最新カップ麺【今週の新商品】天下一品の「こってり」がカップラーメンに!? 名店の味をサンヨー食品が再現!!

どうも、taka :a（@honjitsunoippai）です。

このページでは、2021年9月20日（月）に新発売とリニューアルを予定している「カップ麺の新商品一覧」をまとめ、これまでの経験に基づいた所感を交えながら各製品の特徴と見所を画像付きで解説、今週の注目カップ麺を選定します。

コンビニの新商品や新作カップ麺（カップラーメン、カップ焼そば等）の最新情報、話題のニュースが気になる方は（こっそりメーカー未公開の新発売予定リストも公開しているので）、よろしければ最後までご覧ください。

今週の新商品 新作カップ麺リスト

▼日清食品
・日清焼そばU.F.O. 濃い濃い海鮮イカ味焼そば うま塩ガーリック仕立て / 220円（全国）N
・日清豚ラ王 アブラ、ニンニク、ショウユ 2食パック / 408円（全国）N*
　*2WAY調理を実現した二郎インスパイア袋麺

▼明星食品
・明星 一平ちゃん夜店のモダン焼き風セット / 200円（全国）N
・明星 麺神カップ 濃香醤油 / 230円（全国）R
・明星 麺神カップ 濃香塩豚骨 / 230円（全国）R

▼東洋水産（マルちゃん）
・俺の塩 たらこ味 大盛 からしマヨネーズ付 / 220円（全国）N
・麺づくり 鶏ガラ醤油 / 193円（全国）R
・麺づくり 合わせ味噌 / 193円（全国）R
・麺づくり 旨コク豚骨 / 193円（全国）R
・麺づくり 鶏だし塩 / 193円（全国）R
・麺づくり 担々麺 / 193円（全国）R
・麺づくり 醤油とんこつ / 193円（全国）R

▼サンヨー食品（サッポロ一番）
・名店の味 天下一品 京都濃厚鶏白湯 / 260円（西日本）N

▼エースコック
・一度は食べたい名店の味 麺創房無敵家 とんコク醤油味ラーメン / 220円（全国）N
・力うどん / 210円（北陸）R
・もちもちラーメン / 210円（北陸）R

▼寿がきや食品
・吉祥寺武蔵家 家系MAX 豚骨醤油ラーメン / 260円（沖縄除く）N

▼まるか食品
・ペヤング マヨ酸辣やきそば / 193円（全国）N

▼ファミリーマート
・ラ王 赤タンタン / 212円（全国）N

N=New（新商品）
R＝Renewal（リニューアル）
※上記の参考価格は税別表示です。

日清食品「日清焼そばU.F.O. 濃い濃い海鮮イカ味焼そば うま塩ガーリック仕立て」新発売

イカの様（よう）な新具材 “イカ様（さま）ボンバー” でイカした旨さ!? 今度のU.F.O.はイカサマ海鮮焼きそば!! 日清焼そばU.F.O.（にっしんやきそばユーフォー）とは、カップ焼きそばカテゴリーでNo.1の売上を誇るロングセラーで、1976年（昭和51年）5月21日に初代「日清焼そばUFO」を市場に投下。その当初から濃いめのソースを追求し続け、さまざまな限定フレーバーを開発してきました。

出典：日清食品「日清焼そばU.F.O. 濃い濃い海鮮イカ味焼そば うま塩ガーリック仕立て」（9月20日発売）

今回の新商品「日清焼そばU.F.O. 濃い濃い海鮮イカ味焼そば うま塩ガーリック仕立て」は、イカやアサリなどの旨みを軸に、ガーリックの風味をガツンと効かせた “濃い濃い海鮮塩だれ” を特徴とする新作で、味を引き締める別添の紅生姜ふりかけ付き。さらに注目したいのは、イカした旨さの新具材 “イカ様ボンバー” で、インパクトのあるネーミングからして印象的。

イカ様ボンバーとは、卵白を主原料としたイカエキス入りの新具材で、原材料名には “いかボール卵白加工品” と表示。メーカー希望小売価格は220円（税別）かつ「日清焼そばU.F.O.大盛（めん130g）」と同じ大盛り様の四角い容器を採用しているのに、麺重量は120gと中途半端なのですが、それだけ新具材とソースの開発に力を入れたのかもしれません。イカ様ボンバー‥‥なんかこう、響きがいいですよねw

日清食品「日清豚ラ王 アブラ、ニンニク、ショウユ 2食パック」新発売

即席カップめん業界の常識を覆した日清の二郎インスパイア系「豚ラ王」が “2WAY式” の袋麺になって新登場!! 豚ラ王（ぶたらおう）とは、変化の波が大きいラーメン業界において、現在もっとも注目されているといっても過言ではない「二郎系」「二郎インスパイア系」と呼ばれるジャンルを意識したシリーズで、2020年（令和2年）1月13日発売のカップラーメン「ヤサイ、アブラ、ニンニク」が第1弾。

出典：日清食品「日清豚ラ王 アブラ、ニンニク、ショウユ 2食パック」（9月20日発売）

今回の新商品「日清豚ラ王 アブラ、ニンニク、ショウユ 2食パック」は、今年8月23日に発売された湯切りタイプ「汁なし豚ラ王」に続く “背徳の極み” 豚ラ王シリーズ最新作で、ついに待望の袋麺を展開。お湯を注ぐだけで食べられる即席カップ麺ではないのですが、鍋でも電子レンジでも作れる “2WAY調理” を実現し、大手企業のニュースサイトやグルメサイトからも注目を集めています。

ちょうど2週間前に「爆裂豚道（ばくれつぶたどう）強（きょう）ニンニク醤油ラーメン」という二郎インスパイア系の個食袋麺をリリースしていた日清食品ですが、爆裂豚道では油揚げ麺を使用していたのに対し、豚ラ王の袋麺にはノンフライ製法の “踊る極太麺” や “アブラ増し袋” というカップ麺にも別添していた小袋を搭載しているため、より本格的な仕上がりに期待できそうですよ。

明星食品「一平ちゃん夜店のモダン焼き風セット」新発売

今度の新作は夜店の焼きそば‥‥じゃなくてモダン焼き!? あの「一平ちゃん」に “モダン焼き風セット” 爆誕!! 一平（いっぺい）ちゃんとは、1993年（平成5年）1月18日発売のカップラーメンを皮切りに、現在はカップ焼きそばを主力商品としてるブランドで、明星食品を代表する商品の一つ。からしマヨネーズなどの特製マヨで仕上げる、こってりした味わいで人気を博し、多くの固定ファンを掴みました。

出典：明星食品「明星 一平ちゃん夜店のモダン焼き風セット」（9月20日発売）

今回の新商品「明星 一平ちゃん夜店のモダン焼き風セット」は、モダン焼きの味をイメージしたカップ焼きそばの新作‥‥ではなく、包丁やボウルを使わずに、たまごとフライパンさえあれば “モダン焼き風” の料理が食べられる調理セットで、一平ちゃんとしては初の試み。コロナ禍の巣ごもり生活が続く中、単身者のクッキング需要が増していることを受け、開発に踏み切ったそうです。

たまご2つとフライパン、サラダ油などは自分で用意しなければいけないのですが、油揚げ麺を熱湯で戻すのは「一平ちゃん夜店の焼そば」と同じ手法。その儀式を済ませたら、たまご2つを割り入れて混ぜ合わせ、熱したフライパンにサラダ油を引き、たまごと絡めた麺を中火で約2分、裏返して約1分加熱。あとは皿に移し、添付の調味料で仕上げるだけの簡単な調理なので、一度は試してみなければ。

明星食品「麺神カップ」2品リニューアル新発売

新・麺神降臨!? 明星の技術を結集した神ブランド「麺神」のカップ麺が装い新たにリニューアル!! 麺神（めがみ）とは、空前の極太麺ブームを背景に、従来の即席麺にはない “真のお店品質” を目指して生まれた本格ブランドで、2020年9月21日発売の袋麺を皮切りに発足。その2週間後となる同年10月5日に満を持すカップラーメンを展開し、ブランドのラインナップを大幅に強化しました。

出典：明星食品「明星 麺神 濃香醤油 / 濃香味噌」（9月13日リニューアル発売）、「明星 麺神カップ 濃香醤油 / 濃香塩豚骨」（9月20日リニューアル発売）

今回の新商品「明星 麺神カップ 濃香醤油」及び「同 濃香塩豚骨」は、既存の麺神カップ「極旨魚介醤油」と「極旨塩豚骨」のリニューアルで、どちらも極太ノンフライ麺に “塩麹（しおこうじ）” を練り込んでいるのが見どころ。また前者については商品名が「極旨魚介醤油」から「濃香醤油」に変わっているように、魚介系の醤油味から動物系の醤油味に変わっている様子。

これまで「麺神カップ」は何度も実食しているのですが、極太サイズのノンフライ麺については申し分ないのに対し、いつもスープの方向性が人工的なので、此度のリニューアルからナチュラルに仕上げてほしいところ。ちなみに袋麺の「麺神」は1週間前にリニューアル済みで、値段（税別）を従来の180円から170円に値下げしましたが、カップラーメンの希望小売価格はリニューアル後も据え置きです。

東洋水産「俺の塩 たらこ味 大盛 からしマヨネーズ付」新発売

「俺の塩」で人気の「たらこ味」が “からしマヨネーズ付” で今年も登場!! 俺の塩（おれのしお）とは、マルちゃんとして知られる東洋水産のロングセラーで、即席カップめん業界における塩焼きそばの草分け的な存在。1997年（平成9年）7月に発売された初代「俺の塩」は、当時の市場に新しい風潮をもたらし、カップ焼きそばの可能性を大きく広げました。

出典：東洋水産「マルちゃん 俺の塩 たらこ味 大盛 からしマヨネーズ付」新発売のお知らせ

今回の新商品「マルちゃん 俺の塩 たらこ味 大盛 からしマヨネーズ付」は、今年で発売10年目を迎えた「俺の塩 たらこ味」の変わり種で、商品名は2020年4月6日発売品と完全に一致。よく見るとパッケージのデザインやイメージ写真も刻み海苔の位置まで同じなのと、JANコードも一緒だったので、テコ入れなしの再販とみて間違いありません。

「俺の塩」に初めて “たらこ味” が導入されたのは、2009年（平成21年）5月18日で、その2年後となる2011年（平成23年）5月2日に初の “大盛り” タイプを市場に投下。実は2016年（平成28年）10月3日にキユーピーからしマヨネーズを別添した「俺の塩 たらこ味 大盛 からしマヨ付」を発売しており、昨年の商品にもキユーピーからしマヨネーズを別添していたので、今回も同じ仕様だと思います。

エースコック「一度は食べたい名店の味 麺創房無敵家 とんコク醤油味ラーメン」新発売

横浜発祥の家系ラーメンとは一味違う!? 池袋で人気を博す「麺創房無敵家」の味をカップ麺で再現!! 麺創房無敵家（めんそうぼうむてきや）とは、ラーメン激戦区として知られる東京都豊島区南池袋の人気店で、1994年（平成6年）8月に「関東ラーメン」という屋号でオープン。その4年後に屋号を「麺創房無敵家」に改め、こだわりの素材と創作メニューにも注力し、人気店としての地位を確立しました。

出典：エースコック「一度は食べたい名店の味 麺創房無敵家 とんコク醤油味ラーメン」2021/9/20 新発売PDF

今回の新商品「一度は食べたい名店の味 麺創房無敵家 とんコク醤油味ラーメン」は、大阪府吹田市に本社を置くエースコックと池袋の行列店「麺創房無敵家」の共同開発商品で、食べ応えのある太麺に、同店が誇る “とんコク醤油味” のスープを再現。さらに人気のトッピング「節醤（ふしじゃん）」をイメージした特製ペーストを別添し、それを途中で加えることで、味変も楽しめる一度で二度おいしい仕様。

店舗で提供されている「節醤」とは、背脂と数種類の魚節を使い、芳ばしく仕上げた味変用のアイテムで、それを任意のタイミングでスープに溶かすのが人気の食べ方。カップ麺のパッケージにも「オススメの召しあがり方」として「一、まずは特製ペーストを入れずに」「二、半分程食べたら特製ペーストを入れて味変更」との指南を表示しているので、とんコク醤油味のスープと味変前後の違いに注目です。

まるか食品「ペヤング マヨ酸辣やきそば」新発売

今月のペヤングは中華系やきそば強化月間!?「獄激辛麻婆」と「たっぷりメンマ」の次は「マヨ酸辣」でラインナップを強化!! ペヤングとは、まるか食品の代名詞となっているロングセラーで、定番の素朴な「ソースやきそば」とは裏腹に、変わり種ではキワモノ路線の商品を数多く開発。そのためネット上でも変態扱いされているのですが、根強いファンが多いことでも知られます。

出典：まるか食品「ペヤング マヨ酸辣やきそば」を9月20日に発売いたします。

今回の新商品「ペヤング マヨ酸辣やきそば」は、中華料理の定番「酸辣湯」にマヨネーズを加えたペヤングのオリジナル商品で、9月6日発売の「獄激辛麻婆やきそば」及び9月13日発売の「たっぷりメンマやきそば」に続く3週連続の中華系。来週は「にんにく納豆やきそば」がリリースされるので、いきなりパターンから外れるのですが、まさかの4週連続で新作を発売という「ペヤング」にしては珍しい展開。

あいかわらず新商品を出せば話題になる「ペヤング」なので、ぜひともレビューしたいところなのですが、凄まじいインパクトの強さ故に “売れない” 獄激辛シリーズやペタマックスなどのイメージが強く、筆者の住んでいる地域では数ヶ月前の商品が売れ残っている店舗も珍しくありません。そのせいで新作が出ても発注されない事態が多発しているので、地域によっては入手困難になると思います。

ファミリーマート「ラ王 赤タンタン」新発売

ファミリーマート限定の縦型ラ王「赤タンタン」が “3種のミンチ肉” を搭載して再び登場!! ラ王（らおう）とは、日清食品を代表するインスタントラーメンのブランドで、前述の「豚ラ王」や女性に嬉しい「野菜たっぷり」に、鍋の〆専用に開発された袋麺「鍋用ラ王」など、実はバリエーションに富んだ商品を数多く展開。いずれも本格的な作りから、多くの方に支持されています。

出典：ファミリーマート > HOME > 商品情報 > 加工食品 > ラ王 赤タンタン

今回の新商品「ラ王 赤タンタン」は、コンビニの中でもファミリーマート専用のPB（プライベートブランド）商品として開発されたカップラーメンで、簡便性に優れた縦型ビッグ容器と花椒を練り込んだノンフライ麺 “花椒練りこみ麺” がステータス。ほかにも「黒タンタン」や「白タンタン」「金タンタン」があり、いずれのスープもゴマの風味が濃厚で、このブログでは高評価を叩き出してきました。

実は2020年11月24日に、FamilyMart×日清ラ王コラボ第3弾として「赤タンタン（バッチリ辛い）」を発売しているのですが、昨年の「赤タンタン」には2種類のミンチ肉（味付肉そぼろ、味付豚肉）を搭載していたのに対し、今年は “3種のミンチ肉” で食べ応えアップ。ただ、それ以外に大きなリニューアルポイントはなさそうなので、期待を裏切らない安定の高評価を記録してくれそうですよ。

サンヨー食品「名店の味 天下一品 京都濃厚鶏白湯」新発売

あの「天下一品」がカップラーメンに!? 京都を代表する老舗が守り続けてきた唯一無二の味「こってりラーメン」ついに商品化!! 天下一品（てんかいっぴん）とは、京都府京都市を発祥の地とするラーメンチェーンで、創業は1981年（昭和56年）11月16日。ベジポタ系の「こってり」と「あっさり」のスープを基本とし、なかでも濃厚な味わいの「こってり」は熱狂的なファンが多いことで知られます。

出典：天下一品MEDIA > ホーム > 広報だより >「天下一品」の『こってり』がカップラーメンになって新登場!?

今回の新商品「名店の味 天下一品 京都濃厚鶏白湯」は、サッポロ一番として知られるサンヨー食品と「天下一品」の共同開発商品で、マニアの間でも要望が絶えなかった「こってり」の味わいをカップラーメンで再現。パッケージにもアニバーサリーのロゴがプリントされているように、創業50周年記念の一環で、ついにファン待望の商品化が実現する運びとなりました。

個人的に天然とんこつラーメン専門店「一蘭」が初めてカップラーメンをリリースした日と同じレベルの衝撃を受けているのですが、それだけに店舗のファンから厳しい声も飛び込んできそうな展開。まずは西日本エリア（関西以西）の小売店と「天下一品」の公式ショッピングWebサイトで先行販売後、2021年10月25日から全国でも販売されるようなので、確実に押さえておいてください。

今週注目のカップ麺と展望

というわけで、今週もっとも注目すべきカップ麺は圧倒的に「名店の味 天下一品 京都濃厚鶏白湯」なのですが、その影に隠れながらも存在感を放つ「麺創房無敵家」のカップラーメンと「ペヤング マヨ酸辣やきそば」も見逃せない新商品。純然たる新作の数は少ないものの、なかなか粒揃いな週になりました。

加えてカップ麺をルーツに持つ「豚ラ王」の袋麺や「一平ちゃん夜店のモダン焼き風セット」も興味深く、特に後者はカップ麺の可能性を大幅に広げてくれる新しい提案。いくつか先週の取り零し分もあるのですが、ひとまず今週の新商品を優先し、余裕があれば袋麺やモダン焼き風セットのレビューも前向きに検討します。

メーカー未公開情報あり！ カップ麺マル秘リスト

それでは、最後に私の把握している新作カップ麺の発売予定リストを公開します。中にはネットで商品名を検索しても出てこないメーカー未公開のタイトルも混ざっているため、発売日が変動する、またはリリースされない場合もあるかもしれませんが、こんなカップ麺が出るかもしれないよー、くらいの気持ちで話のネタにでもご活用ください【author・taka :a（大石敬之）】