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伝説の辛麺専門店「辛だるま」幻の味をカップめん限定「旨辛豚骨まぜそば」にアレンジ!!

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セブンプレミアム

どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。

本日の一杯は、2024年8月26日(月)新発売、明星食品のカップ麺「セブンプレミアム 辛だるま 旨辛豚骨まぜそば」(268円+税)の実食レビューです。

店主監修‥‥じゃなくて創作!? 玉子と辛味噌だれが麺に絡む、伝説の旨辛麺専門店「麺屋 辛だるま」幻の味わいを汁なしアレンジ!!

辛い? 辛くない? 実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

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辛だるま 旨辛豚骨まぜそば

麺屋 辛だるま(めんや からだるま)とは、1963年(昭和38年)に河原登氏が開業した「箱崎だるまラーメン」にルーツを持ち、現在は創業者の実子である河原秀登氏が二代目を務める「博多だるま」が手掛けた旨辛麺専門店で、2012年(平成24年)6月22日、キャナルシティ博多のラーメンスタジアム特区に夏季限定の店舗としてオープン。

幻の味を汁なし化!?

その後、2017年(平成29年)9月1日に天神南の「初代だるま 西中洲店」をリニューアルする形で復活するのですが、わずか1ヶ月後となる同年10月に閉店。以降は店舗を持たないまま、過去に存在した “伝説の辛麺専門店„ として名前だけが歴史に刻まれた辛だるま——なんですけれども、その幻となった味わいを「まぜそば」にアレンジしたのが本商品。

セブン&アイグループが展開しているプライベートブランド「セブンプレミアム」からの商品化で、共同開発者は東京都渋谷区に本社を置く明星食品。以前にカップラーメンの「辛だるま 旨辛玉子とじ麺」(レビューは2022年3月14日発売品)を発売しており、直近だと2024年5月13日にも販売されていましたが、汁なしカップ麺の商品化は前例がありません。

監修じゃなくて創作なんだ‥‥

実食の前に、ちょっと気になったのが上記画像内の2点。ひとつは店主監修ではなく「店主創作」と表現している部分で、これは店主とカップ麺だけの限定メニューとしてイチから共同開発したことを意味しているのか、それとも店主が創作したレシピを明星食品が受け取り、店主監修のもと‥‥ではなく、セブンプレミアムのオリジナル商品として明星食品が独自に開発したことを意味しているのか。

そして、もうひとつ気になったのが “※小さなお子様や辛味が苦手な方は注意してお召し上がりください„ という注意事項。パッケージに辛さレベルの表示は見当たらなかったのですが、少なくともピリ辛では済まない様子。前者については個人だと判断できない項目になりますが、後者についてはレビューで解説できるので、辛味の強さにも注目しながら実食します。

開封

かやくが2袋だとテンションあがる

今回のカップ麺に別添されている小袋は、先入れの「かやく」2袋に、後入れ「液体ソース」を組み合わせた合計3パックで、詳しくは画像付きで後述しますが、よく見ると既存の「明星 中華三昧タテ型 榮林 酸辣湯麺」よろしく “かやくの小袋に入っているタマゴの種類が違う„ こだわりっぷり。ただ、ちょっと残念に思えたのが麺の種別。

まぜそばでは油揚げ麺なんだ

カップラーメンの「辛だるま 旨辛玉子とじ麺」にはノンフライ麺を搭載していましたが、まぜそばには油揚げ麺を使用しているため、ノンフライ麺がよかったなぁ‥‥っていうのは個人的な感想ですけど、これが吉と出るか凶と出るか。しかし、かやく2袋とは別に “キャベツが容器の中に入っている„ ので、具材に対する姿勢は特筆すべきポイント。

ちなみに販売価格は268円(税込289.44円)に設定されているため、目が飛び出るほどの安さではないけれど、1食あたりの内容量は162g(めん130g)の大盛りサイズ。2024年9月現在、NB(ナショナルブランド)の大盛りカップ麺をセブン-イレブンで購入した場合、多くの商品が271円(税込292.68円)に該当するため、それよりも手に取りやすい価格帯であることは考慮しなければいけません。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:セブンプレミアム 辛だるま 旨辛豚骨まぜそば
販売者:明星食品株式会社
製造所:東日本明星株式会社 埼玉工場(埼玉県比企郡嵐山町川島2360)
内容量:162g(めん130g)
商品コード:4902881485593(JAN)
発売日:2024年08月26日(月)
実食日:2024年09月01日(日)
発売地域:全国
取得店舗:コンビニ(セブン-イレブン)
小売価格:268円(税別)
購入価格:289円(税込)
麺の種類:油揚げ麺
スタイル:角型ビッグ
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:770ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:3袋(液体ソース・かやく2袋)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、ソース)、ソース(油脂加工品、植物油脂、香味調味料、糖類、甜麺醤、コチュジャン、みそ、香辛料(ガーリック、赤唐辛子、ペッパー)、しょうゆ、ポークエキス、オイスターソース、豆板醤、香味油、さばぶしエキス、たん白加水分解物、卵黄油)、かやく(卵、キャベツ、キクラゲ、ニラ)/ 加工デンプン、調味料(アミノ酸等)、トレハロース、酒精、炭酸カルシウム、かんすい、カロチノイド色素、ソルビット、香料、カラメル色素、グリセリン、酸化防止剤(ビタミンE)、香辛料抽出物、酸味料、炭酸マグネシウム、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に卵・乳成分・小麦・ごま・さば・大豆・鶏肉・豚肉・りんごを含む)※本商品製造設備では、えび・かに・くるみを含む商品を製造しています。

実食開始

タマゴの形状が違います

別添の「かやく」は2袋とも先入れで、前述のように注目しておきたいのがタマゴの形。ちょっと画像では分かりにくい部分もあるかと思いますが、ニラと一緒に入っているタマゴはフレーク状(かきたま系)なのに対し、キクラゲと一緒に入っているタマゴは線状(錦糸卵系)で、どちらも多めに充填されています。

じゃんきー

片や「液体ソース」は後入れなので、かやく2袋を空けてから内側の線まで熱湯を注ぎ、フタの上で「液体ソース」を温めながら待つこと5分。時間になったら湯切り口を作り、麺の戻し湯を捨て「液体ソース」を満遍なく絡めたら完成です。けっこう豚臭いッスねw

また見た目もエグいほど辛そうな色合いですが、匂いを嗅いだ途端に毛穴が反応するほど非常識な香りではありません。とはいえ注意書きの件がありますから、引き続き辛味の強さにも注目しつつ「めん」「ソース」「かやく」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(162g)あたり
カロリー:705kcal
たん白質:11.7g
脂  質:28.2g
炭水化物:103.0g
(糖  質:99.1g)
(食物繊維:3.9g)
食塩相当量:6.4g
ビタミンB1:0.31mg
ビタミンB2:0.36mg
カルシウム:190mg
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

たぶん新開発ではないけど、ソースとの相性は良い

4.0

「辛だるま」のカップラーメンには、明星食品が得意とする業界最高峰の低加水ノンフライ麺を搭載していたのに対し、こちらは油で揚げたフライ麺ということで、たとえば内容量をレギュラーサイズに落としてでもノンフライ麺を使ってほしかった‥‥などと。そのように思った節もありますが、後述する液体ソースとの相性は悪くありません。

30秒くらいフライングしていいかも?

加水率は中位よりも低めの設定で、表面はソフトな口当たりですが、中心部は少し芯を感じる食感。カップラーメンで高く評価したノンフライ麺とは別物といっても過言ではない‥‥というか完全に別物なんですけど、さすが130gの大盛り仕様。加水率は低めでも腹にズシッと落ちてくるので、なかなかのカロリーパフォーマンス。

まぜそばのイメージから連想されるような粘り気は皆無に等しいため、もちもちとした弾力に期待していた場合、なんか違う感は否めないタイプになりますが、揚げ油に由来する特有のニオイは大人しく、ソースとの兼ね合いか小麦の甘さが印象に残りました。

ソース

かなり力強いけど大味じゃない

5.0

ダイレクトに攻めてくるのは甜麺醤とコチュジャンで、それを引き締める豆板醤の辛味とガーリックのキレも力強く、体感的な辛さレベルはセブンプレミアムの「蒙古タンメン中本 辛旨味噌」に匹敵するライン。そのため中本のカップラーメン(北極じゃないほう)が無理! であればオススメできない辛さになりますが、裏を返すと非常識な辛さではありません。

さらに体感的な塩分濃度も高く、まぜそばらしいガッツを感じるテイストになりますが、オイスターソースの隠し味で奥行きを表現していたり、さばぶしエキスのアクセントで味に広がりを生んでいたり。魚介に関しては「辛だるま 旨辛玉子とじ麺」よりも抑えてありますけど、そこにルーツを感じる味わいで、ふと残る卵黄油のコクにも妙を感じました(※豚臭いニオイは少し人を選ぶかも)。

かやく

ここまでタマゴに特化した汁なし商品は珍しい

5.0

2種のタマゴ具材は混ぜると散り散りになり、容器の隅っこに溜まってしまうので、麺を食べている間は目立って主張してきません。しかし、麺を食べ終えた後、隅っこのタマゴをキャベツと共に掻っ込んだら‥‥けっこう幸せw その頃にはカプサイシンを増幅させる熱の追い風も格段に衰えているため、タマゴの風味や甘さも分かりやすく、〆のオアシスとして効果的。

片やキクラゲとニラは意識せずとも麺に絡んでくるので、前者はコリコリとした食感で最後まで飽きないように、後者は特有のパンチでソースを盛り上げてくれている、それぞれの具材に価値が見出せるラインナップでした。

総評

4.5

カップラーメンの「旨辛玉子とじ麺」を実直に汁なしアレンジ化した商品ではなかったけれど、さらに力強く、それでいて大味ではない、ひとつの「まぜそば」として個性的かつ完成度の高い仕上がりだったので、そこそこ辛いカップ麺が大丈夫ならオススメしたい一杯。

めちゃくちゃ辛いのが苦手ってわけじゃないけど、中本くらいの辛さは気が引ける‥‥であれば、卵黄や温泉卵で緩和するもよし、納豆で新たな扉を開けるもよし。土台の骨が太い分、さらなるカスタマイズにも誂え向きなので、ちょい足しアレンジにも挑戦してみてください。追伸:開発チームの皆様、ノンフライ麺での商品化も是非、ご検討を。【author・taka :a(大石敬之)】

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