最新カップ麺【今週の新商品】日清、きつねうどんを魔改造!? ごつ盛りの「わかめラーメン」も注目度大!!

どうも、taka :a（@honjitsunoippai）です。

このページでは、2023年10月16日（月）に新発売とリニューアルを予定している「カップ麺の新商品一覧」をまとめ、これまでの経験に基づいた所感を交えながら各製品の特徴と見所を画像付きで解説、今週の注目カップ麺を選定します。

コンビニの新商品や新作カップ麺（カップラーメン、カップ焼そば等）の最新情報、話題のニュースが気になる方は（こっそりメーカー未公開の新発売予定リストも公開しているので）、よろしければ最後までご覧ください。

今週の新商品 新作カップ麺リスト

▼日清食品
日清のどん兵衛 特盛ラー油肉汁きつねうどん / 285円（全国）N

▼東洋水産（マルちゃん）
ごつ盛り わかめ醤油ラーメン / オープン価格（全国）N
ホットワンタン 赤いきつね味 / 215円（全国）N

▼エースコック
もったいないをおいしいに 陸奥の鯖だし魚介醤油ラーメン / 236円（全国）N
もったいないをおいしいに 陸奥の鯖だし濃コク味噌ラーメン / 236円（全国）N

▼寿がきや食品
麺や大山監修 佐野らーめん / 274円（沖縄除く）N

▼まるか食品
ペヤング キクラゲとたまごのやきそば / 214円（全国）N
ペヤング かつ重風やきそば / オープン価格（ベルク限定）N

▼.me（ドットミー）
Cycle.me（サイクルミー）スープ春雨 柚子香る鯛だし / 213円（全国）N
Cycle.me（サイクルミー）フォー スパイス香る牛肉風味 / 213円（全国）N

▼セイコーマート
ねぎごま豚骨ラーメン / 128円（Secoma取扱店）N

▼ローソン
彩華ラーメン監修 旨辛醤油ラーメン / 202円（全国）N

▼ファミリーマート
寿々㐂家 横浜家系 豚骨醤油ラーメン / 297円（全国）N

▼セブンイレブン
ファイアマリオのピリ辛トマトヌードル / 228円（全国）N
ヨッシーのみどりのベジポタヌードル / 188円（全国）N
マルちゃん×タヌキとキツネ 縦型ビッグ 赤いたぬき天うどん / 238円（全国）N
マルちゃん×タヌキとキツネ 縦型ビッグ 緑のきつねそば / 238円（全国）N

▼セブンプレミアム
ミルクシーフードヌードル / 108円（全国）R

N=New（新商品）
R＝Renewal（リニューアル）
※上記の参考価格は税別表示です。

日清食品「日清のどん兵衛 特盛ラー油肉汁きつねうどん」新発売

ありそうでなかった組み合わせ!? どん兵衛が新たな「きつねうどん」のスタイルを開拓!! 日清のどん兵衛（にっしんのどんべえ）とは、1976年（昭和51年）8月9日の発売以来、即席カップめん市場における和風どんぶり型うどん・そばカテゴリーで圧倒的な占有率を誇るブランドで、同カテゴリーの売上No.1に君臨する絶対王者。

出典：「日清のどん兵衛 特盛ラー油肉汁きつねうどん」（10月16日発売）｜日清食品

今回の新商品「日清のどん兵衛 特盛ラー油肉汁きつねうどん」は、かつお出汁（だし）と醤油がベースの甘辛い関東風つゆに、ラー油の組み合わせで一世を風靡した蕎麦（そば）‥‥ではなく、まさかの「きつねうどん」にラー油の辛味を効かせた新作で、つゆに豚の旨みと甘みが詰まった肉汁を加えているようですが、問題は “お揚げさん” とのマリアージュ。

「日清のどん兵衛 きつねうどん」に「ラー油」のトッピングといえば、15年以上前に一部の界隈で話題になっていたアレンジで、わりと最近、他のサイトでも “オススメ” の組み合わせとして紹介されていたのですが、おそらく日清食品が正式に商品化するのは初の試み。一見するとミスマッチに思えなくもないけれど、その先入観さえ邪魔をしなければ、想像以上に中毒性が高い一杯になるかもしれません。

東洋水産「ごつ盛り わかめ醤油ラーメン」新発売

エースコックとバッチバチ!? マルちゃんの高コスパ商品群「ごつ盛り」に “わかめラーメン” 爆誕!! ごつ盛り（ごつもり）とは、食べ応えのある “ごっつい大盛り” をコンセプトに、お求めやすい価格とボリューム・おいしさを両立した、マルちゃんこと東洋水産の大盛りブランドで、稀に同社の「でかまる」と混同されることもありますが、オープン価格だからこその安さが「ごつ盛り」の強み。

出典：「ごつ盛り わかめ醤油ラーメン」新発売のお知らせ｜東洋水産

今回の新商品「ごつ盛り わかめ醤油ラーメン」は、カップラーメンでの大盛り基準を満たした90gの油揚げ麺に、チキン＆魚介の旨みと香辛料を効かせた醤油味のスープ、そして具材には “わかめ、ごま、コーン” をトッピングした‥‥ええ、この分かりやすい構成から察するに、狙いはエースコックの「わかめラーメン」とみて間違いありません。

2023年10月現在、エースコックが誇る「わかめラーメン」の内容量は93g（めん64g）で、メーカー希望小売価格は236円＋税。片や「ごつ盛り わかめ醤油ラーメン」の内容量は103g（めん90g）と比較的に多く、しかもオープン価格ときたもんだ。もちろん麺の弾力だったり、わかめの質だったり、スープの深みだったり、それなりの差はあるでしょうけれど、コスパ重視の方は要チェックです。

東洋水産「ホットワンタン 赤いきつね味」新発売

発売50周年×発売45周年が禁断のコラボ!? ホットワンタンに “あの味” 出た!! ホットワンタンとは、1973年（昭和48年）6月に “サイドメニューや軽めの食事に合う、ボリュームのある「食べるスープ型」のワンタン” として登場した東洋水産のブランドで、今年6月に発売50周年を迎えたロングセラー。お弁当やサンドイッチにもピッタリなので、お世話になった方も多いでしょう。

出典：「ホットワンタン 赤いきつね味」新発売のお知らせ｜東洋水産

今回の新商品「ホットワンタン 赤いきつね味」は、発売50周年を迎えた「ホットワンタン」と、1978年（昭和53年）8月10日の発売以来、今年で発売45周年を迎えた「赤いきつねうどん」の社内コラボ商品で、かつおや昆布の旨みを効かせたスープ（七味唐辛子入り）に、刻み揚げで「赤いきつね」のアイデンティティを表現するなど、なかなか面白い試み。

今年で発売45周年を迎えるブランドといえば、1978年（昭和53年）11月発売の「激めん ワンタンメン」も該当するため、そのうち「ホットワンタン 激めん味」とかリリースされるかも‥‥などと思いつつ、それはさておき「ホットワンタン」「赤いきつね」どちらも安心と信頼のロングセラー。ちょっとイロモノに見えなくもないけれど、比較的に安心して楽しめそうです。

エースコック「もったいないをおいしいに 陸奥の鯖だし 魚介醤油ラーメン」「同 濃コク味噌ラーメン」新発売

エースコックの食品ロス削減シリーズ「もったいないを、おいしいに」第3弾は青森編!! もったいないをおいしいにとは、日本が誇る世界共通語「もったいない（Mottainai）」を、SDGsの発信地である大阪から全国、そして世界に広げることを目的とした “NO-FOODLOSS PROJECT” で、ほんとうは美味しいのに、規格外などを理由に活用しきれていなかった日本全国の食材が主役。

出典：食品ロス削減！もったいないをおいしいに変えてしまおう！青森編｜エースコック

今回の新商品「もったいないをおいしいに 陸奥（むつ）の鯖だし 魚介醤油ラーメン」及び「同 濃コク味噌ラーメン」は、サイズの不揃いや骨の多さなど、人間の都合や規格の問題で市場に流通しにくい “未利用魚” に着目した一杯で、シリーズ第1弾「なにわの潮（うしお）ラーメン 醤油」及び「同 塩」並びに第2弾「火の国の醤油ラーメン」及び「同 野菜タンメン」に続く第3弾。

陸奥国（むつのくに）青森県の港町・八戸（はちのへ）で水揚げされ、しかしながら魚体が小さくて市場に出回らない「さば」から出汁（だし）を取り、それも “酵素の力で骨の髄まで丸ごと旨みに変える” ことで食材の旨みを余すことなく最大限に活用。そもそも企画からして高く評価したいシリーズなんですけど、さばの存在感にも期待できそうです。

寿がきや食品「麺や大山監修 佐野らーめん」新発売

栃木県佐野市の “ご当地ラーメン” を「青竹手打ちラーメン 麺や 大山」監修のもと再現!! 麺や大山（おおやま）とは、栃木県佐野市で人気を博す “青竹手打ちラーメン” 専門店で、2019年（令和元年）7月14日にオープンしたばかり。けれども店主の大山裕輝（おおやま ゆうき）氏は、田村屋系の総本山「田村屋」の5番弟子に当たる人物で、たしかな技術と緻密な味の計算に定評があります。

出典：TOP > 商品情報 > 麺や大山監修 佐野らーめん｜寿がきや食品

今回の新商品「全国麺めぐり 麺や大山監修 佐野らーめん」は、青竹に体重を乗せて麺を打つ “青竹手打ちラーメン” の人気店「麺や 大山」監修のもと、佐野ラーメンの特徴である “もっちり” とした食感を再現した平打ちノンフライ多加水麺に、丸鶏・豚ガラ・昆布から取った出汁と甘口の醤油を合わせたカップラーメンで、なんというかもう確実に美味しそうな雰囲気ダダ漏れの一杯。

ただ、思い返してみると寿がきや食品が「佐野らーめん」を商品化してきたのは今回が初めて？ 即席カップめん業界における「佐野らーめん」といえば、やはりヤマダイ（ニュータッチ）の「凄麺（すごめん）佐野らーめん」が代表的なので、それが一つの壁になるかもしれません。あと、麺が新開発なのかどうかにも注目ですね。

まるか食品「ペヤング キクラゲとたまごのやきそば」新発売

キクラゲとタマゴの中華炒めをカップ焼きそばにアレンジ!? ペヤングの新作ラッシュが止まらない!! ペヤング（peyoung）とは、まるか食品の代名詞となっているブランドで、1973年（昭和48年）7月16日発売の「ペヤングヌードル」が最初の商品。その約2年後、1975年（昭和50年）3月13日に「ソースやきそば」が現れ、近年は奇抜な路線を直走っているようなイメージですが‥‥

出典：トップ > 商品一覧 > ペヤング キクラゲとたまごのやきそば｜まるか食品

今回の新商品「ペヤング キクラゲとたまごのやきそば」は、大衆的な中華料理店で食べる、ふわふわタマゴとコリコリ食感のキクラゲが特徴的な「キクラゲとタマゴの中華炒め」をイメージしたペヤングやきそばシリーズの新作で、なになに普通に問題なく美味しそうじゃん。あれですかね、木須肉（ムーシーロ）の肉なし焼きそば版みたいな。

ここ最近のペヤングといえば、特定のスーパー限定だったり、特定のドラッグストア限定だったり、いわゆる留型（とめがた）にも力を入れているのですが、こちらの販売エリアは全国区。私が住んでいる地域では、依然としてペヤングの新作が入手しづらい状況が続いているため、例の売ってない問題に直面しそうなんですけど、これは手に入れたいなぁ‥‥。

まるか食品「ペヤング かつ重風やきそば」新発売

ペヤング、さらにベルク限定の味も展開!? というわけで、まさかの留型も同時にリリース。こちら「ペヤング かつ重風やきそば」は、ベルクの人気弁当「柔らかロースかつ重」をペヤングやきそばにアレンジした “ベルク限定” の新商品で、2022年12月発売の「ペヤング わらじかつ風やきそば」に続くコラボ第2弾。

出典：トップ > 商品一覧 > ペヤング かつ重風やきそば｜まるか食品

まるか食品の公式ウェブサイトに記載されている発売日は “2023年10月9日” となっていますが、NB（ナショナルブランド）の「ペヤング キクラゲとたまごのやきそば」と同時にアップされたので、しばらく存在に気が付きませんでした。——で、ペヤング×柔らかロースかつ重‥‥ほんと、なぜに再現できると思ったのか。

などと最初は眉唾物に思えたのですが、優しい甘さを特徴とする醤油ベースのソースに “サクサクとした食感のカツ・ふんわりとした卵が相性抜群の仕上がりです。” ということで、先入れの「かやく」とは別に後入れの「カツかやく」を別添している様子。とても興味深い商品ですが、埼玉・群馬を中心に、関東で店舗を展開しているベルク専用品なので、それ以外の地域では入手困難なレア物です。

ローソン「彩華ラーメン監修 旨辛醤油ラーメン」新発売

天スタと双璧を成す奈良県天理市の重鎮「彩華」監修のカップラーメンがローソンに!! 彩華ラーメン（さいからーめん）とは、1968年（昭和43年）3月、奈良県天理市内で創業した1軒の屋台を皮切りに、ラーメンのトッピングに白菜を使う様式を確立したレジェンドで、四川省の辣醤（ラージャン）やニンニクを使用したスタミナ感あふれる味わいで人気を博し、現在も多くのファンを抱えてます。

出典：Home > 商品・おトク情報 > オリジナル商品 > サンヨー食品 彩華ラーメン監修 旨辛醤油ラーメン｜ローソン

今回の新商品「彩華ラーメン監修 旨辛醤油ラーメン」は、コンビニの中でもローソンにしか売ってない、販路限定のカップラーメンで、メーカーはサッポロ一番で知られるサンヨー食品。奈良の老舗「彩華ラーメン」監修のもと、同店の代名詞となっている「サイカラーメン」の味わいを再現ということで、期待半分・不安半分なところがあるんですけど、びっくりしたのがローソンでの販売価格。

有名店が監修したコンビニ用のカップラーメンといえば、基本的に縦型ビッグの容器を採用してくるのに対し、218円（税込）というローソン標準価格の安さとカロリーが300kcalしかないことから、ご当店系では珍しいレギュラーサイズの商品とみて間違いなさそうな雰囲気。だとすれば、なかなか面白いところを突いてきましたね。

ファミリーマート「寿々㐂家 横浜家系 豚骨醤油ラーメン」新発売

家系最高峰「寿々㐂家」監修のカップラーメンが今年も登場!! 寿々㐂家（すずきや）とは、1990年（平成2年）2月2日の創業以来、家系ファンの間で “最強” との呼び声が高い名店で、創業者の故・鈴木誠二郎（すずき せいじろう）氏は家系総本山「吉村家（よしむらや）」の2号店「本牧家（ほんもくや）」出身。その味は現在のスタッフに受け継がれ、不動の地位を守り続けています。

出典：HOME > 商品情報 > 加工食品 > 寿々㐂家 横浜家系 豚骨醤油ラーメン｜ファミリーマート

今回の新商品「寿々㐂家 横浜家系 豚骨醤油ラーメン」は、数ある家系ラーメン店の中でも屈指の人気を誇る「寿々㐂家」監修のもと、こだわりの「らーめん」を再現したファミリーマート限定のカップラーメンで、製造は日清食品。このコラボは2021年10月、2022年10月と続いているため、毎年10月の恒例になりつつあるのですが、私のブログでは過去に★4以上を叩き出したことがありません。

前回・前々回の「寿々㐂家 横浜家系 豚骨醤油ラーメン」は、白ご飯が欲しくなる濃厚なスープに、大きな海苔が3枚トッピングされているところも雰囲気のあるポイントだったのですが、総評の足を引っ張ったのは “ほぐれにくい” ノンフライ麺の仕様。ところどころ1本持ち上げたら3本以上釣れるような状態だったので、★5に満たなかったのですが、今年の日清食品は一味違うかも？

今週注目のカップ麺と展望

というわけで、今週の注目すべきカップ麺の新作は、きつねうどんの新たな境地に到達するかもしれない「日清のどん兵衛 特盛ラー油肉汁きつねうどん」に、打倒・わかめラーメンの気概を感じる「ごつ盛り わかめ醤油ラーメン」ほか、正統派の美味しさに期待できそうな「麺や大山監修 佐野らーめん」と「ペヤング キクラゲとたまごのやきそば」も注目株。

またブログの更新が滞っていた間（すみません‥‥。週の中頃から体調を崩しちゃって、久々の高熱で動けなかったり、味覚が正常でなかったり、そんなこんなで新商品をレビューするのが難しい状況でした）の取り零し分もあるので、そちらも組み込みながらブログを更新できたらなと考えています。

メーカー未公開情報あり！ カップ麺マル秘リスト

それでは、最後に私の把握している新作カップ麺の発売予定リストを公開します。なかにはネットで商品名を検索しても出てこないメーカー未公開のタイトルも混ざっているため、発売日が変動する、あるいはリリースされない場合もあるかもしれませんが、こんなカップ麺が出るかもしれないよー、くらいのスタンスで話のネタにご活用ください【author・taka :a（大石敬之）】