最新カップ麺【今週の新商品】中華蕎麦とみ田の二郎系「豚まぜそば」が “Wニンニク” に進化して再登場!!

どうも、taka :a（@honjitsunoippai）です。

このページでは、2021年6月21日（月）に新発売とリニューアルを予定している「カップ麺の新商品一覧」をまとめ、これまでの経験に基づいた所感を交えながら各製品の特徴と見所を画像付きで解説、今週の注目カップ麺を選定します。

コンビニの新商品や新作カップ麺（カップラーメン、カップ焼そば等）の最新情報、話題のニュースが気になる方は（こっそりメーカー未公開の新発売予定リストも公開しているので）、よろしければ最後までご覧ください。

今週の新商品 新作カップ麺リスト

▼日清食品
・日清のどん兵衛 ラー油仕立ての鴨だしうどん / 193円（全国）
・カップヌードル 鶏白湯 ぶっこみ飯 / 230円（全国）

▼明星食品
・明星 中華三昧タテ型 重慶飯店 麻婆麺 / 193円（全国）

▼東洋水産（マルちゃん）
・MARUCHAN QTTA裏 辛コク味噌味 / 193円（全国）
・博多新風×ラーメン凪 BUTAO 黒赤とんこつ / 220円（全国）

▼サンヨー食品
・マメさん監修 函館塩ラーメン / 220円（全国）
・サッポロ一番 みそラーメンどんぶり 台湾ラーメン風 / 193円（全国）
・サッポロ一番 塩らーめんどんぶり 瀬戸内レモン / 193円（全国）

▼エースコック
・じわとろ 海鮮バター味ラーメン / 230円（全国）
・CoCo壱番屋監修 チーズカレー味ラーメン / 210円（全国）
・CoCo壱番屋監修 カレー焼そば 芳醇ソース使用 / 210円（全国）

▼サンポー食品
・激辛高菜豚骨ラーメン / 193円（全国）

▼マルタイ
・味よか隊 宮崎辛麺 / 172円（全国）

▼ローソン
・坂内食堂 喜多方本店監修中華そば / 220円（全国）*
・山口 ばか馬監修 豚骨ラーメン / 276円（中四国）*

▼ファミリーマート
・ファミコレ 焦がしねぎ香る醤油ラーメン 大盛 / 184円（全国）*
・麺屋はなび監修 台湾まぜそば / 221円（全国）*

▼セブンイレブン
・セブンプレミアム ワンタンラーメンしょうゆ味 / 138円（全国）*
・セブンプレミアム ワンタンラーメンとんこつ味 / 138円（全国）*
・セブンプレミアム 中華蕎麦とみ田監修 豚まぜそば / 228円（全国）*
・辛タンメン味春雨 / 178円（首都圏）*

* 2021年6月22日（火）以降順次発売

東洋水産「MARUCHAN QTTA裏 辛コク味噌味」新発売

QTTAの裏メニュー “第2章” の続編は「コク味噌味」を辛口にアレンジ!! MARUCHAN QTTA（マルちゃん クッタ）とは、東洋水産を代表する「たて型カップ麺」のブランドで、しっかりとした食べごたえがあり、食べた人に「はぁ～、くった～」と “ホッと一息ついて前向きな気持ちになってもらいたい” をコンセプトに発足。2017年（平成29年）3月27日、この業界に鳴り物入りで登場しました。

出典：東洋水産「MARUCHAN QTTA裏 辛コク味噌味」新発売のお知らせ

今回の新商品「MARUCHAN QTTA裏 辛コク味噌味」は、2020年3月23日にリリースされたQTTA発売3周年記念商品「SHO-YUラーメン裏 焦がししょうゆ味」の流れを汲む “裏メニュー” シリーズ第2章の続編で、2021年5月10日発売の「裏 こんがりしょうゆ味」及び「裏 チリペッパーシーフード味」に続き、今年加わった新定番「コク味噌味」を唐辛子や胡椒でアレンジした変わり種。

「MARUCHAN QTTA コク味噌味」は、2021年3月22日に導入されたばかりの新作で、同じ “味噌” でもライバル関係にある日清食品の「カップヌードル 味噌」とはベクトルが異なります。実は前回の「裏 こんがりしょうゆ味」と「裏 チリペッパーシーフード味」をレビューした際、次は辛い「コク味噌」が来るのではないかと予想できたので、流れとしては順当でしょうか。

東洋水産「博多新風×ラーメン凪 BUTAO 黒赤とんこつ」新発売

カップ麺だけ「夢のWコラボ」シリーズ第11弾は福岡「博多新風」と東京「ラーメン凪 BUTAO」がタイアップ!! 夢のW（ダブル）コラボシリーズとは、全国的に知名度が高い “エリアの異なる有名店” の両店主（代表）2名と協力し、各店の特徴を活かしたカップ麺だけの味わいを提供するのがコンセプトで、2012年3月12日に発売された「さいころ」と「龍旗信」のタイアップから発足。

出典：東洋水産「博多新風×ラーメン凪 BUTAO 黒赤とんこつ」新発売のお知らせ

今回の新商品「マルちゃん 博多新風×ラーメン凪 BUTAO 黒赤とんこつ」は、福岡県福岡市の「博多新風（はかた しんぷう）」と東京都で一大勢力を築いた「すごい！煮干ラーメン ラーメン凪（なぎ）」が運営する豚骨専門店「BUTAO（豚王）」とのコラボ商品で、博多新風が誇る “黒マー油豚骨” とBUTAOが誇る “辛豚骨” の魅力をブレンド。

2019年10月21日に同じようなコンセプトのTRY20周年企画商品「大島×田中商店 辛味噌豚骨」をリリースしていましたが、東洋水産のニュースリリースには “第11弾” と記載。つまり、2019年1月7日に発売されたシリーズ第10弾「博多新風×気むずかし家 焦がしニンニク香る濃厚鶏豚骨」の続編ということで、いずれにせよ久しぶりの新作です。

サンヨー食品「マメさん監修 函館塩ラーメン」新発売

函館ラーメンにあって、函館ラーメンにあらず——。1968年（昭和43年）創業の老舗「マメさん」の味わいをカップ麺で再現!! マメさんとは、北海道函館市大手町に本社を置く丸豆岡田製麺の代表を務めた故・岡田芳也（おかだ よしなり）氏が創業したラーメン店で、氏が幼い頃より影響を受けたという1955年（昭和30年）代の屋台「龍鳳」がルーツ。

出典：サンヨー食品 > ホーム > 製品情報 > マメさん監修 函館塩ラーメン

今回の新商品「マメさん監修 函館塩ラーメン」は、サッポロ一番のブランドで知られるサンヨー食品と「マメさん」の共同開発商品で、同店を代表する「元祖マメさん塩ラーメン」の味わいを縦型ビッグのカップラーメンで再現。サンヨー食品の公式ウェブサイトでは、鶏・昆布・煮干をブレンドしたスープに、噛み応えのあるストレート麺を合わせ、背脂の風味を効かせていると紹介しています。

サンヨー食品が販売する有名店監修の縦型ビッグ製品は、油揚げ麺の仕上がりに難点を感じることが多く、このブログでは評価の足を引っ張る最大の要因となっていたのですが、その印象が和らいできた近年。前述のように今回は “ストレート麺” や “背脂加工品” なども使用しているようなので、今回は安定した仕上がりに期待できそうです。

エースコック「CoCo壱番屋監修 チーズカレー味ラーメン」「同 カレー焼そば 芳醇ソース使用」新発売

エースコック×CoCo壱番屋コラボ最新作は人気のトッピング「チーズ」を加えたカレーラーメンとココイチオリジナルの「芳醇ソース」を使ったカレー焼きそばを同時に展開!! カレーハウスCoCo壱番屋（ここいちばんや）とは、言わずと知れた日本を代表するカレー専門店で、ハウス食品グループ本社の連結子会社。エースコックとのタイアップ歴は長く、すでに10年以上の歴史を紡いできました。

出典：エースコック「CoCo壱番屋監修 チーズカレー味ラーメン / カレー焼そば 芳醇ソース使用」2021/6/21 新発売PDF

今回の新商品「CoCo壱番屋監修 チーズカレー味ラーメン」は、ココイチで人気を博すトッピングの「チーズ」を使用したカップラーメンで、製品スタイルは「スーパーカップ1.5倍」と同じ大盛りバケツ型。これまでエースコックが販売してきたCoCo壱番屋監修商品を遡ると、何度かチーズ入りのカレーラーメンはあったので、まったくの新作ではありません。

またココイチオリジナルの芳醇ソースを使用した「CoCo壱番屋監修 カレー焼そば」も同時に発売ということで、カップラーメンとカップ焼きそばの抱き合わせは2020年4月13日発売品の流れを汲んでいるのですが、おそらくカップ麺にココイチの芳醇ソースを合わせてきたのは初の試み。昨年でコラボ10年目に突入した両社、安心と信頼の実績を誇るタイアップなので、今回も安心して楽しめそうです。

サンポー食品「激辛高菜豚骨ラーメン」新発売

サンポー食品が多くの要望に応え「激辛高菜豚骨ラーメン」を強化して再販!! サンポー食品とは、佐賀県三養基郡に本社・工場を構える即席めんメーカーで、1978（昭和53年）から販売を続けている「焼豚ラーメン」が代表作。2021年1月に創業100周年を迎え、数あるスープの中でも豚骨に強みを持ち、地元九州で愛されているのはもちろん、全国にもコアなファンを抱えています。

出典：サンポー食品 > トップ > お知らせ一覧 >「激辛高菜豚骨ラーメン」新発売！

今回の新商品「激辛高菜豚骨ラーメン」は、激辛料理が食べたくなる夏に向けて開発された新作で、2020年7月27日に “唐辛子を従来の10倍量加えた” 激辛仕様の「激辛高菜豚骨ラーメン」を発売していましたが、まったくテコ入れなしの再販ではありません。九州産激辛高菜の美味しさはそのままに、煎り胡麻を増量するだけでなく、新たに擂り胡麻を配合しているのがポイント。

サンポー食品の商品は “九州を出ると急にエンカウント率が下がる” ので、このブログでも手に入らなくて諦めたこと数知れず——。逆にスーパーやコンビニ、ネット通販サイトなども含め、九州フェアなどの催事が実施されていた場合はチャンス。まだ入手できるかどうか分かりませんが、間違いなく美味しいはず（※筆者は手放しでサンポー食品が好きw）なので、個人的に注目している新作です。

ローソン「坂内食堂 喜多方本店監修中華そば」新発売

ローソンがファミリーマートに対抗!? 福島を代表する喜多方ラーメンの老舗「坂内食堂」のカップ麺が再び登場!! 坂内食堂（ばんないしょくどう）とは、福島県喜多方市でトップクラスの人気を誇る老舗のラーメン店で、創業は1958年（昭和33年）5月。喜多方ラーメン発祥の店「源来軒（げんらいけん）」や「まこと食堂」と並び、福島を代表する “喜多方ラーメン御三家” に数えられます。

出典：ローソン > Home > 商品・おトク情報 > オリジナル商品 > サンヨー食品 坂内食堂 喜多方本店監修中華そば

今回の新商品「坂内食堂 喜多方本店監修中華そば」は、サンヨー食品（サッポロ一番）と「坂内食堂 本店」の共同開発商品で、コンビニの中でも「ローソン」でしか買えない販路限定のPB（プライベートブランド）商品として企画。以前にもタイアップしているサンヨー食品と坂内食堂ですが、このブログで取り上げるのは2018年7月9日発売品以来の話。

さて、ここで思い出していただきたいのが1週間前にリリースされたファミリーマート限定「喜多方ラーメン坂内 コク醤油」の存在。坂内食堂の正式な暖簾分けとして知られる「喜多方ラーメン坂」と明星食品のコラボ商品が示し合わせたかのようなタイミングで棚に並んでいる、なかなか面白い状況が成立しているので、この機を逃すわけにはいけません。

ファミリーマート「焦がしねぎ香る醤油ラーメン 大盛」新発売

ファミコレに大盛りサイズのカップラーメンついに降臨!! ファミコレとは、ファミリーマートが展開しているPB・ファミリーマートコレクション（FamilyMart Collection）の略称で、2012年10月下旬に複数あった既存のブランドを統一するかたちで発足。コストパフォーマンスの高い “レギュラーライン” を中心に、豊富なバリエーションを展開しています。

出典：ファミリーマート > HOME > 商品情報 > 加工食品 > 焦がしねぎ香る醤油ラーメン 大盛

今回の新商品「焦がしねぎ香る醤油ラーメン 大盛」は、焦がしネギの香りと鶏の旨みを特徴とする縦型ビッグのカップ麺で、ファミコレにおけるカップラーメンでは標準サイズの縦型カップと標準どんぶり型を基本としているところ、食べ応えにも配慮した大盛りサイズを展開してラインナップを強化。パッケージの個体識別コードやフォントのデザインから察するに、メーカーは明星食品でしょうか。

ファミコレのレギュラーラインにおける大盛りサイズのカップ麺といえば、1週間前に「ソース焼そば からしマヨネーズ付き 大盛」を発売してきたばかり。それはマルちゃんのブランドで知られる東洋水産との共同開発商品だったので、これから他のメーカーにも協力を仰ぎつつ、大盛りサイズのカップ麺をコンスタントにリリースしてくるかもしれません。

ファミリーマート「麺屋はなび監修 台湾まぜそば」新発売

ファミリーマート恒例「麺屋はなび」監修の商品が大盛りサイズの汁なしカップ麺を導入!! 麺屋（めんや）はなびとは、台湾まぜそば発祥の店として知られる名店で、創業は2008年（平成20年）8月1日。愛知県名古屋市中川区高畑にオープンした1号店「麺屋はなび 高畑本店」を皮切りに、現在は全国的な知名度を誇る名店に成長しているため、ご存知の方も多いでしょう。

出典：ファミリーマート > HOME > 商品情報 > 加工食品 > 麺屋はなび監修 台湾まぜそば

今回の新商品「麺屋はなび監修 台湾まぜそば」は、サンヨー食品（サッポロ一番）と「麺屋はなび」総大将・新山直人（にいやま なおと）氏の共同開発商品で、麺屋はなびを代表する「台湾まぜそば」の味わいを湯切りタイプの汁なしカップ麺で再現。販売ルートはファミリーマート限定ということで、以前より何度もタイアップを続けている関係になりますが、これまでとは大幅に仕様が異なります。

というのもサンヨー食品×麺屋はなびのファミリーマート限定商品といえば、最近でこそ油揚げ麺を使用した縦型ビッグの変わり種を定期的に発売しているものの、当初はノンフライ麺とレトルトの具を使用した「台湾まぜそば」より始まった企画。それは何度も再販されているのですが、今回は初の大盛り仕様かつ値段的に油揚げ麺だと思うので、だとしたらコラボ史上初の試みです。

セブンプレミアム「中華蕎麦とみ田監修 豚まぜそば」新発売

中華蕎麦とみ田の二郎インスパイア系「豚まぜそば」が “ガツンとWニンニク” にパワーアップ!! 中華蕎麦とみ田（ちゅうかそばとみた）とは、千葉県松戸市に本店を構える全国屈指の有名店で、創業は2006年（平成18年）6月5日。セブンイレブンで販売されている監修商品をはじめ、メディア露出度も高く、映画でも主演を務めるなど、数あるラーメン店の中でもトップクラスの知名度を誇っています。

出典：セブン-イレブン・ジャパン > 商品のご案内 > セブンプレミアム > 常温・加工食品7P > 中華蕎麦 とみ田豚まぜそば

今回の新商品「中華蕎麦とみ田監修 豚まぜそば」は、中華蕎麦とみ田の店主・富田治（とみた おさむ）氏とセブン＆アイグループ及び明星食品の共同開発商品で、今を時めくニンニクのキレをガツンと効かせた汁なしカップ麺。ちょうど1年前の同時期に該当する2020年6月16日にも同じタイトルの商品を発売していますが、新たに “ガーリックマヨ” を別添しているのが明確なリニューアルポイント。

2020年6月発売の「豚まぜそば」に別添されていた粉チーズ（ふりかけ）は省かれたようですが、アクレッシブが過ぎた別添の “生にんにく” はそのままに、明星食品が得意とする “ガーリックマヨ” を採用ということで、ひとまず高評価は間違いなし。これまでの傾向からセブンイレブンでの取り扱いも意欲的だと思うので、生にんにくのキレが無条件で好きな方は要チェックです。

今週注目のカップ麺と展望

枠の関係で解説できなかった商品もありますが、ひとまずセブン＆アイ限定の「中華蕎麦とみ田監修 豚まぜそば」を筆頭に、夢のWコラボ企画「博多新風×ラーメン凪 BUTAO」も注目度が高く、ローソン×坂内食堂（サンヨー食品）vs.ファミリーマート×喜多方ラーメン坂内（明星食品）の違いも気になるところ。

また辛さの度合いは異なりますが、夏に向けてリリースされた辛いカップ麺も目立ち、食欲を刺激してくれそうな新作が肩を並べた2021年6月下旬。ひとまず上記で解説したカップ麺を中心に、取りこぼしている爆盛りペヤング「超超超超超超大盛ペタマックス辛味噌ラーメン」も睨みつつ、入手した商品から順にレビューしていきますので、今週も一緒に楽しめたらなと思います。

メーカー未公開情報あり！ カップ麺マル秘リスト

それでは、最後に私の把握している新作カップ麺の発売予定リストを公開します。中にはネットで商品名を検索しても出てこないメーカー未公開のタイトルも混ざっているため、発売日が変動する、またはリリースされない場合もあるかもしれませんが、こんなカップ麺が出るかもしれないよー、くらいの気持ちで話のネタにでもご活用ください【author・taka :a（大石敬之）】