どうも、taka :aです。
このページでは、2020年11月23日(月)に新発売とリニューアルを予定している「カップ麺の新商品一覧」をまとめ、これまでの経験に基づいた所感を交えながら各製品の特徴と見所を画像付きで解説、今週の注目カップ麺を選定します。
コンビニの新商品や新作カップ麺(カップラーメン、カップ焼そば等)の最新情報、話題のニュースが気になる方は(こっそりメーカー未公開の新発売予定リストも公開しているので)、よろしければ最後までご覧ください。
今週の新商品 新作カップ麺リスト
▼日清食品
・カップヌードル 濃厚豚骨 ビッグ / 220円(全国)
▼明星食品
・明星 乳酸菌が40,000,000,000個入った キムチラーメン / 230円(全国)
・明星 乳酸菌が40,000,000,000個入った にんにくみそラーメン / 230円(全国)
▼東洋水産(マルちゃん)
・MARUCHAN QTTA クリームカレーチーズ味 / 193円(全国)
・バリうまごぼ天うどん でか盛 / 220円(九州)
▼サンヨー食品(サッポロ一番)
・麺創研紅監修 鬼紅 濃厚激辛味噌 / 220円(全国)*1
▼エースコック
・一度は食べたい名店の味 ラーメン屋トイ・ボックス 黄金鶏油の鶏醤油ラーメン / 220円(全国)
・くまモンの熊本ラーメンだモン!/ 193円(全国)
・くまモンのトマトチリ味ラーメンだモン!/ 193円(全国)
▼サンポー食品
・祭盛 ねぎ博多豚骨ラーメン / 193円(全国)*1
▼ローソン
・幸楽園 味噌野菜たんめん / 220円(全国)*1
▼ファミリーマート
・ラ王 赤タンタン / 212円(全国)*1
▼セブンイレブン(セブンプレミアム
・きつねうどん縦型 / 128円(北海道、新潟県、長野県、静岡県)R*1
・関西きつねうどん縦型 / 128円(三重県、中国、四国、沖縄)R*1
*1 火曜日(2020年11月24日)以降順次発売
日清食品「カップヌードル 濃厚豚骨 ビッグ」新発売
最新ヒット商品「カップヌードル 旨辛豚骨」に続く豚骨味がビッグサイズで登場!! カップヌードル(CUPNOODLE)とは、日清食品が誇る世界初のカップ麺で、1971年(昭和46年)9月18日に東京都新宿区の伊勢丹百貨店を皮切りに販売開始。その後、1991年(平成3年)1月25日に「カップヌードルBIG」を展開し、現在も定期的に変わり種を開発しています。
今回の新商品「カップヌードル 濃厚豚骨 ビッグ」は、2020年8月31日に発売された新レギュラー「カップヌードル 旨辛豚骨」に続く新作で、豚の旨みと濃厚さにこだわり抜いた “1口目から満たされること間違いなし” の「とろとろ豚骨スープ」がテーマ。口に入れた瞬間に豚の旨みが感じられる、濃厚な味わいが特徴で、小袋は特製豚旨油(ぶたうまあぶら)を別添とのこと。
豚骨味のカップヌードルといえば、2020年11月9日にカップライスの「カップヌードル 旨辛豚骨 ぶっこみ飯」をリリースしてきたばかり。とろみの強い豚骨スープを目玉にしたカップ麺は珍しくないのですが、結果的に粘度の高さと旨みの濃度が釣り合わず、とろみが独り歩きしていることも珍しくないため、きちんと濃厚なのかどうか、濃厚豚骨の指標に注目です。
明星食品「乳酸菌が40,000,000,000個入ったラーメン」新発売
乳酸菌が400億個!? 創立70周年を迎えた明星食品が1食でヨーグルト40個分の乳酸菌が摂れるカップめん史上最大級の乳酸菌を配合した機能系カップ麺を開発!! 乳酸菌(にゅうさんきん)とは、オリゴ糖などの糖を利用して乳酸を生産する細菌類の総称で、ヨーグルトや乳酸菌飲料、漬物などの発酵に寄与するだけでなく、腸などの消化器官に常在し、おなかの調子を整えてくれることでも知られています。
出典:明星食品「明星 乳酸菌が40,000,000,000個入った キムチラーメン / にんにくみそラーメン」(11月23日発売)
今回の新商品「明星 乳酸菌が40,000,000,000個入った キムチラーメン」及び「(同)にんにくみそラーメン」は、新型コロナウイルスやインフルエンザなどの感染が心配され、健康意識が高まる2020年の冬に向けて開発されたもの。はたして実際に免疫力がアップするのかどうかはさておき、乳酸菌を40,000,000,000(400億)個も配合ということで、なかなかインパクトのある商品を市場に投下してきました。
さらにフレーバーも発酵食品の「キムチ」と「みそ」をテーマに、どちらも免疫力を高めてくれるニンニクを効かせ、キムチラーメンにはシャキシャキ食感のキムチを、にんにくみそラーメンにはガーリックスライスを使用という、乳酸菌を抜きにしても安定して美味しそうな雰囲気。ドラッグストアなどでも取り扱いが多そうなので、けっこう見かける頻度が高いかもしれません。
東洋水産「MARUCHAN QTTA クリームカレーチーズ味」新発売
ご飯よりもパンに合う!? QTTAのカレーに新展開!! MARUCHAN QTTA(まるちゃん くった)とは、しっかりと食べ応えがあり、食べた人に「はぁ~、くった~」と “ホッと一息ついて前向きな気持ちになってもらいたい” をコンセプトに開発された縦型カップ麺ブランドで、日清食品の「カップヌードル」に対抗すべく、2017年3月27日に定番御三家(SHO-YU、SEAFOOD、TONKOTSU)を新発売。
今回の新商品「MARUCHAN QTTA クリームカレーチーズ味」は、定番のカレー味をQTTAならではのクリーム系にアレンジした新作で、ビーフや玉ねぎの旨みと甘みをベースに、チーズ加工品を加えたクリーミーでマイルドなカレー味のスープが特徴とのこと。麺には「つやもち製法レギュラー麺」を採用し、パッケージでは “しっかり麺” と “パンに合う” ことをアピールしているため、特に後者は新鮮味を感じます。
これまで「QTTA」のレギュラー商品はローマ字で、数量限定・期間限定商品はカタカナでフレーバーを表記していたのに対し、定番のSHO-YUとSEAFOODは「コクしょうゆ味」と「シーフード味」に改められ、いつの間にか「TONKOTSU」は終売している2020年11月23日現在。変わり種の「クリームカレーチーズ味」がレギュラー商品に食い込むのかどうか、今後の動向にも注目しましょう。
サンヨー食品「麺創研紅監修 鬼紅 濃厚激辛味噌」新発売
東京・府中の人気ラーメン店「麺創研 紅」が誇る激辛ラーメン “鬼紅” がカップ麺に!! 麺創研紅(めんそうけん くれない)とは、2008年10月10日に創業した「麺創研かなで」のセカンドブランドで、2010年7月29日にオープン。濃厚な辛みそスープと7種類(2、3、4、5、6、7、10mm)の麺を混合した乱切り麺を特徴とし、2018年からサンヨー食品(サッポロ一番)とコラボしたカップラーメンを展開しています。
今回の新商品「麺創研紅監修 鬼紅(おにくれない)濃厚激辛味噌」は、サンヨー食品と麺創研紅(東京・府中本店)の共同開発商品で、3段階ある辛さレベルのなかでも最強クラスの “鬼紅 ONI KURENAI” を再現。2018年11月12日発売の第1弾及び2019年11月4日発売の第2弾は注文率7割の “紅らーめん” を再現していましたが、その上に位置する辛さの “鬼紅らーめん” がテーマということで、同コラボ史上初の試み。
その辛さもさることながら、2018年11月発売の第1弾「濃厚辛味噌ラーメン 紅」には “太さの異なる2種類の麺” を、2019年11月発売の第2弾「濃厚辛味噌ラーメン 紅」には同じ商品名でも “太さの異なる3種類の麺” を使用しており、第3弾となる今回も熱湯4分の “特製乱切り麺” を使用ということで、麺の形状と食感も注目すべきポイントになります(ただ、毎回このコラボって具材がショボいんですよね‥‥w)
エースコック「一度は食べたい名店の味 ラーメン屋トイ・ボックス」新発売
あのトイ・ボックスがカップ麺を監修!? ついに「一度は食べたい名店の味」から業界参戦!! ラーメン屋トイ・ボックスとは、東京都台東区三ノ輪に店を構える『ミシュランガイド東京』ビブグルマン掲載店で、創業は2013年12月15日。尼崎に移転したレジェンド「ラーメン家 69’N’ROLL ONE(現・ロックンビリーS1)」出身の店主・山上貴典氏が開業し、現在は完成度の高い鶏100%の清湯しょうゆラーメンを提供しています。
出典:エースコック「一度は食べたい名店の味 ラーメン屋トイ・ボックス 黄金鶏油の鶏醤油ラーメン」2020/11/23 新発売PDF
今回の新商品「一度は食べたい名店の味 ラーメン屋トイ・ボックス 黄金鶏油の鶏醤油ラーメン」は、エースコックとトイ・ボックスの共同開発商品で、ミシュランガイド東京のビブグルマンに6年連続選出された “東京屈指の醤油ラーメン” を再現すべく、店主監修のもと2種類の小袋(液体スープ・調味油)を別添。先日、エースコックの関係者と話をしていたところ、かなり力を入れて開発した商品と聞きました。
エースコックのニュースリリースにあった画像では分かりにくいのですが、フタの上には “3分後(1)まず液体スープだけを入れて混ぜ、(2)その後に調味油をかけてお食べください。調味油をかけたら混ぜないのが美味しさのポイント!” と、店主オススメの作り方を記載。簡便性も重視しなければいけない縦型なので、ある程度の妥協は必要かと思いますが、それだけに腕の見せ所。
エースコック「くまモンの熊本ラーメンだモン / トマトチリ味ラーメンだモン」新発売
くまモンのデビュー10周年を記念して “熊本県産食材を使用” したアニバーサリー商品を展開!! くまモンとは、言わずと知れた熊本県のPRマスコットキャラクターで、2011年3月12日の九州新幹線全線開業をきっかけに誕生。知事から熊本県の営業部長兼しあわせ部長に抜擢された経歴を持つ “公務員” で、現在は全国にファンを抱えている人気ご当地キャラの代表格ともいえる存在です。
今回の新商品「くまモンの熊本ラーメンだモン!」及び「(同)トマトチリ味ラーメンだモン!」は、くまモンとエースコックの共同開発商品(?)で、パッケージには “がんばれくまモン10周年こぶたなると入り” の文字。いやいや、くまモンナルトを使おうよ‥‥などと思いつつ、それはさておき麺の小麦は熊本県産、チリトマト味には生産量日本一の熊本県産トマトを使用ということで、きちんと熊本県産の食材を使っています。
製品スタイルはレギュラーサイズの縦型なので、コンビニ向けの縦型ビッグほど本格的な味ではないかもしれないけれど、それだけにスーパーやドラッグストア、ディスカウントストアなどでは税込100円前後で販売されそうな案件。熊本ラーメンは焦がしニンニクを効かせているらしく、熊本県産小麦の使用量は麺に占める割合の30%ブレンドということで、コストパフォーマンスに優れた意外と侮れない一杯かもしれません。
サンポー食品「祭盛 ねぎ博多豚骨ラーメン」新発売
サンポー食品が即席カップめん市場に新シリーズ「祭盛」を投入!! 祭盛(まつりもり)とは、佐賀県三養基郡に本社を置くサンポー食品(「焼豚ラーメン」を製造しているメーカー)の新シリーズで、驚くほどたっぷりの具材を使用したインパクトのあるシズル感が特徴となっているらしく、その第1弾としてリリースされたのが以下の変わり種。
今回の新商品「祭盛 ねぎ博多豚骨ラーメン」は、博多とんこつラーメンで定番の具材・葱(ねぎ)に着目して開発された新作で、ネギたっぷりの豚骨ラーメンをイメージし、かやくに2種類の後入れネギ(香り高い青ねぎと白ねぎ)を使用。さらに粉末スープの中にもネギを仕込んでいるらしく、ネギ好きのための豚骨ラーメンに仕上げた一杯ということで、2019年3月11日発売の「焼豚ラーメン ねぎとんこつ味」に通じるコンセプト。
ひとまずネギのインパクトには期待できそうな反面、問題は販売エリアが限られていること。サンポー食品が定めている販売エリアは全国区となっているのですが、実際のところ九州エリアが中心となっているため、毎度のことながら一部の地域を除いて入手困難なのが玉に瑕。とりあえず九州のセブンイレブンは販売店の対象となっているようなので、お土産にすると重宝されるかもしれません。
ローソン「幸楽苑 味噌野菜たんめん」新発売
全国のローソンに「幸楽苑」監修のカップ麺が新登場!! 幸楽苑(こうらくえん)とは、福島県郡山市に本部を置くラーメンチェーン経営企業・株式会社幸楽苑ホールディングスが運営しているラーメン店で、1号店の創業は1954年(昭和29年)という半世紀以上の歴史を持ち、2015年に看板商品の “290円ラーメン” を中止して話題になりましたが、それでも400店以上の店舗数を誇るラーメンチェーンの大御所です。
今回の新商品「幸楽苑 味噌野菜たんめん」は、幸楽苑とローソン及び明星食品の共同開発商品で、幸楽苑の定番メニュー「味噌野菜たんめん」を縦型ビッグのカップ麺で再現。2020年11月23日現在、まだローソンの公式ウェブサイトに製品情報はアップされていませんが、たっぷりの野菜を中心に、7種類の具材を使用しているらしく、フタの上には後入れの調味油を別添。
2020年11月上旬より、ローソンとコラボした幸楽苑監修の「からあげクン」やレンジ麺の「塩野菜たんめん(1/2日分の野菜)」ほか、デイリー食品の「肉あんかけ炒飯」に「チャーシュー丼」など、幸楽苑に因んだコラボ商品を展開している両社。カップ麺は全国のローソン(約14,000店舗)をはじめ「幸楽苑」の実店舗でも販売されるそうなので、食べ比べもしやすい環境が整っています。
ファミリーマート「ラ王 赤タンタン」新発売
バッチリ辛い!? 花椒練りこみ麺を搭載した “ファミマ限定ラ王” に新作の「赤タンタン」降臨!! ラ王(らおう)とは、1992年(平成4年)9月21日から販売されている日清食品のブランドで、もともとは丸い大判どんぶり型のカップラーメンからスタートしましたが、現在は八角どんぶり型及び縦型のカップ麺を中心に、袋麺や要冷蔵の鍋焼アルミ鍋(チルド商品)も展開しています。
出典:ファミリーマート > HOME > 商品情報 > 加工食品 > ラ王 赤タンタン
今回の新商品「ラ王 赤タンタン」は、日清食品とファミリーマートの共同開発商品で、2018年11月13日に発売された「黒タンタン」を皮切りに、2019年7月9日及び2020年3月31日に「黒タンタン」を再販しているのですが、その1週間後となる2020年4月7日に「白タンタン」を展開。その続編として開発されたのが今回の「赤タンタン」で、おにぎりの「ラ王 赤タンタン風おむすび(税込140円)」も同時に開発されました。
「黒タンタン」のスープは、強烈に濃厚な練り胡麻のコクを軸に、ラー油(唐辛子)の辛さは控えめで、花椒の清涼感は明白。その次に発売された「白タンタン」のスープは、白胡麻とナッツの芳醇な味わいを特徴とする、マイルドさに振り切った仕上がりから、新作の「赤タンタン」にも使用されている花椒練りこみ麺の完成度と胡麻の濃度については間違いなさそうなので、唐辛子の強さ(辛さレベル)に注目です。
今週注目のカップ麺と展望
今週注目の新作カップ麺は、ファミリーマート限定の「ラ王 赤タンタン」をはじめ、サンヨー食品×麺創研紅の激辛「鬼紅」など、辛いカップ麺が目立っているのですが、明星食品のアイディア商品「乳酸菌が40,000,000,000個入ったラーメン」も面白く、とろとろ豚骨スープが特徴の「カップヌードル 濃厚豚骨」も見逃せません。
他にも「トイ・ボックス」や「幸楽苑」が監修した人気ご当店カップ麺も注目度の高い新製品で、QTTAの「クリームカレーチーズ味」も安定して美味しそうな予感。手に入るかどうか分かりませんが、サンポー食品の「祭盛 ねぎ博多豚骨ラーメン」も睨みつつ、新作を中心にレビューしていきますので、今週も一緒にカップ麺を楽しんでいけたらなと思います。
メーカー未公開情報あり! カップ麺マル秘リスト
それでは、最後に私の把握している新作カップ麺の発売予定リストを公開します。中にはネットで商品名を検索しても出てこないメーカー未公開のタイトルも混ざっているため、発売日が変動する、またはリリースされない場合もあるかもしれませんが、こんなカップ麺が出るかもしれないよー、くらいの気持ちで話のネタにでもご活用ください(author・taka :a)
2020年11月30日
・日清×食べログ 百名店 麺庵ちとせ 塩ラーメン
・日清のどん兵衛 ちゃんぽんうどん 味変えオイル付 / 鶏南蛮そば 味変えオイル付
・明星 中華三昧タテ型ビッグ 赤坂榮林 酸辣湯麺
・本気盛 海鮮チゲ味
・一度は食べたい名店の味 PREMIUM 麺処 花田 濃厚味噌ラーメン
2020年12月07日
・明星 一平ちゃん大盛 カレーうどん
・明星 一平ちゃん汁なしうどん すき焼き味 / キムチ鍋味
・一度は食べたい名店の味 ど・みそ 特みそこってりらーめん
2020年12月14日
・明星 巨牛荘監修 濃厚肉汁焼きうどん