こだわり抜いた【麺とスープだけ】を贅沢に堪能できる一杯 “第2弾” は「漆黒マー油豚骨ラーメン」でイノベーション!!

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明星食品

どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。

本日の一杯は、2021年12月20日(月)新発売、明星食品のカップ麺「麺とスープだけ 漆黒マー油豚骨ラーメン」の実食レビューです。

こだわりの麺とスープだけを贅沢に堪能できる一杯「MYOJO SELECTION」第2弾は “バリカタ麺に芳ばしい漆黒マー油で仕上げる贅沢すぎるカップめん” を新開発!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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麺とスープだけ 漆黒マー油豚骨ラーメン

麺とスープだけとは、2020年3月28日に設立70周年を迎えた明星食品の新たなプロジェクト「明星セレクション(MYOJO SELECTION)」の一環で、2021年3月29日に発売されたシリーズ第1弾「明星 麺とスープだけ 黄金鶏油(おうごんチーユ)中華そば」を皮切りに発足。

「明星 麺とスープだけ 黄金鶏油中華そば」

70周年記念施策として、明星食品が全社員から広く商品アイデアを募集する企画を実施したところ、その社内公募で最も高い評価を得たのが「麺とスープだけ」で勝負する特別な一杯。既存の商品とは一線を画す “究極のかけラーメン” をテーマに、即席カップめん類のステータスといっても過言ではない具材を入れず、全体未聞の “だしパック” を搭載するなど、ネット上でも大きな話題になりました。

今回の新商品「明星 麺とスープだけ 漆黒マー油豚骨ラーメン」は、2021年3月発売の「黄金鶏油中華そば」に続く「麺とスープだけ」第2弾の新作で、ニュースリリースには “明星独自の製麺技術で作り出したバリカタ食感の極細ノンフライ麺と、黒豚エキスを配合したうまみが広がるまろやかな豚骨スープに、香り高い漆黒のマー油が表面に広がる、見た目と香りで食欲そそる一杯” と記載。

あえて具を入れずに-・という特徴は「黄金鶏油中華そば」と共通ですが、寒い季節に合わせ、深みのある濃厚な豚骨ラーメンを新規に開発。明星食品が誇るバリカタ食感の極細ノンフライ麺もさることながら、前回にはなかった “3つのスープ入り” というのもステータスになっているようで、それについての解説をパッケージに鏤(ちりば)めています。

パッケージのデザインは第1弾を踏襲

まず目を引いたのが「国産黒豚エキス(鶏・豚エキス中1.25%)のうまみをギュッと閉じ込めた液体スープ」のアピールで、さらに “ひと口目から口いっぱいに広がる旨みに溺れる” と魅力を強調。その下には「5種類のポークエキスを使用した粉末スープ」についてのアピールがあり、こちらは “豚骨のまろやかなコクを生み出す” とのこと。

さらに「香ばし仕上げの漆黒マー油が食欲そそる」ということで、明星食品が得意とする黒いマー油(焦がしニンニク油)を別添し、これらを合わせて “3つのスープ入り” としています。そして、明星独自の製麺技術を駆使した「バリカタ食感の極細ノンフライ麺」は、即席カップめん業界の豚骨ラーメンにおける “最強の低加水麺” といっても過言ではなく、その仕上がりについての不安は微塵もありません。

明星食品がノンフライ麺の製造・実験を開始したのは、現在を遡ること53年以上、1968年(昭和43年)4月の話。同社の創業メンバーで、当時の専務取締役だった故・奥井清澄(おくい きよずみ)氏が茹でた麺を電熱器で乾燥させたところ、わずか2〜3分で乾いたことを切っ掛けに、試行錯誤を繰り返した結果 “米菓用乾燥機の技術を応用” することで「ノンフライめん」の基礎を構築しました。

調理後のイメージ写真もシンプル

現在は明星食品の親会社となっている日清食品に、東洋水産やサンヨー食品、エースコックなど、他にもノンフライ麺を保有しているメーカーは存在しますが、その中でもノンフライ麺に関する技術は抜きん出て高い明星食品。ただ、日清食品の傘下に降って以来、とんこつ系のスープについては荒々しさを失ってしまったので、かつての本格的な豚骨感も楽しめるのかどうか、お手並み拝見です。

開封

別添の小袋は3種類

今回のカップ麺に別添されている小袋は、後入れの「粉末スープ」「液体スープ」「調味油」の合計3袋。いずれも特別なデザインではないのですが、それぞれ前述の “こだわり” があるので、各項目ごとに詳しく掘り下げなければいけません。

業界最強の低加水ノンフライ麺

麺は油で揚げずに乾燥させたノンフライ麺で、細めに切り出されているように、湯戻し時間も熱湯1分(60秒)と最短クラス。商品のパッケージやニュースリリースに記載されているわけではないのですが、おそらく今回も大判どんぶり型のノンフライ麺に採用されている独自技術「スーパーノンフライ製法」を駆使したバリカタ麺で、調理前から独特のオーラを放っています。

メーカー希望小売価格は230円(税別)なので、たとえばコンビニで購入した場合の税込価格は248円と若干ながら高めの値段になりますが、第1弾の「黄金鶏油中華そば」と同じ条件。ちなみにスーパーマーケットやドラッグストア、ディスカウントストアなども販売店の対象なので、コンビニ以外の店舗でも取り扱いさえあれば購入可。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:明星 麺とスープだけ 漆黒マー油豚骨ラーメン
販売者:明星食品株式会社
製造所:東日本明星株式会社 埼玉工場(埼玉県比企郡嵐山町川島2360)
内容量:112g(めん65g)
商品コード:4902881452861(JAN)
発売日:2021年12月20日(月)
実食日:2021年12月22日(水)
発売地域:全国
取得店舗:コンビニ(ローソン)
商品購入価格:248円(税込)
希望小売価格:230円(税別)
麺の種類:ノンフライ麺
スタイル:大判どんぶり型
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:410ml
調理時間:熱湯1分
小袋構成:3袋(粉末スープ、液体スープ、調味油)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】めん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、でん粉、乳たん白、食塩)、スープ(豚・鶏エキス、香味調味料、香味油、豚脂、糖類、しょうゆ、食塩、植物油脂、クリーミングパウダー、香辛料、ごま、たん白加水分解物、酵母エキス、粉末油脂、とろみ粉末(でん粉、デキストリン、植物油脂))/ 調味料(アミノ酸等)、香料、加工デンプン、カラメル色素、かんすい、酒精、炭酸カルシウム、増粘剤(キサンタンガム)、卵殻カルシウム、乳化剤、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に卵・乳成分・小麦・えび・いか・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)

実食開始

熱湯を注ぐときは上線を目安に

ちょっと写真では分かりにくいかもしれませんが、内側に線が2本引いてある「しおケアカップ」を採用しているのも特徴で、上にある線は熱湯を注ぐ際の目安になるライン。その下にあるのは “スープを残した際の摂取する食塩相当量の目安” になる線で、今回の場合、カップ内側下線までスープを残した際の食塩相当量は4.0gとのこと。

見た目はシンプルだけどインパクト大

別添の小袋は “すべて後入れ” なので、お湯を内側の上線まで注いだら、液体スープと調味油の小袋をフタの上で温めながら待つこと1分。時間になったら「粉末スープ」を完全に溶かし、それから「液体スープ」の順に馴染ませて、最後に「調味油」をトッピングしてからは “あまり全体を大きく混ぜないようにする” というのもポイント。そのほうがマー油の存在感が際立つので、調理の際は参考にしてください。

先にコンビニ限定のカップラーメンではないと前述しましたが、実際に立ち寄ったコンビニの中では「ローソン」と「ミニストップ」での取り扱いを確認しているため、販売店の参考にしてください。それでは、引き続き「めん」「スープ」「漆黒マー油」の項目に分けて特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(112g)あたり
カロリー:462kcal
たん白質:12.7g
脂  質:20.6g
炭水化物:56.4g
食塩相当量:5.9g
(めん・かやく:1.2g)
   (スープ:4.7g)
ビタミンB1:0.15mg
ビタミンB2:0.21mg
カルシウム:227mg
参考値(調理直後に分別した値)
熱量:462kcal(めん・かやく:291kcal)(スープ:171kcal)
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

あいかわらず最強の座は揺るがない

7.0

たとえば大衆的な印象の強い「チャルメラ」の中でも異彩を放つ「博多バリカタ豚骨」に、最近だと「極(きわみ)のチャルメラ」から独立した「博多バリカタ」シリーズなど、すでに絶対的な完成度を誇る明星食品のバリカタ麺。その例に漏れず、今回も素晴らしい仕上がりなのですが、従来のバリカタ麺と比較して “粉っぽさ” に磨きをかけてきたようなイメージ。

近年は「汁なし」にも難なく対応

明星食品のバリカタ麺は基本的に熱湯1分で戻るように設計されているので、伸びにくいようにコシと耐久性を強化していた時期があり、それと引き換えに表面が滑らかになっていたのですが、ザラつきのある舌触りを取り戻している現在。加水率は低く、小麦の風味も低加水麺らしいベクトルで、正直これといって文句の付け所が見当たりません。

お湯を注いでから1分ぴったりでフタを開けても難なく解れ、その時点で食感を確認すると乾いた感じが残っているのですが、粉末スープと液体スープを溶かし、調味油を浮かべて‥‥などとしている間に1分弱ほど経過。その頃になると食べごろで、すこしカタめのコシとパッツン系の歯切れが楽しめる、本物志向の素晴らしいノンフライ麺でした。

スープ

漆黒マー油の下は優等生

4.5

5種類のポークエキスを使用した粉末スープは、骨っぽさよりもクリーミングパウダーによる演出をフロントに感じるテイストで、とろみ粉末(でん粉、デキストリン、植物油脂)を含むフレームワークから、あくまで粉末スープは土台を支えることに徹した作り。ポークエキスも一般的にネガティブとされるクセを抑えた旨味が中心で、あまり骨っぽさも強くありません。

液体スープに国産黒豚エキスを配合

続けて別添の液体スープを加えると、乳化感の強い豚骨感がプラスされ、表面に浮かぶ豚脂の芳ばしい香りも印象的。ただ、残念ながら牙のある豚骨スープではなく、クセを抑えながらもミルキーで、それが悪いとはいいませんが、若い方や女性に支持されそうなタイプ。

国産の黒豚エキスを彷彿とさせる個性が目立って主張してくることはなかったのと、鶏エキスを併用しているため、思っていたよりも大人しい味だと感じました。かなり麺が本格的なので、もうすこしスープの骨っぽさを強調してほしかった‥‥などと感じたのですが、その物足りなさを埋めてくれるのが漆黒マー油の存在です。

漆黒マー油

ときにマー油って卑怯ですよねw

7.0

おそらく従来品にも使ってきたオイルなので、新開発ではないと思うのですが、たっぷりの黒マー油が放つインパクトは凄まじく、前述のスープで感じた大人しいイメージから一変。そこまで苦味は強くないけれど、焦がしニンニク油ならではの芳ばしさは明確で、豚脂の風味も大幅にアップ。黒マー油を別添したカップラーメンは珍しくないけれど、その中でもトップクラスの存在感を放っていました。

総評

6.0

想像していたよりもベースの豚骨感が優等生だったので、もっとゴリゴリに尖らせてほしかった思いもありますが、博多とんこつライクなバリカタ食感の極細ノンライ麺に、熊本とんこつライクなスープの組み合わせは面白く、結果的な印象としては悪くありません。

たとえば久留米とんこつ系の太い味に期待していた場合、豚骨感の弱さに物足りなさを感じることは明白ですが、業界屈指のバリカタ麺と漆黒マー油のインパクトは一見の価値あり。コンビニで購入した場合の税込価格は248円と若干ながら高めですけど、その価値は充分にあると思います【author・taka :a(大石敬之)】

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