最新カップ麺【今週の新商品】本場九州を感じろ!? 超濃厚な「鬼豚骨」に “大和イチロウおすすめ” も見逃せない!!

どうも、taka :a（@honjitsunoippai）です。

このページでは、2022年3月28日（月）に新発売とリニューアルを予定している「カップ麺の新商品一覧」をまとめ、これまでの経験に基づいた所感を交えながら各製品の特徴と見所を画像付きで解説、今週の注目カップ麺を選定します。

コンビニの新商品や新作カップ麺（カップラーメン、カップ焼そば等）の最新情報、話題のニュースが気になる方は（こっそりメーカー未公開の新発売予定リストも公開しているので）、よろしければ最後までご覧ください。

今週の新商品 新作カップ麺リスト

▼日清食品
日清の最強どん兵衛 きつねうどん / 248円（全国）N
日清の最強どん兵衛 かき揚げそば / 248円（全国）N
オーベルジーヌ監修 欧風カレー / 263円（全国）N

▼東洋水産（マルちゃん）
鴨だし天ぷらそば でか盛 / 220円（全国）N

▼サンヨー食品（サッポロ一番）
大和イチロウおすすめ！ 山形 鳥中華どんぶり 和風そばつゆ味 / 193円（全国）N
大和イチロウおすすめ！ 熊本 赤龍どんぶり 辛子みそ味 / 193円（全国）N

▼エースコック
濃い味好きのための 濃厚チーズカレー味ラーメン / 230円（全国）N
焼そばモッチッチ / 193円（全国）R
塩焼そばモッチッチ ふわり鰹だし / 193円（全国）R
ハノイのおもてなし ホットチリ味フォー / 156円（全国）N

▼ヤマダイ（ニュータッチ）
凄麺 名古屋 THE・台湾まぜそば / 220円（全国）R
凄麺 広島 THE・汁なし担担麺 / 220円（全国）R

▼徳島製粉
金ちゃんラーメン カップ 担々麺 / 145円（全国）N

▼サンポー食品
超濃厚な豚骨ラーメン 鬼豚骨 / 193円（ヤオコー限定）N

▼ローソン
中華そば勝本 神田芳醇煮干ししょうゆ / 276円（全国）N

▼ファミリーマート
喜多方ラーメン坂内 コク醤油 / 212円（全国）N
中華そば しながわ ABURASSO 味濃いめ / 223円（全国）N
千里眼監修 マシマシにんにくまぜそばマヨネーズ付 / 554円（一部地域 *1）N
ラーメン荘 歴史を刻め監修 汁なし（まぜそば）/ 554円（一部地域 *2）N

*1 北海道・東北・関東・北陸・九州・沖縄（静岡の一部を除く）
*2 東海・関西・中国・四国（静岡の一部を除く）

N=New（新商品）
R＝Renewal（リニューアル）
※上記の参考価格は税別表示です。

日清食品「日清の最強どん兵衛 きつねうどん」「同 かき揚げそば」新発売

これまでの「どん兵衛」を超えた衝撃の一杯ついに販売解禁!! 日清のどん兵衛とは、1976年（昭和51年）8月9日の発売以来、即席カップめん市場における和風どんぶり型うどん・そばカテゴリーの売上No.1に君臨する絶対王者で、定番の「きつねうどん」と「天ぷらそば」は完成形にあるといっても過言ではありません。しかし‥‥

出典：「日清の最強どん兵衛 きつねうどん」「日清の最強どん兵衛 かき揚げそば」（3月21日発売）（日清食品）

今回の新商品「日清の最強どん兵衛 きつねうどん」は、通常の「きつねうどん」よりも太く、もちもち食感を強化した “熱湯8分の極太うどん” と “6種の合わせ出汁” を特徴とする新作で、いつもより分厚い “ふっくらおあげ” を搭載。過去に2度発売された「8分どん兵衛」の続編なのですが、新たに八幡屋礒五郎で特別に調合した “特製ゆず七味唐辛子” を別添しているため、これについては初となるポイント。

さらに通常の「天ぷらそば」よりも太く、弾力と喉越しが楽しめる “熱湯5分の新太蕎麦” を採用した「日清の最強どん兵衛 かき揚げそば」を同時に展開。いつもとは違う “鬼かき揚げ” を搭載し、やげん堀で特別に調合した “特製七味唐辛子” を別添するなど、すべてが主役の最＆強どん兵衛が爆誕しました。実は先に通販サイト限定で先行発売していたんですけど、今週から晴れて一般販売解禁です。

東洋水産「鴨だし天ぷらそば でか盛」新発売

ありそうでなかった組み合わせを実現!? 和風シリーズの新作は鴨だし×天ぷら!! 和風シリーズとは、マルちゃんのブランドで知られる東洋水産の和風丼カップ麺（旧「和風麺・色シリーズ」）で、おなじみ「赤いきつねうどん」や「黒い豚カレーうどん」「白い力もちうどん」などが在籍しているロングセラー。定番商品では保守的なイメージもありますが、攻めた変わり種も定期的に登場します。

出典：「鴨だし天ぷらそば でか盛」新発売のお知らせ（東洋水産）

今回の新商品「鴨だし天ぷらそば でか盛」は、鴨の旨味を効かせた和風つゆに、本物の小海老を使った天ぷらを組み合わせた大盛りサイズの一杯で、東洋水産のニュースリリースを見ると “カップ麺ではありそうでなかった、鴨だしつゆと天ぷらの組み合わせを実現” とのこと。なるほど、いわれてみれば前例のない組み合わせかもしれません。

東洋水産の鴨だしといえば、定期的にリリースされる「おそば屋さんの鴨だしそば」があるので、鴨だしのノウハウについては心配ご無用。また小海老入りの天ぷらといえば、確固たる市民権を得ている「緑のたぬき天そば」で定番の具材ということで、そちらのクオリティについても不安はありません。ただ、どちらも存在感の強いアイテムなので、バランス感が問われるところ。

サンヨー食品「大和イチロウおすすめ！鳥中華どんぶり 和風そばつゆ味」「同 赤龍どんぶり 辛子みそ味」新発売

あの大和イチロウが “ご当地の味をカップ麺に” アレンジ!? サンヨー食品と共同開発!! 大和イチロウ（一朗）とは、一日一麺を信条に、インスタントラーメン研究家として確固たる地位を築いた日本屈指の即席めんマニアで、インスタントラーメン専門店「やかん亭」の代表としても知られる人物。インスタントラーメンといえば真っ先に名前が出てくる人なので、この界隈で知らない人はいません。

今回の新商品「大和イチロウおすすめ！鳥中華どんぶり 和風そばつゆ味」は、みうら食品が販売し、大和イチロウが各メディアで絶賛していた棒ラーメン「鳥中華 2人前」の味わいを再現したカップラーメンで、サッポロ一番ことサンヨー食品が商品化。

さらに日の出製粉が販売する棒ラーメン「赤龍ラーメン 1人前」の味わいを再現した「大和イチロウおすすめ！赤龍どんぶり 辛子みそ味」も発売ということで、かなり気合いを感じる展開。私は発売前にサンプルを貰ったので、再現元の棒ラーメンもカップ麺も手元にあるのですが、もしかすると今週中にはレビューできないかもしれません。

——というのも「カップ麺製作の裏話や袋麺とカップ麺は一体何が違うのか…本当の裏側も近日お話できれば」などと本人がツイートしていたので、それを見てからガッチリ比較したいなとw（早く公開してね）。興味のある方は、ちょいちょい有益な情報が手に入る 大和イチロウの公式Twitter を要チェック＆よかったらフォローしておいてください（けっこう深い話が聞けますよ）。

エースコック「濃い味好きのための 濃厚チーズカレー味ラーメン」新発売

罪な味の続編!? 濃い味に目がないユーザーに向けた濃い味好きに捧げるチーズカレーをカレー味のパイオニアが商品化!! というわけで、意外と知られていないようですが、即席カップめん業界におけるカレー味のパイオニアといえばエースコック。日清食品の「カップヌードル カレー」よりも早く「カレーヌードル」を発売し、ひとつの金字塔を打ち立てました。

出典：「濃い味好きのための 濃厚チーズカレー味ラーメン」2022/3/28 新発売PDF（エースコック）

今回の新商品「濃い味好きのための 濃厚チーズカレー味ラーメン」は、エースコックが得意とする「固形カレールゥ」とチーズ風味の「おいチーソース」を別添したWパック仕様の一杯で、イメージ的に「罪な味 濃厚カルボナーラ風ラーメン」（2022年1月17日発売品）の続編っぽい雰囲気ですが、新たに「濃い味好きのための」シリーズの第1弾（？）的な感じで登場しております。

ただでさえシリーズが多いエースコックなので、こちとらタグを付けるのも一苦労なんですけどw それはさておき今回の「濃厚チーズカレー味ラーメン」は間違いなさそうな雰囲気。ニュースリリースでも “ごはんで〆たくなるくらい重厚でオンリーワンなウマさ” とアピールしているため、実食の際は追い飯用の白ご飯を用意しておいたほうがいいかもしれません。

ヤマダイ「凄麺 名古屋 THE・台湾まぜそば」「同 広島 THE・汁なし担担麺」リニューアル

ヤマダイが凄麺ブランドの人気ご当地フレーバー「THE・台湾まぜそば（名古屋）」と「THE・汁なし担担麺（広島）」をブラッシュアップ!! 凄麺（すごめん）とは、ニュータッチのブランドで知られるヤマダイの本格ノンフライめんブランドで、2001年10月29日に発売された「これが煮玉子らーめん」が最初の商品。現在は「ご当地シリーズ」を筆頭に、逸品シリーズや期間限定商品にも力を入れています。

出典：「凄麺」ブランドの大人気ご当地ラーメンシリーズ「凄麺 名古屋 THE・台湾まぜそば」「凄麺 広島 THE・汁なし担担麺」2022年3月28日(月)2品同時リニューアル発売（ヤマダイ）

今回の新商品「凄麺 名古屋 THE・台湾まぜそば」は、名古屋（麺屋はなび）発祥の「台湾まぜそば」を再現した一杯で、本場の食べ方を再現すべく、新たに “卵黄ソース” を別添しているところがメインのリニューアルポイント。おそらく「凄麺 徳島ラーメン 醤油とんこつ味」の卵黄ソースと共通だと思うので、素直にワクワクできる展開。

同時に「凄麺 広島 THE・汁なし担担麺」もリニューアル発売となっており、こちらは “タレ” と “ふりかけ” を見直しているらしく、なおかつ具材の “肉そぼろ” も変更し、より肉味噌のコクと花椒の香りが感じられる味に仕上がっているとのこと。もちろん麺は両商品ともにノンフライなので、それについての心配はないのですが、諸々の変更に伴うトレードオフにも注意しなければいけません。

徳島製粉「金ちゃんラーメン カップ 担々麺」新発売

金ちゃんラーメンの姉妹品!? 徳島製粉史上初の縦型カップ担担麺が新登場!! 金ちゃんラーメンとは、徳島県徳島市南二軒屋町に本社を置く徳島製粉のロングセラーで、親しみやすい “金ちゃん” という名前の由来は同社で製造していた小麦粉「鳴門金鶴（なるときんつる）」にちなみ、全国的な知名度は低いかと思いますが、根強いファンも多い商品です。

出典：徳島製粉株式会社の公式サイト

今回の新商品「金ちゃんラーメン カップ 担々麺」は、徳島製粉のタテカップ史上初となる担担麺で、同社のタテカップといえば「金ちゃんヌードル」が有名ですが、袋麺の「金ちゃんラーメン」をタテカップにアレンジした「金ちゃんラーメンカップしょうゆ味」の流れを汲む姉妹品とのこと。

なめらかで歯切れのいい油揚げ麺を研究し、スープには味噌とポーク、豆板醤（とうばんじゃん）などを合わせ、味の決め手に多めの胡麻と花椒（ホワジャオ）を使用した本格派。昨年8月2日に発売された「金ちゃんヌードル辛味噌」の人気が高まってきたことを受け、新たに開発したようです。ただ、営業の関係で販売地域が限られてくると思うので、主に東日本では入手が困難になるかもしれません。

ローソン「中華そば勝本 神田芳醇煮干ししょうゆ」新発売

店主も認める贅沢スープ「中華そば勝本」監修のカップラーメンが進化!! 中華そば勝本（かつもと）とは、京都全日空ホテル（現・ANAクラウンプラザホテル京都）で総料理長を務めたフレンチの巨匠・松村靖その人が立ち上げたラーメン店で、2015年3月14日にオープン。高級フレンチの世界では御法度とされていた「雑味」も “ラーメンでは旨みに変わる” ことを知り、煮干し系の中華そばを追求しました。

出典：Home > 商品・おトク情報 > オリジナル商品 > 日清食品 中華そば勝本 神田芳醇煮干ししょうゆ（ローソン）

今回の新商品「中華そば勝本 神田芳醇煮干ししょうゆ」は、コンビニの中でもローソンにしか売ってない販路限定のPBカップラーメンで、中華そば勝本の店主と日清食品が共同開発。2020年5月26日に発売された「名店 日清 中華そば勝本 芳醇煮干ししょうゆ」の後身で、パッケージには「店主も認める贅沢スープ」と記載されています。

店主も認める贅沢スープといえば、2022年3月14日にリニューアルした「麺屋一燈 東京濃厚魚介鶏白湯」と同じ触れ込みで、こちらも日清食品が担当しているカップラーメン。2020年5月発売品の税込価格は285円だったのに対し、リニューアル後は298円と高めの設定になりますが、小麦の高騰などが報道されている現在、致し方ない施策だったのかもしれません。

ファミリーマート「中華そば しながわ ABURASSO 味濃いめ」新発売

池袋の人気店「Japanese Soul Noodles 中華そば しながわ」監修のカップめん限定メニュー “味濃いめ” が全国ファミリーマートに!! Japanese Soul Noodles 中華そば しながわとは、2018年12月2日に惜しまれながらも閉店したBASSOドリルマン（ばっそどりるまん）のセカンドブランドで、2013年6月25日にオープン。

出典：HOME > 商品情報 > 加工食品 > 中華そば しながわ ABURASSO 味濃いめ

今回の新商品「中華そば しながわ ABURASSO 味濃いめ」は、現「中華そば しながわ」で提供されている “夜の部” 限定の「ABURASSO（油そば）」をモデルにした湯切りタイプの汁なしカップ麺で、東洋水産と共同開発。2020年3月24日には「ABURASSO（アブラッソ）」を、2021年3月16日には「HOT ABURASSO（ホットアブラッソ）」を展開していましたが、2022年のテーマは味濃いめ。

ファミリーマートの公式ウェブサイトには “醤油とポークエキスをベースに黒コショウと唐辛子をきかせ、ラー油とニンニク風味のオイルを合わせたタレが特徴” としか記載されていないので、タレの醤油が濃いのか、それともニンニクやポークが濃いのかは定かでないけれど、なんせ白米との相性がヤバそうな新作です。あ、温泉たまごトッピングとかも試してみたいですね。

サンポー食品「超濃厚な豚骨ラーメン 鬼豚骨」新発売

本場九州を感じろ!? サンポー食品が送る超濃厚な衝撃の豚骨「鬼豚骨」が実食前からヤバすぎる!! サンポー食品とは、佐賀県三養基郡基山町に本社・工場を置き、即席めん（カップめん、棒状ラーメン）及び乾めんの製造及び販売を生業とする九州のトップメーカーで、同社の絶対的エース「焼豚ラーメン」を旗頭に、九州の「うまい」をカタチにしています。

出典：公式Twitterアカウント（サンポー食品）

今回の新商品「超濃厚な豚骨ラーメン 鬼豚骨」は、豚骨に並並ならぬ “こだわり” を持っているサンポー食品が手掛けたカップラーメンで、異様に暑苦しいデザインも然る事乍ら、パッケージには「本場九州を感じろ！」とあり、#超濃厚豚骨スープ、#九州人の愛する豚骨ラーメン、#濃厚どろどろ－・というハッシュタグを印刷するなど、かなり攻めのスタンスにある新作が現れました。

筆者はサンポー食品が大好きなので、この情報をTwitterで知った瞬間、喉から手が出る勢いで興奮したのですが、埼玉県を地盤とする食生活提案型スーパーマーケット「ヤオコー（YAOKO）」限定商品とのこと。PB商品だからこそ実現できた濃度に期待できるので、なんとか入手できないか目論んではいるものの、はたしてどうなるか——。

今週注目のカップ麺と展望

というわけで、今週の注目すべきカップ麺は、どん兵衛を超えた「日清の最強どん兵衛」を筆頭に、インスタントラーメン研究家・大和イチロウ監修の「鳥中華」と「赤龍」も興味深く、サンポー食品のヤオコー限定品「超濃厚な豚骨ラーメン 鬼豚骨」も見逃せません。

また上記では詳しく触れていませんが、二郎インスパイア系の名門「千里眼」と「ラーメン荘 歴史を刻め」監修の汁なし麺（要冷蔵）がファミリーマートの一部店舗限定で発売されるので、そちらも睨みながらブログを更新します。

メーカー未公開情報あり！ カップ麺マル秘リスト

それでは、最後に私の把握している新作カップ麺の発売予定リストを公開します。なかにはネットで商品名を検索しても出てこないメーカー未公開のタイトルも混ざっているため、発売日が変動する、あるいはリリースされない場合もあるかもしれませんが、こんなカップ麺が出るかもしれないよー、くらいのスタンスで話のネタにご活用ください【author・taka :a（大石敬之）】