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俳優・佐藤二朗さんも絶賛!? マルちゃんの定番インスタント麺「麺づくり 鶏だし塩」が既存の常識を覆す

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東洋水産

どうも、taka :a(大石敬之)です。

本日の一杯は、2020年9月21日(月)リニューアル新発売、東洋水産(マルちゃん)のカップ麺「麺づくり 鶏だし塩」の実食レビューです。

永遠のスタンダード「麺づくり」が既存の常識を覆す!? いつでも買える定番商品をマニアが徹底解説!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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麺づくり 鶏だし塩

麺づくり(めんづくり)とは、東洋水産を代表する標準どんぶり型のカップめんブランドで、家族みんなに愛されるスタンダードな味わいがコンセプト。1992年(平成4年)6月、初めて「麺づくり」が市場に導入され、現在は “もっとも多く売れている* ノンフライ系カップ麺” として知られるようになりました。

*インテージSRI カップ麺ノンフライ市場 2019年4月〜2020年3月累計全国金額ベース

売上No.1ブランド カップ麺ノンフライ

ライバル関係にある「日清麺職人」の前身 “日清の小麦麺職人” が初めて登場したのは、東洋水産の「麺づくり」発売から8年以上先となる2000年(平成12年)9月18日の話。どちらも手頃な価格でありながら、クオリティの高いノンフライ麺を特徴とするブランドで、現在の売り上げは「麺づくり」がリードしています。実食前に、すこし「麺づくり」の歴史を振り返ってみましょう。

1992年(平成4年)に「しょうゆ」と「みそ」の2品からスタートした「麺づくり」は、1994年(平成6年)に「とんこつ」と「タンメン」(現「鶏だし塩」の前身)をラインナップに追加し、日清食品の “小麦麺職人” が発売された2000年(平成12年)にノンフライ麺の形状をスープの味に合わせてリニューアル。従来品の麺と比較して、コシのある美味しさはそのままに、歯切れの良さを両立。

2004年(平成16年)にも麺のテコ入れを図っているのですが、このタイミングから “フレーバーごとに異なる湯戻し時間を設定” し、2005年(平成17年)夏季限定商品としてシリーズ初となる「担担麺」が新登場。現在の担担麺は赤味噌と白味噌をベースにしていますが、夏季限定版の初代は醤油ベースの味付けで、今とはテイストが異なりました。

2021年4月の現行ラインナップ

それから1年半後となる2006年(平成18年)今度は冬季限定商品として再び「担担麺」が登場するのですが、寒い季節に合わせた味噌ベースの担担麺に刷新。それが通年商品に格上げされ、2013年(平成25年)に「醤油とんこつ」が登場し、お馴染み6種類のフレーバー(2021年4月現在「鶏ガラ醤油」「合わせ味噌」「旨コク豚骨」「鶏だし塩」「担担麺」「醤油とんこつ」)が定着。

このページで紹介するカップ麺「麺づくり 鶏だし塩」は、麺づくりシリーズの中核を担う存在で、最終リニューアルは前述の2020年(令和2年)9月21日。そのタイミングで「そうめん」がラインナップに加わるのですが、いつの間にか「そうめん」は終売になり、現行フレーバーの中では「鶏だし塩」のみテコ入れされ、従来のスープよりも鶏の風味がアップしています。

前述のように、1994年(平成6年)の「タンメン」が「鶏だし塩」の前身で、2000年(平成12年)に「コク塩」を挟み、2004年(平成16年)から「鶏だし塩」としてリニューアル。実は個人的に大好きな商品で、以前から何度も食べているのですが、好きすぎて適正に評価できないのではと思い、このブログで取り上げたことはありません。

旨みだし塩×スープひきたつ細麺をアピール

しかし、タイトルでも触れた俳優・佐藤二朗(さとう じろう)さんに「麺づくり 鶏だし塩」を紹介(オススメ)する機会があったので、これを機に取り上げることにしました。

このページに限っては、個人的な好みの補正が強く働いてしまうおそれがありますので、商品の “魅力を伝えることに重きを置いて紹介する” という趣旨であることを念頭に、最後までお読みいただければ幸いです。

開封

別添の小袋は3種類

今回のカップ麺に別添されている小袋は、先入れの「かやく」に、後入れの「液体スープ」と「粉末スープ」で合計3袋。個人的に「麺づくり 鶏だし塩」は “粉末スープを先に入れたほうが美味しい” と思っているのですが、あえて5分以上待ったり、途中で麺をほぐしたり、作り方を工夫しないと麺が適切に戻らないので、最初に調理するときは小袋を入れる順番を守ってください。

麺の湯戻し時間は熱湯4分

麺は黄色味の強いノンフライ麺で、けっこう細めのサイズに切り出されているのですが、湯戻し時間は4分間と長めに設定されています。しかし、サイズのわりにコシが強いのと、より自然に小麦の風味を引き出すために、熱湯4分は厳守したいところ(※むしろ “ちょっと長めに待つ” くらいがオススメ)。

メーカー希望小売価格は193円(税別)なので、たとえばコンビニで購入した場合の税込価格は198円(2021年4月現在)になりますが、スーパーマーケットやドラッグストア、ディスカウントストアなど、コンビニ以外の販売店であれば、だいたい税込130円以下が平均的な値段。場合によっては100円前後でも手に入るので、コストパフォーマンスの高さも魅力です。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:マルちゃん 麺づくり 鶏だし塩
販売者:東洋水産株式会社
製造所:ユタカフーズ株式会社
内容量:87g(めん65g)
商品コード:4901990338882(JAN)
発売日:2020年09月21日(月)
実食日:2021年04月24日(土)
発売地域:全国(量販店・一般小売店 他)
取得店舗:スーパー(トライアル)
商品購入価格:116円(税込)
希望小売価格:193円(税別)
麺の種類:ノンフライ麺
スタイル:標準どんぶり型
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:410ml
調理時間:熱湯4分
小袋構成:3袋(液体スープ・粉末スープ・かやく)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】めん(小麦粉(国内製造)、食塩、卵粉、たん白加水分解物)、添付調味料(ラード、チキンエキス、食塩、植物油、しょうゆ、ごま、たん白加水分解物、香味油脂、粉末野菜、デキストリン、香辛料、かつおエキス、砂糖、こんぶエキス、チキン風味パウダー、酵母エキス)、かやく(チンゲン菜、メンマ、ねぎ)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、かんすい、炭酸カルシウム、酒精、レシチン、クチナシ色素、ビタミンB2、酸化防止剤(ビタミンE)、ビタミンB1、香料、(一部に小麦・卵・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)

実食開始

小袋は「かやく」のみ先入れ

前述のように別添の小袋は「かやく」のみ先入れで、中身はチンゲン菜、メンマ、ねぎとシンプルなラインナップ。商品名は「鶏だし塩」なのに鶏肉は入っていませんが、場合によっては税込100円前後でも手に入る商品ですし、後述するノンフライ麺とスープの満足度を加味すれば悪くありません。

調理後の芳醇な香りで掴みもバッチリ

あとは熱湯を注いで4分間、待っている間にフタの上で「液体スープ」の小袋を温めて、添付調味料を入れる前に “まずはノンフライ麺をほぐす” のがポイント。次に添付調味料を入れる順番は “粉末スープを馴染ませてから液体スープを入れる” とスムーズなので、調理の際は参考にしてください。

なお製造所はユタカフーズ株式会社の本社工場(愛知県知多郡武豊町字川脇34-1)となっていますが、以前より「麺づくり」を製造している東洋水産の関係会社で、今回の「鶏だし塩」に限らず、他のフレーバーも例外ではありません。それでは、引き続き商品の魅力に迫りつつ「めん」「スープ」「具材」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(87g)あたり
カロリー:311kcal
たん白質:8.0g
脂  質:7.5g
炭水化物:52.9g
食塩相当量:5.7g
(めん・かやく:1.5g)
   (スープ:4.2g)
ビタミンB1:0.26mg
ビタミンB2:0.29mg
カルシウム:148mg
参考値(調理直後に分別した値)
熱量:311kcal(めん・かやく:261kcal)(スープ:50kcal)
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

かなりコシの強いノンフライ麺

まずは熱湯4分きちんと守り、ノンフライ麺をほぐした後、別添の「粉末スープ」を溶かしてから「液体スープ」を馴染ませた場合、おそらく合計4分45秒前後で食べ始めることになると思います。しかし、けっこう細めのサイズでありながら、ギュッと詰まった食感で、見た目以上に強いコシと歯応えのある弾力。

スープの持ち上げも悪くない

パッケージにも「スープひきたつ “つるつる” 細麺」とあるように、なるほど表面は滑らかな口当たりで、加水率は高く、ストレスのない喉越しと口当たりの良さを打ち出しているのですが、細めの形状と強めの縮れが功を奏し、スープの掴みも悪くありません。油揚げ麺のようにコクは楽しめないものの、それだけに雑味のない洗練された印象で、ふと鼻に抜ける小麦の香りや舌に残る甘さの余韻など、値段以上の品質を実現。

それは時間が経っても伸びにくく、最後までコシの強い弾力を楽しめるのですが、後半にかけて柔らかくなってくるとスープとの親和性が高くなり、なおかつ小麦の芳醇さも増してくるのがポイント。食べ始めはもちろん、ゆっくり食べても最後まで美味しいと感じられるので、時間に余裕のある方は “添付調味料を馴染ませた後、2〜3分ほど休ませてから食べる” のもオススメです。

スープ

既存の常識を覆すスパイシーな味わい

しおラーメンといえばアッサリとした印象が強く、ましてや “家族みんなに愛されるスタンダードな味わい” をコンセプトにした「麺づくり」なので、穏やかな味わい(悪くいえば味気ないスープ)だと思い、手を付けたことがない方もいらっしゃるでしょう。しかし、粉末スープに含まれる黒胡椒をはじめ、赤唐辛子の芳ばしいアクセントに、煎り胡麻の芳ばしいパンチなど、麺づくりの「鶏だし塩」はスパイシーで力強いフレームワーク。

澄んだ見た目に濃厚な味わい

液体スープに含まれるアブラは豚脂(ラード)の量が多いため、黄金色に輝く鶏油(ちーゆ)とは異なるベクトルにありますが、けっして豚臭いわけではなく、粉末スープや植物油では出せないコクを重ねてくれる存在。

カツオ(イノシン酸)や昆布(グルタミン酸)で “うま味の相乗効果” を図りつつ、それでも主軸は動物系のコクとスパイシーな香辛料で固め、ふわっと漂う玉ねぎの柔らかい風味も注目したいところ。既存のアッサリとした塩ラーメンとは違う、スパイシーな力強い味わいで差別化を図りました。

※さらに濃いめの味が好きな方は、ほんのすこし熱湯を少なめに(内側の線から5mmほど下を狙って)調理てください。

具材

麺とスープの邪魔をしないラインナップ

メンマはコリコリと歯応えが強く、適度な発酵感がスープと絶妙にフィットしているのはもちろん、咀嚼回数が増えることで満腹中枢を刺激。チンゲン菜の独特な風味もスパイシーなスープと相性がよく、今後この組み合わせはリニューアルを繰り返したとしても残しておいてほしいポイント。

こりっこりです、こりっこり

平均的な量(当調べ)と比較して、たまたま今回はメンマの量が多く、チンゲン菜は少なめに入っていますが、その逆も然り。ネギは小口切りの薬味葱に変更すると、よりスープのスパイス感が強くなりそうな気もしますが、大きめの斜め切りで食べ応えあり。

さらに定評のある味付鶏団子をはじめ、シャキシャキとした玉ねぎが入っていれば言うことなしではあるものの、値段が値段ですし、悪い意味でスープに影響する具材はありません。

総評

8.0

これまで「しおラーメン」は “味気ない” とか “食べ応えがない” といった印象が強く、どうせ「麺づくり」もアッサリ系なんでしょ? という理由で未食だった方には特に食べていただきたいカップラーメンで、既存の常識を覆す一杯といっても過言ではなく、税込130円以下で捕獲できれば文句なし。今回の総評に個人的な好みや独断と偏見が影響していることは否定しませんが、とりあえず手放しにオススメしたい高コスパ商品です。

先に公開した【メディア出演情報】と重複しますが、2021年4月24日(土)19時放送のフジテレビ系列『超逆境クイズバトル!! 99人の壁 冷凍食品・インスタント麺…食品メーカー社員倒せ』にて、私・taka :a(大石敬之)も本名で出演することになり、同番組内で今回の「麺づくり 鶏だし塩」を紹介しました。多くの方にオススメしたい、安くて美味しい逸品なので、ぜひ試してみてください(author・taka :a)

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