どうも、taka :aです。
本日の一杯は、2018年10月1日(月)新発売のカップ麺、エースコック「タテ型 飲み干す一杯 京都 背脂醤油ラーメン」の実食レビューです。
飲み干す一杯 ご当地編 京都
“特製液体スープ” で仕上げる、飲み干したくなるほど濃コクでウマい本格的なスープがコンセプトの「飲み干す一杯」シリーズですが、その中でも各ご当地ラーメンにスポットを当てた特化型の「ご当地編」が存在します。
2018年10月1日(月)に「京都 背脂醤油ラーメン」「名古屋 味噌煮込みうどん」の2品が飲み干す一杯ご当地シリーズの新たなラインナップに加わり、既存の5品「尾道 背脂醤油ラーメン」「札幌 海老味噌ラーメン」「横浜 豚骨醤油ラーメン」「仙台 辛味噌ラーメン」「熊本 黒マー油豚骨ラーメン」のパッケージが刷新され、現行のラインナップが全7品に増えました。
それぞれテーマとなっている地域の代表的なイメージがスタンプされており、今回の「京都」では “舞妓はん” と “五重の塔” がモチーフとなっていて、その隣に見える鳥居は “伏見稲荷大社” をイメージしているのでしょうか。
京都の背脂醤油(背脂ちゃっちゃ系)といえば、「ますたに」「魁力屋」「来来亭」あたりが全国的にも有名ですよね。明日、火曜日にリニューアルされますが、エースコックはファミリーマート・サークルK・サンクス限定として販売中のカップ麺、「来来亭 しょうゆラーメン」を製造しているメーカーなので、早くも安心感があります。
開封
別添の小袋は後入れの「液体スープ」1袋で、さりげなく “深うまいの素” と書いてありますね。毎度お馴染み容赦なく容器の中に小袋が最初から放り込まれているのですが、とんこつ系と違って纏わり付いている粉末スープの量は気持ち少なめです。触ってみたら硬かったので、中は動物油脂(背脂)が主体なのかもしれません。
液体スープを取り出すと多めのネギとメンマが見えますが、チャーシューや肉そぼろは入っていないようですね。エースコックは背脂に強いメーカーですし、タイトルには堂々と「背脂」の名が掲げられているので、京都の背脂ちゃっちゃ系ラーメンをイメージしながらレビューします。
製品情報
製品名:タテ型 飲み干す一杯 京都 背脂醤油ラーメン 製造者:エースコック 内容量:68g(めん55g) 発売日:2018年10月1日(月) JANコード:4901071239930 希望小売価格:180円(税抜) 発売地域:全国(スーパー / コンビニ等) |
麺の種類:油揚げ麺 容器材質:紙 必要湯量:280ml 調理時間:熱湯3分 小袋構成:1袋(液体スープ) |
原材料名とアレルギー表示
【原材料名】 油揚げめん(小麦粉、植物油脂、食塩、しょうゆ、砂糖、卵白粉)、スープ(動物油脂、食塩、ポークエキス、砂糖、香辛料、デキストリン、たん白加水分解物、でん粉、香味調味料、粉末しょうゆ、しょうゆ、魚醤、酵母エキス、植物油脂、全卵粉)、かやく(ねぎ、メンマ)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、炭酸カルシウム、カラメル色素、かんすい、増粘剤(加工でん粉、増粘多糖類)、香料、酸化防止剤(ビタミンE)、カロチノイド色素、微粒二酸化ケイ素、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチン・ごまを含む) |
【アレルギー表示】 小麦・卵・乳成分・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチン・ごま |
実食開始
1食(68g)当たり
カロリー:301kcal |
※参考値(調理直後に分別した値) エネルギー:301kcal(めん・かやく:236kcal)(スープ:65kcal) |
「特製液体ス―プ」で仕上げる、濃コクでウマいスープが自慢の人気ブランド!
(エースコック「商品情報」より引用)
めん
滑らかさとしなやかさを併せ持っためんです。
(エースコック「商品情報」より引用)
丸刃でカットされた平打ちの中細麺で、しっとりとした口当たりが心地よく、粘り気のある弾力よりもプリッ、とした歯切れを意識しています。でもって油揚げ麺なんですけど、油揚げ麺特有の風味は穏やかで気になりません。後述するスープの背脂が芳ばしかったので、それも手伝っていたのでしょう。
しなやかで適度なコシもあり、ほぼストレートに近い形状だったので、ちょっとエースコックらしからぬ上品さを感じます。麺の重量は55gと気持ち少なめだったんですけど、スープが主役であることと麺のクオリティが高かったことから量に関しても気になりませんでした。
スープ
ポークをベースに醤油、香辛料をバランスよく配合した旨みのある醤油スープに別添の旨炊き背脂を入れることで深いコクの味わいに仕上げました。
(エースコック「商品情報」より引用)
液体スープの中身は予想通り、ほぼ動物油脂(背脂)です。投入した瞬間から植物油脂では出せない背脂由来の芳ばしい香りが鼻腔に届き、さすがエースコックだと思わず唸りました。つまり、どちらかというと “調味油” なので、醤油などタレ系の成分は含まれていません。
そのため醤油は粉末的ですし、むしろ食塩 が優っているため、背脂 “醤油” の部分は人工的です。香辛料とは違う添加物特有のピリピリとした刺激も目立っていて、背脂は本格的でもベースは安っぽいスープでした。しかし、スーパーやドラッグストアでは100円前後で購入できるシリーズなので、そう考えると背脂の量と質の高さは破格です。
かやく
色調の良いねぎ、メンマを加えて仕上げました。
(エースコック「商品情報」より引用)
やはり具材はネギとメンマのみだったので、いつものタテ型に入っている丸いチャーシューが無いと寂しいもんだなぁ‥などと思いつつ、例の粗悪なスポンジ肉そぼろが入っていないのは手放しに好印象です。もし入っていたとしたら、スカスカとした食感が邪魔でしかなかったでしょう。
メンマはサイズのわりに食感も風味も強めで箸休めに嬉しく、ネギは京都のラーメンで欠かせないポイントですから(これは同社のカップ麺で使い回されている汎用の乾燥ネギですけど)、たっぷり入っているのは好印象ですね。歯触りと風味が強く、さすがエースコックのネギでした。
総評
★★★★☆☆☆☆☆☆(4)
(標準は★3です)
食品添加物特有のピリピリとした刺激や醤油のコクが得られなかったことに不満を覚えた反面、平均的な実売価格を思うと背脂には値段以上のインパクトが感じられる、きちんと焦点を絞った特化型の仕上がりが好印象でした。それに、さりげなく先進的な麺も★ひとつプラスするに至ったポイントです。
あいかわらず飲み干すにしては塩分が強過ぎると感じたんですけど、しなやかで縮れのない中細麺と惜しげも無く使用されていた別添の背脂はコストパフォーマンスが高く、京都の名店が監修した再現カップ麺には及びませんが、手軽に背脂ちゃっちゃ系の雰囲気が感じられる、特に豚脂の芳ばしさが記憶に残る一杯でした。
京都ラーメンって昔はさっぱり味が主流だったのに、天下一品が出てきた頃からこってり味にシフトした気がする(^▽^;) 背脂は苦手だからいつも背脂なしでという言っちゃう私は邪道なんやろうな(;´д`)トホホ…
Re:ビー玉
しかも近年では鶏白湯の進出によって、より一層こってりにシフトしたよね^^;
個人的には好きだけど! あと老舗の新福菜館は背脂ちゃっちゃ系じゃないし、背脂苦手=邪道じゃないよ。