最新カップ麺【今週の新商品】獄激辛シリーズがFinalに突入!? 日本一売れてる “味噌カップ麺” もリニューアル!!

どうも、taka :a（@honjitsunoippai）です。

このページでは、2022年3月7日（月）に新発売とリニューアルを予定している「カップ麺の新商品一覧」をまとめ、これまでの経験に基づいた所感を交えながら各製品の特徴と見所を画像付きで解説、今週の注目カップ麺を選定します。

コンビニの新商品や新作カップ麺（カップラーメン、カップ焼そば等）の最新情報、話題のニュースが気になる方は（こっそりメーカー未公開の新発売予定リストも公開しているので）、よろしければ最後までご覧ください。

今週の新商品 新作カップ麺リスト

▼日清食品
カップヌードル 味噌 / 193円（全国）R
カップヌードル 味噌 ミニ / 116円（全国）R
日清 東京RAMENS AFURI 春限定 柚子塩らーめん 淡麗 / 220円（全国）N

▼明星食品
明星 麺神カップ 宮崎辛麺 濃香激辛醤油 / 230円（全国）N

▼東洋水産（マルちゃん）
本気盛 京都classic中華そば / 220円（全国）N
汁なしラー油うどん / 193円（全国）N
おそば屋さんのカレー南ばんそば / 193円（全国）N
ホットワンタン 貝だしスープ / 177円（全国）N

▼サンヨー食品（サッポロ一番）
ご当地×御出汁 仙台牛粉末仕立て 塩ラーメン / 193円（全国）N
ご当地×御出汁 指宿鰹節粉末仕立て 醤油ラーメン / 193円（全国）N

▼エースコック
スーパーカップ大盛り 鬼辛焼そばRED / 230円（全国）N
タテ型 飲み干す一杯 担担麺 / 193円（全国）R
タテ型 飲み干す一杯 味噌バター味ラーメン / 193円（全国）R
タテ型 飲み干す一杯 鴨だし中華そば / 193円（全国）N

▼まるか食品
ペヤング 獄激辛やきそばFinal / 250円（全国）N

▼セブン＆アイ（GMS）
大盛！ 喜多方系醤油ラーメン / 98円（全国）N
大盛！ 札幌系コーン味噌ラーメン / 98円（全国）N

▼ファミリーマート
マルちゃん正麺 濃厚鶏白湯 / 298円（全国）N

N=New（新商品）
R＝Renewal（リニューアル）
※上記の参考価格は税別表示です。

日清食品「カップヌードル 味噌」リニューアル発売

いま日本で一番売れてる “味噌カップ麺” に新具材を搭載!? カップヌードルの新スタンダードがリニューアル!! カップヌードル（CUPNOODLE）とは、1971年（昭和46年）9月18日の発売以来、即席カップめん市場で圧倒的な占有率を誇るブランドで、現在は世界100ヶ国で販売中。海外でも消費者の好みに合わせたブランドの多様化を図り、確固たる地位を築き上げました。

出典：「カップヌードル 味噌」（3月7日リニューアル発売）（日清食品）

今回のリニューアル商品「カップヌードル 味噌」は、2019年4月1日に “10年ぶりのレギュラー化” となった人気フレーバーで、3種の味噌（麦・赤・白）による濃厚な味わいはそのままに、新たに肉味噌の風味を加えることでスープのコク深さをアップ。さらに味噌と相性がいい山椒を混ぜ込んだ新具材「山椒謎肉」を搭載し、すっきりと後味を引き締めてくれる、というのも注目すべきポイント。

それに合わせて「もっとも『おむすびに合うランキング』第1位」を獲得した「カップヌードル 味噌 ミニ」もスープと具材が変わるため、おにぎりとの相性も気になるところ。とりあえず大きく外すことはないと思うので、リニューアル後も安心して楽しめそうです。

日清食品「東京RAMENS AFURI 春限定 柚子塩らーめん 淡麗」新発売

AFURIが送る春限定の「淡麗」が “東京RAMENS” として再登場!! AFURI（あふり）とは、神奈川県厚木市の山間で2001年9月3日に開業した「ZUND-BAR（ズンド・バー）」を前身とする人気ラーメン店で、2003年6月に東京初進出となる1号店「AFURI 恵比寿」がオープン。おしゃれな店舗のデザインと洗練された味わいで瞬く間に人気を博し、海外からも高く評価されるようになりました。

出典：2022年3月発売商品のご案内（日清食品）

今回の新商品「日清 東京RAMENS AFURI 春限定 柚子塩らーめん 淡麗」は、AFURI（阿夫利）が誇る「柚子塩らーめん」を再現したカップラーメンで、以前から女子ウケする話題の人気者。2021年10月に冬限定の “まろ味” が発売されましたが、こちらの春限定は “淡麗” とし、鶏油（ちーゆ）の量を使い分けています。

ちなみに2021年3月8日発売品では「日清 THE NOODLE TOKYO」となっていましたが、今度は「日清 東京RAMENS」ということで、商標の関係かブランドを切り替えて再販売。のどごしの良い極細ストレート麺に、柚子の香りを効かせたスープ、具材の炙りコロチャーシューや柚子皮など、これといったリニューアルポイントは記載されていないため、あいかわらずの間違いない美味しさに期待。

明星食品「麺神カップ 宮崎辛麺 濃香激辛醤油」新発売

あの麺神で宮崎の味を再現!? シリーズ初の「辛麺」登場!! 麺神（めがみ）とは、2020年9月21日に発売された袋麺「明星 麺神 神太麺（かみふとめん）×旨 醤油」及び「同 神太麺×旨 味噌」並びに同年10月5日発売のカップ麺「明星 麺神カップ 神太麺×旨 醤油」に端を発するシリーズで、袋麺・カップ麺ともに極太サイズのノンフライ麺を搭載していることが最大の売り。

出典：「明星 麺神カップ 宮崎辛麺 濃香激辛醤油」（3月7日発売）「明星 麺神 宮崎辛麺 濃香激辛醤油」（3月21日発売）（明星食品）

今回の新商品「明星 麺神カップ 宮崎辛麺 濃香激辛醤油」は、このシリーズとしては初となる宮崎の「辛麺」をイメージしたカップラーメンで、2週間後となる3月21日に袋麺の「明星 麺神 宮崎辛麺 濃香激辛醤油」を発売予定と気合は充分。ここ最近、各社が辛麺に力を入れている即席カップめん業界なので、そろそろ本格的なブームを巻き起こしそうな雰囲気というか、もうプチブーム中ですよね。

ただし、カップ麺での「辛麺」といえば、小麦粉が主体の油揚げ麺、もしくは「麺神」のように小麦粉が主体のノンフライ麺が一般的で、そば粉を練り込んだ “こんにゃく麺” は今のところ大手もトライしていません。また麺神＝麺密もっちり製法の極太麺、辛麺＝中細麺のイメージが強いため、どのようにバランスを取っているのかにも注目です。

東洋水産「本気盛 京都classic中華そば」新発売

マルちゃん主催「Ramenグランプリ2021-2022」の “異種格闘技部門” で優勝に輝いた「bubblegum.（バブルガム）」のエントリーを「本気盛（マジモリ）」として商品化!! というわけで、3週連続続いている「Ramenグランプリ2021-2022」の関連商品なんですけども、企画の詳細については（情報量が多いことを理由に）後日あらためて再び触れるとして‥‥

出典：「本気盛 京都classic中華そば」新発売のお知らせ（東洋水産）

今回の新商品「マルちゃん 本気盛 京都classic中華そば」は、京都で人気を博したイタリアンレストラン「sketch.」（現在は閉店）の創業者であり、現在は新ブランド「bubblegum.」を営んでいる廣瀬圭介（ひろせ けいすけ）シェフ考案の「豚そばclassic」を再現したカップラーメンで、ちょっと不安なのが「本気盛」として商品化されたこと。

近年の「本気盛」は比較的に安心して楽しめるようになりましたが、2022年2月21日発売の「本気盛 貝だし塩そば」が監修店（だし廊 -DASHIRO-）の個性を遺憾無く引き出しきれていない感じだったので、どうなるか‥‥みたいな。ちなみに再現元のエントリーは豚骨ラーメンかと思っていたんですけど、カップ麺のタイトルにもあるように “京都の古き良き背脂チャッチャ系” らしいです。

東洋水産「汁なしラー油うどん」新発売

食べるラー油にインスパイア!? “マルちゃんの和風丼カップ麺に “具入りラー油” 仕立ての新作が登場!! マルちゃんの和風丼カップ麺（旧「和風麺・色シリーズ」）とは、東洋水産を代表する「赤いきつねうどん」や「緑のたぬき天そば」「黒い豚カレーうどん」などが在籍しているシリーズで、通年商品では伝統的な雰囲気を守りながら、変わり種の開発も意欲的に行っています。

出典：「汁なしラー油うどん」新発売のお知らせ（東洋水産）

今回の新商品「マルちゃん 汁なしラー油うどん」は、具入りラー油（いわゆる「食べるラー油」）をイメージした “やみつき感のある味わい” を特徴とする汁なしカップ麺で、コシと弾力のある油揚げうどんに、めんつゆとラー油をブレンドした特製つゆを別添。辛味は “食べやすい辛さ” に調整しているようなので、マルちゃんの和風丼カップ麺シリーズらしく老若男女が楽しめる味に仕上げた様子。

パッケージの写真を見る限り、タマゴとネギは「赤いきつね」と共通の雰囲気ですが、食べるラー油よろしくガーリックチップとフライドオニオンが具材として入っているようなので、そこも楽しみなポイント。なんというか、うどんじゃなくて中華麺だと「やみつき屋」になりそうなコンセプトですよね（そのうち「やみつき屋」版とか出るかも）。

サンヨー食品「ご当地×御出汁 指宿鰹節粉末仕立て 醤油ラーメン」「同 仙台牛粉末仕立て 塩ラーメン」新発売

ご当地×御出汁!? コロナ禍だからこその新ブランド始動!! ご当地×御出汁（ごとうち×おだし）とは、サッポロ一番のブランドで知られるサンヨー食品の新ブランドで、ご当地応援志向や気晴らし消費が高まることを背景に発足。今後、日本全国のブランド素材をピックアップし、有名な出汁ブランドの味わいが手軽に楽しめる商品を展開予定とのこと。

出典：「ご当地×御出汁 指宿鰹節粉末仕立て 醤油ラーメン・仙台牛粉末仕立て 塩ラーメン」新製品追加しました。（サンヨー食品）

今回の新商品「ご当地×御出汁（SENDAI-MIYAGI）仙台牛粉末仕立て 塩ラーメン」は、みちのく銘品の仙台牛を使用したレギュラーサイズのカップラーメンで、ご当地×御出汁の第1弾。さらに、かつお節の原点かつ頂点を謳う “指宿鰹節” を使用した「ご当地×御出汁（IBUSUKI-KAGOSHIMA）指宿鰹節粉末仕立て 醤油ラーメン」を展開し、ラインナップの強化を図りました。

レギュラーサイズのカップ麺で、サンヨー食品×出汁といえば、定期的に登場する「久世福商店」や「にんべん」の商品が印象深いところ。その延長線上にある企画に思えますが、ご当地カップ麺の中でも出汁に特化したバリエーションを増やす試みは面白く、あの「和ラー」が廃盤になった現在、それに継ぐ存在を狙っているのかもしれません。

エースコック「スーパーカップ大盛り 鬼辛焼そばRED」新発売

節の一撃!? 唸る辛さの辛節ふりかけ付き「スーパーカップ」に “鬼辛” の新フレーバー参戦!! スーパーカップとは、1988年（昭和63年）7月25日の発売以来、大型カップ麺の牽引役として重要な位置を占めているエースコックのブランドで、同社の現代表取締役・村岡寛（むらおか ひろし）社長が発起人。販売前は社内からの反対意見もあったそうですが、結果的に大ヒットを記録します。

出典：「スーパーカップ大盛り 鬼辛焼そばRED」2022/3/7 新発売 PDF（エースコック）

今回の新商品「スーパーカップ大盛り 鬼辛焼そばRED」は、パンチのある見た目とウマさが病み付きになる “鬼辛旨” なカップ焼きそばで、鰹と唐辛子をメインとする “辛節ふりかけ” を別添。さらに湯戻し5分の太麺を採用することで、スーパーカップらしい食べ応えが体感できるとのこと。ただ、ちょっと気になるのが「EDGE（エッジ）鬼辛焼そば」の存在。

2014年5月12日、驚き＆やりすぎをコンセプトにした「EDGE」シリーズ第2弾として登場したのが「EDGE 鬼辛焼そば（カップ焼そばに激辛スパイス入れすぎた件）」で、それにも唐辛子と魚粉をブレンドした大量の激辛スパイスを別添していました。あくまでも予想ですけど、たぶん似た感じに仕上がっているのではないかと思います。

ファミリーマート「マルちゃん正麺 濃厚鶏白湯」新発売

こだわり抜いた濃厚スープに刮目「マルちゃん正麺」が “ファミリーマート限定の鶏白湯” を展開!! マルちゃん正麺（せいめん）とは、2011年11月7日に発売されて以降、ダウントレンドが続いていた即席袋めん市場を立て直したブランドで、その約4年後となる2015年10月5日にカップめんタイプを市場に投下。それも爆発的な売り上げを記録し、多くの方に感動と衝撃を与えました。

出典：HOME > 商品情報 > 加工食品 > マルちゃん正麺 濃厚鶏白湯（ファミリーマート）

今回の新商品「マルちゃん正麺 濃厚鶏白湯」は、コンビニの中でもファミリーマートにしか売ってないPB（プライベートブランド）のカップラーメンで、たとえば「トリュフ香る鶏白湯」や「鶏ニボ（濃厚鶏白湯煮干ラーメン）」など、これまでに鶏白湯ベースのNB（ナショナルブランド）商品を展開していた「正麺カップ」ですが、意外にも正統派の「鶏白湯」はリリースしていません。

ファミリーマート通常価格は298円（税込321円）と高めに設定されていますが、前述の「トリュフ香る鶏白湯」や「鶏ニボ」は素晴らしい商品だったので、今回の「鶏白湯」も期待大。煮干やトリュフなどの個性がプラスされていない分、鶏に対する期待値も上がりますが、それだけに楽しみです。

まるか食品「ペヤング 獄激辛やきそばFinal」新発売

ペヤング正気か!? あの獄激辛シリーズに「Final」降臨‥‥!! 獄激辛（ごくげきから）シリーズとは、2020年2月17日に発売された「獄激辛やきそば」の登場以来、泣けるほど非常識な辛さで業界の辛味水準を狂わせたキワモノで、あまりの辛さに “入荷しても売れない” コンビニなどが続出。そのためペヤングの “売ってない問題” に深く関わっているのですが——

出典：「ペヤング 獄激辛やきそばFinal」を3月7日に発売いたします。（まるか食品）

今回の新商品「ペヤング 獄激辛やきそばFinal（ファイナル）」は、2020年2月に発売された獄激辛シリーズ第1弾「獄激辛やきそば」と比較して “2倍の辛さ” を誇る意味不明なカップ焼きそばで、パッケージの閻魔大王（？）も泣きながらバツ印。まるか食品も自社の公式ウェブサイトで “辛さが非常に強いため、激辛が苦手な方の喫食や早食い、大食いなどの挑戦は絶対におやめ下さい” と警告しています。

ちなみに獄激辛シリーズのスコヴィル（スコビル）値は455,000SHU（45万SHU以上）なので、計算上「Final」では910,000SHU（91万SHU）の辛さ。ちょっと膨大すぎる数値で分かりにくいですけど、いつもの「激辛やきそば」と比較した場合、単純計算で20倍以上の‥‥けっきょく分かりにくいですね。とりあえず、舌が切れるほどの痛みを感じるおそれがあるので、取り扱いには注意してください。

今週注目のカップ麺と展望

というわけで、今週の注目すべきカップ麺の新作は、まるか食品の暴挙「ペヤング 獄激辛やきそばFinal」を筆頭に、辛い商品からピックアップすると「スーパーカップ大盛り 鬼辛焼そばRED」や「麺神カップ 宮崎辛麺」の注目度が高く、それとは別に正統派からピックアップするとファミリーマート限定の「マルちゃん正麺 濃厚鶏白湯」も見逃せません。

おそらく「AFURI」については今年も安泰で、安泰といえば「カップヌードル 味噌」のリニューアルも押さえておきたいところ。あとは「本気盛 京都classic中華そば」も気になる商品になりますが、プライベートな問題で今週はブログの更新が疎らになると思います。

メーカー未公開情報あり！ カップ麺マル秘リスト

それでは、最後に私の把握している新作カップ麺の発売予定リストを公開します。なかにはネットで商品名を検索しても出てこないメーカー未公開のタイトルも混ざっているため、発売日が変動する、あるいはリリースされない場合もあるかもしれませんが、こんなカップ麺が出るかもしれないよー、くらいのスタンスで話のネタにご活用ください【author・taka :a（大石敬之）】