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二代目【MEGA辛】は “Wの追い辛” に注目「濃厚鬼辛キムチラーメン」激辛でも “濃厚かつ鬼辛な一杯” に!!

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エースコック

どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。

本日の一杯は、2021年6月7日(月)新発売、エースコックのカップ麺「MEGA辛 濃厚鬼辛キムチラーメン」の実食レビューです。

オニカラ・イズ・グレイト!? MEGAシリーズ第18弾の新作は「Wの追い辛」で “辛さと旨さを突き詰めた濃厚かつ鬼辛な一杯” を展開!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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MEGA辛 濃厚鬼辛キムチラーメン

MEGA(メガ)シリーズとは、メニューの持つおいしさの代表要素を “とことん高めた” エースコックのブランドで、2015年(平成27年)7月13日発売のシリーズ第1弾「MEGAニボ ど煮干し中華そば」を皮切りに発足。多くの自社ブランドを保有しているエースコックですが、その中でもコンスタントに新作を展開しています。

インパクトの強いフォントも魅力的な「MEGA」

今回の新商品「MEGA辛(メガから)濃厚鬼辛(おにから)キムチラーメン」は、暑い季節に食べたくなる “激辛系” をテーマに開発された新作で、2020年3月16日にも辛さ特化型の「MEGA辛 濃厚鬼辛麻婆麺(マーボーメン)」をリリースしているのですが、同じ「MEGA辛」でも大きく雰囲気を変えてきました。

前述の「MEGAニボ ど煮干し中華そば」をシリーズ第1弾とし、MEGAニボ、MEGA豚、MEGA味噌、MEGA胡麻と何度か過去フレーバーと同じタイトルの商品(リニューアル版)もリリースしているのですが、2020年3月発売の初代「MEGA辛」はシリーズ初の “辛さ” を強調した変わり種。

それは「粗挽き山椒&唐辛子入りスパイスで仕上げる辛くてウマい濃厚スープ」を特徴とし、パッケージにも「※非常に辛い味わいにつき、小さなお子様や辛いものが苦手なお客様のご飲食はご注意ください」という注意事項を表示していましたが、最終的な辛さレベルは “大辛” くらいが妥当かなと‥‥。しかし、ひとつの麻婆麺として美味しく、このブログでは高評価を叩き出しました。

二代目はキムチ風味の調味油&スパイス付き

その流れを汲んだ今回の二代目「MEGA辛」は、キムチ風味の追い辛「調味油」と「スパイス」が特徴のキムチラーメンで、エースコックの公式ウェブサイトでも “辛さと旨さを突き詰めた濃厚かつ鬼辛な一杯” と紹介。エースコックのキムチ系といえば「スーパーカップ1.5倍」の「豚キムチ」及び「ブタキム」が代表的ですが、MEGAシリーズでキムチをプッシュしてくるのは今回が初めて。

ニンニクや唐辛子をしっかりと効かせたポークベースのスープに、適度な弾力と滑らかさを併せ持った角刃の太麺を合わせ、具材には白菜キムチ・大豆そぼろ・ねぎ・ニラ・辛みの強い唐辛子をトッピング。そして別添の「調味油」と「スパイス」が最大の特徴で、縦型カップなのに2種類以上の小袋を別添しているのがエースコックらしい仕様。

さらにエースコックが公表しているニュースリリースには “濃厚かつ鬼辛な、これでもかと言うほど辛さを感じられる、まさに「MEGA辛」な味わいに仕上げました” と記載しているため、前回の「MEGA辛 濃厚鬼辛麻婆麺」よりも強い辛味にも期待できそうな雰囲気。

オニカラ・イズ・グレイト!!

なおパッケージに記載されている「オニカラ・イズ・グレイト!!(Onikara is Great!!)」は、直訳すると「オニカラ最高!!」になり、これは2020年7月27日発売の「MEGAニボ ど煮干し中華そば(三代目)」や2021年1月4日発売の「MEGA鶏 濃厚鶏そば」と共通する謳い文句です。なんか、わかりやすくていいですよねw

開封

別添の「調味油」はフタの上に貼り付けてある

今回の決め手となっている「調味油」は、フタの上に貼り付けられており、いわゆる縦型のカップラーメンでは定番のシチュエーションになりますが、エースコックの縦型カップは “最初から容器の中に小袋が入っている状態が基本” なので、ちょっと珍しいパターンになるかもしれません。しかし‥‥

さらに「液体スープ」と「スパイス」が容器の中に

前述のように「スパイス」を別添しているのも特徴なので、それは最初から容器の中に入っているのですが、さらに「液体スープ」も入っている合計3袋構成。簡便性にも配慮しなければいけない縦型カップなのに、3種類の小袋を入れなければいけないので、ちょっと本末転倒なところはあるものの、それを難なく実現してしまうのがエースコック。

メーカー希望小売価格は220円(税別)なので、2021年6月現在における縦型ビッグ製品の標準的な値段。コンビニで購入した場合の税込価格は232円になりますが、スーパーやドラッグストア、ディスカウントストアなども販売店の対象なので、コンビニ意外の店舗であれば税込200円前後〜それ以下で購入可能かと思います。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:MEGA辛 濃厚鬼辛キムチラーメン
製造者:エースコック株式会社
製造所:W・関西滝野工場(兵庫県加東市河高1816-175)
内容量:91g(めん70g)
商品コード:4901071247201(JAN)
発売日:2021年06月07日(月)
実食日:2021年06月09日(水)
発売地域:全国
希望小売価格:220円(税別)
麺の種類:油揚げ麺
スタイル:縦型ビッグ
容器材質:紙
湯量目安:440ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:3袋(液体スープ・調味油・スパイス)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、しょうゆ、砂糖)、スープ(粉末みそ、食塩、香辛料、糖類、しょうゆ、ポークエキス、植物油脂、豚脂、米粉、香味調味料、発酵調味料、酵母エキス、チキンエキス、ポーク調味料、香味油、キムチパウダー、全卵粉)、かやく(白菜キムチ、大豆加工品、ねぎ、ニラ、唐辛子)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、増粘剤(加工でん粉、増粘多糖類)、炭酸Ca、酒精、重曹、カロチノイド色素、カラメル色素、微粒二酸化ケイ素、香料、かんすい、酸化防止剤(ビタミンE)、香辛料抽出物、甘味料(カンゾウ)、酸味料、ビタミンB2、ビタミンB1、紅麹色素、(一部にえび・小麦・卵・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉を含む)

実食開始

本物の肉は入っていないけどキムチは本物

麺は油で揚げたフライ麺で、湯戻し時間は熱湯5分。具材は「白菜キムチ、大豆加工品、ねぎ、ニラ、唐辛子」ということで、本物の肉具材は入っていませんが、アタリ・ハズレの激しいエースコックの肉そぼろを思えば大豆加工品(フェイクミート)のほうが安牌。この大豆加工品、けっこう侮れない具材なんですよ。

ちょっと既視感のある見た目だが‥‥w

というわけで、お湯を注いでから5分間、別添の「液体スープ」と「調味油」をフタの上で温めた後、食べる直前に加えたら、仕上げに「スパイス」をふりかけて出来上がり。前述のスーパーカップ1.5倍(豚キムチ、ブタキム)とは別物の香りになりますが、思いのほかに唐辛子の香りが強く、そこにインパクトを感じる実食前。

ちなみに調味油の小袋は “フタの上で温め、よくもみほぐし、お召しあがりの直前に入れてください” と記載されているので、調理の際は留意してください。それでは、オニカラ・イズ・グレイトな辛さと旨みの兼ね合いにも注目しつつ「めん」「スープ・調味油」「具材・スパイス」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(91g)あたり
カロリー:387kcal
たん白質:8.6g
脂  質:15.3g
炭水化物:53.7g
食塩相当量:5.8g
(めん・かやく:1.4g)
   (スープ:4.4g)
ビタミンB1:0.47mg
ビタミンB2:0.38mg
カルシウム:290mg
参考値(調理直後に分別した値)
熱量:387kcal(めん・かやく:320kcal)(スープ:67kcal)
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

初代「MEGA辛」とは異なる仕様

5.0

なかなか太めに切り出された油揚げ麺で、形状としては平打ちですが、しっかりと厚みがあり、縦型ビッグのカテゴリーとしては “極太” といっても差し支えないサイズ。前述のように初代「MEGA辛」の平打ちストレート麺とは別物で、がっしりとした力強さを特徴とし、後述する辛いスープにも埋没しません。

馴染んでくる後半にも注目

それでいて表面は摩擦抵抗の少ない質感なので、口当たりと喉越しがよく、しょうゆと砂糖を練り込むことでスープとの親和性も意識。かなり存在感の強い油揚げ麺で、しかしながら熱湯5分で適切に戻るのと、油揚げ麺の風味もスープと喧嘩することはない、いい意味でジャンクな取り合わせ。

時間の経過に合わせてソフトな弾力になりますが、むしろ後半の “ちょっと柔らかいかな” くらいが「食べごろ」だと感じたので、その変化も悪くありません。前回の「MEGA辛」に使われていた油揚げ麺が秀逸だったので、それと比べると見劣りしてしまうところはあるけれど、このカップ麺に求められているニーズには応えられていると思います。

スープ・調味油

初代「MEGA辛」よりも辛い

5.0

最初から入っている粉末スープにはトロミ成分が含まれていたので、これは別になくてもよかったかな‥‥などと思いながら、これが麺とスープの一体感を高めてくれているのも事実。味は粉末みそと人工的な旨み成分を軸に、この時点で地味に辛く、レベルとしてはピリ辛の少し上くらい。

液体スープで大幅に旨みを強化

別添の「液体スープ」は練り胡麻のような色合いで、しかしながら練り胡麻らしい要素は含まれておらず、やや乳化感を強めた豚骨(ポークエキス)と豚脂(ラード)をメインに、しょうゆのコクをプラス。液体スープを単体で舐めても辛くなかったので、これを入れたところで辛味がアップするわけではないけれど、すこし海鮮チゲっぽい独特の発酵感とポークエキスで旨みを強化。そして、深紅の「調味油」を加えると‥‥

ただ辛いだけじゃない

まだ激辛クラスではないですし、着色料あっての凶暴な色合いですが、けっこう唐辛子の風味も強く、油断して喉に直撃したら危険なタイプ(※むせた)。また調味油を加えると “キムチっぽい風味がアップする” のも見どころで、ただ辛いだけのオイルではありません。そして、最後に「スパイス」を加えると‥‥

具材・スパイス

スパイスは少しずつ様子を見ながら

4.0

エースコックの白菜キムチといえば、前述の「スーパーカップ1.5倍 豚キムチラーメン」及び「(コンビニ限定)スーパーカップ1.5倍 ブタキムラーメン」が定番で、それと比較してスープとの関係か風味が弱いように感じたのですが、意識して食べると程よい酸味と発酵感が心地よく、ニラのパンチも効果的。ただ、ニラの量は多くなかったので、もうすこし多いと嬉しかったかも。

ちなみにエースコックのニュースリリースには “辛みの強い唐辛子を加えて仕上げました” と記載されているのですが、粗挽き唐辛子が極端に辛いというよりも、これが粉末スープの辛味に寄与していように感じました。で、最後に別添のスパイスなんですけど‥‥

一味唐辛子100%の粉末ではない

中身は粒子の細かい粉末状の赤唐辛子に、すこしクミンとシナモンを加えたようなテイストで、単なる赤唐辛子ではないのですが、全体の辛味と “唐辛子の風味” が強くなり、なかでも唐辛子の味が極端に目立ちます。その唐辛子風味が豚骨とキムチの風味を覆ってしまうので、まずはスパイスなしで味を確かめた後、様子を見ながら少しずつ入れたほうがいいかもしれません。

総評

4.5

たとえばセブンイレブンで販売されているカップラーメン「蒙古タンメン中本 辛旨味噌」の辛さレベルを “5” とし、その激辛版「北極ラーメン」を “10” とするならば、今回の「MEGA辛(二代目)」は “7〜8” といったところ。激辛フリークにとっては物足りない辛さだと思いますし、別添の調味油やスパイスの減りに合わせて大辛程度に落ち着きますが、それでも激辛に片足を突っ込む辛さなのは間違いありません。

ただ、スパイスを全量投入後は唐辛子の主張が強く、せっかくの旨みが押されていた嫌いもあったので、そこだけがすこし難点でした。とはいえスパイスに関しては自分で調節できるので、まずは液体スープと調味油を入れた状態の味を確かめた後、自分好みに調節しながら楽しんでみてください【author・taka :a(大石敬之)】

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