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ファミリーマート限定【らぁ麺 はやし田】監修のカップ麺「芳醇鶏醤油」2021年は “鶏チャーシュー” を搭載!!

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日清食品

どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。

本日の一杯は、2021年12月7日(火)ファミリーマート限定発売、日清食品のカップ麺「らぁ麺はやし田 芳醇鶏醤油(二代目)」の実食レビューです。

話題の名店「らぁ麺 はやし田」監修のカップラーメン “第2弾” は「鶏チャーシュー」を導入してリニューアル!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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らぁ麺 はやし田 芳醇鶏醤油

らぁ麺 はやし田(らぁめん はやしだ)とは、株式会社INGS(イングス)が展開するラーメンブランドで、創業は2017年(平成29年)12月19日。ラーメン激戦区として名高い東京都新宿区・新宿三丁目に本店を構え、鴨と大山鶏の丸鶏を惜しげもなく使用したスープを特徴とし、日本最大級のグルメサイト「食べログ」の “ラーメン TOKYO 百名店 2018-2020” にも3年連続で選出された実力派。

「らぁ麺 はやし田」ロゴ

今回の新商品「らぁ麺はやし田 芳醇鶏醤油」は、コンビニの中でもファミリーマートにしか売ってない、販路限定のPB(プライベートブランド)商品で、話題の名店「らぁ麺 はやし田」の看板メニュー「醤油らぁ麺」の味わいをカップラーメンで再現。2020年9月29日にもファミリーマート限定商品として、同じ商品名のカップラーメンを発売していましたが、それとは仕様が異なります。

2020年9月に発売された「はやし田 芳醇鶏醤油」は、煮出した鶏の旨みと甘い鴨の風味を特徴とする清湯(ちんたん)系のスープに、全粒粉入りノンフライ麺を合わせた一杯で、即席めん業界最大手の日清食品と共同開発。これが「らぁ麺 はやし田」初監修のカップ麺で、全粒粉を配合したノンフライ麺の出来栄えも然る事乍ら、特にスープの作り込みが素晴らしく、このブログでは高評価を叩き出した逸品。

>> 新宿の人気行列店「らぁ麺 はやし田」監修カップ麺 “芳醇鶏醤油” 全国のファミリーマートで新発売!!

ファミリーマート通常価格は258円(税込278円)と高額だったので、そのわりに低ランクな具材の取り合わせには値段相応の価値が見出せなかったのですが、縦型のカップ麺よりも圧倒的に口径が広い大判どんぶり型の容器を採用していたにもかかわらず、スープの表面を覆い尽くすほど大量に入っていた特製鶏油(ちーゆ)のインパクトたるや。

2020年9月発売品のパッケージ

「らぁ麺 はやし田」の店舗で提供されている「醤油らぁ麺」は、大山鶏をはじめとする国産の鶏ガラやブランド鶏の丸鶏を惜しみなく使い、なかでも鶏ガラは圧倒的に鮮度が高い素材のみを厳選。さらに鴨の風味も重ねているのに対し、カップ麺のスープから目立って鴨を感じることはなかったものの、土台を構築する動物系は潔く鶏の一本勝負。

その続編となる今回の「芳醇鶏醤油(二代目)」も店舗の「醤油らぁ麺」を再現したカップラーメンで、製品スタイルも前回と同じ大判どんぶり型の容器を採用し、パッケージには “濃香(のうこう)黄金鶏油” と大きくデザイン。前回に続き全粒粉を配合したノンフライ麺についても強調されているのですが、どこにも「鴨」の文字は見当たりません。

鶏の旨みと鶏油のインパクトを強めるために、あえて鴨をカットしたのだろうか‥‥と、それについてはさておき、もうひとつ注目したいのが「新! しっとり鶏チャーシュー入り」というアピール。実際のラーメン店では提供されることも増えてきた鶏肉のチャーシューですが、カップラーメンでのチャーシューは基本的に豚肉を原材料としているので、かなり目新しさを感じたポイント。

新!しっとり鶏チャーシューの実力とは‥‥

ちなみに本来のチャーシュー(叉焼)とは、皮付きの豚肉に紅糟と呼ばれるタレを塗った後、串に叉(さ)して吊るし、専用の炉で炙り焼きにした中国発祥の食べ物を指します。ただ、日本では “ラーメンにトッピングされている肉を総括してチャーシューと呼ぶ傾向がある” のと、具材にカシワ(老鶏)を使う「笠岡ラーメン」の影響もあり、鶏チャーシューという造語が定着したのかもしれません。

開封

別添の小袋は4種類

さて、今回のカップ麺に別添されている小袋は、先入れの「かやく」と「鶏チャーシュー」に、後入れの「液体スープ」と「特製鶏油」で合計4袋。鶏チャーシューの見た目は白く、2020年9月発売品のチャーシューよりも厚みのある形状で、面白い手応えが得られそうな予感。また小袋の大きさからも伝わってくるように、わざわざ分けられている特製鶏油が液体スープと同じくらい入っているのも好印象。

全粒粉配合ノンフライ麺は前回と共通か

麺は全粒粉を配合したノンフライ麺で、湯戻し時間は熱湯5分。見た目は2020年9月発売品のノンフライ麺と同じような雰囲気で、原材料名の構成や調理前の重量も変わっていません。前回のレビューでは “1、2分ほど長めに待つのがオススメ” と書いたのですが、今回はどうでしょう。

ちなみにファミリーマート通常価格は258円(税込278円)ということで、値段は2020年9月発売品から据え置き。しかしながら薄いチャーシューが新採用の「鶏チャーシュー」に変わっているため、それに伴うトレードオフが生じているのかどうか、そこも注意しておかなければいけません。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:らぁ麺はやし田 芳醇鶏醤油
製造者:日清食品株式会社
製造所:A・関東工場(茨城県取手市清水667-1)
内容量:122g(めん70g)
商品コード:4902105269145(JAN)
発売日:2021年12月07日(火)
実食日:2021年12月07日(火)
発売地域:全国
取得店舗:コンビニ(ファミリーマート)
商品購入価格:278円(税込)
ファミリーマート通常価格:258円(税別)
麺の種類:ノンフライ麺
スタイル:大判どんぶり型
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:440ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:4袋(液体スープ・特製鶏油・鶏チャーシュー・かやく)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】めん(小麦粉(国内製造)、食塩、小麦全粒粉、大豆食物繊維、植物油脂、卵粉、チキン調味料)、スープ(しょうゆ、植物油脂、鶏脂、チキンエキス、食塩、糖類、香辛料、しいたけエキス)、かやく(鶏チャーシュー、味付メンマ、ねぎ)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、かんすい、カラメル色素、香料、リン酸Ca、乳化剤、酸化防止剤(ビタミンE、ビタミンC)、増粘剤(キサンタンガム)、カロチノイド色素、ビタミンB2、ビタミンB1、香辛料抽出物、(一部に小麦・卵・乳成分・大豆・鶏肉・豚肉を含む)

実食開始

かやく・鶏チャーシューは先入れ

別添の小袋は「かやく」と「鶏チャーシュー」のみ先入れで、新たに導入された鶏チャーシューに串で吊るされたような形跡はなく、炙り焼きにされた焦げ目のような跡もないけれど、日清食品が誇る厚切焼豚に匹敵する厚さ。タイプとしては成型肉なので、ナゲットみたいな食感になっていないかどうか、そのあたりも気になるところ。

あいかわらず特製鶏油の香りが凄まじい

あとは内側の線まで熱湯を注ぎ、フタの上で後入れの「液体スープ」と「特製鶏油」を温めながら、待つこと5分。時間になったらノンフライ麺をほぐし、液体スープを馴染ませて、仕上げに特製鶏油をトッピングしたら出来上がり。2020年9月発売品をレビューしたときは “特製鶏油を浮かべた後は混ぜないほうがいい” と感じたので、調理の際は参考にしてください。

ちなみに2020年9月発売品と2021年12月発売品の栄養成分表示を比較してみると、カロリーは451kcalから455kcalに微増し、脂質は20.3gから20.0gに微減しているものの、目立って極端に減っている項目はありませんでした。というわけで、引き続き前回との違いや鶏チャーシューの出来栄えに注目しつつ「めん」「スープ」「具材」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(122g)あたり
カロリー:455kcal
たん白質:11.4g
脂  質:20.0g
炭水化物:57.4g
食塩相当量:8.0g
(めん・かやく:2.0g)
   (スープ:6.0g)
ビタミンB1:0.22mg
ビタミンB2:0.29mg
カルシウム:128mg
参考値(調理直後に分別した値)
熱量:455kcal(めん・かやく:300kcal)(スープ:155kcal)
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

おそらく前回と同じ全粒粉配合ノンフライ麺

6.0

店舗で提供されている麺は、数種類の厳選小麦と全粒粉を絶妙なバランスで配合し、やや加水率を下げた細めのストレート麺で、菅野製麺所と共同開発。店内には “コシ、のど越し、風味を高次元でバランスさせた逸品です。” との記述があり、それが誇張ではない仕上がりから、ラーメンマニアの間でも高く評価されています。

形状は本物と違うけど高品質

対して今回のノンフライ麺は、やや縮れのある形状で、完全なストレート麺ではないのですが、大量の鶏油を相手にしながらも凛とした口当たりが心地よく、鶏油の下にあるスープの引き上げも悪くありません。また店舗の麺と同じように、全粒粉を練り込んでいるのもポイントで、それが全面的に主張してくるわけではないけれど、胚乳だけを挽いた小麦粉にはない芳ばしさが鼻に抜ける仕上がり。

やはり今回も1、2分ほど追加でケアしたほうが美味しいと感じたのですが、それも含めて2020年9月発売品から変わった様子はなく、鶏チャーシューの導入に伴うトレードオフを感じさせません。熱湯5分直後は解れにくかったので、そこは要改善ではあるものの、税込278円という販売価格にも素直に納得できる品質です。

スープ

ちょっと醤油のキレがUP

7.0

パッケージから “鴨” の文字が消えたと前述しましたが、2020年9月発売品の原材料名「しょうゆ、植物油脂、鶏脂、チキンエキス、食塩、糖類、香辛料、しいたけエキス」と比較して、構成は並びまで完全に一致。前回の液体スープよりも醤油感が強く、そこに若干の違いを感じたものの、引き続き豚や牛に由来する成分は不使用で、動物系は鶏だけの鶏清湯。

「液体スープ」単体の状態でも鶏の旨みは丁寧で、上品に椎茸の風味が泳ぎ、それをキュッと濃口しょうゆベースのタレが引き締めている、シンプルで繊細な、それでいて大胆さも兼ね備えた作り。

たっぷり鶏油の魅力も色褪せてない

そこに浮かべる「特製鶏油」の量は、大口径の容器にもかかわらず、今回も箸で表面を揺らさなければ湯気も立たないほど。植物油脂と鶏脂のミックスなので、100%鶏油ではないのですが、鶏皮を彷彿とさせる芳ばしい風味は明確で、圧巻の量がスープの臨場感を大幅にブースト。やや醤油のキレが増したことを除き、これといった変化を感じなかったので、スープにもトレードオフは生じていませんでした。

具材

具材の物足りなさも補完

4.5

メンマは小さな乾燥具材なので、レトルトのようなリアリティはないですし、ネギも熱風乾燥の低コストな青ネギを採用。つまり、ここだけ見ると税込278円のカップ麺とは思えない資材を使っているのですが、新たに導入された鶏チャーシューが今回のメイン具材。

ちょっとサラダチキンっぽいかも

明らかに豚肉のチャーシューとは違う鶏チャーシューは、ちょっとサラダチキンっぽい香りが漂う肉具材で、食感や風味もコンビニのサラダチキンにありそうなタイプ。しっとりというかパサついた感じの食感だったのと、個人的には豚肉を使った厚切焼豚のほうが美味しいと思ってしまったのですが、これまでにない具材の登場には新鮮味があったので、今後の活躍が楽しみです。

総評

6.5

2020年9月に発売された「はやし田 芳醇鶏醤油」と比較して、やや醤油のキレが強くなったのと、新たに鶏チャーシューを導入していたところに明確な違いを感じたのですが、全粒粉を配合したノンフライ麺と大量の鶏油は引き続き健在。もうすこし鶏チャーシューの加工感が抑えられていたら‥‥と、そこに伸び代を感じたのですが、前回発売品よりもパワーアップしていたのは間違いありません。

ファミリーマートでの販売価格は258円(税込278円)に固定されているため、カップラーメンとしては高めの部類に入りますが、なんのなんの。なかでもスープの出来栄えについては値段以上の逸品なので、鶏清湯系の硬派な「醤油らぁ麺」が好きな方には特にオススメしたい一杯です【author・taka :a(大石敬之)】

  1. 冒頭に2021年11月7日(火)とありますが12月7日(火)の間違いでは?

    • > 田中翔二郎さま

      ご指摘ありがとうございます。きわめて情けない凡ミスですね‥‥申し訳ありません。修正しました。

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