースコック

どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。

本日の一杯は、2025年8月18日(月)新発売、エースコックのカップ麺「スーパーカップ1.5倍 北海道 コーン塩バター味ラーメン」(240円+税)の実食レビューです。

大盛りカップラーメンのパイオニアが夏に人気の観光地 “北海道„ をテーマにした新作開発! しかし、実は約2年前にも——。

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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スーパーカップ1.5倍 北海道 コーン塩バター味ラーメン

スーパーカップ1.5倍とは‥‥という解説については、ひとつ前のページでレビューした「スーパーカップ1.5倍 沖縄 島そば」の冒頭文と重複するため省きますけど、夏に人気の観光地「北海道」と「沖縄」をテーマに据えた、旅情感あふれる期間限定フレーバーを同時にリリースしてきたエースコック。

北海道がテーマのスパカ

夏になると沖縄系の新作が目立ち始める即席カップめん業界なので、沖縄については順当に理解できます。また北海道も避暑地として有名ですから、先述の “夏に人気の観光地„ というワードを踏まえると納得できなくもないんですけど、記録的猛暑が続いているクソ暑い日々の中に「コーン塩バター味ラーメン」が食い込む余地などあるのだろうか——。ええ、あるんです。

現在を遡ること30年以上、1994年(平成6年)の期間限定フレーバーとして「スーパーカップ1.5倍 北海道ラーメン 塩バター味」を発売していたエースコック。この商品は同ブランドの夏向け新商品(ラーメン)において “初月出荷実績歴代NO.1„ を叩き出しており、その記録は今のところ破られていない模様。

ちなみに1988年7月~2019年12月時点のデータによると、過去もっとも売れたスーパーカップの期間限定フレーバーは「こく搾りラーメン」と記録されているのですが、それに次ぐ売り上げを叩き出していたのが1994年(平成6年)発売の「北海道ラーメン」で、2020年5月25日にスーパーカップMAX(めん100g)シリーズからスポット的に復活していたのは記憶に新しいところ。

左:2020年発売品 / 右:2022年発売品

直近だと “スーパーカップの2大最強メニューを現代版にリメイク„ というコンセプトのもと、2022年8月15日にも「スーパーカップ1.5倍 北海道 コーン塩バター味ラーメン」を発売しているため、このページでレビューする商品も同じ流れを汲んでいる可能性が非常に高いのですが、そのような情報はパッケージやニュースリリースを確認しても見当たりません。

しかし、商品名はもちろん「北海道産コーン100%」の訴求は2020年発売品(MAX)及び2022年発売品(1.5倍)とも共通するポイント。ちなみに即席カップめん業界における “コーン塩バター味„ のラーメンといえば、1989年(平成元年)7月の発売以来、現在は冬向けのスポット商品として定期的に登場している、東洋水産(マルちゃん)の「でかまる」が代表的。

北海道産コーン100%の訴求

個人的に「エースコックのバター系は主張が弱いvs.東洋水産のバター系は間違いない」みたいなイメージが根強くあるんですけど、それを今回の “コーン塩バター味„ は覆してくれるのかどうか、お手並み拝見と参りましょう。

開封

2つの小袋を別添

今回のカップ麺に別添されている小袋は「粉末スープ」「調味油」計2パックで、エースコックが得意としている “後入れのバター状ブロック„ は非搭載。大盛りバケツ型の商品に小さなアイツが入っていたところで‥‥みたいなところがあるので、あってもなくてもとか思っちゃう筆者なんですけれども、とりあえずバターの要素は調味油が担っている様子。

そこそこのコーン

麺は丸刃のフライ麺で、かやくは最初から容器の中に入っている状態。主役のコーンは特別に多いわけではないけれど、スーパーカップの変わり種は具材のボリュームを後回しにする傾向があるので、そこそこ入っていると評価できるくらいには入っています。これでも。

ちなみにメーカー希望小売価格は240円(税別)に設定されているため、コンビニ限定のブタキムを除く「スーパーカップ」の定番フレーバーと同じライン。2025年8月現在、大盛りサイズの商品は271円(税別)を基準としてるメーカーが大半なので、この価格設定は大きな強み。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:スーパーカップ1.5倍 北海道 コーン塩バター味ラーメン
製造者:エースコック株式会社
製造所:+K 東京工場(埼玉県川越市大字今福461-1)
内容量:103g(めん90g)
商品コード:4901071407858(JAN)
発売日:2025年8月18日(月)
実食日:2025年8月23日(土)
発売地域:全国
小売価格:240円(税別)
麺の種類:油揚げ麺
スタイル:大盛バケツ型
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:500ml
調理時間:熱湯3分
小袋構成:2袋(粉末スープ・調味油)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、しょうゆ)、スープ(食塩、香味油、植物油脂、乳化油脂、野菜パウダー、砂糖、香辛料、チキン調味料、ポークエキス、バター加工品、乳等を主要原料とする食品、たん白加水分解物、カレー粉、全卵粉)、かやく(コーン、人参、ねぎ)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、炭酸Ca、香料、かんすい、カロチノイド色素、酸化防止剤(ビタミンE)、酸味料、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉を含む)

実食開始

粉末スープのみ先入れ

別添の小袋は「粉末スープ」のみ先入れで、香りはラーメンよりもポタージュの粉末っぽい雰囲気。小袋には “スープをよく溶かしてください„ との記載があるため、ゆっくりと粉末スープを狙って熱湯を注ぎ、フタの上で「調味油」を温めながら待つこと3分。

スーパーカップにしては賑やか

時間になったら「調味油」を加え、よく混ぜ合わせたら出来上がり。調理後の香りもクリーミーな印象で、バターの存在感は‥‥うん、まぁエースコックだなと。また2年前の「スーパーカップ1.5倍 北海道 コーン塩バター味ラーメン」と同様に、ふわっとカレー粉の香りが漂ってくるところも共通点。

ただ、2年前よりもカレー粉の主張は弱くなり、バターは比較的に強くなっているなど、たしかな変化を感じる調理直後。というわけで、引き続き従来品との違いに注目しつつ「めん」「スープ」「かやく」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(103g)あたり
カロリー:461kcal
たん白質:8.9g
脂  質:17.4g
炭水化物:67.3g
食塩相当量:5.7g
(めん・かやく:1.7g)
   (スープ:4.0g)
ビタミンB1:0.41mg
ビタミンB2:0.55mg
カルシウム:342mg
参考値(調理直後に分別した値)
熱量:461kcal(めん・かやく:404kcal)(スープ:57kcal)
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

ふつうです

3.0

数年前から目覚ましい進化を遂げているエースコックの油揚げ麺ですが、今回は旧世代チックな質感で、新開発の要素は皆無。やや加水率が低めの組織で、食べ始めは中心部に芯を残すため粘りよりも歯切れのほうが目立っているのですが、なめらかな表面の口当たりと画像で見るよりも控えめな縮れが相俟って、スープの乗りがスムーズではありません。

また半分ほど食べ進めた頃に差し掛かると途端に柔らかめの食感にシフトするため、大盛りサイズの商品に使われる油揚げ麺の中では耐久性に難ありといわざるを得ないけれど、それについてはネガティブではなく、むしろ頼りなくなってからが本番。

後述するスープがブランドのイメージよりも穏やかなので、自己主張の弱さが功を奏し、どんどん一体感が増してくるポジティブな変化。またエースコックといえばの揚げ油に由来するニオイも気にならなかったので、スープとの相性は悪くありませんでした。

スープ

昨年よりもバターの風味を強化

4.0

まずは調味油を入れる前に味を確かめてみたところ、土台は野菜+クリーム系のカップスープにありそうなポタージュ風で、それをサラッとするまで伸ばし、クセのない動物系のコクと粒子の細かいコショウで補強しているようなフレームワーク。しかし、そこにカレー粉のアクセントが絡んでくるため、かなり個性的な味わい。

続けて調味油を加えると、ふわっとバターの香りが全体に広がるのですが、今回は原材料に「バター加工品」を使用しているため、そこが従来品との大きな違い。この時点でカレー粉の存在感は意識しないと見失うほどに弱くなるため、バターよりもカレーのアクセントが強く主張していた2年前の印象から一変。

また調味油を単体で味見すると、ふんわりコーンの甘さが伝わってきたので、そこにも面白みを感じました。

かやく

コーンめちゃ甘い

3.5

コーン・ニンジン・ネギは、それぞれエースコックの他商品でも見かける具材なので、いまさら新鮮味はありません。また東洋水産の「でかまる」は具材のボリュームにも力を入れているのに対し、まだまだ同じ土俵には立てていないなと。そのように感じるボリュームではございますが、北海道産コーン100%の甘さは伊達じゃありません。

変わり種の具材はショボい、そんな「スーパーカップ」の傾向と、メーカー希望小売価格を240円(税別)に抑えたコストパフォーマンスの高さを加味すれば、及第点には充分に達している内容です。

総評

4.0

堂々と商品名に “バター味„ を掲げているわりに今年もバターが主役の商品ではないけれど、2年前の「スーパーカップ1.5倍 北海道 コーン塩バター味ラーメン」よりもバターの風味が強く、スープからコーンの甘さも楽しめる作り。

はたして今後、即席カップめん業界における二大「コーン塩バター味ラーメン」として〈夏のスーパーカップvs.冬のでかまる〉みたいな対立図が恒例になるのかどうかは現時点まだ断言できないけれど、この味を夏に楽しめるところはステータス。炎天下に向いた味ではありませんが、冷房が強い部屋でホッとしたいとき、選択肢のひとつに入れてみるのもありだと思います。【author・taka :a(大石敬之)】

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