最新カップ麺【今週の新商品】完成時重量3.5kg超え!? ペヤング×幸楽苑「ペタマックスうどん」を共同開発

どうも、taka :a（@honjitsunoippai）です。

このページでは、2021年11月1日（月）に新発売とリニューアルを予定している「カップ麺の新商品一覧」をまとめ、これまでの経験に基づいた所感を交えながら各製品の特徴と見所を画像付きで解説、今週の注目カップ麺を選定します。

コンビニの新商品や新作カップ麺（カップラーメン、カップ焼そば等）の最新情報、話題のニュースが気になる方は（こっそりメーカー未公開の新発売予定リストも公開しているので）、よろしければ最後までご覧ください。

今週の新商品 新作カップ麺リスト

▼日清食品
・日清のどん兵衛 きつねうどん だし比べ（東）/ 193円（東日本）N
・日清のどん兵衛 きつねうどん だし比べ（西）/ 193円（西日本）N
・日清のどん兵衛 天ぷらそば だし比べ（東）/ 193円（東日本）N
・日清のどん兵衛 天ぷらそば だし比べ（西）/ 193円（西日本）N
・カップヌードル 魔法のレストランコラボ トマトスープ→担々麺 / 500円（一部店舗*）N
　*阪急うめだ本店地下1階ツリーテラス、公式通販サイト等で限定販売

▼明星食品
・明星 麺神カップ 濃香味噌 / 230円（全国）R

▼東洋水産（マルちゃん）
・すぎ本×しば田 鴨だし塩醤油ラーメン / 220円（全国）N
・麺づくり 赤いラー油味噌 / 193円（全国）N
・麺づくり 黒いマー油豚骨 / 193円（全国）N

▼サンヨー食品（サッポロ一番）
・マルホン胡麻油 旨辛醤油ラーメン / 193円（全国）N
・マルホン胡麻油 海鮮塩ラーメン / 193円（全国）N

▼エースコック
・じわとろ コーン味噌バター味ラーメン / 220円（全国）N
・スープはるさめ 魅惑の20種のスパイス香る 麻婆味 / 156円（全国）N
・テッパンご当地グルメ旅 弾丸屋台メシ 博多濃厚焼ラーメン / 238円（全国）N

▼寿がきや食品
・カップ みそ煮込うどん / 193円（沖縄除く）R

▼まるか食品
・ペヤング 幸楽苑味噌野菜たんめん味やきそば / 205円（全国）N
・ペヤング 幸楽苑ペタマックス味噌野菜うどん / 980円（全国）N

▼大黒食品工業
・あっさり鶏ガラ醤油ラーメン / オープン価格（全国）R
・あっさり合わせ味噌ラーメン / オープン価格（全国）R
・あっさり白湯豚骨ラーメン / オープン価格（全国）N

▼ローソン
・横浜家系総本山 吉村家 豚骨醤油ラーメン にんにくトッピング / 220円（全国）N
・麪家ひばり監修 あごだし白湯らぁめん / 276円（中国・四国）N

▼ファミリーマート
・正麺カップ 濃厚担々麺 / 298円（全国）N

▼セブンイレブン
・7P 鴨だしそば / 128円（沖縄除く）R

▼ミニストップ
・白樺山荘 濃厚味噌ラーメン / 215円（全国）N

N=New（新商品）
R＝Renewal（リニューアル）
※上記の参考価格は税別表示です。

日清食品「日清のどん兵衛 東西だし比べ」新発売

どん兵衛は東西で味が違う!? 今年も恒例の “食べ比べ企画” 開催!! 日清のどん兵衛（にっしんのどんべえ）とは、日清食品を代表するロングセラーで、1976年（昭和51年）8月9日に初代「きつねうどん」を市場に投下。業界初となる “どんぶり型” の容器に身を包み、発売当初から東日本と西日本でスープ（つゆ）の味を変え、地域の嗜好に配慮していました。

出典：「日清のどん兵衛 東西だし比べ」4品（11月1日発売）

今回の新商品「日清のどん兵衛 きつねうどん だし比べ」及び「同 天ぷらそば だし比べ」は、本鰹×宗田鰹のWだしを特徴とする “東日本向け” の「どん兵衛」と本鰹×昆布のWだしを特徴とする “西日本向け” の「どん兵衛」を全国で発売し、味の違いが楽しめることをコンセプトにした商品で、パッケージには吉岡里帆さん扮する「どんぎつね」と「東」「西」の文字を大きく配置。

以前から定期的に実施している企画なので、今回が初の試みではないのですが、地域を問わずに東西の味が楽しめるチャンス。つゆの違いもさることながら、東日本向けの商品には赤唐辛子を効かせた風味華やぐ「彩り七味」を、西日本向けの商品には和山椒を効かせた風味華やぐ「彩り七味」を別添し、実は「きつねうどん」の油揚げも味付けが違うので、これを機に東西の味を食べ比べてみてください。

日清食品「カップヌードル 魔法のレストランコラボ」新発売

コンソメトマトスープから辣椒担担麺に!? 関西のローカル番組『魔法のレストラン』と「カップヌードル」が異色の史上初コラボ!! カップヌードル（CUPNOODLE）とは、1971年（昭和46年）9月18日に誕生した世界初のカップ麺で、東京都新宿区の伊勢丹百貨店を皮切りに、現在は世界100ヶ国で販売されている真のグローバルブランドに成長。今年で発売50周年を迎え、様々な企画を実施しています。

出典：関西の人気テレビ番組「水野真紀の魔法のレストラン」とダブルの周年コラボ！「カップヌードル 魔法のレストランコラボ」2品を新発売

今回の新商品「カップヌードル 魔法のレストランコラボ トマトスープ→担々麺」は、発売50周年を迎えた「カップヌードル」と関西が誇るMBS毎日放送の人気テレビ番組『水野真紀の魔法のレストラン』のコラボ商品で、フレンチの巨匠「神戸北野ホテル」の山口浩氏、ミシュラン一つ星の中華「中国菜エスサワダ」の澤田州平氏、イタリアンの鬼才「il luogo di TAKEUCHI」の竹内啓二氏と共同開発。

香味野菜の旨みを効かせたフレンチ＋イタリアンのコンソメトマトスープから始まり、途中でレトルトの肉みそとカシューナッツ、ごま、タマネギ、赤唐辛子、辣油を組み合わせた「担々麺セット」を加えることで、劇的な味変が楽しめるという「カップヌードル」史上初の試み。かなり入手経路は限られますけど、なんとか手に入れてレビューします。

明星食品「麺神カップ 濃香味噌」リニューアル新発売

メディアで高い評価を獲得した「麺神」の味噌が “格別の味わいに” ブラッシュアップ!! 麺神（めがみ）とは、空前の極太麺ブームを背景に、従来の即席麺にはない「真のお店品質」を目指して生まれた本格ブランドで、現在は7分の茹で時間を特徴とする「袋めん」と明星食品の製麺技術を結集して実現した縦型ビッグの「カップめん」を展開し、どちらも極太サイズのノンフライ麺に定評があります。

出典：「明星 麺神カップ 濃香味噌」（11月1日リニューアル発売）

今回の新商品「明星 麺神（めがみ）カップ 濃香味噌 (のうこうみそ）」は、これまで通年ラインナップにあった「極旨辛豚味噌」の後身で、リニューアル前の辛いスープから濃い豚の旨みと生姜を効かせた味噌スープにシフト。さらに自慢のノンフライ麺には、明星独自の乾燥技術を組み合わせた “麺密もっちり製法” を採用し、新たな素材として塩麴（しおこうじ）を練り込んでいるのがポイント。

まだ筆者は塩麹練り込みノンフライ麺を試していないため、どのような進化を遂げているのか興味深く思っているのですが、このシリーズは総じて “カップ麺だとスープのトロミが人工的” というのが玉に瑕。リニューアル後のスープには、生姜のほかに焦がしニンニクの芳ばしい風味と豚脂の甘い香りも効かせているようなので、とろみの加減も自然に感じられるといいのですが‥‥

東洋水産「すぎ本×しば田 鴨だし塩醤油ラーメン」新発売

業界最高権威『TRYラーメン大賞』の “2019-20 名店部門 しお1位” と “2015-16 名店部門 しょうゆ1位” が夢のWコラボ!!『TRYラーメン大賞』とは、ラーメン業界で確固たる地位を築いた6名の審査員、並びに2名のゲスト審査員（新人部門のみ審査）によって決定されるラーメン業界最高権威のアワード本（MOOK）で、ラーメンマニアにとってはバイブル的な存在。

出典：「マルちゃん すぎ本×しば田 鴨だし塩醤油ラーメン」新発売のお知らせ

今回の新商品「マルちゃん すぎ本×しば田 鴨だし塩醤油ラーメン」は、講談社発行『TRYラーメン大賞』で “2019-20 名店部門 しお1位” に輝いた「らぁ麺 すぎ本」及び同誌の “2015-16 名店部門 しょうゆ1位” に輝いた「中華そば しば田」監修のもと、両店の特長を掛け合わせたオリジナルの味を共同開発。

ちょうど1週間前に発売された大判どんぶり型のカップラーメン「大島×三ん寅（さんとら）汁なし味噌ラーメン」の続編で、さらに遡ると2019年10月21日発売の「大島×田中商店 辛味噌豚骨」及び同年11月11日発売の「凪×きら星 すごい煮干ど豚骨」にルーツを持つ企画。鴨だしの威力も然る事乍ら “塩醤油ラーメン” というジャンルに新鮮味を感じたので、どんなスープに仕上がっているのか楽しみです。

東洋水産「麺づくり 赤いラー油味噌」「同 黒いマー油豚骨」新発売

家族みんなに愛されるスタンダードな味わい「麺づくり」に “赤” と “黒” の新作登場!! 麺づくりとは、東洋水産が展開している大衆向けのブランドで、初めて発売されたのは1992年（平成4年）6月。ライバル関係にある「日清麺職人」の前身 “日清の小麦麺職人” が発売されたのは、麺づくりの登場から8年後となる2000年（平成12年）9月なので、このカテゴリーでは東洋水産のほうが先輩です。

出典：「マルちゃん 麺づくり 赤いラー油味噌」「同 黒いマー油豚骨」新発売のお知らせ

今回の新商品「マルちゃん 麺づくり 赤いラー油味噌」及び「同 黒いマー油豚骨」は、2021年9月20日にリニューアルした定番フレーバーの「合わせ味噌」と「旨コク豚骨」の味わいをベースに、それぞれ “赤いラー油” と “黒いマー油” をトッピングした新作で、色味にもシンボリックなアレンジを加えた派生フレーバーでラインナップを強化。

「赤いラー油味噌」には、ごま油と唐辛子を合わせたラー油を加え、ピリッとしたクセになる味わいに。片や「黒いマー油豚骨」には、ごま油と焦がしニンニクを合わせたマー油を加えることで、豚骨の旨みを引き立てているとのこと。おそらく唐辛子の辛味はピリ辛の範疇を出ないと思いますが、東洋水産のニンニク系は容赦ない商品が多いので、マー油のインパクトには期待していいかもしれません。

エースコック「じわとろ コーン味噌バター味ラーメン」新発売

シリーズ初!? エースコックの「じわとろ」に満を持す “味噌” 参戦!! じわとろとは、バターのようにとろける特許製法の「バター状ブロック」を特徴とするシリーズで、2015年（平成27年）8月31日に発売された「じわとろ 塩バター味ラーメン」が第1弾。製品スタイルは縦型ビッグのカップラーメンで、2015年の発売以来、年に1回は欠かさず新作をリリースしています。

出典：「じわとろ コーン味噌バター味ラーメン」2021/11/1 新発売

今回の新商品「じわとろ コーン味噌バター味ラーメン」は、これまでの例に漏れず「バター状ブロック」を搭載した期間限定のカップラーメンで、パッケージには “まろやか味噌仕立て” の文字。念のため過去のフレーバーを遡ってみたところ、基本は「塩バター味」を軸に、1度だけ「バター醤油味」を発売しているのですが、このシリーズから「味噌バター味」が出るのは意外にも初の試み。

味噌バター系のカップラーメンといえば、東洋水産の商品に「味噌バター味ラーメン」という秋冬限定のカップ麺があり、エースコックの「じわとろ」よりもバターの風味が濃厚なので、つい筆者は東洋水産のバター系を推してしまうのですが、同じく味噌で勝負をかけてきた2021年。おそらく今年も東洋水産から「味噌バター味ラーメン」が出ると思うので、食べ比べてみると面白いかもしれません。

ファミリーマート「正麺カップ 濃厚担々麺」新発売

「マルちゃん正麺」が送るファミリーマート限定のカップラーメン「濃厚担々麺」が今年も登場!! マルちゃん正麺（せいめん）とは、いま抜群においしく、そして10年後・20年後も古びることなく愛され続ける即席麺がコンセプトのブランドで、2011年（平成23年）11月7日に袋麺を市場に投下。その4年後となる2015年10月5日にカップ麺を発売し、圧倒的な麺のクオリティで多くのファンを取り込みます。

出典：HOME > 商品情報 > 加工食品 > 正麺カップ 濃厚担々麺

今回の新商品「正麺カップ 濃厚担々麺」は、いつもの「うま辛担々麺」とは一線を画す “高級志向” の担担麺で、コンビニの中でもファミリーマートにしか売ってない、販路限定・数量限定のPB（プライベートブランド）商品として東洋水産と共同開発。ファミリーマート通常価格は298円（税込321円）ということで、ぶっちぎりのハイエンドモデル。

2020年3月3日にも「正麺カップ 濃厚担々麺」という税込321円のファミリーマート限定商品を発売しているため、初の試みではないのですが、昨年のパッケージでは “しびれる辛さ” の濃厚スープをアピールしていたのに対し、今年は “こだわりぬいた” 濃厚スープということで、すこしニュアンスが生じている第2弾。前回の「濃厚担々麺」は高く評価しているので、今回も期待できそうです。

まるか食品「ペヤング 幸楽苑味噌野菜たんめん味やきそば」新発売

即席カップめん業界の問題児「ペヤング」と「幸楽苑」が企業間コラボ!? 幸楽苑のイチオシ「味噌野菜たんめん」をカップ焼きそばにアレンジ!! ペヤングとは、まるか食品を代表する即席カップめんのブランドで、1973年（昭和48年）7月に発売された「ペヤングヌードル」が最初の商品。その後、1975年（昭和50年）3月13日に「ソースやきそば」を発売し、現在は焼きそばを主力商品としています。

出典：「ペヤング 幸楽苑味噌野菜たんめん味やきそば」、「ペヤング 幸楽苑ペタマックス味噌野菜うどん」を11月1日に発売いたします。

今回の新商品「ペヤング 幸楽苑（こうらくえん）味噌野菜たんめん味やきそば」は、まるか食品と幸楽苑ホールディングスの共同開発商品で、幸楽苑のグランドメニュー「味噌野菜たんめん」の味わいをペヤングやきそば流にアレンジ。幸楽苑のカップ麺といえば、サッポロ一番として知られるサンヨー食品の担当だったので、おそらく契約が切れたのでしょう。

近年のペヤングといえば、インパクト重視の “やりすぎた商品” が多く、しかしながら先週の正統派「オムそば風やきそば」など、比較的に “まともな商品” も挟むようになってきた現在。幸楽苑とコラボした「味噌野菜たんめん味やきそば」も安定して美味しそうな雰囲気で、ついに会心したかのように思えたのですが‥‥

まるか食品「ペヤング 幸楽苑ペタマックス味噌野菜うどん」新発売

完成時重量3.5kg超え!? 幸楽苑の「味噌野菜たんめん」を “ペヤング史上最大級のボリューム感” を誇る超特大カップうどんにアレンジ!! というわけで、今回もペヤングやっちゃいました‥‥。すでにネット上でも多くのユーザーが呆れ返っている「ペタマックス」シリーズより、幸楽苑とのコラボを記念して、初のカップうどん爆誕です。

出典：ペヤング 幸楽苑味噌野菜たんめん味やきそば」、「ペヤング 幸楽苑ペタマックス味噌野菜うどん」を11月1日に発売いたします。

上記のイメージ写真は “外箱から出した状態の天面を撮影している” ため、いまいちインパクトが伝わってこないかと思いますが、調理前の内容量は730gかつ必要なお湯の目安量は2800ml（2.8l）の大容量カップで、調理後の総重量は単純計算で3.5kg以上。

さらにメーカー希望小売価格も980円（税別）ということで、幸楽苑店舗の「味噌野菜たんめん（640円）」よりも値段が高く、前回（「超超超超超超大盛ペタマックス醤油ラーメン」「同 味噌ラーメン」）の反省を活かさずに、後半の湯伸びに懸念を覚える油揚げ麺を搭載するなど、もう何がしたいのか意味不明なのですがw とりあえず手に入ったらレビューします‥‥。

今週注目のカップ麺と展望

というわけで、今週の注目すべきカップ麺の新作は、ペヤングと幸楽苑のコラボ「味噌野菜たんめん味やきそば」と「ペタマックス味噌野菜うどん」を筆頭に、日清食品の「カップヌードル」と『魔法のレストラン』のコラボも興味深く、東洋水産の「すぎ本×しば田」も気になるところ。

ちょっと新商品の数は少なめですが、先週・先々週の取り零し分もあるので、それも睨みながらブログを更新していきます。

メーカー未公開情報あり！ カップ麺マル秘リスト

それでは、最後に私の把握している新作カップ麺の発売予定リストを公開します。中にはネットで商品名を検索しても出てこないメーカー未公開のタイトルも混ざっているため、発売日が変動する、またはリリースされない場合もあるかもしれませんが、こんなカップ麺が出るかもしれないよー、くらいの気持ちで話のネタにでもご活用ください【author・taka :a（大石敬之）】