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宮崎の人気辛麺店「辛麺屋輪監修 25辛宮崎辛麺」最高辛さ “25倍” 再現!!大量の一味唐辛子を使用した本格派の一杯

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明星食品

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、2020年4月20日(月)新発売の激辛カップ麺、明星食品明星 辛麺屋輪(からめんやりん)監修 25辛宮崎辛麺」の実食レビューです。

辛い? 辛くない? 宮崎辛麺の名門「辛麺屋 輪」監修のもと “お店で最高の辛さ25倍” を再現!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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辛麺屋 輪 25辛宮崎辛麺

辛麺屋輪(からめんや りん)とは、地元メディアに何度も取り上げられている宮崎辛麺の人気店で、運営母体・株式会社ロングバリーコーポレーション(Long Valley Corporation)が本場宮崎を中心に8店舗展開。今回のカップ麺「明星 辛麺屋輪監修 25辛宮崎辛麺」は、明星食品株式会社と「辛麺屋 輪」の共同開発商品で、0~25倍まで選べる辛さの最高 “25倍” を再現したもの——

お店の最高辛さ(25倍)を再現

辛麺(からめん)とは、宮崎県延岡(のべおか)市を発祥とする人気ご当地ラーメンで、故・原田武明氏が営んでいた一軒の小料理店「桝元(ますもと)」で “〆の一杯” として提供されていたサイドメニューがルーツ。それを現在の「元祖 辛麺屋 桝元」(株式会社桝元代表・長曽我部隆幸氏)が引き継ぐかたちで1987年(昭和62年)に商品化したのが「辛麺」の始まりで、延岡市を中心に宮崎県内で広く定着することになります。

もともと宮崎の辛麺は担担麺などの辛い麺類をヒントに考案された創作料理だったそうですが、担担麺とは一線を画すオリジナリティの持ち主。もちろん他店との差別化を図るため、店によって個性は異なるものの、辛麺を構成するうえでニンニク・唐辛子・ニラ・ひき肉・溶き卵といった共通の特徴があり、たとえば「辛麺屋 輪」の場合 “1杯あたり約5片ものニンニク” を使用。

スープは唐辛子を効かせた鶏がらベースの醤油味、具材には特別に挽いたミンチ肉と宮崎・熊本産の新鮮なニラを大量に加え、最後に溶き卵を入れることで “渾然一体” の旨味を表現。唐辛子に含まれるカプサイシンの脂肪燃焼効果や通称 “こんにゃく麺” と呼ばれている低糖質・低カロリーな麺が選べるなど、実はヘルシーな麺類ということもあり、意外と若い女性からの支持率が高いジャンル。

辛みによる刺激が大変強いので——

「辛麺屋 輪」は「桝元」の流れを汲む味分け店で、まだ原田武明氏が「桝元」を営んでいた頃、そこで食べた “辛麺どんぶり” に感動した後の「辛麺屋 輪」初代店主・佐藤氏が脱サラして一念発起。その「桝元」と比較して同じ辛さの倍率でも “輪は桝元ほど辛くない” という評判・口コミ評価を見かけたのですが、今回のカップ麺には5段階基準の辛さレベルで最大の「5」と表示されています。

ちなみに2020年4月現在「輪」の本店を含む直営店は、宮崎市内に3店舗、福岡県に3店舗、高知県に1店舗、愛知県に1店舗で合計8店舗となっているのですが、2017年3月25日に目黒通りでオープンした東京進出店「辛麺屋 一輪(ICHIRIN)」や2019年12月に愛知県・矢場町でオープンした新店「名古屋辛麺 鯱輪(しゃちりん)」など、輪(りん)の流れを汲む新ブランドも展開。

その系列店となる「一輪(いちりん)」は、サッポロ一番ことサンヨー食品と共同開発したカップラーメン「東京 一輪 旨辛麺」(2018年9月3日発売)及び変わり種の「東京 一輪 チーズ味旨辛麺」(2019年9月2日発売)をリリースしているのですが、その源流である「輪」のカップラーメンが発売されるのは今回が初めて。

サンヨー食品と「一輪」のカップラーメンは、どちらも利便性の高さゆえに再現度が劣ってしまう縦型ビッグ容器を採用し、なおかつインスタント感の強いスナック的な(悪くいうと安っぽい)油揚げ麺を使用していたので、これはこれと割り切れば悪くはなかったものの、辛麺を象徴する具材であるニラは入っていないなど、なんだか不完全燃焼な仕上がりといわざるを得ない内容でした。

開封

別添の小袋は3種類

しかし、明星食品とコラボした今回のカップ麺「明星 辛麺屋輪監修 25辛宮崎辛麺」は、利便性の高さよりも本格さを重視した作りの大判どんぶり型で、別添の小袋は「液体スープ」と「かやく2袋」で合計3袋。中身が見える小袋には、フルで溶き卵系の具材が入っていて、きちんと宮崎辛麺のアイデンティティが尊重されています。

ノンフライ麺は75g

パッケージに明星食品の独自技法 “スーパーノンフライ製法” のロゴは印刷されていませんが、麺は油で揚げていないノンフライ麺で、湯戻し時間は熱湯4分。やや灰色混じりの見た目が独特な調理前、そこまで黄色味は強くありません。ちなみに麺重量は湯戻し前の状態で75gとなっているため、タテ型カップ麺でいうところの大盛り麺なのが嬉しいところ。

しかし、メーカー希望小売価格は税別245円と高く、コンビニで購入した場合の税込価格も265円と安くありません。今回は販売店を問わない全チャネル販売のNB商品なので、コンビニでしか売ってないカップラーメンではないのですが、実際に立ち寄ったコンビニ大手4社の中では「ローソン」での取り扱いが意欲的でした。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:明星 辛麺屋輪監修 25辛宮崎辛麺
販売者:明星食品株式会社
製造者:東日本明星株式会社 埼玉工場
製造所:埼玉県比企郡嵐山町川島2360
内容量:107g(めん75g)
商品コード:4902881438599(JAN)
商品サイズ:縦165mm×横165mm×高さ75mm
発売日:2020年04月20日(月)
実食日:2020年04月22日(水)
発売地域:全国(全チャネル)
取得店舗:コンビニ (ローソン)
商品購入価格:265円(税込)
希望小売価格:245円(税別)
麺の種類:ノンフライ麺
スタイル:大型どんぶり型
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:410ml
調理時間:熱湯4分
小袋構成:3袋(液体スープ・かやく2袋)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】めん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、でん粉、植物性たん白、卵粉、しょうゆ)、スープ(香味調味料、しょうゆ、鶏・豚エキス、豚脂、糖類、食塩、たん白加水分解物、しょうゆもろみ、香辛料、酵母エキス)、かやく(赤唐辛子、卵、ニラ)/ 加工デンプン、調味料(アミノ酸等)、かんすい、酒精、増粘剤(加工デンプン、増粘多糖類)、炭酸カルシウム、カラメル色素、香料、ソルビット、乳化剤、グリセリン、卵殻カルシウム、酸味料、香辛料抽出物、カロチノイド色素、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に卵・乳成分・小麦・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)

実食開始

ちょっと一味唐辛子の量www

先入れの小袋は「かやく」2袋のみ、液体スープは後入れで、中身が見えなかった小袋の中には大量の粉末赤唐辛子が入っていて強烈なインパクト。その量ざっと見積もっても大さじ1杯強くらい、明星食品曰く “唐辛子は本場辛麺の作り方同様、先入れすることでスープに辛みと旨みが溶け出します” とのこと。

見た目の再現度は高いけど‥‥

あとは熱湯を注いで4分待機、液体スープを入れる前にノンフライ麺をほぐすのがポイントです。で、一味唐辛子が溶け込む真っ赤なスープにニラと掻き玉が映える様は、まさに「宮崎辛麺」そのもの――なんですけど、ニンニク・唐辛子・ニラ・溶き卵に続き、辛麺を構築するうえで欠かせない “ひき肉” は入っていません。

かなり赤唐辛子が大量に入っていたのと、かきたま系の具材も多かったので、ひき肉の有無は妥協できない点ではないものの、ちょっと寂しい実食前。宮崎辛麺の臨場感と辛さレベルもさることながら、コストパフォーマンスにも注目しつつ、「めん」「スープ」「具材」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(107g)あたり
カロリー:368kcal
たん白質:10.4g
脂  質:7.0g
炭水化物:65.8g
食塩相当量:6.2g
(めん・かやく:2.2g)
   (スープ:4.0g)
ビタミンB1:0.25mg
ビタミンB2:0.28mg
カルシウム:168mg
参考値(調理直後に分別した値)
熱量:368kcal(めん・かやく:319kcal)(スープ:49kcal)
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

麺はハイレベル

5.5

「辛麺屋 輪」の実店舗では、一般的な「中華麺」だけでなく「うどん」や「こんにゃく麺」が選べるシステムになっていて、なかでも宮崎県内の辛麺屋でシェア率90%といわれている “こんにゃく麺”(こんにゃくではなく “そば粉” と “小麦粉” が主原料の韓国冷麺的な麺)は宮崎辛麺を代表する麺になるのですが、今回のノンフライ麺は一般的な中華麺。

形状は幅の狭い平打ち麺で、ゆるやかな縮れが施されており、そこまで加水率の高い麺ではないけれど、もちもちとした弾力が楽しめます。実店舗の “こんにゃく麺” みたいな食感ではないのですが、比較的に低加水麺寄りの表面はスープの馴染みがよく、中心部のクニッ‥‥とした独特の噛み応えが印象的。

さらにファーストインプレッションから小麦の風味が強かったのもポイントで、けっこう細身なのに今回の辛いスープに対して埋没することなく、むしろ小麦の甘みが辛味の強いスープに映えていました。湯戻し時間は熱湯4分きっちり守って食べ始めからベストな弾力が楽しめたので、特に理由がなければフライングしないほうがいいでしょう。

スープ

ちょっと唐辛子が主張し過ぎかも‥‥

4.5

液体スープ単体で味わってみた場合どのくらい辛いのか、試しに赤唐辛子の粉末が大量に入っていた「かやく」を使わずに調理してみたところ、液体スープそのものは大した辛さではありません。それなりに唐辛子の辛味を感じるものの、辛い食べ物が好きな方にとってはピリ辛くらい、一般的にみても辛口に満たない中辛程度の辛さ。

しかし、土台は濁りのない清湯(ちんたん)系の鶏・豚エキスをベースにしつつ、さらに豚脂(ラード)で厚みを持たせ、粉末スープでは出せない液体しょうゆ(濃口)ならではのコクもさることながら、しょうゆもろみが奥行きを演出。思っていたよりもニンニクは非常識な効かせ方ではなかったのですが、それなりに強く、程よい甘さも相俟って、かなり中毒性の高いスープに仕上がっていました。

でも最終的に唐辛子味

次に通常の作り方に沿って調理してみたところ様子は一変‥‥大さじ1杯強の一味唐辛子がプラスされるため、必然的にスープの粘度と辛味がアップするだけでなく、赤唐辛子特有の芳ばしい風味が全体を支配。麺を食べている間にも容赦無く赤唐辛子が絡みついてくるので、常に口の中がザラつくほど一味唐辛子を堪能できるスープに変貌します。

麺を食べている時の辛さレベルは中辛〜辛口、スープを飲んだ時の辛さレベルは辛口〜大辛だったので、一味唐辛子が得意な方にとっては “ふつうに辛口” くらいになるかと思いますが、そうでなければ激辛認定されてもおかしくないかもしれません。

具材

たまご多め、ニラ少なめ

4.0

明星食品のニュースリリースに記載されている “かやく” は「たまご」「唐辛子ミンス」「ニラ」となっていたので、唐辛子も具材の一部とするべきなのかもしれませんが、宮崎辛麺で欠かせない挽肉がないのは寂しく、本来であれば大量に入っているはずのニラも値段のわりに多くありません。

ニラめっちゃ少ない

たまごの量は思いのほか多かったので、そこは好印象なポイントではあったものの、メーカー希望小売価格(税別245円)を思うと寂しいラインナップです。スープのニンニクから1杯あたり約5片分のインパクトは得られなかったので、刻みニンニクやスライスニンニクが入ってると嬉しかったんですけどね。

総評

★★★★☆☆☆☆☆☆(★4)

パッケージにも “お店の最高辛さ(25倍)を再現” とあったので、もうちょっと辛味が強くてもよかったように思いますが、たとえばオイル系は得意でも一味唐辛子が得意でない方は要注意。カプサイシンの強さは非常識な激辛カップ麺ほど強烈ではありませんでしたが、けっこう全体が唐辛子味になってしまうので、そこがターニングポイントになるかもしれません。

また、宮崎辛麺には必須の挽肉は入っていなかったので、希望小売価格を思うと寂しいところになりますが、ノンフライ麺のクオリティは上出来以上。一味唐辛子の芳ばしさが全面に押し出されたスープに懸念のある方は、かやくの使用量を控えながら調理してみてください。

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