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ファミマ限定カップ麺「味仙 台湾ラーメン」2020年も中毒性注意!!味仙本店監修 “八代目” は辛味を強化

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日清食品

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、2020年4月21日(火)新発売のファミリーマート限定カップ麺、日清食品「味仙 台湾ラーメン(八代目)」の実食レビューです。

日清食品×味仙のファミマ限定カップラーメン「第8弾」は刺激的な辛味アップで “さらに店の味” に!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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味仙 台湾ラーメン 八代目

中国台湾料理 味仙(ちゅうごくたいわんりょうり みせん)とは、愛知県名古屋市千種区今池に本店を構える台湾料理専門店で、現在の「今池本店」を開業したのが1962年(昭和37年)3月27日。グルメ激戦区・愛知県名古屋市の名物料理 “名古屋めし” の中でも不動の人気を誇る激辛ご当地ラーメン「台湾ラーメン」発祥の店として全国的な知名度を誇り、今もなお激辛ブームを牽引しています。

今回も今池本店監修

そのルーツは「味仙」の創業者・郭明優(かく めいゆう)氏の父が1945年(昭和20年)愛知県名古屋市中村区笹島町に創業した中華料理店「万福」まで遡り、1953年(昭和28年)笹島の「万福」を「大和食堂」と改め、1957年(昭和32年)に「大和食堂」を「味仙」に改称し、現在の今池に移転オープンしたのが1962年(昭和37年)3月27日。

本店を今池に移してから「中国台湾料理 味仙」の歴史が本格的に始まるのですが、お店のグランドメニューとして「台湾ラーメン」が正式に採用されたのは1971年(昭和46年)頃。台湾の台南市を発祥とする一品料理・小吃(シャオチー)の「担仔麺(タンツーメン)」を日本で再現しようとしたのが始まりで、およそ1年に及ぶ試行錯誤の末に現在の「台湾ラーメン」が開発されました。

もともと台南名物の担仔麺は辛い食べ物ではないのですが、それをベースに唐辛子やニンニクを足して辛口にアレンジしたのが「味仙」の「台湾ラーメン」で、名古屋発祥のメイドインジャパン。当初は従業員のまかないとして振る舞っていたところ、それを見た常連客の説得で正式にメニュー化することになり、一斉を風靡した80年代の激辛ブームを追い風にブレイクします。

日清食品株式会社と「味仙」の共同開発カップ麺「味仙 台湾ラーメン」が初めて発売されたのは、2020年4月現在から遡ること5年以上前の2015年3月2日。第1弾はアピタ・ピアゴ及びサークルK・サンクスのプライベートブランド「プライムワン(PrimeOne)」のオリジナル商品として登場し、製品スタイルは今回のファミリーマート限定版と同じ大盛りサイズの縦型ビッグで新発売。

そのプライムワン(PrimeOne)から味仙の台湾ラーメンが発売されたのは初代の1回きり、2017年3月21日発売品(二代目)からファミリーマート及びサークルK・サンクスの限定商品として裾野を広げ、同年9月5日に「三代目」をリリース。2018年9月4日発売の「四代目」まで縦型ビッグ+油揚げ麺を基本としていましたが、2019年3月5日発売の「五代目」にて、シリーズ初の大判どんぶり型+ノンフライ麺が採用されました。

初の大判どんぶり型発売から約1ヶ月後、2019年4月16日に製品スタイルを縦型ビッグに戻し、通算「六代目」となる再現カップ麺を全国のファミリーマートに投下。続けて同年10月22日発売の「七代目」が前回販売品になるため、今回の「味仙 台湾ラーメン」で「八代目」になるのですが、縦型のパッケージデザインはプライムワン(PrimeOne)時代と比較しても大幅に変わっていません。

辛さレベル4(大辛)

2018年9発売品(四代目)と2019年4月発売品(六代目)の中身は完全に同じものでしたが、2019年10月発売品(七代目)から “2種類の肉そぼろ” にリニューアル。今回(八代目)のパッケージには新たに “辛さレベル” が導入され、数値こそ5段階基準で「4」と激辛ではないものの、刺激的な辛味アップ!さらにお店の味に!ということで、従来品よりも辛味を強化しての再販になりました。

開封

別添の小袋は歴代共通の辛味油

さて、味仙本店監修「台湾ラーメン」八代目に別添されている小袋は「味仙特製辛味油」が1袋。前回の七代目をはじめ、実は2015年3月2日に発売されたプライムワン時代の商品から小袋のデザインは変わっていません。今回は辛味アップとのことなので、辛味油の辛さがアップしているのか、それとも土台の粉末スープが強化されているのか——

この時点では七代目と大差なし

具材は “2種類の肉具材”(味付豚ミンチ・味付肉そぼろ)を筆頭に、粗挽き唐辛子とニラが入っているので、前回発売品の七代目と構成は変わっていません。しかし、原材料名の表示順が「味付豚ミンチ、味付肉そぼろ」から「味付肉そぼろ、味付豚ミンチ」に変わっている(原材料は使用した重量の割合が高い順に表示しなければいけない)ので、七代目とは肉具材の割合が変わっている模様。

ファミリーマート標準価格は212円(税込228円)、2019年10月発売品から値段は変わっていません。ファミリーマートでしか売ってないコンビニ限定商品ですが、同じファミリーマートで縦型ビッグのNBカップラーメンを購入した場合、税込価格は232円(軽減税率8%)が2020年4月現在の標準なので、良心的な値段設定です。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:味仙 台湾ラーメン
製造者:日清食品株式会社 関西工場
製造所:滋賀県栗東市下鈎21-1(S)
内容量:110g(めん80g)
商品コード:4902105262924(JAN)
発売日:2020年04月21日(火)
実食日:2020年04月23日(木)
発売地域:全国(数量限定)
取得店舗:コンビニ(ファミリーマート)
商品購入価格:228円(税込)
ファミリーマート標準価格:212円(税別)
麺の種類:油揚げ麺
スタイル:縦型ビッグ
容器材質:紙
湯量目安:410ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:1袋(味仙特製辛味油)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、香辛料、たん白加水分解物)、スープ(糖類、豚脂、小麦粉、植物油脂、でん粉、粉末しょうゆ、香辛料、ポーク調味料、チキン調味料、酵母エキス、食塩、たん白加水分解物)、かやく(味付肉そぼろ、味付豚ミンチ、赤唐辛子、にら)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、炭酸Ca、香料、カラメル色素、かんすい、香辛料抽出物、増粘多糖類、カロチノイド色素、酸化防止剤(ビタミンE)、くん液、酸味料、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)

実食開始

麺も前回と同じかも

麺は縮れのないストレートタイプの油揚げ麺で、けっこう細身の形状ですが、湯戻し時間は熱湯5分と長めの設定。調理前の見た目や原材料名の並びも前回発売品と変わっていないため、麺は同じかもしれません。この手はフライングするとポテンシャルを最大限に引き出せないので、指定の熱湯5分しっかり待つのがオススメです。

今回も肉は惜しまないスタンス

あとは熱湯を注いで5分待機、別添の「辛味油」は後入れなので、食べる直前に加えてください。ちなみに前回(七代目)のカロリーは530kcalだったのに対し、今回(八代目)のカロリーは523kcalと微妙に下がっているのですが、ほぼほぼ誤差の範囲内。早くも中毒性の高いニンニク強めの香りが漂ってくる実食前——

なお、大々的に表示されているわけではないのですが、パッケージの側面(アレルゲン表示の下)を確認すると “辛みが強いので、注意してお召し上がりください” という注意事項が記載されていました。それでは、辛さレベル4(大辛)の辛味や前回との違いに注目しつつ、「めん」「スープ」「具材」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(110g)あたり
カロリー:523kcal
たん白質:12.8g
脂  質:24.6g
炭水化物:62.5g
食塩相当量:6.7g
(めん・かやく:2.7g)
   (スープ:4.0g)
ビタミンB1:0.89mg
ビタミンB2:0.32mg
カルシウム:123mg
参考値(調理直後に分別した値)
熱量:523kcal(めん・かやく:412kcal)(スープ:111kcal)
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

安定のハイクオリティ

6.0

カップラーメンに使用されている麺は、加水率の低い角断面の平打ちストレート麺で、同社の「有名店シリーズ」で培われてきたスパッ‥‥と切れる低加水麺らしい歯切れの良さが魅力的。しなやかで喉越しがよく、そこまで幅や厚みのあるわけではないのですが、熱湯5分ぴったり待つことでベストな食べ頃を迎えます。

フライングしないほうが吉

油で揚げていないノンフライ麺と違い、どうしても油揚げ麺特有の風味は上がってきますが、今回の辛い台湾スープとの相性は問題ありません。それどころか適度に並行する油揚げ麺ならではのコクとジャンクな風味が辛味に映えるため、背徳感を伴うジャンクな中毒性を高めることに寄与しており、ある種の相乗効果を感じるほど。

実店舗の「味仙 今池本店」で使用している金子製麺所の中華麺とはタイプが異なるため、再現度の高さは評価できませんが、有名店が監修した再現カップ麺でも見劣りしない完成度の高さ。おそらく麺は前回の七代目から変更なく、麺の量も大盛り80gのままというのも好印象。辛味の効いたスープを相手にしても埋没しない、あいかわらず値段以上の品質でした。

スープ

なるほど歴代もっとも辛いかも‥‥

7.0

今回も粉末スープの基本的なスタイルは変わっておらず、別添の「辛味油」を入れる前からニンニクの効いたパンチのあるテイストで、はやくも辛さレベルは一般的にみて中辛以上〜辛口寄りのライン。けっこう醤油のキレも強めに主張してくるのですが、丁寧な動物系の旨味でコクは深く、なにより膨よかな甘味が中毒性の高さを加速させます。

とろみ成分(小麦粉・でん粉・増粘多糖類など)による人工的なトロミがつけられていますが、麺とスープの一体感を高めるうえで効果的な役割を担い、スープの土台が丁寧なので、とろみも不自然ではありません。再現度の高さを評価した場合、どうしても妥協しなければいけない点はあるものの、あいかわらずクセになる辛旨さ。

なるほど辛さアップ

そこに味仙特製の「辛味油」を加えると辛味が強くなるだけでなく、豚脂(ラード)を中心とした芳ばしい動物系のコクがプラスされ、旨味の濃度もワンランク上の段階にレベルアップ。辛味油を加えたあとの辛さレベルは一般的にみても「大辛」で、おそらく辛い食べ物が苦手な方にとっては「激辛」に片足を突っ込んだ辛さになるかもしれません。

具材

おおむね具材も変更なし

5.5

記事の中腹で “原材料は使用した重量の割合が高い順に表示しなければいけない” と書きましたが、前回の七代目と比較して謎肉ライクな味付豚ミンチのほうが多く、全体のジャンクな魅力をブースト。本来であれば再現カップ麺に向かない素材ですが、今回の「台湾ラーメン」には違和感なくフィットします。

太いwww

上記の画像ほど太いニラの軸が入っているのは珍しいかもしれませんが、味仙のカップ麺に入っているニラは比較的に軸の部分が多く、全体のスタミナ感を強化。多めの挽肉はスープのジャンクなコクを深めることにも寄与しており、この内容でファミリーマート標準価格が税込228円なら上等ですよ。

総評

★★★★★★☆☆☆☆(★6+)

2019年10月22日に発売された「味仙 台湾ラーメン 七代目」と比較して麺や具材は大差なく、スープのフレームワークも踏襲されていましたが、なるほど辛味アップは伊達ではありません。そのため辛い食べ物が苦手な方には全力でオススメしませんが、ふつうに辛口以上~ガチの激辛カップ麺未満の辛さ加減だったので、かなり絶妙なラインを突いていると思います。

つまり辛さ以外は歴代の「味仙 台湾ラーメン」と変わらなかったので、まったく新鮮味はないものの、今回も「味仙」のカップラーメンを楽しみにしているファンの期待を裏切るような仕上がりではありません。かなり中毒性の高い一杯かつ数量限定商品なので、辛い食べ物が苦手でない方は、最寄りのファミリーマートをチェックしてみてください。

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