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「来来亭 旨辛麺 辛さMAX」対「蒙古タンメン中本 北極」どっちが辛い!? “徹底比較”

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他社商品比較・激辛対決等

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、ファミリーマート限定「来来亭 旨辛麺 辛さMAX」対セブン限定「蒙古タンメン中本 北極ラーメン」の比較・実食レビューです。

来来亭の死神「旨辛麺辛さMAX」vs.辛さの極地「北極ラーメン」激辛カップラーメン徹底比較!

どっちが辛いのか、なにが違うのか、実際に食べ比べてみた感想と経験に基づいて評価し、辛さレベルや特徴・違いを詳しく解説します。お時間よろしければ、最後までお付き合いください。

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旨辛麺辛さMAX vs. 北極ラーメン

セブン&アイグループ限定商品「セブンプレミアム 蒙古タンメン中本 北極ラーメン」が初めて発売されたのは、2019年現在から遡ること約5年前の2014年7月14日。実店舗でも提供されている激辛メニュー「北極ラーメン」を再現したもので、毎年このカップ麺が出るのを心待ちにしているファンは多く、2019年7月8日の再販で通算6回目の発売となりました。

そして、ファミリーマート限定商品「来来亭 旨辛麺 辛さMAX」も実店舗で提供されている辛い人気メニュー「旨辛麺MAX(うまからめんマックス)」を再現したもので、こちらも定評のある中本の北極カップに負けない突き抜けた辛さ。発売日は2019年7月23日と2週間出遅れましたが、その日を境にネット上では “どっちが辛いのか——” と、話題になっています。



「蒙古タンメン中本」の再現カップ麺が初めて発売されたのは2008年11月16日、当初より日清食品が製造を担当。「来来亭」の再現カップ麺が初めて発売されたのは2006年5月、こちらはエースコックが製造を担当しているのですが、ローソンにも同じ枠組みに入る「東京タンメン トナリ監修 辛激タンメン」というシリーズがあって、そちらは明星食品の管轄です。

それぞれ三者には定番の辛旨系カップ麺があり、セブンの「北極」に対抗すべくローソンが「辛激タンメン巨辛(しんげきタンメンきょしん)」という激辛カップ麺を開発。さらにファミマも今回からガチの激辛商品「旨辛麺辛さMAX」を市場に投入してきたので、いよいよ役者が揃い、三つ巴の戦いが幕を開けたと言っても過言ではありません。

で、コンビニ大手4社の中ではミニストップだけ控えめに “大辛” 止まりなんですけど、それはさておき来来亭の実店舗には「旨辛麺MAXEND(うまからめんマックスエンド)」という真の裏メニューがあり、それは調理する店員さんも味見できないほどの辛さ。しかも、実店舗の旨辛麺MAXENDは、蒙古タンメン中本の “北極ラーメンに対抗すべく開発された商品” と聞きます。

というわけで実は以前から関わりのあるの仲なんですけど、実店舗では「旨辛麺MAX」よりも「北極ラーメン」のほうが辛く、「旨辛麺MAXEND」は北極ラーメン(デフォ)より上。それぞれ体感的な辛さレベルのイメージは、蒙古タンメン=4〜5辛、旨辛麺MAX=7〜8辛、北極ラーメン=10辛、旨辛麺MAXEND=40辛くらいなので、だいたい北極ラーメン4倍と旨辛麺MAXENDが同等くらいでしょうか‥‥(※もちろん、それぞれの実店舗には辛さ0のメニューもあります)。



2019年7月、このブログでは蒙古タンメン中本の「北極ラーメン」と「北極ブラック」(2019年2月23日発売品)の辛さレベルを比較。また「北極ラーメン」と「辛激タンメン巨辛」(2019年3月26日発売品)の比較レビューも行なっているのですが、今回その流れでセブン×中本「北極」vs.ファミマ×来来亭「旨辛麺辛さMAX」(以下「旨辛麺MAX」と表記)の激辛バトルを企画しました。

ちなみに比較済み三者の辛さレベルは辛い順に “北極ブラック > 北極ラーメン >> 辛激タンメン巨辛” だと感じたんですけど、北極ブラックのみ花椒(ホワジャオ)の痺れがあったので、ひとつだけ辛さが複雑だった、というのも大きな理由の一つです。それでは、旨辛麺MAXと北極ラーメンの違いをチェックしていきましょう。

開封

まず小袋の別添方式からして大きく違うのですが、「旨辛麺MAX」(写真左)はエースコックが得意とする最初から容器の中に放り込んで封をしているパターンで、タテ型では珍しい “2袋” ダブル別添方式。対する「北極ラーメン」(写真右)は一般的なフタ上貼り付け式で、小袋の数も “1袋” と標準です。



旨辛麺MAXの小袋は「激辛注意スパイス」と「液体スープ」、対する北極ラーメンは「極辛オイル」。どちらの小袋も後入れですが、エースコックの粉末スープまみれな小袋に軽いストレスを感じている方も多いでしょう。ただし、小袋をフタの上で温めてくださいの時に “そもそも接着剤を使っていないから再粘着の不安がない” というメリットもあります。

そのメリットがデメリットを上回るかどうかはさておき‥‥具材は圧倒的に旨辛麺MAXが劣勢で、対する北極ラーメンはシンプルな内容ではあるものの、具材については来来亭が負けを認めざるを得ません。それに粉末スープの量と質感にも違いがあり、旨辛麺MAXは “粒子の細かいパウダー状” で、北極ラーメンは “しっとりしたフレーク状” となっているのですが、香りのコクは北極ラーメンが優勢ですね。

販売期間・取扱店情報とカロリー等の違い

というのもカロリーに大幅な違いがあって、どちらも油揚げ麺を使用しているのですが、「旨辛麺MAX」のカロリーは379kcalなのに対し、「北極ラーメン」のカロリーは517kcalということで、138kcalもの差が生じています。脂質も北極ラーメンのほうが倍近く多いですし、食塩相当量の数値も比較して2.4gも高くなっていました。

「北極ラーメン」の取扱店は全国のセブンイレブンとイトーヨーカドー、ヨークベニマル、ヨークマート、オムニ7(公式ネット通販サイト)で、すでに生産終了(店頭在庫限りの数量限定)。対する「旨辛麺MAX」の取扱店はコンビニのファミリーマート限定で、販売エリアは全国。値段はコンビニで北極ラーメン=税込213円、旨辛麺MAX=税込216円、わずか3円の差ですが実売価格は北極の勝ち。



2019年7月27日現在、すでに「北極ラーメン」の製造は終わっているのですが、もしかすると売れ行きの関係で9月以降「来来亭 旨辛麺 辛さMAX」を再び生産する可能性もゼロと言い切れないそうです。ただし、8月に追加出荷分を製造する予定はないらしく、例年のパターンから察するに、おそらく両方とも販売期間は約3ヶ月程度だと思うので、10月末〜11月には店頭から姿を消しているかもしれません。

実食開始

どちらも油揚げ麺を使用していると書きましたが、ともに待機時間は熱湯5分の太麺で、しかしながら「旨辛麺MAX」の麺量は70g、実売価格が3円安い「北極ラーメン」の麺量は80g。それに食感や風味のタイプも違ってくるのですが、どう違うのかは実食しながら要点を解説していきますね。

さて、どっちも調理後は辛そうな見た目に仕上がるのですが、まだ “旨辛麺MAXはスパイス投入前” の状態です。というのも両方すでに単体でレビューしているのですが、スパイス投入前は北極が上、スパイス投入後は旨辛麺MAXが上なんじゃないのかなと感じていました。実際いったいどっちが辛いのか、この記事でハッキリさせましょう。

というわけで両者の特徴的な部分をピックアップしながら違いを解説していきますが、あくまで今回の記事は “辛さを比較することが目的” なので、より詳しい製品情報や味の感想・評価などが気になる方は、お手すきの折にでも「セブンプレミアム 蒙古タンメン中本 北極ラーメン」と「来来亭 旨辛麺 辛さMAX」それぞれのレビュー記事をご覧いただけましたら幸いです。

めん

麺が美味しいのはファミマ×来来亭

「北極ラーメン」の麺はセブンプレミアムの定番「蒙古タンメン中本 辛旨味噌」と同じガーリックが練り込まれた平打ちの太麺で、日清食品らしい縮れのなさと食べ始めの強いコシ、それと同時に適度な歯切れの良さが魅力となっています。もちろんスープとの相性は問題ありませんし、基礎レベルの高い麺ではあるものの、そこまで食感の持久力は高くありません。

今回のような同時進行の食べ比べではなく単体での実食で、なおかつ北極の辛さが問題なければ麺が伸びる前に食べ終えることは可能ですが、同じ熱湯5分でも「旨辛麺MAX」の麺は伸びにくく、定期的に混ぜてやれば15分〜20分くらいヘッチャラ。形状は縮れのある太麺で、歯切れの良さよりも粘り気のある弾力を意識した、もちもち食感の多加水麺に仕上がっています。



じゃぁ両者の麺を入れ替えたら——みたいな話になってくると事情は変わってきますけど、旨辛麺MAXの麺に強い魅力を感じたのは、中毒性を加速させる甘みの存在。激辛スープの奥からジワジワと上がってくる麺の甘さが異様に美味しくて、しかも噛み応えのある麺ということもあり、実際のところ麺量10gのビハインドは気になりませんでした。

スープ

違いは歴然だった‥‥

写真の向かって左が「旨辛麺MAX」の液体スープ、右が「北極ラーメン」の極辛オイルを開封して直後の写真になるのですが、旨辛麺MAXのほうがドス黒い赤なのは液体スープの中にタレが混ざっているのが理由で、対する北極ラーメンは純粋なオイル成分で構築されています。で、どちらも小袋を入れる前は言うほど辛くありません。

けれども液体スープと極辛オイルを入れた後の辛さレベルは現時点で両方とも文句なしの「激辛」で、まだ “わずかに北極ラーメンのほうが辛い” です。どちらも瞬発力のある辛さですが、痛覚に到達するのは北極ラーメンのほうが微妙に早く、動物系の旨味と一緒に唐辛子の辛さをガツンと伝えてくれるのに対し、旨辛麺MAXは炒め野菜の風味が並行するのもあって——

などと交互に何口か食べ進めていたのですが、北極ラーメンを “100” とするなら現時点で旨辛麺MAXは “90” に近く、むしろ “旨辛麺MAXのほうが居座る辛さ” なので、もし持久戦に持ち込んだ場合、ほぼダメージに大幅な差はありません。ええ、まだ例のスパイスを投入する前の段階。

スパイスを入れた後の辛さレベルは北極を上回るのですが、実はスパイス自体の辛さは飛び上がるようなレベルではありません。しかし、青唐辛子の風味がプラスされるのと、大きな変化として表面の油膜が消えます。それはスパイスがオイルに吸着することで全体に溶かし込んでしまうのが理由なんですけど、おかげで最後まで安定して辛く、表面のオイルが薄れて後半はマイルドに‥‥などという効果は見込めません。

なので “激辛だけど辛旨のバランスが秀逸” なのは「北極ラーメンのほうが上」だと私は感じているのですが、単純に “どっちが辛いのか” でいえば確実に「旨辛麺MAXのほうが上」です。もし、これ以上の非常識な辛さレベルになると誤差の範囲内になってきますけど、攻撃力が高いのは確実にエースコック×来来亭ですね。

具材

ぶっちぎりでセブンの中本圧勝

「北極ラーメン」の具材で目立っているのは味付豚肉、もやし、フライドガーリックとシンプルな構成で、ねぎは飾り程度の存在なんですけど、けっこう乾燥もやしの量は多く、冷静に考えるとタテ型のカップ麺にしては珍しい多さですね。レトルトもやしには敵いませんが、乾燥もやしにしては太めですし、歯触りも最初から最後までシャッキシャキ。

味付豚肉もチップ状でありながら、ハムっぽいスカスカのチャーシューチップよりも比較的に豚肉らしく、原材料名上では「ごま」も具材扱いされているのですが、それも納得できるくらいスープの「すりごま」が濃厚なので、これも北極ラーメンを構成する上で大切な項目です。

そして対する「旨辛麺MAX」なんですけど、為す術もなく完敗ですね。ネギこそ多めではあるものの、特別なネギではなく汎用の青ネギですし、ニラの風味も目立っておらず、白い物体も本物の肉ではありません(大豆加工品)。実際の旨辛麺MAXにはメンマ、もやし、玉子なんかも入っていて、辛さMAX(2019)の前身に当たる昨年の「辛マシ」にはメンマやモヤシも入っていたのですが、麺のクオリティアップと辛さに振った分、どうしても具材に皺寄せがきましたね。

まとめ

まず本題の「どっちが辛いか」についてなんですけど、結論 “エースコック×ファミリーマート「来来亭 旨辛麺 辛さMAX」のほうが辛い” です。さらに2倍、3倍となってきたら話は別ですが、ほぼ同列ラインの激辛カップ麺としては「来来亭」の辛さレベルが上で、いよいよ本腰を入れてきたな‥‥と、今後の展開にワクワクするような刺激の強さでした。

でも単純に「どっちが美味しいか」と聞かれたら、総合力の高さで「北極ラーメン」が上と答えます。さて、次は北極や巨辛の激辛カップ焼そば的な変わり種が出るのか、追いつけ追い越せで来来亭から汁なしタイプの旨辛麺が出るのが先か、それとも思わぬ新作が発売されるのか——いずれにせよ、今後この市場が引き続き激化していくのは間違いないでしょう。

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