「一風堂 幻の名店 麺翁百福亭」百福元味を再現!セブン限定カップ麺

セブンプレミアム

どうも、taka :aです。

本日の一杯は、2019年3月18日(月)〜19日(火)新発売のカップ麺、日清食品「セブンプレミアム 一風堂 幻の名店 麺翁百福亭」の実食レビューです。

「一風堂」創業者・河原成美氏がプロデュースした「麺翁 百福亭」の看板メニュー「百福元味」をカップラーメンで再現!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力と再現度を判定します。お時間よろしければ、最後までお付き合いください。

一風堂 幻の名店 麺翁百福亭

「麺翁 百福亭(めんおう ももふくてい)」とは、日清食品の創業者・安藤百福(あんどう ももふく,1910年3月5日 – 2007年1月5日)会長の偉大なる功績を伝えるべく、「博多一風堂(はかた いっぷうどう)」の創業者(店長)であり運営母体(株)力の源カンパニー代表・河原成美(かわはら しげみ)社長がインスタントラーメン発祥の地とされる大阪・池田でプロデュースした、今はなき幻の名店。

一風堂の河原社長が日清食品の安藤会長と出会ったのは2003年のバレンタインデーで、互いに同じ「ラーメン」を扱い数々の革命を起こしてきた職人ですが、インスタントと実店舗という異なる道を歩んできました。しかし、河原社長は安藤会長との対談が叶った際、 “もしチキンラーメンを生み出した日清食品の創業者・安藤百福氏がラーメン店を開いていたら、どのようなラーメンを作っただろうか” をコンセプトに掲げた新事業の構想を思い切って安藤会長に投げかけます。



ちょっと漢字の読み方が難しいかもしれませんが、ラーメンに生涯を捧げた安藤百福氏を「麺翁(めんおう)」と讃え、彼の名「百福(ももふく)」を屋号に冠し、2003年(平成15年)11月19日、大阪府池田市の通称麺ロード沿「麺乃路横丁」(当時の「インスタントラーメン発明記念館」で、現「安藤百福発明記念館 カップヌードルミュージアム 大阪池田」から徒歩3分の場所)に「麺翁 百福亭」をオープン。チキンラーメンをオマージュして7ヶ月以上の歳月を費やし完成させた「百福元味(ももふくもとあじ)」を看板メニューとし、大きな話題になりました。

当時の代表的なメニューは醤油ベースの素朴な「百福元味」と特製ごぼう香油が特徴的な豚骨ベースの「百福新味(ももふくしんあじ)」の2種類で、まさに「百福元味」は “チキンラーメンをラーメン店が本気で作ったら” というコンセプト通りのテイストでしたが、「麺翁 百福亭」は2008年11月末日をもって閉店。2008年11月18日(木)より同じ場所で「博多一風堂 池田店」としてリニューアルしているため、2019年3月現在は「幻の名店」とされているのですが、当時の看板メニュー「百福元味」は今も池田店の限定メニューとして提供が続けられています。

ただ、上記のラーメン写真は友人であり当ブログの特派員(大阪在住の主婦)が先日に食べた「博多一風堂 池田店」で販売されている「百福元味」の着丼写真で、まさに今も「チキンラーメン」に近い味わいだったそうですが、リニューアル前の「麺翁 百福亭」時代にトッピングされていたキクラゲや鶏つみれ、素揚げ牛蒡(ごぼう)などの具材は見当たりません。また、ごぼうの香りも目立って感じなかったとのこと(※ちなみに背脂っぽいのは背脂ではなく微塵切りの玉ねぎです)。

しかし、今回の再現カップラーメン「セブンプレミアム 一風堂 幻の名店 麺翁百福亭」のパッケージには、 “鶏の旨味とごぼう香る焦がし醤油” というサブタイトル的な特徴の解説があり、完成図のイメージ写真にも鶏つみれやゴボウなどがトッピングされているため、どうやら今現在の「博多一風堂 池田店」で提供されている限定メニューを再現したのではなく、「麺翁 百福亭」創業当時の看板メニューを再現した「復刻版」に該当するようですね。



NHKの連続テレビ小説「まんぷく」(朝ドラ)もクライマックスを迎えようとしている真っ只中、かなり注目度抜群のタイミングでリリースされた再現カップ麺ですが、私は「博多一風堂 池田店」にリニューアルする前の看板メニュー「百福元味」と「百福新味」の味を知っているので、大幅に立場がインスタントに寄った今回、お店の再現度と元祖チキンラーメンとの違いに注目しながらレビューします。

開封

別添の小袋は、フタの上に貼り付けてある「一風堂 麺翁 百福亭 特製香油」1袋。食べる直前に入れる後入れで、フタを開ける前に取り外さなければいけないのですが、外装フィルム(透明のビニール)を破いた瞬間から焦がし系の芳ばしい香りが漂ってきます。カップ麺は基本的に移り香注意なので、他のカップ麺と保管する際は念のため離して保管したほうがいいかもしれません。

そして、その香りはフタを開けるとイッキに勢いを増すのですが、すこし酸味を帯びたような香りで醤油っ気が強く、同時に「カラメル」を彷彿とさせるフレーバーが混ざっていて、原材料名を確認すると「カラメルパウダー」なる原料が仕込んであります。具材にローストごぼうが入っているのですが、スープの香りが強く、まだ特有の芳ばしさは目立って感じられないので、それについては特製香油の中に仕込まれている模様。

セブン&アイグループ限定商品ということで、もちろん同グループの系列店にしか売ってないのですが、コンビニのセブンイレブン限定ではなく、全国のセブンイレブン及びイトーヨーカドー、ヨークベニマル、ヨークマートなどのスーパーマーケット店舗を含めた約21,300店(2019年3月現在)にて数量限定販売となっています。また、イトーヨーカドーのネット通販サイト・オムニ7にも取り扱いがありました。



後日あらためて詳しく記事にしますが、「ひよこちゃんお箸」がもらえるセブンイレブンで開催中のキャンペーン「まんぷくフェア」の対象商品です。系列スーパーマーケット店舗では2019年03月18日(月)発売となっていますが、セブンイレブン店舗では本日3月19日(火)が発売日ですね(※オムニ7での販売価格はセブンイレブンと同じ値段の税込213円ですが、配送料と支払手数料が別途必要です)。

概要(製品情報・購入価格等)

製品名:セブンプレミアム 一風堂 幻の名店 麺翁百福亭
製造者:日清食品株式会社
製造所:静岡工場(製造所固有記号 F)静岡県焼津市相川17-2
内容量:96g(めん70g)
商品コード:4902105247136(JANコード)
規格サイズ:縦109mm×横109mm×高さ119mm

発売日:2019年03月18日(月)〜19日(火)
実食日:2019年03月19日(火)
発売地域:全国(7&iグループ限定)
取得店舗:コンビニ(セブン-イレブン)
商品購入価格:198円(税込)
希望小売価格:213円(税別)

麺の種類:ノンフライ麺
スタイル:縦型ビッグ
容器材質:紙
湯量目安:460ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:1袋(特製香油)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】めん(小麦粉、食塩、植物油脂、チキンエキス、大豆食物繊維)、スープ(動物油脂(豚、鶏)、糖類、食塩、粉末しょうゆ、チキン調味料、でん粉、ごぼう調味油、酵母エキス、ポーク調味料、カラメルパウダー、魚介調味料、香辛料)、かやく(鶏だんご、ねぎ、ごぼう、フライドオニオン)/ 加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、かんすい、香料、炭酸Ca、酸味料、増粘多糖類、カラメル色素、乳化剤、酸化防止剤(ビタミンE)、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉を含む)
【アレルゲン情報】小麦・卵・乳成分・豚肉・鶏肉・大豆・ごま(食品衛生法で義務付けられた特定原材料7品目と表示が推奨されている20品目の合計27品目について掲載)

実食開始

麺は調理前の段階から強めの縮れが施されているのですが、おなじみカップ麺や袋麺の元祖チキンラーメンは油揚げ麺(フライ麺)なのに対し、なんと今回の「麺翁百福亭」には油で揚げていない「ノンフライ麺」が採用されていました。もちろん調理前の香りもチキンラーメンとは大幅に異なっているのですが、麺の見た目は透き通っていて、早くもチキンラーメンとの明白な違いを打ち出しています。

チキンラーメンは熱湯3分、袋麺に関しては鍋調理だと茹で時間1分でOKですが、今回のカップ麺は熱湯5分と長めの設定なので、のんびり待ってください。また、調理方法には “フタの上で特製香油を温める” と記載してあるため、お湯を注いでから5分間、待っている間に特製香油の小袋をフタの上にのせて温めましょう。

さて、完成です。現在の「百福元味」には燻製チャーシュー、なると、メンマ、白髪葱、ほうれん草、微塵切りの玉ねぎ等がトッピングされているようですが、リニューアル前にナルトは入っていませんでした。そして以前は素揚げ牛蒡や鶏つみれ、キクラゲがトッピングされていたのですが、ほうれん草や燻製チャーシューこそ入っていないものの、特にごぼうの存在から具材構成は「百福亭」当時の内容が意識されていることが伝わってきますね。

やはり特製香油を入れた途端、ごぼうの芳ばしい香りが顕著に主張してきたのですが、ごぼうが嫌いだとヤバそうなレベルでした。頼もしい。それでは、実店舗「麺翁 百福亭」時代に提供されていたラーメンと比較した際の再現度、またチキンラーメンとの違いや共通点にも注目しながら「めん」「スープ」「かやく」の順に解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

1食(96g)当たり

熱  量:366kcal(カロリー)
たん白質:8.4g
脂  質:8.3g
炭水化物:64.3g
食塩相当量:7.3g
(めん・かやく:1.9g)
   (スープ:5.4g)
ビタミンB1:0.30mg
ビタミンB2:0.43mg
カルシウム:177mg

参考値(調理直後に分別して分析)
熱量:366kcal(めん・かやく:290kcal)(スープ:76kcal)
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品パッケージに記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

こだわりのスープに相性の良い、しなやかな食感の中細縮れノンフライ麺。

(出典:株式会社セブン-イレブン・ジャパン「ニュースリリース」)

柔らかくなってくるとリニューアル前の実店舗に近い

透明感のある艶っぽいノンフライ麺で、チキンラーメンの麺と違って加水率が高く、醤油などの下味も施されていない多加水タイプのノンフライ麺です。麺の厚みや幅もチキンラーメンより太めに仕上がっていますし、油揚げ麺特有の芳ばしい風味やコクも皆無に等しいため、とりあえずインスタント版の元祖チキンラーメンとは完全に別物。

また、当時お店で提供されていた麺の加水率は比較的に低く、どちらかというと低加水麺に属していた柔らかめの平打ち中太ちぢれ麺と記憶しているのですが、このノンフライ麺はモチモチとした弾力と力強いコシが楽しめる多加水麺。しかし、それは食べ始めの印象で、思っていたよりも早い段階(8分前後)から急に柔らかめの食感にシフトします。



それでも油揚げ麺とは違うノンフライ麺ならではの粘り気は残っているため、やはりチキンラーメンとは別物になりますし、お店のラーメンよりも加水率が高いような気もしたのですが、およそ10分ほど経過してから以降の柔らかい面持ちは当時(リニューアル前)の麺に通じるポイントだったのと、スープ馴染みのいい後半のほうが今回のスープに合っていると感じました。

上記の写真は2019年3月現在に提供されている「百福元味」の麺リフト写真なんですけど、「麺翁 百福亭」時代の麺とは雰囲気が異なります。軽く縮れが施されているようですが、箸のサイズから察するに太さ(細さ)は中細で、創業当時のような平打ち麺ではありません。時代に合わせて麺やスープ、具材の構成を調節しているようなので、以前とは麺のスタイルが変わっているようですね。

しかし、今回のカップ麺に採用されている麺は中太ではないものの手揉み風の縮れた平打ち麺だったので、やはりリニューアル前のラーメンを模しているように感じました。あまりスープを吸わない麺だったので、スープの量に対して麺が少なめに思えるかもしれませんが、有名店監修の変わり種タテ型ビッグ製品では平均的な麺量となる70gです(ちなみに実店舗の写真でチラッと右の奥に写っているのは一風堂おなじみのルイボスティー)。

スープ

鶏の旨味を抽出したスープベースに、ローストしたごぼうが香る「特製香油」が調和した、焦がし醤油スープ。

(出典:株式会社セブン-イレブン・ジャパン「ニュースリリース」)

ごぼうがすごい!

どちらかというと特製ごぼう香油の存在感は豚骨ベースの「百福新味」で個性的だと感じたポイントだったので、リニューアル前の「百福元味」よりもゴボウの芳ばしさが顕著に主張しているように感じたのと、醤油感もチキンラーメンのロースト醤油よりもフレッシュな生醤油系のベクトルにあって醤油感は強く、同時に重心の低い甘味を帯びています。焦がしは苦味を覚えるタイプではないものの、カラメルパウダー由来と思われるカラメル系の芳ばしさが漂っていて、一般的な焦がし醤油とは違う斜め上の方向からアプローチ。

ベースはチキンラーメンに倣った鶏ガラで、実店舗のスープも鶏が基調となっていたのに対し、カップ麺のスープは鶏油よりも豚脂の含有量が多く、それによって鶏がらベースでも豚骨清湯に通じる厚みを感じます。それにベースの甘さと特製香油に含まれていたゴボウの芳ばしさが際立っていたので、ちょっと再現度は遠いかもしれません。しかし、これは実に深い味わいですよ‥‥



再現度云々を重視するのではなく心機一転切り替えて目の前のカップ麺と向き合い直してみたところ、こっくり甘い動物系の醤油清湯は鶏と豚のWスープでコク深く、ちょっと魚介の下支えも入りますが基本は動物主体のまろやかな味わいで、醤油がキリッと後味を引き締めつつ余韻を残す、そこにガツンと香る特製ごぼう香油が個性的な記憶に残るオリジナリティあふれたスープでした。かなり味が濃いめなので、きもち熱湯は多めに沸かしておくと安心かもしれません。

かやく

ふわふわ食感が特長の鶏団子や、ローストごぼう、揚げ玉ねぎ、ねぎを使用。

(出典:株式会社セブン-イレブン・ジャパン「ニュースリリース」)

鶏団子も然る事乍らハイライトはごぼう!

ふわふわ食感の鶏団子は、ほんのり生姜の香味が効いた味付で、ほんとに食感ふわっふわ。ワイルドな肉々しさこそ得られませんが、鶏特有の臭みは抑えられており、サイズは大きめで量も申し分ありません。そしてローストごぼうの存在感は量以上に大きく、素揚げならではの‥いや、フライド(揚げ)じゃなくてローストだから炙りか‥?

などと疑問に思いつつ実際に食べてみた感じも素揚げ牛蒡のイメージで差し支えなさそうだったんですけど、比較して油っ気は控えめかもしれません。高温で加熱した牛蒡ならではの繊維質を感じる歯触りに芳ばしい風味、そこに別添の特製ごぼう香油が重なることで風味はイッキにブースト。もはやゴボウ臭いくらい顕著に主張してくるのですが、これが記憶に残る大きな要因となります。

ネギは大きめで食感は柔らかく、いい意味で主張し過ぎない自然な立ち居振る舞いが好印象。フライドオニオン(揚げ玉ねぎ)の量は多くありませんでしたが、牛蒡やネギとは違う芳ばしさとフライドオニオンならではの甘味を帯びたアクセントがフッ‥と香ることで、より複雑な味わいを演出していました。

総評

★★★★★☆☆☆☆☆(★5++)

まず再現度に関しては十数年前の記憶なのと当時は詳しいメモも取っておらず、ちょっとイメージ補正もかかっているかもしれませんが、実際のラーメンから感じたようなチキンラーメンらしさは目立っていませんでした。また、現在の「百福元味」を食べた友人の “めっちゃチキンラーメンやったで(笑)” という感想から推測するに、今現在の「博多一風堂 池田店」で提供されている「百福元味」とも雰囲気は異なるでしょう。

安藤百福(呉百福)氏がチキンラーメンを開発して日清食品を創業したのは48歳の頃、そして偉大なる歴史の1ページを刻んだ当時の氏と同じ48歳を迎えた河原成美氏が7ヶ月以上もの歳月をかけて作った本気の実店舗版チキンラーメンが「百福元味」。それと比較してカップ麺の「一風堂 幻の名店 麺翁百福亭」は違うメニューになっているように感じたのですが、カラメルを彷彿とさせる特殊な焦がしのアプローチに芳ばしい特製ごぼう香油の存在感、そして大きな鶏つみれ(鶏団子)に素揚げ牛蒡を思わせるローストごぼうのトッピングなど、しっかり記憶に残る名作だと感じました。

なんだか逆輸入版というか先祖返り的なコンセプトではあるものの、かつての素朴で洗練された味わいをイメージしながら “あえて” 本質からチキンラーメンを外してきたような、インスタントラーメンの礎を築き上げた安藤百福の精神を敬愛しながらも一風堂イズムを強く感じるオリジナリティあふれた仕上がりだったので、まったく新しいラーメンとして食べるのが正しいのかもしれません。ただ、実際とても美味しかったので、ごぼうと甘濃い醤油味さえ苦手じゃなければ自信を持ってオススメします。

また、2019年3月18日(月)~3月22日(金)の期間中、一風堂の公式Twitterにてフォロー&リツートキャンペーンが実施されているのですが、20名様×5日間の合計100名様に抽選で「セブンプレミアム 一風堂 幻の名店 麺翁百福亭」1ケースがプレンゼントされるそうなので、興味のある方はチェックしてみてください。さらに実店舗「博多一風堂 池田店」の「百福元味」もリニューアルされるとのことなので、カップヌードルミュージアムに行ってカップ麺の歴史を堪能した後にお店でラーメンを‥というのも趣のあるツアーになりそうですね。

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