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辛さの極地ここにあり!! セブン限定「蒙古タンメン中本 北極ラーメン」2022年も “激辛旨味噌” に中毒者続出

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セブンプレミアム

どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。

本日の一杯は、2022年7月4日(月)新発売、セブンプレミアムのカップ麺「蒙古タンメン中本 北極ラーメン」の実食レビューです。

辛旨の極地から “辛さの極地” に原点回帰!?「蒙古タンメン中本」監修シリーズきっての人気激辛カップラーメンが今年も登場!! 発売9年目にして何が変わったのか、昨年との違いを徹底解説。

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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蒙古タンメン中本 北極ラーメン 2022

蒙古タンメン中本(もうこたんめんなかもと)とは、東京都板橋区に本店を置き “辛うまラーメン日本一” を標榜する大人気ラーメンチェーンで、先代の故・中本正氏が1968年(昭和43年)9月12日に創業した「中国料理 中本」が起源。現在は株式会社誠フードサービスの代表取締役を務める白根誠(しらね まこと)社長が二代目として事業を継承し、先代の味を守りながらも独自の進化を続けています。

専用のコーナーを設置しているセブン-イレブン店舗も多数

今回の新商品「セブンプレミアム 蒙古タンメン中本 北極ラーメン」は、蒙古タンメン中本の二代目・白根誠店主監修のもと、中本の激辛メニューを代表する「北極ラーメン」を再現したカップラーメンで、セブン&アイグループと日清食品が共同開発。2014年(平成26年)7月14日の発売以来、毎年の恒例となっているため、もはや即席カップめん業界における “夏の風物詩” といっても過言ではありません。

現在の「蒙古タンメン中本」各店で提供されている「北極ラーメン」は、先代が “辛さをストレートに味わう物” として考案した激辛ラーメンで、とにかく辛い真っ赤なスープを本体に、トッピングは激辛スープで煮込んだ豚肉・ゆでもやしと最小限。まだ先代が「中国料理 中本」を一人で店を切り盛りしていた頃、常人が受け入れられないほど衝撃的な辛さ追求したため、当初は裏メニュー扱いされていました。

北極ラーメン(ほっきょくらーめん)という個性的な名称について、以前は「蒙古タンメン中本」の公式ウェブサイトに “「辛さ=寒い地方」と先代のイメージから メニューの中でも群を抜く辛さ、北の頂点という意味で「北極ラーメン」と先代が命名しました。” と記載されていましたが、当初のメニュー表記は「炸醤麺」で、北極は客の間での通称だったなど、名前の由来については諸説ある様子。

そんな「北極ラーメン」を再現したカップラーメンが初めて発売されたのは、前述の2014年(平成26年)7月14日で、第1弾は麺重量60gのレギュラーサイズ(168円+税)からスタート。2015年(平成27年)7月13日発売品も容器のサイズを維持したまま再販の運びとなり、2016年(平成28年)7月11日発売品から製品スタイルを麺重量80gの縦型ビッグ(198円+税)に刷新しているのですが‥‥

2017年7月10日発売品、2018年7月10日発売品、2019年7月8日発売品、2020年7月3日発売品まで販売価格を維持しつつ、内容も一切の変更なく再販を繰り返していた北極ラーメン。しかし、2021年7月3日発売品から販売価格を208円(税込224円)に改め、麺の量を80gから85gに増量。従来のキャッチフレーズ(辛さの極地)も “辛旨の極地” に変更するなど、スープの味にも変化が生じました。

かくして9年目となる今回の2022年7月発売品「7P 蒙古タンメン中本 北極ラーメン」も製品スタイルは縦型ビッグのまま、内容量も117g(めん85g)から1gも変わっておらず、しかしながらパッケージの背景は赤ではなく黒が基調になり、精悍な龍のデザインは中本のロゴに変わるなど、従来よりも厳かでシックな雰囲気にリニューアル。

2022年は “辛さの極地” に回帰

さらに “辛旨の極地” だったキャッチフレーズも “辛さの極地” に戻るなど、本来の「北極ラーメン」が意図する方向性を重視し、ブラッシュアップを図ったような印象を受ける2022年。はたしてどのような進化を遂げているのか、ここから先は商品の内容について詳しく掘り下げます。

開封

小袋のデザインもリニューアル

今回のカップ麺に別添されている小袋は、後入れの「極辛オイル」が1袋。名称は2021年7月発売品の小袋(極辛オイル)と同じですが、こちらも龍のデザインが中本ロゴに変わっています。ちなみに天面の “※注意事項 辛みによる刺激が大変強いので、十分に注意してお召し上がりください。” という警告文については変わっていません。

かやくは前回と共通

かやくは大豆たん白加工品(フェイクミート)に、フライドガーリック、もやし、赤唐辛子、ねぎの計5種で、昨年(2021年7月発売品)と同じラインナップ。一昨年(2020年7月発売品)までは本物の味付豚肉を使っていましたが、原材料の高騰により、昨年から大豆たん白加工品を採用しています。ただ、もうひとつ注目すべきは販売価格が変わっていないこと。

2022年も全国のセブンイレブン店舗を中心に、イトーヨーカドーやヨークベニマル、ヨークマートのほか、オムニ7(イトーヨーカドーのネット通販サイト)でも取り扱いがあり、いずれの販売店でも本体価格は昨年と同じ208円(税込224.26円)となっています。

2022年6月1日出荷分からの価格改定により、NB(ナショナルブランド)の縦型ビッグにおけるメーカー希望小売価格は245円(税別)を基準に値上がりしているため、本体価格の据え置きには企業努力を感じました。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:セブンプレミアム 蒙古タンメン中本 北極ラーメン
製造者:日清食品株式会社
製造所:関西工場(滋賀県栗東市下鈎21-1)
内容量:117g(めん85g)
商品コード:4902105267660(JAN)
発売日:2022年07月04日(月)
実食日:2022年07月04日(月)
発売地域:全国
取得店舗:コンビニ(セブン-イレブン)
商品購入価格:224.26円(税込)
希望小売価格:208円(税別)
麺の種類:油揚げ麺
スタイル:縦型ビッグ
容器材質:紙
湯量目安:410ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:1袋(極辛オイル)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、しょうゆ、たん白加水分解物、チキンエキス、香味調味料、香辛料)、スープ(豚脂、粉末みそ、糖類、香辛料、ごま、でん粉、小麦粉、植物油脂、ポーク調味料、食塩、キャベツ調味油、酵母エキス、クリーミングパウダー、香味油)、かやく(大豆たん白加工品、フライドガーリック、もやし、赤唐辛子、ねぎ)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、香辛料抽出物、香料、増粘多糖類、炭酸Ca、カロチノイド色素、かんすい、グリセリン、酸化防止剤(ビタミンE)、カラメル色素、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉を含む)

実食開始

2022年も熱湯5分の油揚げ麺を搭載

麺は油で揚げたフライ麺で、湯戻し時間は熱湯5分。前述のように内容量は変わっていないため、調理前の麺重量は引き続き85gのまま据え置きです。これは通年販売されている「蒙古タンメン中本 辛旨味噌」(五代目)と共通する特徴で、現在の縦型ビッグにおけるNB商品の平均的な麺重量(70〜80g)よりも多めの値。

安心と信頼のアグレッシブ感

別添の「極辛オイル」は後入れなので、お湯を内側の線まで注ぎ、フタの上で小袋を温めながら待つこと5分。時間になったらフタを剥がし、極辛オイルを加え、よく混ぜ合わせたら完成です。あいかわらず凶暴なオーラを放ちやがってw というわけで、調理直後の雰囲気に変わった様子はありません。

ちなみに昨年の栄養成分表示と比較してみると、炭水化物は68.0g → 67.4gに減り、食塩相当量も7.3g → 6.8gに減っているのですが、カロリーは546kcal → 552kcalに増え、脂質も26.0g → 26.7gに増えるなど、わずかながらに興味深い変化が生じていました。というわけで、引き続き2021年版との違いに注目しつつ「めん」「スープ」「かやく」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(117g)あたり
カロリー:552kcal
たん白質:12.5g
脂  質:26.7g
炭水化物:67.4g
(糖  質:63.5g)
(食物繊維:3.9g)
食塩相当量:6.8g
(めん・かやく:2.5g)
   (スープ:4.3g)
ビタミンB1:0.96mg
ビタミンB2:0.38mg
カルシウム:172mg
参考値(調理直後に分別した値)
熱量:552kcal(めん・かやく:435kcal)(スープ:117kcal)
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

おそらく昨年と同じ油揚げ麺を搭載

縦型カップに85gの太麺がギュウギュウに押し込んであるので、熱湯5分しっかり待っても部分的な戻りムラを残しますが、それが気になるのも最初だけ。角刃で切り出された平打ちの形状で、縮れは弱くともスープの持ち上げに問題はなく、一定の密度を保ちながら日本蕎麦よろしくスパッ、と断ち切れる潔さも見どころ。

実は「どん兵衛」で培ったノウハウも応用している

「小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、しょうゆ、たん白加水分解物、チキンエキス、香味調味料、香辛料」という原材料名の構成は、2021年7月発売品の油揚げ麺から変わっておらず、体感的な印象も然り。練り込まれている香辛料は “にんにく” で、それが全面的に主張してくるわけではないのですが、すくなからずスープとの親和性を高めることに寄与しています。

というわけで、2021年7月発売品と完全に同じ油揚げ麺、あるいはテコ入れがあったとしてもマイナーチェンジに過ぎません。有名店が監修した縦型ビッグのカップラーメンは、おおむね70gの麺重量が平均的なところ、その中にあって85gは驚異的。これは大盛りバケツ型のカップラーメン(例:スーパーカップ1.5倍)よりも若干ながら少ない程度なので、今年も食べ応えについては申し分ありませんでした。

スープ

ほぼほぼ変わってない(旨味も辛味の強さも据え置き)

とろみの強い粉末スープは、合わせ味噌のコクを中心に、たっぷりの擂り胡麻(すりごま)とニンニクでパンチを効かせ、動物系のコクも深く、糖類の甘さが強いのも重要なポイント。昨年から新たに配合されたクリーミングパウダーも踏襲され、この時点での辛さレベルもピリ辛〜中辛程度、まるで変わった様子はありません。おいしさを最優先するならば、極辛オイルなしで食べる選択も大いに有り。

対して痛覚に訴えかけてくる「極辛オイル」の凶暴性たるや

強烈な辛味の源泉は後入れの「極辛オイル」で、こいつを入れると容赦ない辛さに襲われることになるのですが、ただ辛いだけのオイルではありません。豚脂の芳ばしいコクだったり、キャベツ調味油に由来する調理感だったり、お店の「北極ラーメン」とは異なるベクトルにあるものの、カップラーメンだからこその魅力は漏れなく引き継がれています。

体感的な辛さレベルも昨年と同じくらいだったので、つまりは一昨年よりも食べやすくなっているのですが、一般の市場に出回る商品としては充分に激辛といっても差し支えないレベルに到達しています。その凶暴な辛さと対比を描く、こっくりとした糖類の甘さが玄妙で、2022年も中毒性の高いスープに仕上がっていました。

かやく

めん・スープと同様に‥‥

かやくも前回発売品から特に変わった様子はなく、たとえば大豆たん白加工品が比較的に多いとか、もやしが少ないとか、それらの逆も然り。重量判定による個体差こそあれど、昨年の具材と比較して品質に差はありません。もやしのシャキシャキとした食感に、フライドガーリックのパンチが中毒性を高め、大豆たん白加工品も実食中は気にならない、これで値上げを回避できたなら上等です。

総評

7.0

めん・スープ・かやくの項目に分け、昨年との違いに注目しながら実食しましたが、ほぼほぼ変わった様子はなく、原材料名も「トレハロース」が省かれたことを除いて完全に一致。とはいえJANコードと栄養成分表示の違いが気になったので、念のため日清食品に問い合わせてみたところ、担当者曰く “いっさい内容は変えていない” との回答でした。つまり、結論としてはテコ入れなしの再販です。

一昨年までの「北極ラーメン」よりも穏やかになりましたが、辛旨のバランスは歴代最強クラスといっても過言ではないため、総評は昨年のまま据え置きました。しかし、2023年はセブンプレミアムの「蒙古タンメン中本 北極ラーメン」が発売10年目を迎える年なので、なにか大きな動きがあるかもしれません【author・taka :a(大石敬之)】

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