どうも、taka :aです。
本日の一杯は、2018年9月3日(月)リニューアル発売のカップ麺、東洋水産「マルちゃん正麺 カップ 野菜ちゃんぽん」の実食レビューです。
従来品と徹底比較!
「マルちゃん正麺」は、 “いま抜群においしく、10年後・20年後も古びることなく愛され続ける即席麺” がコンセプトのブランドで、袋麺のクオリティは言うまでもなく、カップ麺でも臨場感あふれるリアルなノンフライ麺を筆頭に、負けず劣らずの高品質を叩き出しています。
2017年10月2日(月)に初版がリリースされた「マルちゃん正麺 カップ 野菜ちゃんぽん」ですが、しっかりレギュラー入りを果たし、まだ1年も経過していないのに全国リニューアルとなりました。
まだ従来品が残っている店舗も多いのですが‥
リニューアル品にはパッケージ(フタ)の左側に「野菜たっぷり5種類」という従来品にはなかったデザインが施されているので、すぐに見分けがつきます。
それに、中央の写真にも違いがあって‥
▼2017年発売品(従来品)
リニューアル前のスープに浮かんでいる調味油には色が付いているのですが‥
▼2018年発売品(リニューアル)
リニューアル後のスープに浮かんでいる調味油はクリアな色合いで、具材の構成も変更。写りの問題かもしれませんが、麺の太さも違って見えますよね。
また、「野菜ちゃんぽん」の文字下に書かれている文章も “野菜が美味しい濃厚スープ” から “豚の旨みの「自家製だし」仕込み” に変更され、スープの違いについてもアピールされていました。
いったい何が変わったのか、どのくらい変わったのか、従来品とリニューアル後の野菜ちゃんぽんを実際に食べ比べ、その違いを丁寧にお伝えします。
開封
リニューアル後の小袋は「粉末スープ」「液体スープ」「かやく2袋」の4袋なのですが‥
リニューアル前の小袋は「粉末スープ」「調味油」「かやく2袋」となっています。
▼左「2018年」/ 右「2017年」
宣材写真では麺のサイズに微妙な違いが見られましたが、調理前の段階では大差ありません。微妙に色が違うのは、少し照明が右に寄っているからです。
食品添加物・アレルギー
色素系はカラメル色素が廃止され、新たにパプリカ色素を使用。酸化防止剤のローズマリー抽出物、増粘多糖類、酒精など、添加物の量は増えています。
アレルゲンは表記や並びが変わっていましたが、内容としては変更ありません。
【食品添加物】
「2017年」加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、かんすい、炭酸カルシウム、レシチン、香料、香辛料抽出物、カラメル色素、pH調整剤、クチナシ色素、酸化防止剤(ビタミンE)、ベニコウジ色素、ビタミンB2、ビタミンB1 「2018年」加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、かんすい、炭酸カルシウム、レシチン、増粘多糖類、香料、酒精、香辛料抽出物、pH調整剤、クチナシ色素、酸化防止剤(ビタミンE、ローズマリー抽出物)、ベニコウジ色素、パプリカ色素、ビタミンB2、ビタミンB1 |
【アレルギー表示】
「2017年」卵・乳・小麦・ゼラチン・大豆・豚肉・鶏肉・いか・ごま 「2018年」小麦・卵・乳成分・いか・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチン |
実食開始
▼2017年発売品
▼2018年発売品
※右()内はリニューアル前の数値
1食 96(96)g当たり カロリー:373(392)kcal |
※参考値(調理直後に分別して分析) エネルギー:373(392)kcal(めん・かやく:286(301)kcal)(スープ:87(91)kcal) |
生麺の味わいをカップで!滑らかでコシのある麺に、濃厚なちゃんぽんスープ。しっかり5種類の野菜入り。
(東洋水産「商品情報」より引用)
めん
生麺のような口当たりと、粘りのある食感が特長の、太めのちゃんぽん麺。
(東洋水産「ニュースリリース」より引用)
従来品とリニューアル品を同時に調理して食べ始めたのですが、質・量ともに目立った変化はありません。リニューアル後の原材料名には小麦粉の横に「(国内製造)」と追記されていますが、これは最近の東洋水産が製造するカップ麺に表記され始めた情報なので、時代に合わせた表記の刷新だと思ってください。(※写真はリニューアル後のノンフライ麺です)
「生麺ゆでてうまいまま製法」という革新的な技術を駆使し、すでに確固たる定評を獲得しているノンフライ麺ですが、野菜ちゃんぽんには縮れのない専用の太ストレート麺が採用されています。そのリアリティの高さは感動必至のレベルにあり、丸刃でカットされた摩擦抵抗の少ないキメの細やかな口当たりの滑らかさ、それでいてスープの馴染みはよく、密度の高いコシのある弾力と箸で持ち上げた時の重量感は “まさに” ちゃんぽん。
もちろん指定の熱湯5分で食べられますが、伸びにくさもポイントで、誇張ではなく15分くらい経ってもモッチモチです。同時に熱湯を注いだので、どうしても普段より撮影に時間を取られたのですが(※もちろん撮影の前に食感をチェックして差がないことは確認済みです)、すべての撮影を終えてからも食感の変動が少なく、あらためてクオリティの高さに唸ることとなりました。
さすがに本物の生麺と比較したら、もちろん引けを取る部分はあります。しかしながら熱湯を注いで5分待っただけとは思えない、まるで鍋を使って茹で上げたかのような臨場感は、ちゃんぽんが好きな方にこそ試していただきたい秀作です。
【原材料名】
「2017年」小麦粉、でん粉、食塩、食物繊維、こんにゃく、植物性たん白、植物油脂 |
「2018年」小麦粉(国内製造)、でん粉、食塩、食物繊維、こんにゃく、植物性たん白、植物油脂 |
スープ
ポークをベースに、ほたて・あさりを利かせたコクのある濃厚なちゃんぽんスープ。自家製の豚骨だしを使用。
(東洋水産「ニュースリリース」より引用)
後述する具材の変更がスープに及ぼしていた影響もあるのですが、そもそもの重厚感が違います。
上記の写真はリニューアル後、下記の写真がリニューアル前の写真になるのですが‥
▼2017年発売品(従来品)
表面に浮かぶ油脂の量に違いがあり、従来品はスープの表面に(カップの内側では特に分かりやすく)油膜が張っているのですが、リニューアル後は量が減っています。また、スープの色が違うことと、カロリーや脂質、食塩相当量の数値が下がっていたように、力強さが段違いでした。
たとえば従来品を食べたのが数ヶ月前で、このようにリアルタイムで食べ比べを行わなければ優しくて美味しい口当たりのマイルドなスープとして好印象に映ると思うのですが、その後すぐに従来品のスープを味わってしまうとレベルの違いを見せ付けられます。
香辛料のアクセントも弱くなっていたし、製品説明では「ほたて・あさりを利かせた」と書かれていますが、総体的に魚介の旨味も落ちていました。しかし、ひとつのスープとしてはレベルが高く、麺の質と具材のボリュームを思えば値段以上の仕上がりなのは間違いありません。ただ‥
【原材料名】
「2017年」ポークエキス、豚脂、植物油、鶏脂、食塩、魚介エキス、香味油脂、砂糖、たん白加水分解物、香辛料、醤油、野菜エキス、チキンエキス |
「2018年」ポークエキス、豚脂、植物油、鶏脂、食塩、チキンエキス、魚介エキス、砂糖、香味油脂、しょうゆ、たん白加水分解物、野菜エキス、香辛料 |
かやく
フリーズドライ製法の野菜ブロック(キャベツ、たまねぎ、ねぎ、小松菜、にんじん)、いか、きくらげ、かに風かまぼこ。
(東洋水産「ニュースリリース」より引用)
スープの項目で “具材の変更がスープに及ぼしていた影響もある” と書きましたが、正麺カップの野菜ちゃんぽんにてアイデンティティと言っても過言ではなかった “さやえんどう” がカットされ、小松菜に変更されていたんです。
フタを開けた時に‥いや、熱湯を注いでから5分待っている間にも容器とフタの間から漂ってくる、さやえんどうの香りが実に心地好かったので、それが “野菜” ちゃんぽんとしての個性に大きく寄与してくれていたのですが、容赦なくカット。香りに関しては具材の主役を張れるほど、さやえんどうの個性が私としては大きなポイントだったので、これについては大ショックでした。
▼2017年発売品(従来品)
しかし、さすが東洋水産のフリーズドライ加工技術は業界随一の高さで、悔しいかな小松菜も美味しかったんですけどw ちゃんぽんらしいピンクかまぼこ(このイメージって絶対的ですよね)が細くて小さい(でもって存在感もビミョーな)カニ風味かまぼこに変わってしまったのも残念だったポイントです。
などと書きながらフリーズドライの大きなキャベツに歯応えのある本物のイカ、そしてキクラゲの存在感も申し分なかったし、それぞれ惜しげも無く大量に入っていたので、とても定価205円のカップ麺とは思えないボリュームから、あいかわらずコストパフォーマンスの高さは異常でした。
ただ、何気に人参が細長いサイズから微塵切りサイズに変わっていたので、おそらくコスト調整でしょう(個体差だったらスミマセン)。一見あまり目立っていないような玉ねぎもスープの一部として自然な甘みを寄り添わせている、何気に侮れない名脇役でした。ネギですか?飾りです。
【原材料名】
「2017年」キャベツ、いか、かまぼこ、きくらげ、たまねぎ、ねぎ、さやえんどう、にんじん、でん粉 |
「2018年」キャベツ、いか、かに風かまぼこ、きくらげ、たまねぎ、こまつな、ねぎ、にんじん、でん粉 |
総評
★★★★★★☆☆☆☆(6)
(従来品は「★7」標準は★3です)
さやえんどうの廃止、魚介の旨味やパンチを失ってしまったスープなど、鳴りを潜めてしまった個性やアドバンテージの低下が否めなかった反面、カップ麺とは思えない重量感をキープしていた専用ちゃんぽん麺や定価205円を疑ってしまうほどの具材量、比較して落ちたとはいえマイルドなスープからは柔らかさという新たな一面が見られた価格破壊のカップ麺です。
実際に食べ比べてみた結果としては、質の向上(改良)というよりもコストを調整するためのリニューアルに思えてならなかったので、従来品が残っているうちに買い溜めすることを強くオススメしたいのですが、それでもコスパの高さには逆らえない一杯でした。
製品名:マルちゃん正麺 カップ 野菜ちゃんぽん 販売者:東洋水産 製造所:東洋水産(株)関東工場 内容量:96g(めん65g) 発売日:2018年9月3日(月)リニューアル JANコード:4901990361293 希望小売価格:205円(税抜) 発売地域:全国(CVS / 量販店 / 一般小売店 他) |
麺の種類:ノンフライ麺 容器材質:プラ(PS) 必要湯量:410ml 調理時間:熱湯5分 小袋構成:4袋(粉末スープ / 液体スープ / かやく2袋) |
お客様相談室:0120-181-874
正麺の麺は本当に秀逸!!袋麺も大好きで、今年は正麺の冷麺を食べまくったわ(゚∇゚ ; ) これも美味しそうだけど、ピンクのかまぼこがなくなると一気に「映え」がワンランクダウンするねぇ・・ピンクって大切なんだかなぁ(((uдu*)ゥンゥン だけどこれは1シーズに一回は絶対にたべたいカップ麺です♪
( ̄。 ̄)ホーーォ リニューアルね。
これ食べたし…って思ってた。買ってみよ。
でも、具材が見た目ショボくなったように見えるなぁ。。。(-ω-;)ウーン
ご無沙汰しています純野です。
今年の3月に「マルチャンの青いちゃんぽんは
マルタイの長崎ちゃんぽんを超える最強の
カップちゃんぽんだ!」とびっくりしたのに、
https://blog.goo.ne.jp/masunojun1-02/e/36797675c9fb0622ea22d7678a902398
その後首都圏で全く見えなくなりました。
姿を変えてこんなところにいたんですね・・
ただ個人的には油揚げ麺の太麺のちゃんぽんの
方が九州にいたころから身に馴染んでいますが・・